S.S.S.S.I.S.DYNAZENON 作:reclasea
注意
ちせちゃんとガウマさんとナイトさんと二代目さんとかは今回は出ません。続きは分かりません。
ガウマさんとの再会、グリッドマンさん達との共闘から五ヶ月が経った。俺たちは元いた場所で元通りに過ごしていた。
「よーもぎ!」
「うわ、夢芽?どうしたの?」
「なんもないよ?」
「もう。脅かさないでよ」
「ごめんごめん」
いや、元通りというのは少し違うな。あの時、夢芽と離れた時のお陰で夢芽がどれだけ大事な存在なのかを再認識できた。一緒に蟹も食べたし。だから前よりももっと距離は近づいてる。・・・裕太くん、元気かな?
「ねぇ、蓬」
「ん?」
「平和っていいね」
「・・・うん」
「願うなら、これが」
ずっと続けばいいのに。
そういう夢芽の顔は、何処か儚げで・・・って
「なんでまた何か起こりそうな感じで言ってるの?」
「嫌、なんか蓬が何かやりそうだなって」
「そんなことないと思うけどな」
そのタイミングで二人のスマホが同時に揺れる。
「なんだろう」
「ちょっと見てみる」
そして夢芽が開くとそこにはニュースのバナーがあった。
「なんだ。ニュースか・・・」
「ちょっと待って蓬、これやばいかも」
ふと夢芽に止められる。見せてきたスマホを覗き込むとそこには、
「嘘でしょ?」
『世界初のIS男性操縦者、織斑一夏!』
と書いてあった。
「あ、しかも全国で適性検査やるって」
「嘘でしょ!?」
まぁ、流石に動かせるわけないでしょ。この人が例外だっただけだろうしね。そう言って夢芽と家に帰った。
しかし、それは間違いだったらしい。
ーーーーー
ーーー
ーー
検査当日、俺は体育館の前に立っていたのだけど、
「人多くない?」
「ここら辺の地域に住んでる男子の学生が集められてるらしいしね」
体育館の外を何周もするほどの人数が並んでいた。
「これ並ぶの?」
「一緒にいてあげるから」
そうして最後尾に回る。すると、
「あれ?蓬くん?」
かつて共にダイナゼノンで戦った仲間、山中暦が警備員の服を着て立っていた。もちろん髪は整えてある。
「暦さん?なんで?」
「バイト。ようやく雇ってくれるところ見つかったんだ」
「あー、お疲れ様です」
何処か哀愁を漂わせる暦さんに、そう返すことしかできなかった。
「それにしても一年か・・・」
「早いですね、時の流れも」
初めてダイナゼノンに乗った日から、一年がたった。今思い返すとずいぶん関係も変わったものだ。
「ていうか、この列」
「うん、俺も思った」
「「早くないですか?」」
「私もそう思う。一般で10人分くらい進んでない?」
列が進むスピードがあまりにも早くて驚いていると、遠くに人型の鎧のようなものが見えた。
「あれがISか」
「なんか、可愛くない」
「「可愛いわけないでしょ」」
「確かに?」
そんな雑談をしているうちにとうとう自分の番が訪れた。
「じゃあ、行ってらっしゃい」
「行ってきます」
そうして夢芽と離れた。・・・周囲からの目線が痛いな。
「じゃあこれに触ってください」
「はい」
そうしてその鎧に触れると頭に電流が走ったような痛みが流れた。
その痛みに目を閉じて、数秒後に目を開けると、俺はISを纏っていた。
「「「「えーーーーー!!!」」」」
「ちょっと大丈夫蓬くん!」
暦さんが駆け寄ってきてISに触れる。すると纏っていたISが光り、俺の纏っていたものは消えて暦さんがそれを纏っていた。
「何が起きてるの?これ」
「さぁ?」
周囲の人が慌てている。当然だろうけど、慌てすぎじゃないかな。・・・あ、転んだ。
「すまないけど別室に行ってもらえるかしら⁉︎」
「「あ、はい」」
ーーーーー
ーーー
ーー
これが数日前の話、今俺は
ISの専門学校であるIS学園にいる。・・・なぜか一年生として。うん、分かる。何も知らない人が2年というのは無理なんだろう。だけどなんで暦さんまで学生として入れられてるんだろう。俺達が待機していた部屋に優しそうな雰囲気の先生と、よくニュースとかで見るブリュンヒルデ?さんが入ってきた。
「初めまして麻中くん、山中さん。あなた達が入るクラスの副担任の山田と言います」
「担任の織斑だ。今から教室へ向かう。ついてこい」
そういう時織斑さんは俺達を立たせて連れて行こうとする。そこで暦さんが突然立ち上がる。
「え!?織斑さん!?」
「え?え?」
「ふん、やっと気づいたか」
「どういうことですか?」 ボソッ
「高校時代のクラスメイトだった人だよ」 ボソッ
「「えっ!」」
まさかすぎる接点を持っていたらしい。山田さんも驚いているみたいだし知らなかったんだな。
少し歩いて、1ー1と書かれたクラスについた。山田さんは先に入っているみたいで中から話し声が聞こえる。
「「「「キャーーー!!!」」」」
「「うぉっ!」」
突然、怪獣顔負けの爆音が部屋から聞こえてくる。それを聞いて織斑先生は頭を抱えながら教室に入っていく。俺たちはまだ待機らしい
バシーン!
「痛っ!」
中から怪獣をダイナゼノンで殴った時のような音が聞こえた。何で叩いたらあんな音が鳴るんだろう。
「「「「キャーーー!!!」」」」
またあの叫び声が聞こえた。なんであんな大きい音が出るんだ。
「麻中くん、山中さん。入ってきてください」
と、合図が出たので俺は暦さんと一緒に部屋に入る。すると
「え?男性?」
という声が聞こえてくる。
「そうだ。麻中、山中さん。自己紹介を頼む」
そうして俺たちの自己紹介が始まる。
「麻中蓬です。今世間でやってる適性検査で適性があることが分かってここに入学することになりました。皆さんより一つだけ年上ですがよろしくお願いします」
「山中暦です。隣にいる蓬くんと同じ時に分かりました。こんなのでも織斑先生とは同い年くらいの歳です。皆さんよりも長く生きていますので、何があったら言ってください。以上です」
自己紹介を終えた瞬間、辺りが静寂に包まれる。
「何か失敗しましたかね?」
「嫌俺に聞かれても」
「「「「キ」」」」
「「キ?」」
「「「「キャーーー!!!」」」」
「「グハァ!」」
とんでもない音量の叫び声が聞こえる。窓ガラスの端にヒビが入っているよ。
「では、ホームルームを始める」
こんなところでうまくやれるだろうか。
はぁ、夢芽に会いたい。ちせちゃんも元気かな?
今回のご都合主義!
一、一夏より一つ年上なだけの蓬
二、暦と同い年の千冬
三、とてつもない音量に耐える耳
是非感想、批評、評価。面白かったらお気に入りお願いします。もしかしたら続き出すかもしれないので。