黒川篤は罪を償いたい 〜令嬢に仕える青年の物語〜   作:よもぎもなか

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日本語訳は参考程度にどうぞ

《》が和訳です



第10話 白銀御行は話せない

 

 

藤原・かぐや・葵・御行・篤「間に合った〜」

校長「皆サマお疲れ様デス いやはや急ナお願いでしたがよくぞ形にしてくださいまシタ」

御行「まぁ……これ位は………ただ次からは3日前(ちょくぜん)に言うのやめてください 他の役員たちに負担をかけるのは俺の方針じゃありませんので

校長「ハッハー!わかってマス!もうしまセンヨ!ではミナサンも楽しんでクダサイ」

 

御行「良かった恙無く盛り上がってるみたいだな

かぐや「ええ 元より日本に興味がある仏校の生徒と仏語を学んでる有志生徒のパーティですから」

御行「四宮は仏語行けるのか?」

かぐや「いえ ()()()()()()()()()ですね 会長は?」

御行「コマンタレブー(ご機嫌よう) マドモアゼル(御嬢さん) ジュマペル(私は)ミユキシロガネ(白銀御行)

かぐや「おーっ」

御行「少しハンドブックで予習しただけの付け焼き刃だよ 実践では使えんさ」

かぐや「またまたご謙遜を……」

フランスの女子生徒1「Bonjour. Merci beaucop pour votre invitation d' aujourd'hui.」

《こんにちは 今日はお招きいただきありがとうございます》

御行「え〜っと………」

かぐや「C'eat nous qui vous remercions d'être venus d'aussi loin. Nous ferins tout notre possible pour que vous gardiez un souvenir impérissqble durant votre séjour parmi nous.Si vous avez besoin de quoi que ce soit,n'hésitez pas à nous le faire savoir.」

《はるばるお越しいただき 誠にありがとうございます お客様のご滞在が思い出深いものとなりますよう、最善を尽くしますので、何かございましたら、何なりとお申し付けください》

フランスの女子生徒1「Je vous remercie.」

(どうも ありがとう)

御行(嘘つき‼︎あまり得意ではないって言ったじゃん‼︎ハンドブック程度の仏語で得意顔しちゃった自分が恥ずかしいわ‼︎

  「な…………中々達者じゃないか」

かぐや「いえ全然ですよ やっぱりネイティブの発音は難しいです 鼻母音は普段から使わないとどうしても綺麗に出ないですから」

御行(鼻母…………?えっなに?)

  「篤………お前は………」

フランスの男子生徒1「Où se trouvent les toilettes ?」

《お手洗いはどこですか?》

篤「Tourner à gauche au coin de la rue.」

《そこの角を左に曲がるとありますよ》

フランスの男子生徒1「Nous vous remercions.」

《ありがとうございます》

御行「…………篤…お前仏語喋れたのか?」

篤「ええ少しなら……今は亡き祖父に良くフランスに連れて行かれまして基本的な事は話せるようになったんです 他にもドイツ語、スウェーデン語、イタリア語、スペイン語……あとはポルトガル語なら基本的な会話なら出来ますね 」

御行「おぉ…………そうか…………」

  (そうだ……こいつのフィンランド人のクォーターだった………)

  「流石に藤原書記は………」

藤原「La pluparts des contenus japonais sont focalisés sur le marché domestique Le Japon n' a pas encore étqbli la facon de se promouvoir à l' étranger. Les prix montent en fléche à l' exportation,il y a aussi les problémes des ventes au rabais des licences des images……………」

《日本のコンテンツの大半は国内市場に集中している。輸出価格も高騰しているし、映像ライセンスの安売りの問題もある......》

フランスの男子生徒2「ウィ ウィ」

御行「!?藤原書記……お前 仏語話せたのか?」

藤原「はい!ちょっとだけですが!母が元外交官で小さい時から色んな国の言葉を叩き込まれました むしろ日本語に苦手意識あるくらいですよ〜」

御行(こっちもか………!)

  「葵副広報は…………」

フランスの女子生徒2「Avez-vous des recommandations pour des mangas au Japon ?」

《日本でおすすめの漫画はありますか?》

葵「Je vous recommande un manga de romance intitulé Kyouama.」

《今日アマという恋愛漫画がおすすめですよ》

フランスの女子生徒2「Est-il disponible dans les librairies japonaises ?」

《それは日本の書店で購入できますか?》

葵「Vous pouvez les acheter dans les librairies proches d'ici.」

 《ここから近い書店でも買えますよ》

フランスの女子生徒2「Merci de me le faire savoir.」

《教えてくれてありがとう》

御行(そうだった………葵副広報って篤の妹だった…………という事は……もしかして………この中で仏語喋れないの俺だけ!?

 

【完全孤立!】

 

御行(どうする!?もし俺だけ喋れないってバレたら………)

 

〜妄想〜

 

フランスの生徒1「えっ 日本の生徒会長って仏語喋れないの?」

フランスの生徒2「みんな喋れるのにあの人だけどうして?」

フランスの生徒1「もしかして馬鹿なんじゃない?」

かぐや「Comme c' est mignon.」

《お可愛いこと……》

 

〜現実〜

 

御行(駄目だ!仮にも日本校の代表でもある俺が国際的にバカだと思われるのは避けねば! 落ち着け…俺 一応は一通りハンドブックを読み込んだではないか………流石に四宮達までとは行かずともそれなりにコミュニケーションは取れるはず! 大丈夫だ俺!)

