あの子こそ 無自覚ヤンデレ製造機で チートで ヤバイ奴ホイホイの 何も知らないTS逆行少女なのさ 作:maybear
多忙な日々は続く。
冴と凛と知り合ってからというもの…
「おい。つばめ。サッカーしに来い。」
「いや。今日、月曜日。昨日サッカーしに糸師家にお邪魔したばっかりだし…。」
「其れに!糸師家に遊びに行く日は、習い事がない日の日曜日って決めたでしょ!」
「俺は、納得してねぇ。」
「いや。してくれ。」
「じゃあ、最大のじょうほだ。今日は許してやる。明日は来い。」
「“譲歩”なんて難しい言葉よく知ってたねぇ〜。」
「って、いや!いやいやいや!!譲歩でもないから!その譲歩は、近所住まいのノリ!」
「ねぇ冴くん???僕、今埼玉に居るんですけど??」
「貴方!在住!神奈川!!」
「だから、なんだ。」
「
_人人人人人人人人人人_
> だから、なんだ!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
」
「お前は、俺の相棒だろう。」
「
_人人人人人人人人人人人人_
>お前は俺の相棒だろう!!<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^^Y^Y ̄
」
「うるせえ。」
「いや。君のせい。其れに冴の相棒になった覚えもない。」
「は?」
「え?」
「え!つばめ、明日来ないの?」
「凛〜!そうだよ〜流石に平日は、クラブとか習い事とかあるから無理!」
「・・・む〜!」
「もう。かあいいな。」
「正確に言えば、純粋無垢×純粋無垢の初々しいカップルくらいか、おねショタの受けショタくらい可愛い。」
「???」
「何変なこと言ってんだつばめ。」
「パンピーには分からぬか…。」
「・・さっきの相・・・「あーなに言ってんのか聞こえないなー!ごめん〜切るね〜」オイッ!」
ポチッと・・・。
「ふ〜。なんか冴…変なこと言ってたわ〜。」
相棒がどうちゃらこうちゃら…。
あれか・・・?
機嫌が良くて素で冴のことサッカーでフルボッコにしちゃんたこと??
小3くらいの子が小学生特有のよくわからない年上だと偉いんだぞマウントを三人でみっくミクにしたこと??
いや・・・あれか・・・?
いや…どれだ・・・?
ありすぎてちょっと…つばめくん…わかんなぁい。
むむむ・・・。と思考の海にザ・ブーンしていたら・・・
「
_人人人人人人人人人人_
> つ〜ばめくん!!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
」
「
_人人人人人人人_
> なぁ〜に!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
」
「遊びましょ。」
「いきなりトーンが落ちたね。いいよ。そういうの。好き。」
「塔子も〜♡」
彼女は、成瀬羽塔子。
通称、とこちゃん。
小学一年生にしてだいぶ熟成されたヲタクで、二周目の人生の僕のヲタクぷりについて来ることが出来る神。
前世からのヲタ友。
相思相愛、比翼連理、超仲良し。
ヴィックラヴ!
遊びの約束をしていたのでお家に来てくれたみたいです。
因みに、前世では中学校からのお友達ですが、今世は、小学校からのべすとふれんどです。
ヲタ活に仲間は必須です。
これ、テストに出ます。
でも、ことちゃんと喋ってると潔が不機嫌になります。
「つばめの隣は、僕だよね?」
メンヘラ彼女か。
嫉妬?いやいやいや。
なわけない。
あれだな。
新たな環境で戸惑ってビビってるだけだな。
潔のビビリも少しずつ治ってきてるが、誰でもちょいと警戒心が強くなる新学期だ。
そんな時期だから情緒のコントロールができてなくて不機嫌になるんだろう。
そうだろう。そうだろう。
「つばめくん?どーしたの?」
「ん〜ん。どうも。ちょっと考え事してただけだよ?」
「え〜?考え事…?もしかして…潔くん?」
「え゛!?なんでわかったの…?とこちゃん。」
「女の勘ってやつ?」
「コッコワイ…。」
「酷いな〜今は、私と居るのに別の人のこと考えてるなんて〜。」
む〜っとぷりぷり怒ってるとこちゃん。
かあいいな。
「つばめくんの隣は、私のでしょ〜!?」
あれ?
某双葉少年とのデジャヴを感じる。
ちょっと雰囲気辛そうだ・・・
ありゃ?ってことは、とこちゃんヤンデレモードになっちゃった??
