スキー合宿2日目も午前中が終わり、俺とルリちゃんは昼飯を食べにホテルの昼食会場に戻ってきた。
会場には既に多くの生徒が戻ってきており、俺とルリちゃんはみんなを探す。
淳平「えーっと……「おーい!」あっ、居た!」
花帆が席に座りながらこちらに向かって手を振っていた。俺とルリちゃんはそちらへ行くと、みんな既に席についてご飯を食べていた。
さやか「淳平先輩も瑠璃乃さんも、遅かったですね?」
淳平「ああ。迷子の子供がいてさ、迷子センターまで連れてってた。スゲェお礼言われたよ」
瑠璃乃「そうそう」
それを聞いたみんなは……、
梢「さすが淳。優しいわね……そういう所が好きなのよ」
慈「むっ、梢さり気なくアピール?」
綴理「ボクもジュンのそういう所好きだよ?」
さやか「わ、私もです!! 淳平先輩、優しくて大好きです!!」
花帆「あ、あたしが1番淳兄ぃの優しいところを知ってるんだからね!!」
/////……何を張り合ってるんだよ。恥ずかしい……。
淳平「恥ずかしいんだけど………////」
沙知「ふふっ、まあ甘んじて受け入れるんだね」
淳平「先輩まで……」
すると、
梢「淳、午後は私と一緒に滑らない?」
さやか「あっ! 先を越された!?」
花帆「梢センパイ!?」
淳平の反応は……
淳平「おう。良いぞ?」
梢「やったわ!!」
大喜びする梢。他のみんなは「ム〜っ!!」とふくれっ面。
梢「ほら淳、時間が勿体ないわ!さっさと食べましょう!!」
淳平「おう。じゃあ、さやかちゃん隣良い?」
さやか「っ!? はい、どうぞ!!」
さやかちゃんは大喜び。まだこの合宿中俺と中々近づけてない花帆は落ち込んでしまう……。
花帆「…………………」
ん? やれやれ……
淳平「花帆?」
花帆「何?」
淳平「今日の夕飯、隣で食べて良いか?」
それを聞いた花帆は顔をパァアアッ!と輝かせ、
花帆「うん! 一緒に食べよう!!」
と、元気よく答えた。
淳平「じゃあ、飯食べるか……」
そして俺は昼食を済ませると、貸出のスキー板を借りて梢と一緒にゲレンデに出る。
梢「淳♡」
リフトに乗りながらくっついてくる梢。
淳平「あの~梢サン? 離れ……「嫌よ」だよね……」
俺がどうしようかと思っていると、
梢「このままキスしても良いかしら?」
淳平「さやかちゃんたちに刺される気がするから止めて?」
冗談でも何でもなく俺の身に危険が迫る気がする。
梢「ふふっ、しょうがないわね♡」
……………はあ、
淳平「そんなに俺のこと好きなのか? そんなに良いところがある自覚無いんだが……。むしろ欠点が目立つ気がするし……」
梢「人間、自分のことなんかそんなものよ? 淳の良いところは、私たちがいっぱい知ってるから。それでいいのよ」
まあ、自分の良いところを挙げられたらナルシストって言われるか……。
よほど自分に自身があるやつでもない限りそんな物か。
梢「あっ、着くわよ?」
そしてリフトから降りてスキーの滑走場所に行く。
淳平「梢、先に行け。それなら何かあっても駆けつけられるから。先に行っちゃうとまたそこに行くのにもう一度リフト乗らなきゃならないから」
梢「分かったわ」
そして梢が滑って行き、俺もそれを追いかけて滑っていく。途中梢はバランスを崩しそうになったが、何とか持ち直して最後まで滑りきった。
ふむ……
そして俺も下まで降り、
淳平「梢、ちょっと来い」
梢「え?」
そして梢を近くのベンチに座らせ、靴の板を外してスキー靴を脱がせる。
梢「淳?」
淳平「じっとしてろ」
そして俺は梢の足の足首を押す。
梢「ッ! えっ? 痛い……?」
淳平「やっぱり。この2日で疲労が溜まってるな。もう滑らない方が良い」
梢「っ! そんな!!」
淳平「無理をすると、ラブライブ!北陸予選に響くぞ?」
梢「っ! 分かったわ……」
ったく……。
淳平「ちゃんと隣りにいてやるから。どうせ、「せっかく勝ち取ったのに一緒にできなくなる」とか思ったんだろ?」
梢「っ! そ、そうよ!悪い!?」
淳平「悪くは無いけど……だから、ちゃんと今日の夜まで一緒にいるよ」
梢「っ! ……そういうところよ」
淳平「? 何が?」
梢「あなたの良いところよ!! そういう所が良いの!!」
淳平「はぁ? これくらい誰でも……」
梢「それができない人が世の中に何万人いると思ってるのよ……」
淳平「……そうか? まあ、隣座るな? ヨイショ」
梢「淳……♡」
梢は目をトロンとさせて俺に身体を寄せてきた。
淳平(まあ、カワイイ女の子に甘えられるのは役得だけど………)
そして、そのまま2日目の午後も終わり、夜のキャンプファイヤーの時間になった。
ー つづく ー
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