スター団ひこう組のボスやってるけど質問ある?   作:かわたり

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読み返してカチコミやってないな…とかスターモービル出してないのアレだな…ってなったので書き直しました。
いつになるかわかりませんが次話も同様に改訂版を出します。



4.Your Name.(改訂版)

スター団ひこう組ボス 待機スレ2

________________________

 

 

111:スレ主

どんな工夫すれば挑戦者が来るんだろう

もう見知った登山客の話し相手になるのはヤダ

雑談するにもネタ切れしてきて申し訳ないんだよ

 

112:特性ふみんの匿名さん

サラッと流してたけどなんでアジトに一般人が入れんだよ

 

114:特性ふみんの匿名さん

この前チラっと見に行ったからわかったけど

ひこう組のアジトは柵とか何もないんだよな

そこに仮設テントと小屋?がポツンとあるから休憩所と勘違いされるんだろ

団員も少数で人も良いから警戒されないのも大きいと思う

 

115:特性ふみんの匿名さん

写真キボンヌ

 

116:特性ふみんの匿名さん

ずいぶん勉強したな…まるでひこう組博士だ

 

118:特性ふみんの匿名さん

≫115

すまんが写真はない

撮ろうとしたら野生のペルシアンにスマホロトム狙われて逃亡してたんだわ

それどころじゃなかった

 

119:特性ふみんの匿名さん

物騒だなぁ…

そう考えるとひこう組のアジト警戒ゆるゆるに見えるんだけど…

 

120:特性ふみんの匿名さん

スター団特有のバリケードとかで占拠とかやらないの?クソ迷惑なのは一旦置いといてやらんと死ぬぞイッチ

 

122:スレ主

バリケードは付近に住むナカヌチャンがバラして持ってくようになってから建てるの諦めた

うちのポケモンたちが時折警備するようになってから侵入してこなくなったんでノープロブレムよ

 

123:特性ふみんの匿名さん

カヌチャン一族ほんま賢いよなあいつら…

 

124:スレ主

話を戻して真面目にどうすれば来るのかな

芋煮会でもやれば集まるのかな?

 

125:特性ふみんの匿名さん

そこはどっしり構えとけ普通にw

 

126:特性ふみんの匿名さん

集まるのは野生ポケモンの方だと思われるが…

 

128:特性ふみんの匿名さん

何を言ってるこのバカは?

 

129:特性ふみんの匿名さん

何でそんなニッチな料理なんだよ

 

130:特性ふみんの匿名さん

そこはパルデア人らしくパエリアとかアヒージョにしろ

 

132:スレ主

キタカミってとこで林間学校した時に食べて気に入ってる

簡単に作れるのもポイント

 

133:特性ふみんの匿名さん

調べてみたけど美味しいのかこれは…?

食文化が違いすぎて味の想像できない…

 

135:特性ふみんの匿名さん

自分の地元料理がまさかここで紹介されるとは…重機と大鍋でこれを作る祭りがあったり

レシピの多様性故に戦争が起きたりするよ

その行き違いが離婚のきっかけになったりもする

 

136:特性ふみんの匿名さん

えっ?重機?離婚?

 

137:特性ふみんの匿名さん

あーっ何言ってるかわかんねえよ

 

139:特性ふみんの匿名さん

≫135

【画像】待ってくれたまえ

ことばの洪水をワッといっきにあびせかけるのは!

 

140:特性ふみんの匿名さん

何でパルデアサーバーに別地方の方が芋煮布教しに来てるんすかね…

 

141:特性ふみんの匿名さん

これが国際交流か…

 

142:特性ふみんの匿名さん

芋煮がきっかけのとか前代未聞だよ!

 

143:特性ふみんの匿名さん

オフ会やれそうだなこれで

 

144:特性ふみんの匿名さん

やるか…!パルデア芋煮オフ会…!

 

145:特性ふみんの匿名さん

芋煮オフ会は草

 

147:スレ主

おい…なんでスレの話題が芋煮に奪われてる…

 

148:特性ふみんの匿名さん

お前が始めた物語だろ

 

150:特性ふみんの匿名さん

芋煮も気になるけど結局イッチの問題どうすんの?

 

151:特性ふみんの匿名さん

Poketterでアカウント作って対戦希望とでも書いとけば?