何故???
何がトリガーになったのか・・・?
なにか辛いことでもあったのかな???
原稿とか脱稿できてない時とか仕事でメンタルやられた時とかよく僕にヘラってたから…。
前世から変わってないな・・・。
「ふふ。」
「むー!何笑ってるの!!」
「んん〜ん。可愛いなって思って。」
「ひぇ!」
「だって、不安になっちゃったんでしょ?」
「大丈夫。
「ほんと・・・?」
「ホントホント。」
「二回言ったぁ〜!」
「あはは。ホントに本当。だって、僕の周りのやつサッカー馬鹿ばっかりだもん。」
「サッカー馬鹿がヲタクだと思う?」
「思わない…。」
「でしょ〜?」
ずるい・・・ずるい・・・
ずるいなぁ・・・つばめくんは。
君は、
君は、毒だ。
しかし、其れは、蜜でもある。
1度摂取してしまえば、もう後戻りはできない。
君には、何人もの人が居るのだろう?
でも、私には君しか居ないと錯覚させる。
恐ろしい愛。
友愛。
友愛でこれほどならば、恋愛になればどのくらい深く素晴らしい愛になるのか・・・!
その愛がほしい!
ほしい!!
「ずーっと一緒にいようね?つばめくん!」
「ん・・・?うん!」
「へへへ。うれしい。」
「あ!とこちゃん!昨日発売の新刊は入手済みですかな??」
「もちのろん!」
朝まで語り合った。(嘘)
あんなに楽しかった可愛いとこちゃんとの逢瀬から一日後。
今日は、ぶっ飛んで☆埼玉サッカークラブの練習日である。
別にサッカーがつまんないということではない。
地味な基礎練習も一つ一つがプレーに繋がる型であり、
その基礎である型がしっかりしてないと上手くはならない。
其れに基礎練習は、体力作りにもなり大変重要であるのは、
十分承知だが…
だが・・・
なんせ、この基礎練・・・ぬるぃ。
其れに加えて周りはヤローばかりで目の癒やしにもならない暑苦しくて生意気な餓鬼共。
はぁ…せめて女の子が沢山いれば頑張れたのに…。
唯一の癒やしは、一生懸命に基礎練習している潔だけである。
一生懸命に年上のハード(一般的には)な練習についていってるのだ。
え?
なんでそんなに僕は余裕そうだって…?
そりゃあ、リコくん(絵心)の特別トレーニングをこなしてますから!
そんじょそこらのジュニア選手とは、違いますもん!
「大丈夫?いさーぎ!」
「ハアハア。ぜえぜえ…。だっ大丈夫…「ではなさそうだね。」」
「はい。スポドリ。呼吸整えて。」
「ん。センキュ。・・・ゴクゴク…グビグビ…ぷは〜。」
「はあはあ…。キツッ!」
「おやおや。潔くん。もう音を上げるのぉ〜?」
「は〜???まだ上げませんけど???」
「だよネ〜。」
「待ってろよ!つばめ!今日のノルマ爆速で終わらせてやる!」
「うんうん。待ってるヨ〜。」
「うおおおお!!!」
「ヮースゴイ。」
「潔・・・次はスタメン選ばれるといいね。」
「ああ!今度の試合はつばめと同じ土俵に立つ!」
「はーい!基礎練習終了!実践練習行いまーす!」
トテトテトテトテ…。
「はい。これから、実践練習の1ON2を行っていきます。」
ひとつ下のクラスである、
4歳から小学校二年生までのクラスを担当していた脳筋コーチの兄が指示を出す。
こちらは、頭脳派と思われたが、実践重視なこと以外脳筋コーチであった。
其処は兄弟似てはいけなかったと思う。
ここできちんと説明をしておこう。
僕が所属しているぶっ飛んで☆埼玉サッカークラブは、4歳から中学生まで所属できるサッカークラブである。
コーチは、一応元プロの兄弟が務めている。
まあまあ、そこそこまで頑張っていたらしい。
とても脳筋なのが玉に…いや、だいぶ瑕。
昭和根性なところはないだけマシだが、
できなければ、できるまで突っ走る!感があり、面倒。
鬱陶しい。
考える時間を少しでいいから寄越せ。
ん゛んん。
このサッカークラブは、主に4つのクラスが編成されている。
一つは、幼稚コース。
4歳から最高でも小学3年生まで入られるクラス。
幼稚だからといって舐めてはいけない。
基礎をしっかりみっちり行う。
その一つ上のクラス、
現在、僕と潔が所属しているクラス、ジュニア選手クラス。
小学校3年生から小学校6年生までが所属しているクラス。
幼稚コースからは、比べ物にならないくらいハードな練習量をこなすことになる。
ウォーミングアップからハードになり、
其れが終了すると実践練習として対人練習を盛んに行う。
また、このクラスはU−12のジュニア選手大会のスターティングメンバーを
練習の中での実力や技術面を評価され選ばれるのも下のクラスとの大きな違いだ。
そしてまた、もう一つ上のクラス。
そのクラスは、一軍、二軍と分かれている。
一軍クラス、ぶっ飛んでユースクラス。
二軍クラス、さいたま準ユースクラス。
双方、中学校1年生から中学校3年生が所属しているクラス。
一軍クラス、ぶっ飛んでユースは、U−15の為の選抜メンバーと言っても過言ではないほどの強者揃いのクラス。
11名+補欠3名、計14名の狭き門。
ここのスターティングメンバーの11名は、ぶっ飛んでユース11傑なんて恥ずかしい名で呼ばれている。
が、ここのクラスに入ってると箔が付く!
