BLUE×HIGHLIGHT   作:仮面ライダー四季鬼

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嚆矢III:デザイアゲーム

 

 

『はい?

仮面ライダーについて詳しく教えて欲しい…ですか?』

 

「"うん。チナツから概要くらいは聞いたんだけどね…"」

 

大体の事務作業を終えて、手持ち無沙汰になった私はそういえば仮面ライダーについて全く知らないなぁということを思い出した。

これからこのキヴォトスで生きていくに当たって仮面ライダーという存在との交流は避けては通れないのだから、こちらからしっかり歩み寄って理解していかなければ…

その為にも、私しか使えない謎のデバイス「シッテムの箱」のメインOSにしてスーパーAIであるアロナに仮面ライダーについて質問することにした。

 

『なるほど!そういうことならお任せください!

とても分かりやすく解説してみせます!』

 

「"ありがとう、助かるよ。じゃあ頼めるかな?"」

 

『はい!』

 

 

 

 

 

 

 

 

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仮面ライダーとはつまり、特殊なテクノロジーで構成された兵器である「デザイアドライバー」を適性ある者が用いることで変身した戦士のことを指します。

 

数十年前に突如としてキヴォトスに進出してきた謎の企業、「デザイアコーポレーション」がデザイアドライバーを開発し、それを当時の適格者達に普及したことでその名が知られるようになりました。

 

「"デザイアコーポレーションはなんで仮面ライダーの力を開発したのかな?"」

 

分かりません。

デザイアコーポレーションは実態も目的も不明なので何を考えてそうしたのかは定かではないんです。

キヴォトスに何故仮面ライダーを持ち込んだのかも不明ですね。

 

話を戻します…

 

仮面ライダーは原則として学園に所属することが推奨されています。

そして学園内で発生するいざこざや様々な問題に対処することが主な役割となります。

 

「"そうすることで仮面ライダーにはなんのメリットがあるの?"」

 

『デザイアランキング』という序列が存在していて、学園に対する貢献度によって評価が変わるんです。

そしてランキング上位にランクインすることでデザイアコーポレーション主催のゲーム、『デザイアゲーム』の参加権を得ることが出来るんです。

 

「"デザイアゲーム?"」

 

デザイアゲームは不定期に開催される仮面ライダー達が決められたルールの中で競い合うゲームで、それに勝利すると出来る限りの要望をデザイアコーポレーションが総力を上げて実現してくれるらしいです。

 

「"つまり、願いを叶えてくれる…ってこと?"」

 

はい、そういうことです。

流石に死んだ人に会いたいだとか、過去や未来に行きたいなんて荒唐無稽な願いを叶えることはできないらしいですが…

 

とりあえず、そういう事情もあって仮面ライダー達は自分の願いを叶えるためにライダーとして学園に貢献しているんです。

 

そしてそれを円滑に進めていく為には、協力な武装が必要不可欠ですよね?

その協力な武装を仮面ライダーに与えてくれるのが『レイズバックル』と呼ばれるアイテムです!

レイズバックルはドライバーにセットすることで武装を召喚することが出来るんです。

ライダー達はドライバーだけでは身体能力が向上しただけの非武装形態であるエントリーフォームにしかなれませんから、基本的にどんなレイズバックルを所持するかでそのライダーの強さが変わると言って良いでしょう。

 

「"レイズバックルの入手法は?"」

 

基本的には所属する学園から支給という形で渡されますけど、バックルを扱うディーラーから高値で買い取るとか、デザイアゲーム中にアイテムボックスから入手するといった様々な方法がありますよ。

後、欲しいバックルを持った者から奪うなんて事例もあるみたいです。

これは誉められた話じゃないですが…

 

「"確かに。それじゃ次はレイズバックルの種類について教えて。"」

 

はい!

レイズバックルは仕様の差異あれど、基本的には小型と大型の二種類に分類されます。

データがあるので表示しますね!