 

152:特性ふみんの匿名さん

まぁそれが無難よな

こんなとこ閉じこもって書き込んでる奴らに挑戦する度胸や実力があるわけ無い

 

153:特性ふみんの匿名さん

≫152

急に俺のことディスるのやめてくんない?

 

154:特性ふみんの匿名さん

今更始めるんか?やめといた方がええやろ

コラ画像群も急に消えてったし売名する旬逃しちゃってる

 

155:特性ふみんの匿名さん

設定も面倒やしな

 

156:特性ふみんの匿名さん

このポケモン勝負用のマッチングアプリ使えば?

やることは条件と場所を設定するだけだし チャットも無いくらい作りが簡素だから使いやすいと思う

【App_Pop…】

 

157:特性ふみんの匿名さん

初めて知ったけどいいねこれ

 

158:特性ふみんの匿名さん

俺世話になっとるわこのアプリ

ちなみに交流とかじゃなく本当に勝負だけやりたい方向けのやつやね

交流目当てなら断然Poketterで良い

 

159:特性ふみんの匿名さん 13/53/40

えっちなやつか?

 

160:スレ主 13/53/57

エッチなやつじゃないよね?

 

161:特性ふみんの匿名さん

秒数ぴったりでガキみたいなこと言ってんじゃないよ

 

163:特性ふみんの匿名さん

≫159 ≫160

シンクロニシティ…

 

166:特性ふみんの匿名さん

お前ら仲良しかよ

 

167:特性ふみんの匿名さん

エッチなのはダメ!死刑!!

 

168:特性ふみんの匿名さん

でもこれだとスター団式の勝負?は条件的に設定出来ないんじゃね

 

170:特性ふみんの匿名さん

仮に普通の設定でそれされたら「あ、結構です帰ります」案件だな

 

172:スレ主

≫168 ≫170

んんんんんんんんん

迷い所だけどとりあえず

向こうが乗り気ならチームポラリス総員で対応することにするよ

騙して悪いが案件は避けたいので

早速DLした!

アイコンはスター団とひこうタイプらしく水色の星マーク!

名前どうしよ

 

174:特性ふみんの匿名さん

お、安価か

 

175:スレ主

安価の意味を調べたけど理解

ランダムで決まるってわけね

早速 ≫180

 

176:特性ふみんの匿名さん

ソングバード

 

177:特性ふみんの匿名さん

ダイジェット卿

 

178:特性ふみんの匿名さん

全裸で空中を漂う四足歩行のおじさん

 

179:特性ふみんの匿名さん

自由の翼

 

180:特性ふみんの匿名さん

非行少年

≫175

 

181:特性ふみんの匿名さん

にらみつけるさん

 

183:特性ふみんの匿名さん

飛行とのダブルミーニングかこれw

 

184:特性ふみんの匿名さん

非行っていう非行はしてないんだよなぁ

 

185:スレ主

名前は非行少年で!登録した!

今更だけど設定簡単すぎて不安になる

画面のシンプルさも気に入った!

挑戦者が来るのが待ち遠しいね

 

186:特性ふみんの匿名さん

来るといいなイッチ…

 

187:特性ふみんの匿名さん

挑戦してみようかな

 

188:特性ふみんの匿名さん

ワシのジャラランガで行ってもええか?

 

189:特性ふみんの匿名さん

ククク…俺のコータスの火が吹くぜぇ

 

190:特性ふみんの匿名さん

とこでポケモンの平均レベルなんて入力したん?

 

191:スレ主

58

 

192:特性ふみんの匿名さん

……マ?

 

193:特性ふみんの匿名さん

高すぎない?四天王の方ですか?

 

194:特性ふみんの匿名さん

加減しろ莫迦!

来るわけないだろそんな高レベルで!

 

195:特性ふみんの匿名さん

そんなに負けるのが嫌かねお前たち…

負けても楽しめれば充分やん…

 

196:特性ふみんの匿名さん

並のトレーナーでそう割り切れる奴の方が希少なんすわ

 

197:スレ主

そんな…

まぁ申請してくれた方が1人いるんだけどね

早速承認した!

 

197:特性ふみんの匿名さん

ここの奴か?