と言われるくらい実力派であり、有名どころ。
ぶっちゃけテキトーに選んだ割には、しっかりしたクラブなのだ。
名前に反して。
名前に反して。
二軍クラス、さいたま準ユースクラス。
ぶっ飛んでユースクラスに入れなかった子が所属するクラス。
約20名ほど。
二軍だから、と舐めると痛い目に遭う実力派揃いのクラス。
まあ、ジュニア選手クラスと比べて中学校の部活に入らず、
御遊び玉蹴りしたくない本気でプロ目指す子達ばかりなのでレベルは十分高い。
このクラブは、他のクラブには滅多にない“飛び級制度plkぱkヵkぁklさっぁkskっっskそおあおあjsjl;lっm”というもの存在する。
ごほんっ!ごほんっ!
少し目を話した隙に可愛らしいいたずらをされてしまったようだ。
では、もう一度。
他には滅多にないだろう、“飛び級制度”というものが、このふざけた名前のクラブには存在する。
ほんと改名したほうがいいんじゃないでしょうか?
月に何回か上のクラスのコーチがスカウトマンとしてやってくる。
練習の様子とかから、色々見て選ぶみたいだ。
よく知らないけど。
そして、僕と潔は、小学校に上がると同時に幼稚コースからジュニア選手クラスに飛び級昇格。
一年生からジュニア選手クラスに在籍できるのは、中々なくて異例なんだとか。
その事をリコくんに報告すれば、
「ふ〜ん。あっそ。当たり前だろ。俺が指導してやってるんだから。」
だそうだ。
しかし、顔がとても嬉しそうだったのは、気付かないふりをしておこう。
でも・・・!!
喜びも束の間‥
その後に、容赦もない血も涙もない駄目出しを食らった。
ノエル・ノアのサッカー合理的システムの言語化は、爪が甘いってめちゃめちゃどやされた…。
ううう…。
話は、戻して現実へ。
今は、実践練習の1ON2。
技術面は、此方が上か同等レベルの相手。
しかし、フィジカル面では、少々分が悪い。
ま!このくらいの子供に負ける僕ではないがね!!
絶対油断はしないけど。
油断…傲慢…其れによって生じる僅かな隙。
其れを生じさせる事の無いように、相手をよく観察して経験値を貯める。
揺さぶれ。騙せ。
年上だからという傲慢を油断を利用しろ。
最初のボールを保持しているのは、一人の方だ。
あ!
おもいちいた!