 

こっちが小型のレイズバックル。

簡単な装甲と武器が召喚されるバックルで扱いやすく大衆向け、比較的入手が容易なのが売りです。

この映像データは恐らく、学園を脱走した野良ライダーを鎮圧した時のものですね。

この武器はなんて名前でしょう?

形として一番近いのはモーニングスターですが…

 

こっちは大型のレイズバックル。

様々な機能を有する特殊装甲と超強力な武装が展開されるバックルですね。それに比例して扱いもピーキーなものが多く入手難度も小型のものとは比較になりません。

これを持てるのはかなり幸運です!

先生が最近眼にしたのはギーツさんのマグナムレイズバックルでしょうか…

あっ、その時のギーツさんの戦闘映像を見つけました!

今、流しますね!

 

おお~、これは凄まじいですね…

 

「"うん、私が着いた時は全部終わってたけど…こんなに強いんだね、エースは。"」

 

そうですね、ギーツさんはライダーデビュー以来から不動の1位ランカーなのですが、こんなに実力があるなら納得です!

 

「"うんう……ん!?うわぁグロっ!!い、今のなに!?"」

 

はい?

ああ、リボルブオンのことですね!

デザイアドライバーは右側にバックルを装填すれば上半身に…

左側に装填すれば下半身に装甲が装着されるのですが、もし入れ換えた方が有利になるといった状況になった時に一々バックルを着け直すのは面倒だし隙が大きいですよね?

その時はドライバーを半回転させてバックルの配置を入れ換えることで上半身と下半身の装甲を移動することが出来るんです!

 

「"あ、明らかに人体では不可能な変わり方だったけど…"」

 

あはは、確かに初めて見る人は驚きますよね…

原理は不明ですが、変身者に命の危険はないので安心して大丈夫ですよ!

一説には変身者の身体を一時的に別次元に移動させてその間に装甲を入れ換えてる説や変身によって肉体そのものを変化させてる説などがあるみたいです!

 

「"そ、そうなんだ…"」

 

 

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『どうでしたか、正直分かっていることが少なすぎて解説らしい解説が出来なくて恐縮ですが…』

 

「"ううん、それだけ分かれば充分だよ。ありがとう。"」

 

アロナの説明のお陰で仮面ライダーについてよく分かった気がする。

特に彼等がこのキヴォトスで担う役割、それに対するメリットがどのようなものか。それが分かったことが大きい収穫だ。

もしこれから先、シャーレに所属してくれる仮面ライダーが現れた時はそこら辺の擦り合わせが必要になってももう大丈夫だろう。

 

「"それにしても、エースがずっとランカー1位ってことは絶対にデザイアゲームには参加してるってことだよね?"」

 

『一応、参加権を得るということなので辞退は可能なようですが…

エースさんは毎回参加しているようですね。

そして必ず勝ち抜いているようです。』

 

ふむ…ってことはエースには叶えたい願いが複数あるということだろうか?

どんな願いを叶えたのかは気になるがこれはエースのプライバシーに関わることなので本人の同意なく知るのは憚られる。

いつか聞ける機会があったら聞いてみようかな…?

 

ピロン

 

「"ん?"」

 

思案に耽っていると、突然携帯の通知音が響く。

誰かがモモトークでメッセージを送って来たみたいだ。名前を確認するとそこには浮世エースと表示されており、私はまさしく噂をすれば影というやつだなと苦笑する。

 

『これからそっちに顔を出すよ。色々と話すことがあるからな。』

 

…どうやらその機会は思ったよりも早く巡ってくるようだ。

.

.

.

.