誰だろう

 

198:特性ふみんの匿名さん

イッチの平均レベル見た上で挑んだのなら度胸あるな

 

199:特性ふみんの匿名さん

おいっ誰かバトルレコーダー録画してきてくれ

 

200:特性ふみんの匿名さん

中止で〜す 中止

 

________________________

 

このスレッドは200を超えました

新しいスレッドを立ててください

________________________

 

 

 

 

 

 

「あぁ〜ワクワクする!」

 

場所はチャンプルタウンのポケモンセンター。

1人の少女がスマホロトムに映る「対戦承認」の通知に歓喜の声を上げていた。

 

彼女の名はネモ。

一週間前ジムリーダーグルーシャに勝利し、念願のポケモンジム制覇を果たしたアカデミー生徒である。

それも過去異例のスピードでそれを果たしたのだから、人々は彼女のことを天才と評していた。

そんな彼女の目に映るのはポケモン勝負用のマッチングアプリ。

対戦の条件と場所を設定するだけで取り決めが完了する手軽さはトレーナーの支持を集めている。

リーグ挑戦に備え、更なる実践経験を積んでおきたいと考えていたネモにとって好都合だった。

 

しかし、熱中した先にあったのは不満と虚しさだけだ。

気付けばランキングという項目の一番上に自分の名前があって、一向に対戦相手が現れない状況にぶち当たったのだ。

自ら申請しても断られ続けた時はアプリを削除しそうになったのは余談である。

 

こんなにも勝負が好きな自分は、異常なのではないか

最近はアカデミーの生徒にバトルを断られることが増えてきた

もう今の自分にやれることはリーグへの挑戦しかないのではないか

今の自分に並べる相手がいなかったらどうしよう

それをわかっていても戦ってくれるような相手が完全にいなくなった時、私はどうすれば…

 

そんな一抹の感情に押しつぶされそうになった直後に現れたのがその通知だった。

天啓のようにさえ感じられるそれを見て、成すべきことはただ一つ。

 

「トレーナーとの対戦は久しぶりっ!!

全力でぶつかるしかないよねっ!」

 

フンスフンスと鼻息を漏らしながら、快晴なプルピケ山道をモトトカゲで進む。

道中襲い来る野生ポケモンはネモの進行を止められない。確かにこれまでの野生ポケモンよりも強力に感じたが、彼女の意識は別の存在に向いている。

位置情報いわく、対戦相手は自らこの先を指定したのだ。

それはネモ同様にこれらを切り抜ける実力者であることを示している。

期待値は高まって行くばかりだ。

 

「待っててよー!」

 

景色が銀世界に変化してもなお、ひたすら進み続ける。モトトカゲも雪原に苦戦しているのか疲労が感じ取れるようになった頃。

 

「あの旗は確か…スター団のアジト?」

 

お粗末なバリケードが貼られた敷地を彼女は眼にする。

建てられた旗の模様からスター団のアジトだと確信するも、人気がまるでないと言う点が不信感を駆り立てた。

しかし、位置情報はこの敷地を示している。

「あの通知がスター団員の悪戯だったら」という

可能性が思い浮かび一瞬表情を歪ませるが、そのスター団員にポケモン勝負の相手になってもらえばいいかと考えをポジティブに切り替えた。

目線を下すと最近出来たらしい足跡もある。

人がいることは間違いない。

 

「たのもー!」

 

臆している場合じゃないと、彼女は思い切って足を踏み入れた

 

「ッ!パチリス 『守る』!!」

 

「パチ"ィッ!」

 

その瞬間に敵意を感じ取り、即座に手持ちポケモンを繰り出して『シャドーボール』を防ぐことに成功した。

言葉通り、遠方から攻撃が飛来してきたのである。

しかし、数多の経験から培われたネモの反応速度は伊達ではなかった。

「手荒な歓迎…!」

 

次に彼女は攻撃の方角からポケモンの位置を割り出し、視線を向けた。

 

「…女の子?」

 

「うわぁ、なんで反応出来るの?

