やさしい世界への転生   作:作蓋

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 番外編です。ですので六話ではありません。
 一瞬投稿時間間違えたので上げ直しです。感想ください。


六h―― ieーi、皆見teruー? 神、korega流行ltuteiruto聴itanodaga。何? 違u?

『迅君元気kana、神hadou思u?』

 

 今日も私は世界の在り方を見て、立派な世界へとなるために精進している。

 

 どうも皆さん私です。神です。こうして自分よりも上位の存在と下位の存在に挟まれていると、更に上の存在がいて、生物が嗜んでいる物語のように私達を観測しているのではないかと疑ってしまう今日此の頃です。

 

 閑話休題

 

 今日(というか先ほど)人間で言う上司にあたる世界さんに気に入られた青年の話題が上がった。(いや今は少女か)

 それにしても世界さんの言葉は聞き取りづらい、いつか昇進(進化に近しいなにか)したらああなるのだろうか、イヤだなぁ。

 

『元気にしているはずですよ』

『其re為ra良kaltuta。…………donnna感zikana?』

『覗いてみればいいのでは?』

 

 この世界は随分とフレンドリーにに見えるかもしれないが大抵のことは許してくれて下位の存在を理解しようとしてあげる、ただのやさしいだけの世界だ。

 他の世界にこのような口を利いたら即消去ものだろう。

 

 ……………………他界に消されて他界する。なんつって………………

 

 …………そんなことよりもあの青年のことが気になるな。どれだけ殺そうとしても驚きはすれど恐怖はしなかったあの青年のことだから大丈夫だろうが。(驚き過ぎて思考停止していた)

 

『oー元気sou。ga、身no恩寵wa未da確認sitenainoka?』

 

 あのときはかなり手間取ったし、すこし思い出してみて(一人だけの)反省会でもしてみようかな。

 

 

 

 

 

 

回想中☆

 

『ano青年wo私no中ni招kitai。転生toiunowo試sitemiyou。神、連rete来tekure』

 

 ひさびさに世界さんの我儘が始まった、イヤダァーメンドーくさいなー。

 なんでもいいけれど久し振りにやることって無性に面倒くさく感じるような気がする。(神、人間関係なく多分一般論)

 

 いや……人間一つ程度可愛いものか。生物の感覚に直すと足元のやつ拾って、食べるから。と言われただけだから。(なんで私はこんな説明をしているんだ?)

 

 特に断る理由もないし、たまには観る以外のこともしてみようと世界さんの我儘を聴くことにした。面倒くさいけれど。

 

『どれですか?』

『areare、mou少si右。aー行ki過gi行ki過gi。sou其処! 其処da』

 

 世界さんは存在しない指で一人の青年を示した。私はあれですかこれですかと聴き、認識を擦り合わせていく。

 間違えたら“私が”また連れてくることになるから。

 

 …………“私が!! 一人で!!!”

 

『えー、まあ、はい。わかりました』

 

 適当な返事で了解の意を示し、作業に取り掛かる。たまには気分転換も良いが、面倒くさいし、さっさと終わらせて余った時間でマンを食べたい。

 

『取り敢えず家燃やして焼死ということで……あっ、ちょっと家出ないで…………』

 

 出かける直前だったようで青年が家を出てしまった。家が燃えただけに終わったじゃないか。

 

 ………………まぁ、いいか。

 

「大家さん……アパート燃えましたよ…………それと、今まで家燃えた人をバカにしまくってごめんなさい」

 

 思っていたよりも人間的にはクズなことをやってきていた。

 家を燃やして良かったと思いました。(小並感)

 

『こういうときは、うわぁ……ひくわー。だったっけ』

 

 次だ。落ち込むより次に活かすことが重要。私は切り替えが早い神なのだ。

 

「おっと、こんなとこで呆けている場合じゃないな。面接いかないと。久々に書類審査通ったんだからいかなければ」

 

 “人間”は家が燃えたらもっと取り乱すものじゃないのか? どうやら私の人間に対する認識は誤っていたようだ。*1

 

 ……はっ!? 思考が逸れていた、イケナイイケナイ、殺ることをやらなければ。

 

 ……そうだ!

 

『次は世界さんが定番だと言っていた交通事故(トラック)で……』

 

 適当なトラックを誘導しておいてー。そのトラックを使い、あの青年をを跳ね飛ばす。

 完璧な作戦だ。

 

 実は私、人間が作ったタワーディフェンスというもが好きだったりする。特にアー……話が逸れるから辞めておこう。

 

 私は絶対にタワーディフェンスで優劣が決まる世界になる。……そう決めている。

 

 閑話休題

 

 なにはともあれあとは風でも吹かせて青年を一押し、そこでトラックと衝突。改めて見ても完璧だ。

 

「今急いでるんだよぉ! 今かよぉ!!」

 

 青年が信号に到着したようだ、明らかに私が以前抱いていた人間像から逸脱している人間が一人、間違いはないようだ。

 

『ほーら、一押し〜』

 

 あとから思い出したら絶対に悶えるだろうかけ声をしたが気にしない。

 

回想一時停止

 

『あうあうあう』

 

 恥っずかしー何だあの、ほ〜ら、h……ひと、むり! むりムリ無理、言うのもむり! あーもう恥ずかし過ぎる。

 

 なんだよ、悶えるってわかってるなら言わないでくれ。スルーしないでくれ!!