股抜きしよ。
ユラユラとボールを動かして挑発をする。
センセイには、攻撃する機会を決めかねている様に見えるはずだ。
相手はイラッとしてのか、此方に切り込んで来ようとしてくる。
引っ掛かった〜。
「あざます〜。」
想定通り。
「はい。」
切り込んで来た足の間にボールをひょいひょいひゅ〜と通してサイドから切り抜ける。
「GG〜!!」
対戦ありがとうございました〜。
こんな感じで今日のクラブ練習は、終了した。
潔くんは、実践練習の1ON2に少〜し苦戦していたご様子。
ま〜だ、視野の広さが狭いかな〜。
年上に挑むという緊張とまだ、このクラスについていけてないという焦り。
其の2つに翻弄されて見えるものも見えていない様子。
「は〜ぁああ…。疲れた。」
「お疲れ〜潔くんや。今日は、特に見えてなかったね。」
「げっ、つばめにバレてる…。コーチにもバレなかったのに・・。」
「あんな脳筋と一緒にしないで。」
「酷い言いようだな…。」
「フンッ。で?理由は??」
「いや〜なんか…上級生の圧が強くて…。」
「しょーもな。」
「しょーもないゆうなしっ!」
「あ〜そうだ〜なら〜次、上級生抜けた数勝負ね。」
「勝負事に持ち込めば、潔慣れるの早いでしょ。」
「・・・了解だよ…。」
「分かれば良し。ノエル・ノア目指してるんだったら、そんぐらいなれなきゃ!!」
「そうだよな!頑張るぞ!!!」
ガチャンと家のドアを開ける。
ポイポイ〜っとサッカークラブの用意を玄関に投げて潔家へ向かう。
ついでにお菓子と宿題を回収。
「潔〜宿題しよ〜ぜ〜。」
「あら〜つばめちゃん!こんにちは〜。」
「こんにちは〜伊世さん!」
「よっちゃんなら、お部屋にいるわよ〜。」
「わかりました〜。」
「潔ぃ〜。宿題すんべ。」
「あ。つばめ。うん、いいよ。」
「あ〜また、ノエル・ノアの動画見てる〜。」
「どうせ、宿題まだなのに〜。学生の本分は勉強だぞ☆」
「そうだけど…。」
「あ・・・これ、バスタード・ミュンヘンとマンシャイン・Cの試合だね。」
「これの分析したんだけど…疲れたなぁ…。」
「僕も何してるか最初は分からなかったもん。」
「あ。これ。ねぇ…つばめ。これなにしてんの?」
「ああ…これはねぇ…。」
此の後、お菓子をつまみながら潔とサッカーの試合分析。
その間ちょいちょい宿題をしつつ、今日のタスクをこなす。
精神年齢の差により宿題所要時間にラグが生じたので、潔に教えつつソシャゲのデイリーをこなす。
もうそろそろご飯だ!の時間になったので、潔家で夕食。
お世話になるので、夕食の主食を作ったよ!
皆、大満足。
そして、ピロン!とメールが来た。
『今日は家に帰れるよぉ〜☆彡』
お父さんからだ。
お父さんのメールってなんかキラキラしてるんだよね…。
なぁ〜ぜなぁ〜ぜ???
『わかった。ご飯用意しておくね。』
『ありがとう〜(●´ω`●)』
『パパ楽しみにしてるね♡♡♡(*´∀`*)』
ちょっと気持ち悪い。
︙
「「今日もありがとうございました。」」
「いいのよ〜。つばめちゃん。八咫くん。」
遺憾だ。
何故、僕は、“ちゃん”で弟の八咫は、“くん”なんだ…。
僕がぁ可愛すぎるせいかなぁ〜??
「また、おいで。」
一生さぁぁあん。
潔家大好き♡
「じゃ。また明日ね潔。」
「うん。じゃあねつばめ。」
「ほれほれ。八咫〜おねむねむなのは、わかるけどお家までは頑張って…!!」
「うん…ぅん…。」
「あ〜寝ないでぇ〜!」
コクコク頭が眠そうに動いている。
お風呂は、明日の朝コースかな…。
其の後、お家へごーバック。
八咫の服を着替えさせ、おふとぅんに運んでやり深〜く安心して眠れるように添い寝。
ちゃんと寝るのを確認したら・・・
「ただいま!僕の天使達!」
「お父さんシッーー!!八咫起きちゃう!」
「おやおや、すまないね。つばめ。」
お父さんが帰宅した。
「ご飯も出来てるよ。」
「キャーーー!!僕の天使は、まじの天使だった〜!!」
「・・・。」
「其の顔もつ…っ妻みたいで可愛いね〜!!!」
ゴミを見るような目をしたはずなんだけど…。
優秀なんだけどな…なんでこんなに残念なのか…。
そして、結婚して大分経つのにまだ、お母さんを妻と呼ぶのを照れるのか…。
変な人…。
もきゅもきゅなんて、音も立てず綺麗にご飯をドンドン食べていくお父さん。
勢いだけならカー◯ィ。
「はぁ〜ご馳走様。つばめは、料理が上手だね。」
前世の自炊のおかげだね。
「料理男子ってやつだー!!僕の天使凄ぉい!!!」
「あ!でね〜」
テンションッ!!!
