蓮ノ空スクールアイドル録   作:松兄

90 / 339
学校行事 12月・蓮ノ空の全校冬のスキー合宿授業
第88話:蓮ノ空学院 冬のスキー合宿①


月日は12月に入り、蓮ノ空学院は毎年恒例の全学年で1番近場のスキー場に二泊三日のスキー合宿に行く。

バスの行列でホテルが一緒にあるスキーリゾートに向かう。

ホテルに着くと、予め割り振られていた部屋に向かい荷物を置く。

 

淳平「じゃあ行くか……」

 

亮「ああ……お前は藤島たちとやるんだろ?いいよなああんな美少女たちと……」

 

淳平「……因みにお前はあの6人だったら誰が好みなんだ?」

 

亮「俺か?」

 

亮は「んー」と考えると、

 

亮「1番は……村野さんかな?」

 

ほう、さやかちゃんか……。

 

淳平「ほう、それはどうして?」

 

亮「なんていうか、凄い頑張り屋さんだと思うし……応援しようっていう気になるよな」

 

……分かってるじゃないか。

 

淳平「それ、後で本人に言ってやれば?喜ぶと思うぞ?」

 

亮「っ、お前……。分かったよ……」

 

亮は後ろ頭を掻きながら答える。そして俺と亮は集合のために部屋に鍵をかけてホテルのロビーに向かった。

 

ロビーには、すでにけっこう生徒が集まっており……俺達が来たあとからも、続々と生徒が集まってきた。

 

すると、

 

花帆「あっ、淳兄ぃ!」

 

さやか「今日はご指導お願いしますね?」

 

淳平「おう」

 

そしてここで、

 

亮「あっ、村野さやかさんだよね?」

 

さやか「あっ、淳平先輩の友達の……確か飯田先輩」

 

亮「そう。飯田亮。村野さんのスクールアイドル活動、ずっと見てたんだよ。凄い頑張り屋さんだなって思って、俺も頑張らないとって力もらってる。これからも応援してます」

 

ほう、ここで言うか。さやかちゃんは……

 

さやか「あ、ありがとうございます!これからも誠心誠意頑張りますので、期待していてください!」

 

亮「うん!」

 

すると、梢と綴理が話しかけて来た。

 

梢「私、スキーは苦手なのよねえ……」

 

綴理「こず、ボクが教えるよ……」

 

梢「綴理の指導は感覚的過ぎて分からないわよ!!」

 

淳平「じゃあ俺が纏めて面倒見るよ……」

 

梢「ホント!? お願いできるかしら?」

 

綴理「ボク何なの……」

 

釈然としない綴理だった。

 

するとルリちゃんとめぐが一緒にやって来た。あれ?1年生と2年生は確定で部屋違うはずだけど……。

 

慈「あっ、みんな集まってるね」

 

亮「藤島? 1年生となんで一緒に……」

 

慈「飯田くん? ああ……さっきそこで会っただけ。わたしたちの同室の子は先に来てるよ?」

 

亮「ああ、そうなんだ……」

 

そしてしばらくして生徒全員が集合し、先生が注意点などを話す。

 

そしてその後、生徒会長挨拶。

 

沙知「ん〜と、じゃあ……野郎ども〜!楽しむ準備はできてるかぁあぁああぁあああっつ!?

 

生徒『『『おおォオおォおぉオオオオッつ!!!!!!』』』

 

生徒たちの怒号が響く。1年生たちは初めての光景に目を丸くする。

 

花帆「い、いつもの先輩たちじゃない!!」

 

沙知「気をつけることは頭に入ったな!! では、ゲレンデに突撃ーー!!」

 

生徒『『『うぉおおぉおおおおっ!!!』』』

 

ドドドドドドドドドドドドドッ!!!!

 

そして生徒たちはゲレンデに突撃した。その場に残されたのは、比較的冷静だった生徒たちとポカンとした1年生。

 

慈「まったく、みんな子供なんだから……」

 

梢「沙知先輩が煽るから……」

 

沙知「いや〜、少し楽しくなってしまってな。誘ってくれてありがとう。アタシも一緒に滑るんだろ?」

 

スクールアイドルクラブ『はい!!』

 

沙知「じゃあ行こうか?」

 

そしてゲレンデに向かう俺達。亮?さっきの生徒たちとダッシュで向かったよ……。

 

そしてスキーの滑り方を俺が軽く実演して教える。苦手な人には足を掴んで「こうやって……」と、動かし方を教える……。

 

花帆「なるほど……」

 

梢「去年もやったけど……」

 

淳平「じゃあ教えたこと守ってここの初心者コース滑ってこい。できてれば余裕だから」

 