フランスの女子生徒3「Enchantée.」

《はじめまして》

御行「コマンタレブー(ご機嫌よう) マドモアゼル(御嬢さん) ジュマペル(私は)ミユキシロガネ(白銀御行) ジュスイブレジダン(この学校で)デュコンセイユ(生徒会長を)デゼレーブダンスリゼ(しています)

フランスの女子生徒3「Oh! Je suis trés intéressée par la culture japonaise et je souhaite faire mes études au Japon un de ces jours.」

《あ!日本の文化にとても興味があるので、そのうち日本に留学したいと思っています》

         「ペラペーラ ペラペーラ……」

御行「ウィ ウィ」

  (ふむふむ……なるほど なるほど…………日本語で頼む!)

 

【リスニング力 白銀の仏語はガイドブック一冊分!多少の単語は暗記しているものの()()()()()()()()はからっきし!この場面も白金視点ではこう見えている!】

 

フランスの女子生徒3「これはえるじゃだいもじですがしないでください かいどくふかのうってことにしといてください こぴぺしないでね

御行(駄目だ!何を言ってるかひっとつも聞き取れない!だが諦めるな俺!お前は空気読む文化に長けた日本の漢だろう!ボディランゲージ!言葉のニュアンス!なんでもいいから読み取るんだ‼︎)

フランスの女子生徒3「いまぜったいにこぴぺしてかいどくしようとしだだろオリガミみたいなかおしやがって

御行(いま折り紙って言ったろ‼︎絶対言った‼︎………この機を逃すものか!折り紙で花を作って………)

  「ボンボヤージュ(良い旅を)

  (イケたか!?大丈夫だったか!? これは駄目だ心臓に悪い!早い所退避した方が良いなこれは………)

 

校長(白銀くん 私が何故3日前というタイミングで君にパーティの企画を依頼したと思う?君の成績は大変優秀………だがそれが生徒会長としての資質という訳ではない!………ワシは君がこの学園を任せるに値する器かどうか見極めなくてはならない 第一関門『パーティの開催』まではクリア出来たがここからが本当の試験だよ

  「べツィー」

⁇1「はい」

校長「遠慮はいらない あの白銀御行という男………全力で切り刻んできたまえ」

⁇1「イイの?」

 

【フランス校 生徒会副会長 Beltoise(ベルトワーズ)Betsy(べツィー)彼女の舌先はいずれ人を殺すと云われている 仏ディベート大会2年連続優勝という輝かしい経歴を持ちながらも相手の人格までも否定する論理展開を得意とし、多くの対戦相手を再起不能に陥れついた異名が……『傷舐め剃刀』のべツィー 彼女の口撃をうけ無傷だったものはかつて一人も居ない!】

 

校長(試させてもらおう ムッシュ白銀れ

べツィー「Bonjour.」

《こんにちは》

御行「おお…………ああヘイ………」

べツィー「であいがしらにがんめんぱんちくらいのひにく」←出会い頭に顔面パンチ受けるくらいの皮肉

御行「………………ウィ(ふむ)

べツィー「おやとこいびとをどうじにちじょくするごとくのちょうはつ」←親と恋人を同時に恥辱する如くの挑発

御行「ウィウィジュヴォア(ふむふむ)…………」

べツィー「40だいだんせいがなきくずれるレベルのじんかくひてい」←40代男性が泣き崩れるレベルの人格否定

御行「ははっ!エグザクトマン(それな!)

 

校長(MIYUKI(ミユキ) SHIRO《シロ》 GANE(ガネ)‼︎ あの凄まじい口撃に対し一切の動揺を見せない………どころか余裕の笑みすら見せるとは‼︎ワシならもうとっくにゲロ吐きながら地に伏している…………やはり彼は途轍もない精神力を持ちなているという事か………まるで彼女の言葉の意味を理解していないと思える程だ………!)

 

【大正解!】

 

べツィー(私の口撃が通じない!?そんな事がある筈ない‼︎ただの強がりよ!)

    「しろがねへのきょうれつなぶじょく」←白銀への強烈な侮辱

かぐや・篤「……………………」

かぐや「なんですって?あなた………ああすみません 日本語じゃわかりませんよねせいしんかいがあたまをかかえてはっきょうしながらあばれまわるレベルのせっきょう

べツィー「………………」

    (ヤバイ逃げないと…………)

かぐや「しゅっぱんこーどにひっかかるれべるのきょうはく」←出版コードに引っかかるレベルの脅迫

篤「四宮副会長………俺からも彼女に言わせてくださいこっかがほうかいしてだいさんじせかいたいせんがおこるくらいのおどし」←国家が崩壊して第三次世界大戦が起こるくらいの脅し

御行「四宮………篤…………?」

かぐや「か………会長! 違うんです 今のは違うんです…………」

篤「本当に違うんです………!本当に…………自然と出てきてしまって………」

 

 

べツィー「ワタシ………虎トシャチニドウジニ目ヲツケラレチャッタヨ………コロサレル………骨モノコラズ………」

校長「ゴメンヨ………ダ…大丈夫」

べツィー(ニホンのコウコウセイ コワイ‼︎)

 

御行(なんの話してたんだ?)

かぐや(あぁ 私ったらなんて口汚い事を…………)

篤(確実に言い過ぎた…………)

 

【本日の勝敗 日本校の勝利】

 

 





【次回予告】

篤「次回は……やっと仲の良い後輩が出てくるそうです!いい子なんですよ!え!辞めたい!?次回もお楽しみに………」
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