「つばめにお仕事が来たよ〜演技の〜。」
ああなんだ。仕事か。
そっち系統の仕事は、お父さんの厳密な審査によって選考される。
だから、滅多に・・・?あまり・・・?仕事は来ないのだ。
「わかった。いつから?」
「明日。」
「へ?」
「明・日。」
「・・・いやっ!報連相…!!!」
「いや〜が忙しくって〜ごめんね♡」
クッ・・・お父さんの冗談みたいな話は、冗談でない場合が多い。
「昨日までお父さん欧州に居たから…。」
「一昨日は?」
「午前、日本。午後アメリカ。時差を巧みに使った恐ろしいスケジュールだったよ!」
あははっと笑っているが、大変いそがしかったのは、明白だっっっっ!!!
「わかった。詳細を教えて。」
「うんうん。ありがとう。我が天使。口頭で伝えるけどメールでも送っておくね。」
「八咫は?」
「う〜ん。どうしようね。お父さんのところ(父の実家)かな?」
「まだ、紹介してない書庫もあるしね!撮影期間ぐらいは保つでしょ!」
「決定だね。」
「よし。お父さんもご飯食べたことだし、大天使つばめる‥よくお眠り。」
「うん。おやすみ。おとーさん。」
▽
「ん〜。最後の舌っ足らず“おとーさん”可愛かった〜。」
じゃーーーーっとカーテンを開ける。
カーテンを開けた壁には一面びっしりと目線が合わない家族写真が貼り付けられている。
「八咫の寝顔も天使だったし…。」
写真をツーっとなぞりながら満面の笑みを浮かべる。
《ザーザー・・・今日の撮影もお疲れ様でした〜。》
「はあああああ〜〜〜〜〜〜〜。今日の紫苑さんも美しい…マジ天女・・・。」
耳に手を当て、色気たっぷりに吐息をこぼす。
「天界に帰ってしまわないようにしっかり縛って監視して管理しておかなきゃ・・・。」
「ふふふっ。もう俺は、天使たちと天女様がいないと生きていけないなぁ〜。」
「大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き…。」
「はぁぁぁあ・・・・愛してる♡」
「もう二度と・・・失いはしない。」
地の底から這うような低い声で杜若貂學は、そう確かに言った。
「ふぁぁあ…。」
目をシパシパさせながら、ケータイを開く。
「八咫ぁ・・・。起きなきゃ…。」
「ダメ…よぉ…。」
(。-ω-)zzz. . . (。゚ω゚) ハッ!
(。-ω-)zzz. . . (。゚ω゚) ハッ!
八咫のほっペをペチペチ叩きながら、まだ僕は、半分夢の中。
ん〜眠いよぉ…。
あしゃよわいんよぉ…。
・・・ってあれ?
八咫居らんやん。
八咫かと思ったら、枕だった。
寝起きヤバいね。
「兄さん、おはようございます。朝ご飯は、出来てますよ。」
神ぃぃぃい!!!
「いっぱいしゅきぃ・・・。」
「僕もです。」
本当によく出来た弟だこと。
八咫と手を繋いでリビングまで降りると、セバスチャンが朝ごはんの用意を進めていた。
「わぁ…今日は、フレンチトーストなんだね!八咫が作ってくれたの?」
「はい。上手にできたと思う…ます。」
「うんうん。すごいよ!ありがとう!!」
むしゃむしゃもぐもぐ…
フレンチトーストを蜂蜜で、メイプルシロップで、チーズとハムでのそれぞれの組み合わせでバクバク食べていく。
幸福指数向上中!
「迎えの車は、家の前に付けておきましたので、ごゆるりと。」
「ありがとうございます。セバスチャン。」
「いいえ。貂學様からの大切なお願いですから。」
綺麗な一礼をするセバスチャン。
朝ごはんを食べ終わり、お着替えをして準備万端になったら車に乗り込む。
「「お願いします!」」
「はい。了解致しました。」
ちゃんとお礼するのは、大切。大切。
大事なことだから二回言いました。
「最初につばめ様の撮影所にお送りしてから、八咫様を貂學様の実家にお送りいたしますね。」
「はい。分かりました。」
ブーンっと移動中、僕は、携帯電話で詳細を再度確認。
さっき見たときは、寝ぼけてたからね…。
本日貰ったお仕事内容〜!!!