花帆「分かった!」

 

そして花帆はリフト乗り場へと向かう。

 

梢「ちょっと、花帆さん!」

 

梢も慌てて花帆を追い掛ける。

 

 

 

 

 

数分後…………

 

 

 

 

淳平「おっ、あれ二人だな。……ちゃんと滑れてるじゃん」

 

さやか「ホントですね……じゃあ、私も行ってきますね? 綴理先輩。行きましょう」

 

綴理「うん」

 

そして、さやかちゃんと綴理もリフト乗り場へ。

 

淳平「じゃあ俺も板ハメるわ」

 

瑠璃乃「うん。ルリたちはアレだからね」

 

慈「沙知先輩もだなんて意外だったけど……」

 

沙知「こう見えてあたし、けっこうできるんだぞ?」

 

淳平「じゃあ滑るか。スノボ(・・・)

 

そして俺達は別のリフト乗り場へ向かった。

 

 

 

 

 

淳平「おし、え~っと、みんなは……おっ、いたいた」

 

俺がみんなに手を振ると、花帆が気づいたのか元気よく手を振ってくる。

 

淳平「よし、行くか!!」

 

慈・瑠璃乃「「うん!」」

 

沙知「先輩の凄さを見せてやろうかねい」

 

そして4人は一気に滑走。途中盛られた山があるのを巧みにボードを操って避けていく。

 

 

 

さやか「!? 4人ともスノーボードですよ!?」

 

花帆「スキーじゃないの!? 凄い!!」

 

綴理「おー……」

 

梢「慈は去年で知ってたけど……、瑠璃乃さんもだったのね……」

 

さやか「沙知先輩もすごいですよ!」

 

 

 

滑走中、俺は1つトリックを仕掛けることにした。

 

俺は盛られた雪にボードの前方を上げて乗り上げ、勢いそのままにジャンプ。次の山を躱して下まで行きブレーキを掛けてフィニッシュした。

 

 

淳平「ふう……」

 

俺はゴーグルを外すと一呼吸吐く。すると、みんなが集まってきた。

 

花帆「淳兄ぃジャンプしたよね!?」

 

さやか「あんなことできるんですね!!」

 

梢(カッコいい……////)

 

綴理「すごーい!」パチパチ

 

慈「私も驚いたよ。ねえジュン、いつの間にあんなのできるようになったの?」

 

淳平「いや、感覚で。できるかな?って」

 

瑠璃乃「感覚でやっちゃったの?! カッケー!!」

 

みんなに囲まれて「凄い!」と、言われて気分良くなっていると、沙知先輩が……

 

沙知「でも、少し危険じゃないかな? 生徒会長としても、先輩としても、後輩が危険なことをするのはいただけないんだが?」

 

淳平「ゔっ、スミマセン……。気をつけます」

 

沙知「ん。分かればよろしい」

 

怒られてしまった。まあ当たり前か……。

 

沙知「あたしは、ジュンペイにも怪我されたら悲しいんだぞ?」

 

淳平「はい」

 

それを見ていた花帆は、

 

花帆(梢センパイ、沙知センパイってひょっとして……)ヒソヒソ

 

梢(いえ、その心配は無いはずよ?)ヒソヒソ

 

さやか(でも、凄く距離が近いですよ?)ヒソヒソ

 

綴理(あの二人はお互いへの信頼、凄いから……)ヒソヒソ

 

瑠璃乃(沙知先輩が1番の強敵とかあり得る空気?)ヒソヒソ

 

慈(なんとも言えないかなぁ……)ヒソヒソ

 

淳平「ん、どうした? あっ、もしかして俺と沙知先輩が仲良すぎないかって話か?」

 

花帆「そ、そうだよ!!」

 

淳平「心配するなよ。信頼してるけど、それは無いから スパアンッ!! 痛てぇっ!?」

 

沙知「あたしも心配いらないと言おうとは思ったけど、そんなハッキリ言うな!女として魅力が無いと言われてるみたいでムカツクんだが!?」

 

淳平「沙知先輩に魅力が無いわけないでしょうが……むしろ魅力の塊ですよ……」イテテ

 

沙知「そ、そうか……//」

 

花帆(ホントに大丈夫なんですか?)

 

梢(たぶん……)

 

淳平「ほら、夕飯までまだ時間あるから、もう少し滑ろうぜ?」

 

さやか「……はい!」

 

瑠璃乃「釈然としないけどね」

 

そして、8人で一緒にゲレンデの1日目を満喫した。

 

 

 

ー つづく ー




感想・評価よろしくお願いします!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。