本当に人間?」

 

「ん〜…その反応はちょっと傷つくかも」

 

そこには奇襲を仕掛けたのであろう、フワライドを従える1人の少女が佇んでいた。

自身より幼い年齢であることと防寒具に縫われた星印のワッペンから、このアジトで活動しているスター団員であるとネモは理解した。

ここまで血の気の多い団員が待ち受けていたことは想定外だが、尚更話が早いと勝負を続行しようとする。

 

「ムギムギムギちょっと待て待て待て」

 

そこへ割って入るように、1人の不良風な少年が現れる。

その表情は戸惑いに溢れており、その対象は侵入者たるネモではなく、なんと対峙していた少女であった。

 

「何やってんのお前!?何やってんのお前?!」

 

「え?アジトの侵入者を追い払おうとしたんだけど。シンニも私たちにお願いしてたじゃん」

 

「蛮族みたくトレーナーに攻撃しろとはボスも言ってなかっただろうがよ!

せめてポケモンの姿見えてから攻撃しろ!

引き金が軽過ぎるわお前は!!怖えよ!!」

 

「…?」

 

「おおぃ!そのキョトン顔は何?!

話ちゃんと聞いてた?!

下手したら怪我人出てたんだぞ!

俺が間違ってるのかなあコレ?!?!」

 

突如として始まった男女のやり取りにネモは呆然とするしかない。

あのムギという少女の道徳の無さについて口論が起きていることは辛うじてわかったものの。

そんな分析をしていると、ムギと口論していた少年は突然モンスターボールを放り出す。

 

「もう少し色々言ってやりたい所だが…そこのお前、カチコミに来たんだろ!!

だったらそっちが最優先!

行けえワタッコ!!『エナジーボール』!」

 

「フワライドー、続けて『シャドーボール』」

 

「ええっ!この流れで?!」

 

あまりにも自然に連携攻撃してきたのでネモも驚いてしまう。

 

「言っとくがちゃんとポケモンに攻撃するからな?!

卑怯とか言うなよ?

それに…この敷地に侵入したってことはそういうことなんだからよ!!

怪我したくねえならサッサと帰りな優等生!」

 

「くっ…!パチリス、『ほうでん』!!」

 

しかしながら反応は遅れていない。

その場を移動しながらパチリスに指示を出し応戦する。

 

「なんかごめんね〜?変なの見せちゃってさ」

 

そこへ新たな刺客が姿を見せる。

背後へ振り返ると、アメモースを従えた少年が佇んでいた。

アメモースはこちらを視認するや否や、全身の羽を大きく広げパチリスを『いかく』した。

ネモはパチリスの様子を把握すると、アメモースのトレーナーに話しかける。

 

「ということはあなたも…」

 

「そうだよ。

僕らはスター団ひこう組チーム・ポラリスの下っ端さ」

 

「…え?これだけ?

となると…少数精鋭ってことですか?」

 

「ふはは!!発想がポジティブー!」

 

そうしてごく自然にネモとウルチの交流が始まる。 ネモの適応能力が高いのか、ウルチのコミュ力が高いのかは定かではない。

尚その傍らでポケモンバトルは継続中だ。

パチリスの『いかりのまえば』、アメモースの『むしのさざめき』が交差する。

 

「ネモさんは何の用事でここに?」

 

「えっとですね…ポケモンバトル用のマッチングアプリがあって、対戦相手がこの場所を提示してたんです!だから来ちゃいました!」

 

「何で敬語?ってのはさておき…。

ああ、ボスが言ってた子って君か!

僕たちが居るのもそのためだよ!」

 

ボスという言葉を耳にして、ネモの気は更に昂る。

それを察知したのか、アメモースの使い手である少年ウルチは得意気に告げる。

 

「今更だけどようこそひこう組へ!

悪いけど、ボスが来る前にここで果てていただこう!僕たちの洗礼を味わってくれ!」

 

ネモは改めてここに来て正解だったと感じた。

この短時間でひこう組の下っ端達は手練であるとネモは確信している。

それなら彼らを束ねるボスとはどれ程の実力を持つのか…と彼女は考えるだけで武者震いしていた。

 

「あははっ!!望む所だよ!!」

 

 

 

 

「決着!わーい勝ったー!」

 

「嘘でしょ…3人がかりで勝てないとか…やっぱり人間じゃない?」

「コラっそんなこと言うんじゃねえし」

「まぁ、こんなところに足を運べる時点で猛者なのはわかってたけどね…」

 

結果はネモの勝利に終わった。

ポケモントレーナーとしてそれなりに実力を持つムギ達であるが、今回ばかりは相手が悪かったようだ。

しかしネモからすれば前菜として十分に堪能出来たらしい。

今や「ボスの居場所はどこ?!もう我慢できない!戦らせろ早く戦らせろ!」と言わんばかりにおねだりする始末。

 

「ちょっ、落ち着け!目を輝かせるな!!

