蓮ノ空スクールアイドル録   作:松兄

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第93話:蓮ノ空学院 冬のスキー合宿⑥

2日目ももう夜になり、いよいよこれからキャンプファイヤーが始まる。

キャンプファイヤーが始まる前に、夕食として外で先生方が大鍋で作ったカレーライスをいただいた。

 

昼間の約束通り、俺は花帆と一緒に夕飯を食べた。すると花帆の甘えたい心が爆発。「あ〜ん♡」とか、俺が掬ったカレーを横からパクっと間接キスよろしく食われたりと、こっちがドキドキさせられた。

 

花帆「淳兄ぃ、また一緒にどこか行こうね?♡」

 

淳平「ああ。それは良いけど……」

 

良いのだが、ここまでされるとかなり恥ずかしいな………///

 

そしてキャンプファイヤーの時間になり、沙知先輩が炎を点火する。すると燃え上がる炎。辺りを明るく照らし、闇夜を明るく照らす。

 

先生「それでは、フォークダンスをしたいやつは踊って良いぞ? 曲をかけるからな〜!」

 

そして曲が始まり、男女のペアが一組、また一組と一緒に炎に近づいていく。周りからはペアを作れなかった非モテ男子からの嫉妬と血涙の嵐が巻き起こる。

 

憂鬱だ……。

 

慈「ほら、約束だよ! 行こうジュン!」

 

淳平「分かったよ……。お手をどうぞ。お姫様」

 

そしてめぐの手を取りエスコートしながら炎に近づく俺とめぐ。

 

こういうダンスは初めてだが、映画の舞踏会とかのシーンを思い浮かべて見様見真似でめぐに歩幅を合わせて踊る。

 

慈「ジュン上手いじゃん。こういうダンスやったことあったの?」

 

淳平「無いよ。映画とかのこういうシーンを思い浮かべて再現するように踊ってるだけ」

 

俺が小声でそう言うと、

 

慈「やるじゃん……!」

 

めぐからお褒めに預かった。それを見ていた他のメンバーは、

 

花帆「ぐぬぬぬぬぬぬ!!」

 

さやか「羨ましいぃいいいーーー!!」

 

瑠璃乃「くっそぉおおおっ!!」

 

梢「来年こそは!」

 

綴理「もっとアピールしないと……」

 

5人が嫉妬の籠もった目で俺達を見ているのを……

 

沙知(まったく、ジュンペイにも困ったもんだねい……)

 

亮(あいつどんだけモテるんだよ………)

 

二人が内心呆れながら見ていた。

 

踊っていない他の生徒たちは……

 

びわこ「藤島先輩、キレイ……」

 

えな「本当のお姫様みたい……」

 

しいな「淳平先輩も王子様みたいにカッコいいし……! 絵になるよね〜!」ウットリ

 

1年生たちがウットリした目で俺達を見ている。だが!

 

2年男子「日野下ーー!! 爆発しろー!!」

 

3年男子「羨ましぃいいぃいいっ!!」(血涙)

 

亮「爆ぜろリア充ーー!!」

 

 

男子たちからは大ブーイングを貰っていた。

 

 

ってか亮、後で覚えてろよ……?

 

 

慈(うっさいなあ……、モテない男共が……なら!!)

 

ここでめぐは何かを閃いた。

 

ダンスのターンのステップで……

 

慈「あっ!」

 

めぐは体勢を崩した……、フリをして俺に自身の身体を密着させた。

 

淳平「っ!?/////」

 

めぐの大きいおっぱいが俺の身体に当たりフニョンと形を変える。

 

淳平(ヤバい……!! 理性が!)

 

男子たちは嫉妬から泣き崩れる者たちの地獄絵図。そんな彼らを女子たちは冷ややかな目で見ていた。

 

慈「おっと、ゴメンゴメン♡」

 

淳平「お前わざとやっただろ?」

 

慈「テヘっ♡」

 

う〜わ、あざとい………。でも可愛いのが事実だから何も文句言えない。

 

すると、

 

めぐ「ねえ、ジュン知ってる? このキャンプファイヤーで一緒に踊った男女は生涯を添い遂げるって伝説があるんだよ?」

 

はぁ……?

 

淳平「なに言ってんだよ。蓮ノ空が共学になってからまだ5年しか経ってないんだぞ? そんな伝説が立つにはいくらなんでも早すぎるしおかしいだろ……」

 

慈「だからね? 先輩たちから後輩たちへ、「この伝説を本当にしていってくれ」って残されてるんだって!」

 

淳平「何だよそれ………」

 

慈「えーー!? ロマンチックじゃん!!」

 

淳平「まあ、そうだけど……。じゃあお前は本気で俺と結婚するつもりか?」

 

慈「……前に言ったよ? ジュン以外の男とは結婚しないって!」

 

……本気だったのか。

 

淳平「俺のなにがそんなに良いんだよ?」

 

慈「まず外の要素で言えばイケメンだし爽やかだし、身長も高いし、もてない要素は無いよね? 内面も良いじゃん。優しいし、気配りもできるし。面倒くさくてもちゃんとフォローしてくれるし、人のために必死になれるし。あとは…「も、もう良い!! 恥ずかしいから!!」むぐっ!? もう!! ジュンの良いところはこんなものじゃ無いのにぃ……」

 

恥ずかしくなってめぐの口を塞ぐ俺。

 

俺は全然そんなこと無いと思ったが、思ったよりも俺って周りからはよく見られてるんだな……。

 

すると、

 

アナウンス『そろそろ、キャンプファイヤーはフィナーレになります』

 

慈「え〜? もう終わりぃ?」

 

淳平「去年も来たけど、なんか早かったな……」

 

すると、音楽が終わる瞬間………

 

慈「ジュン♡」チュッ

 

淳平「むぐっ!?」

 

めぐの唇と俺の唇が重なった。

 

花帆・さやか・瑠璃乃・梢・綴理「「「「「ああーーーっ!!!」」」」」

 

 

 

ー つづく ー




因みにキャンプファイヤーの伝説は〈五等分の花嫁〉の"結びの伝説"を参考までに使わせていただきました。

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