演技の仕事 2本 EX)ドラマ、MV出演
CM撮影 3本 EX)企業案件
モデルの仕事 3本 EX)雑誌の表紙撮影、中撮影、インタビュー
ふむふむ。
一週間弱のスケジュールにしては、大分詰まってる気がする…。
この数でも、お父さんの厳密な選考を通ってきた猛者案件なのだ。
オファーは、もっとあっただろう…。
前世では、こんな事はなかった。
何しろサッカーに夢中だったし、其の後病んでたし…。
ブンッブンッ
顔を振って悪い考えを振り払う。
僕というイレギュラーが歯車となって見知った世界から少し変化していても可笑しくない。
今世の目標は、サッカーを全力で楽しみ老衰すること。
其れを遂行できるのならば、多少の誤差は、気にしなーい。気にしなーい。
悪霊退散という意味で邪念を打ち払い、弟の八咫の頭を撫で額にキスを零す。
うん。可愛い。
そんなこんなで撮影場所へ。
泣く泣く八咫と別れ、撮影所に入っていく。
「つばめさん入られまーす。」
「おはよう御座いまーす。」
「本日は、よろしくおねがいいたします。」
撮影所に入る時の礼儀として挨拶をする。
挨拶をし終わった後、監督と打ち合わせ。
打ち合わせを終わると、豊満な体つきをこれでもかと押し付けて寄りかかってくる女性がいる。
「つばめぇ〜。おはよぉ〜。」
「・・・重いよ。菊姉ちゃん。おはよ。」
「まぁ!女性に失礼!でもぉ…ごめんねぇ♡胸が大きくてぇ♡重かったかも♡」
女性の名前は、菊条百夜(芸名)。 15歳。 脅威のGカップ持ちだ。
15とは言えぬ妖艶さととんでもない色気を放つ喋り方をするおっとり系美女。
「・・・。」
「あれぇ〜♡照れる?」
照れてなどいない。
こちとら元女性だ。大丈夫。落ち着け?僕。
「うふふふ。可ぁ愛いぃ〜。」
「ああそうそう。今日の撮影よろしくねぇ〜。」
「うん。よろしく。菊姉ちゃん。」
疲れた。紅茶を飲もう。一口含んで…
「あ!そういえば、ちゃんと落せるKissテク出来るようになったぁ〜?」
ブーーーーーーー。
「はあはあ・・・・。へぇ!?」
「いやだから、この前ちゃんと教えたじゃない!元クラドルの枕技!」
「舌を使ってぇ〜れッてするやつ!!」
「・・・。」
「あ〜!まさか練習してないの〜?」
「練習するもんなの???」
「ン〜まぁセンスもあるけどぉ〜。」
「で、どうなの!出来るのようになった???」
「この前、うぶうぶなつばめに身をもって体験させたじゃない?」
「・・・!!」
「菊姉ちゃん!!!其の話は…!!」
「ほらほら〜恥ずかしがってないでぇ〜お姉さんにやり返して見せなさいなぁ〜。」
「ほらほらぁ〜!!!」
「 _人人人人人人人人人人人人人人人人人人_
>「あ!!つばめとお菊ちゃんだ!!!」<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ 」
「あ。さくら。」
「さくら姉ちゃん!!」
「おーおーどうしたの〜!!つばめ〜。」
「美人さんのつばめの顔がりんごみたいに真っ赤だぞ〜!!」
「いいところに・・・!」
「マジ救世主!!さくら姉ちゃん!!」
「おーおー。」
よしよし
よしよし
「・・・菊姉ちゃんにいじめられた…。」
「お菊ちゃんに遊んでもらってたのか!」
「違うよっっっっ!!!!」
この人は、桜嵐結愛。 14歳。 揺れに揺れるFカップ。
日本芸能に愛され三船の才、桜の誉れと呼ばれている。
家柄は、日本芸能の3大家の一つというとんでもなくお嬢様。
無邪気で何処か姐さん味がある喋り方とは裏腹にとんでもなく頭が良い。
食えない人物なのだ。
でも、僕としては、頼れる優しい姉さん。仲良し。
「こらこら。結愛、菊。つばめをいじめるんじゃない。」
「藤姉ちゃん!」
「「藤!!」」
助けっ子としてやってきた麗しい淑女の名前は、藤双季。
何処か雰囲気がボーシッシュなのにも関わらず、女性としての美しさを兼ね備えた麗人。