 

 もうヤダ……

 

『oーi、神〜。人間ga性別wo変eta理由知ritaikara化身用意surunodakeredo、dorega良ito思u?』

『今はそれどころじゃないよ!!!』

『o、ou。sono……元気出se?』

『う、うぅぅ…………』

 

 世界さんの反応のせいで私は更に居た堪れなくなってしまった………………ちくしょう。

 

回想再開

 

「うおっ!?」

 

 風で押した青年が良い感じに車道へ飛び出す、私は早めに仕事を終わらせられたということに欣喜雀躍する。

 

『良い感じ、良い感じ。そのままぶつ――』

「飛び出しか!? トラック運転歴三十年を舐めるなぁあー!!!」

 

 青年を轢くはずのトラック、その運転手がそう啖呵を切り対向車線ギリギリで避ける。

 凄いドラテクだ。そのような感想しか抱けない私はには夢はいまだ遠いのだろう。

 

「ご、ごめんなさい!」

「気、つけろよ、兄ちゃん。仕事頑張れよ!」

「あ……ありがとうございますっ!!」

 

 やさしい運転手……いや、おっちゃんだった。良ぃ人に当ったな、青年!

 

 とりあえずトラック転生作戦は失敗、次はどうしようか…………植木鉢でいいや。(投げやり)

 

「あっお金落ちてる」

 

 また……またか…………もはや私には才能なんてないのではないか? そう自己嫌悪に陥り始めて…………いや、特に無いな。自己嫌悪なんて無意味だ。

 

 色々やりまして。

 

 もうムリでしょう、ムリムリはいもう辞めー。

 

「うわぁっ!!」

 

 あの青年の声が…………えぇ……勝手に死んでるし。もうさぁ…………イラつく……

 

 あ、回収しなきゃ……ハァ……疲れたなぁ。

 

 

 

 

 

 

『世界さんは奥で待っててください』

『eー良izyanaikaー?』

『文句言わないでくださいよ。世界を丸一つ観測なんてしたら下位存在なんて霧散してしまいますよ』

 

 本当に止めてほしい。“私が”苦労して殺った(勝手に死んでたが)のを無に帰さないで欲しい。

 

「ん、んう…………ここは………………」

 

 世界さんを奥に引っ込めた所で青年がどうやら起きたようだ。少々ご都合的な意思を感じるがまあ良いだろう。

 

 では、それっぽい雰囲気でさっさと青年を世界さんの中に収めてしまうとしよう。

 

『残念ですが、貴方は死んでしまいました……』

「ハァそうですか、では一つ聞いてもよろしいでしょうか? 今日私を全力で殺しにかかってきたのは貴方ですか?」

 

 正直それは申し訳ないことをしたなぁ、とは思っている。…………そうだ! ここは泣き落としというもので……

 

『…………す、すみませんでしたあぁぁぁぁぁぁ!!』

 

 溜まっていたものが少し溢れる。ストレスが溜まっていたのだろうか? それもこれも目の前の青年と世界さんのせいだ。

 そう思ったらムカついてきたな、駄目だ良い感じに纏めるんだろう私。

 

「だっ大丈夫ですか!?」

 

 目の前の青年を殴り飛ばしたいが堪える。堪えてるが故か涙が顔を伝う。触覚でわかる。

 

 

 落ち着いた、えぇ落ち着きましたとも、えぇ。いまだ殴りたいけれどしっかりと落ち着いた。私は落ち着いているさ。

 

『実は……とある世界が貴方のことをすごく気に入りまして、それで…………連れてこいと言われ、私が貴方を連れてきました…………』

「はぁ」

 

 何ほざいてるんだ下位で下等な愚物程度が、あ〜早く終わらせたいマン冷めちゃってないかこれ。

 やっぱり一発くらいなら殴ってもいい気がする。

 

『で、でも転生ですよっ! 転生っ! しかもあのやさしい世界への転生なんですっ! さらにさらにその世界からの恩寵付きですよっ!!』

 

 だが悲しいかなこの立場、上が求めれば本意ではなくともやらねばならない。私としてはもう一回くらいは殺りたいが。

 

 だがそんな私の本心はどこ吹く風、笑顔を貼り付け対応する。

 

(女の子になるのは可能なのだろうか?)

 

『可能ですよ』

「ッ!?」

 

 少々意味のわからないことを考えているようだが気になるというのも本心、聴いてしまおうか?

 

『でも何故女の子に?』

 

(いきなり思考を読まないでほしい)

 

 それは素直に済まないと思っている、下位の存在には思考の認知はやり方のわからないラインだろうし。

 

(女の子になりたいのはな、私が癒やし系のものが好きだからというのが大きい)

 

 私のタワーディフェンス趣味と似たようなものなのかな?

 

(せっかくやさしい世界とやらに行けるというのだ、女の子になって百合百合して癒やされたい)

 

 前言撤回やっぱり意味がわからない下位の存在の思考一つわからないというのは少々くるものがあるな、それはともあれ。

 

『では決定ですね、それではお幸せに――――――終わっっったーヤッター』

『o疲re様、soreto神koremo――』

『ではお疲れ様です。私はこれで』

 

 足が軽いやっとだやっっっとやっとマンが食べられるー♪

 

回想終了

 

『落ti着itaka?』

『はい……落ち着きました。心配を掛けて申し訳ありません』

 

 あのあとまた面倒ごと押し付けられたんだよな。(勝手に青年を持ってったことの謝罪回り)

 

『zyaa化身wodousiyouka?』

『私に言わないでくださいよ……』

『zyaa他no世界no所ni聴kini行ltutekite』

 

 私に安息はないようだ…………ストレスマッハフルだなー

 

 何でこうなった…………そうか、あの青年のせいだ。恨んでやるぞ前谷*2…………

*1
違う、そいつがおかしいだけだ

*2
前野です




 本編にはなんにも関係ありません。少々知ってもらいたいなーくらいのものですので余り気にしないのが吉かと。
 それはそれとして感想ください。

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