今奥で準備してっか」

 

そうヤオクォが行手を阻んでいた刹那

 

 

「で、デコトラ!?」

 

 

アジトの隅に建てられた仮設テントが内側から破かれたかと思うと、そこからデコトラが浮上した。

タイヤがホバーの役割を果たしているのだろう。

それの高度が徐々に下がり、影を生む際にネモは目にする。

 

ボンネットにブロロロームがくっついていること。

ライブステージのようになった屋根の上で、1人の少年が腕を組み佇んでいたことを。

 

それはあまりにも命知らずな行動だ。

ネモはそう頭で理解する。

するのだが…不覚に思ってしまった。

 

 

「凄く…かっこいいねそれ…」

 

 

《ははっ、お世辞でも嬉しいよ。

準備した甲斐があった》

 

「っ!!」

 

照れたような声色が、車体に備わったスピーカーより周囲に響き渡る。

気づけば当の少年がこちらを見下ろしていた。

 

ネモはそのことについてではなく、遥かに距離があるにも関わらず発言を聞き取られたことについて驚愕する。

要するにめちゃくちゃビックリした。

 

「大丈夫?今1センチくらい浮いてたけど」

 

「し、してませんっ!

というか画角的に見えませんよね?!」

 

初対面の男にイジられるとは思わず、ネモは赤面すると同時に否定した。

そんな羞恥心を誤魔化すように目を逸らそうとすると、男はコチラに何かを向けていた。

それはスマホロトムの画面だ。

まさかと思い、恐る恐る尋ねる。

 

「あなたは………非行少年、さん?」

 

男がそれを耳にした途端、緊張感のない微笑んだ表情が剥がれ落ちる。

 

「…君がネモ?」

 

「!!」

 

それを目にしたネモは「あぁ、こっちが彼の本性なんだ」と確信する。

生きているとは思えない程の静かな表情。

顔を合わせているにも関わらず、そこに何も居ないと感じる程の存在感の稀薄さが感じられる。

キラキラとしたあどけない目だけが、彼と言う存在を現していた。

彼は私と同じだ。

渇望していた戦いにありつけたことが喜ばしくて仕方がない。

それがわかれば何も怖くない。

ネモは告げる。

いつからか、言うことに迷いが生じる様になったその言葉を。

 

「うん!私、君とポケモン勝負がしたい!」

 

シンニはそんな言葉により目を輝かせ、ボールを構えた。

 

「目と目があったらポケモンバトル。

理由なんてそれだけで十分でしょ」

 

その言葉を待っていたと言わんばかりに、ネモも同様にボールを向ける。

それは戦いの合図。

 

「改めて自己紹介だ。

スター団ひこう組チーム・ポラリスのボス、シンニ。俺の仲間の相手をしてくれてありがとう。おかげで遠慮なく戦う決心がついたよ」

 

「こちらこそ!

私はグレープアカデミー1年のネモ!」

 

 

ホバー型スターモービルの上で、シンニは言葉を紡ぐ。

 

 

 

「始めよっか

 

阻むものは何もない

 

君の心からの"()(ざま)"を見せてくれ」

 

 

 

 




シンニ
あまりにも挑戦者が現れない所為でかつてのバトルジャンキー・フォルムに戻りかけていた
ポケモン勝負の際は目だけルンルンしてるのでよく怖がられる
ちなみに和食自体好みなので芋煮狂いとかではない

スターモービル(チーム・ポラリス仕様)
「地形に邪魔されず進行出来る」ことをコンセプトに誕生した、特別仕様なスターモービル。
車輪を下向きにホバーとして運用することで浮上出来る仕組みとなっている。
開発秘話として、シンニが好きな映画からオルティガが着想を得た。
要するにデ○リアンである。
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