歳は15で、大きさと形が至宝のFカップ。
この姉ちゃん達の中で一番大人しいとされている・・・が・・・。
しかし、本性は笑いを常日頃求めている奇人であり、くふふふふ…っと裏でずっと笑っている。
「いじめてないわよぉ♡」
「そうだ!そうだ!いじめてはないぞ!!」
「そうには見えなかったんだが?」
「いやね〜藤!後輩の世話を焼いてるだけよぉ〜。」
「・・・・そうだったのか。其れは、済まなかったな。」
「ちょっと、藤姉ちゃん?今、明らかにこのままいくと面白そうだから姉ちゃん達に追求するのやめたよね??」
「気の所為じゃないか?」
「・・・。」
「今日の撮影は、BモバイルのCMだな。」
「話の変え方ぁ!!!」
母音母音。
「私達三妃の三姉妹設定のCMなのよねぇ〜。」
母音母音。
「監督と打ち合わせの感じ的にはユーモアでおもしろ要素が・・・。」
母音母音。
うぅ…。
凄い…いきなり三妃の打ち合わせ会議が此処で始まってしまった…。
プロとしてしっかり三人で監督から聞いた情報を元に方向性を決めて真剣に話し合っているのだが…。
いかせん、僕の目のやり場に困るのだ。
此処で会議を始めてもらうのは構わない。
僕も参加するのだから、話は聞いておいた方がいいし。
が…JKとは思えぬ豊満な我儘ボディーの体が僕の360度全部に広がっている。
今僕は、椅子に座っている状態である。
目の前に映るのは、桜姉ちゃんと藤姉ちゃんの胸。
頭上に菊姉ちゃんの胸が乗っている。
そして菊姉ちゃんに至っては、何故か艶かしい手付きで僕を猫のように撫で回しながら話してくるし…。
全方位胸!胸!おっぱい!!!
そして極めつけには…
目のやり場に困るのでそっと下をむこうとすると、桜姉ちゃんがしゃがんで上目遣いで話しかける。
「お?ダイジョウブか?つばめ?」
「おやおや…可愛いお顔が真っ赤だなぁ?つばめ?」
素で行う桜姉ちゃんに、明らかにわかってて行ってくる藤姉ちゃん。
ニタニタニタニタ…美人のニヤケ顔は、怒りすら起こさせない。
現場にいる男性陣の心の声が顔に書いてある。
ずっずりぃ…!!!と・・・。
代わりますよ?
いや。無理。
酷い。アイコンタクトで断られた。
勇気を出した新人くんが声を張る。
「もうそろそろ撮影準備に入りまーす!」
「はぁ〜い♡」「はぁーいッ!」「はい。」
「はい…。」
「じゃあねぇ…♡つばめ♡」
耳元で囁いてくる…菊姉ちゃん。
「スタジオでな!」
ハキハキと笑顔な桜姉ちゃん。
「つばめもお着替えしておいで。」
頭を優しく撫でる藤姉ちゃん。
「はーい…。着替えてきまーす…。」
今日も美女に遊ばれました。
着替えのお部屋に移動して衣装さんの説明を聞きながら服を着る。
「つばめくん。知ってる?」
「何がですか?」
「今日はね!美のカリスマモデル、フィリア・フォークナー様が見に来るって噂なの!!!」
「そうなんふぇすね。ぷはっ。」
今着ていた服を脱ぐ。
「あんまり興味なさそうね〜。はいこれ衣装。此処はねぇ・・・」
衣装さんの世間話を聞き流しながら、襟付きのシャツを着る。
其れから、足首周りに金色の装飾が施されている短めのズボンを着て。
足には、ガーターと黒の長めの靴下を履いて。
中世のイイトコのお坊ちゃんみたいな格好である。
いざ尋常に、スタジオへ。
煌びやかな衣装を纏ったさっきのふざけた3人とは程遠い雰囲気を放つ三妃のもとへ向かう。
撮影スタートだ。
撮影は、キャスター付きのカメラで180度僕らを取る。
ポスター用に、CM用に。
カットが入るたび、お化粧が綺麗に直される。
ポスター用の撮影が終了すれば、CM撮影を始める。
音声さんやら監督やら数多の人に見られながら事は進む。
テストで2回程通しで行い、3回目で本番。
本番がうまく行かなければリテイク。
リテイクにリテイクを重ね、本番が終了すれば予備の撮影を行う。
予備が終われば本当に終わる。
