翌日、学校の始業前にスクールアイドルクラブの部室に集まったみんな。2年生から話があると、慈が話を切り出した、
慈「というわけで! ラブライブ!地方予選の前に、 オープンキャンパスをスクールアイドルクラブが支配するよ!」
瑠璃乃「支配ときましたか一」
綴理「ラブライブ!の準備は大事。でも……来年から学校に来る子たちのために、頑張れることがあるなら、ボクはスクールアイドルとして、全力でやりたい」
慈「だから、スクールアイドルクラブ独自のおもてなしを考えたいってこと。纏まったら、綴理実行委員様がちゃんと会議で通してくれるってさ!」
花帆「うわぁ~! とっても良いと思います!あたしたちに出来ることがあるなら、なんでも言ってください!」
綴理「ん、ありがと。かほ。……さやは、どう思う?」
さやか「え、わたしですか?」
綴理「うん」
慈「すごいと言え……!ちょーすごいと言え………!」
淳平「なにしてんだめぐ?」
さやか「もちろん、なんであれ綴理先輩のやりたいことを叶えるため、 誠心誠意協力させていただきます」
綴理がさやかちゃんに聞くと、さやかちゃんは考えることもなく即答する。
綴理「ん。ありがとう!さや!」
慈「だーもう!すぺしゃるわんだほーつづちゃん!とか言えば、それで全部解決なのに!」
淳平「そのさやかちゃん、ルリちゃんじゃね?」
瑠璃乃「ルリもそう思う。そう言えばオーキャンってさ。もともとから参加するつもりだったって、この前に梢先輩は言ってたケド。 それと、めぐちゃんたちの言うことって何が違うの?」
梢「私は、会場で行われる部活紹介の時に、ライブをやろうと思っていたのだけれど……。……綴理の気持ちを受けて、少し考えたのよ」
花帆「あ、もう何かアイディアがあるんですね?」
淳平「うん、それじゃあ昨日の夜考えた―― というか、綴理が9割考えた案を披露しようか。 綴理、どうぞ」
綴理「……ツアーガイド」
さやか「ツアーガイド、ですか?えっと、観光バスとかに居る、あの?」
さやかちゃんが出した疑問に発案者の綴理が答える。
綴理「そう。オープンキャンパスでやるイベントのブースに、みんなを連れて行く人。それを、スクールアイドルクラブから出していこうかなって」
これを聞いた時、俺もなるほどなぁって思ったからな……。
淳平「バス1台に1人ペースなら、ぎりぎり回るかなって思ってるんだよ。その辺りは実行委員の綴理なら提案も通せるしな。まあ、ずっとついてくるガイド役が、その日1日の楽しさを左右すると言っても過言じゃないけど……」
綴理「そうやって案内した中学生のみんなに、最後にライブを見せたいんだ」
慈「そう!話して、仲良くなって……。キミたちを1日エスコートしたのは、こんなにカッコかわいいスクールアイドルなんだぞーって、最後に見せるんだよ!!」
花帆「わぁ…! あたし、絶対ガイドの時に言います!最後楽しみにしてて、って!それ、すっごく良いです!!」
瑠璃乃「なるほどなー!ちょ一面白そう!ちょ一面白そうだけども……!へへっ……、もってくれ……ルリの充電……!」
1年生たちにも中々に良い反応をもらえた。これは是が非でも成功させないとな!!
梢「ツアーガイドの時にどれだけ期待を持たせられるかは、みんなの頑張り次第よ。もちろん私も含めてだけれど。でも、……今のみんななら、きっとうまくやれると思うわ」
綴理「ん。全部成功したら、すごく良い1日になると思うんだ」
花帆「はい!」
さやか「あのー」
ここでさやかちゃんがおずおずと手を挙げる。
慈「え、さやかさん、なにかダメでしたか……?」
さやか「いえ、ダメではないと……なんで敬語なんですか!? 先輩方で考えたというアイディアは、むしろ素敵なものだと。わたしも、お任せいただけたなら、その仕事を全うできるよう尽くしたいと思ってまよ! ……ただ、綴理先輩は大丈夫ですか? 実行委員と、こちらでも忙しくして。もし必要なら、いつでもわたしは――」
綴理「大丈夫。ボクは、頑張れる」
さやか「そう、ですか………」
慈「まあまあまあまあ、私もついているから心配するんじゃあないよ!どーんと綴理に任せて、たまには素直に応援したりんさい!」
瑠璃乃「めぐちゃん何キャラ!?」
なんのキャラか分からない口調でさやかちゃんを説得するめぐにルリちゃんが突っ込む。
花帆「よーっし……当日に向けて、来た子たちを楽しませられる何かを考えてきます!がんばろ、さやかちゃん!」
花帆は当日に向けてやる気を漲らせる。
さやか「……はい、そうですね!」
さやかちゃんも気持ちを入れ替えて成功させようと決意する。
さやか「せっかくの催し、わたしも成功させたいです!」
綴理「ん。じゃあ、こず。ひとことどうぞ」
梢「ここは綴理が言うべきじゃないかしら? ……今回主導するのは、あなたなんだから」
綴理「! じゃあ……、スクールアイドル、やるぞー」
花帆・さやか・瑠璃乃・梢・綴理・慈・淳平「「「「「「「おおーーーーっ!!!」」」」」」」
そして、何日かオープンキャンパスの会議を挟み、綴理の案が無事に採用され、いよいよオープンキャンパスの当日になった。
ー つづく ー
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