この面子が揃っているのだ。多分僕の推測で行けばスムーズに終わるだろう。
三妃が3人揃ってリテイクをもらうというのはなかなかない。
そんな事できる重鎮が此処には居ないし、居たとしても、それぞれのプロ根性やプロである誇りがあるのだからそう簡単にリテイクを出すつもりがないはずだ。
其処までにきちんと仕上げてくるのがプロというもの。
︙
「之で撮影を終了させていただきまーす!!」
ほらね。すんなり終わった。
菊姉ちゃんが撮影が巻きで終わったから僕をねっちょねちょに絡んだPVも一緒に撮ろうって言い始めた時はどうなることかと思ったが元々巻きだったのもあって想定予想時刻までには撮影が終了。
皆様ご満足いただけたようで良かったです。って感じの撮影になった。
「じゃあねぇ〜♡」
「またな!」
「また。」
三妃とお別れの挨拶を済ませ、次の現場へ向かう。
時刻は、昼過ぎ。
待っていたセバスチャンの車に乗り込み、昼食を食べつつ移動。
「えぇ・・・っと?次は‥。」
「ドラマ撮影でございます。2日に分けて半日半日の撮影スケジュールになっておりますうえ。」
「ほょうかいいふぁしました。」
ぴしっと敬礼一つ決めてもぐもぐ昼食をいただく。
今のうちにパラパラ台本を読む。
昔は、車内でなにかするとすぐ車酔いを起こしていたが今世ではFPSゲームを幼い頃にやりまくり克服。
行儀は少し悪いが台本片手におにぎり。
セリフを覚えつつ、内容を把握する。
ええ‥っと???
僕が出演するのは、1話完結系のドラマでそのシリーズの1話のみに出てるくサッカー少年役。
膝前十字靭帯損傷という怪我を負ってしまった悲劇の少年役である。
その少年は、その苦しさに死を考え有名な自殺スポットにやってくるがそこで青緑色の少女に止められる。
という話。
そして、題名は・・・【もし君が飛び降りるのなら】。
@人生転換コマンド@
▶芸能界での第二の刃を磨き中。
▶特に変更点はございません。
脳内操作が行われます。
@しばらくお待ち下さい@
つばめのお父さん設定(初期)。
父(杜若 貂學 てんがく):ヤバいヤンデレ系。母と会うまでは女と遊んでいたが、母と出会い一目惚れ。そこまでつるんでいたヤバい女男どもを全部アル中、パチンコ中毒にして社会のクズに仕立て上げ絶対に今後関わらないところまで陥れた。この話をツバメに話すと夢小説かなにかかな??と言われた。職は、御影コーポレーション取締代表補佐。実質の副社長。超有能。愛知出身。中学の時上京。御影社長に宝物と言われている。
文ストのニコライみたいなテンションしてる。
菊条百夜(きくじょうももよ):芸能界三妃の一人。艶妃。
三姫唯一の一般の出であり、元グラドルという経歴を持つ。
のんびりおっとりした喋り方が特徴で、
15とは思えぬ妖艶さを持っている。
ドえろいお姉さんだが、面倒見がよくつばめに一番構う。
つばめとセットでおねショタと呼ばれているのを三妃の中で
勝ち誇っている、後輩好き。
夢と希望が詰まった脅威のGカップ。
桜嵐結愛(さくらあらしゆめ):芸能界三妃の一人。賢妃。
三船の才(桜の誉れ)と呼ばれるほど賢い。
純粋無垢で無邪気な喋り方をする学力的変態。
イイトコの出の所謂“お嬢様”である。
白宝高校の隣のお嬢様学校“私立聖白百合女学園”に
在籍している。
揺れに揺れるFカップ。
藤双季(ふじふたき) :芸能界三妃の一人。淑妃。
淑妃の名に相応しく、
“立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花”が代名詞。
三妃の中で一番落ち着いていると言われるが、
三妃の中で一番テクニックが(何がとは言わないが)凄い。
つばめ曰く上級者向け。
結愛と同じくお嬢様で、“私立聖白百合女学園”に在籍。
常に笑いに飢えてる。
大きさ、形が至高のFカップ。
難産作品でした・・・。
毎度御愛読有難う御座います。