「邪魔するぞ、先生。」

 

「"…いらっしゃい、エース。珈琲淹れるけど砂糖とミルクはいるかな?"」

 

「悪いな、ブラックで頼むよ。」

 

エースが此処を訪れるのはあの時、皆と一緒にこのシャーレビルを奪還した時以来だった。

あの時、私がリンの話を聴き終えて外に戻ってみるとユウカ達と談笑していた筈のエースは姿を消していて、何処に行ったのか聞くと、一度ビルの中の様子を見に行って戻って来たかと思ったら何も言わずその場を後にしたとのことだった。

 

「なんで俺が来たのかは多分、もう分かってるんだろ?」

 

「"…うん、一応ね。"」

 

「だったら話は速いな、なら遠慮なく…」

 

きっとあの時、私とリンが話していたことを聞いてしまったんだろう。

エースの秘密を私は、無遠慮にも問い質してしまった。

彼が怒りを覚えてしまうのも当然だった。

どんな罵詈雑言も受け入れるつもりだ。彼にはその権利がある…

 

「俺のシャーレ移籍の件に関する書類、何時になったらサインを貰えるんだ?」

 

「"…え?シャーレ移籍?"」

 

シャーレ移籍ということは、シャーレに移籍するということ…?

 

「"エースの秘密の話じゃないの?"」

 

「俺の秘密…?なんの話だ?」

.

.

.

.

「なんだ、そんなことを気に病んでたのか?」

 

「"エースにとって知られたくなかったのかなと思って…"」

 

「先生にはいずれ話すつもりだったから別に良いさ。」

 

エースは呆れた様子で呟く。

その表情には私が予想していたような憤怒の感情は感じられず、本当に気にしていないだろうということが感じられた。

 

「俺はもっと驚かれるか、警戒されると思ってたよ。

なんせ姉が凶悪犯罪者なんだからな。」

 

心底不思議そうに言うエース。

そうするのが世間では当たり前の共通認識だろうし、それに私はキヴォトスの外から来た人間なのだから、尚更そういう認識を持っていそうだと思うのは理解できる。

しかし…

 

「"そんな事しないよ。

たとえ犯罪者でも君のお姉さん…ワカモはれっきとした私の生徒なんだし、それに…

 

エースはエースでしょ?"」

 

「………」

 

エースは眼を見開いて此方を見ている。さほど驚かれるようなことを言ったつもりはないが、敵の軍勢に押し寄せられても余裕の態度を崩さなかったエースのその表情が何だか可笑しかった。

 

「"食えないところはあるし、知り合ったばかりだけど…

それでもエースが優しい人だって事は分かってるつもりだよ?"」

 

「……ハハッ、お人好しだな先生。」

 

エースは私の言葉を聞いて笑みを浮かべる。

歳の割にニヒルな大人らしさを醸し出している彼だったが、その時の笑顔は何だか歳相応な感じがした。しかし、だとしたらあの時何故急にあの場から姿を消したのだろうか。

ビルの中の様子を見に行ったと思えば直ぐに戻って来たという話も気になる。

 

「ほどほどに見回ってたのさ。

もし気付かない内に何者かがビルに潜入してたら先生とリンだけじゃ危険だからな。」

 

「"ああ、なるほど。"」

 

「すぐ帰ったのは、飛び入りで仕事の予定が入ったから。

これでもスター・オブ・ザ・スターズ・オブ・ザ・スターズだからな。

 

あちこちから引っ張りだこってわけだ。」

 

得意気に語るその様子に少し苛ついてしまう私。

おのれ、エース…甘いマスクを被りやがって!

やっぱり世の中顔なのか!

そんな気持ちを誤魔化すように私は話を切り替える。

 

「"それよりエースがシャーレに移籍ってどういうこと?

そんな話聞いてないけど…"」

 

「もう俺が連邦生徒会にいる理由がなくなったからな、リンから連絡が来てないか?」

 

「"う~ん…?あっ…!"」

 

そういえば三日前位にリンが突然訪ねて来て、急ぎという訳でもないが急遽確認して欲しい書類を追加したいと言っていたような気がする!

私はその時、なんと言っただろうか。

確か机の引き出しに仕舞っててくれれば確認すると言ったような記憶があるので探してみれば案の定、エースが言っていた書類と一緒にまだ終わってない書類が出てきてしまった。

 

「"や、やっと終わったと思ってたのに…"」

 

「ドンマイ…

元気出せよ、俺も手伝ってやるから。」

 

「"やだ…エース君、万能すぎ?"」

.

.

.

.

サラサラ…

 

黙々とペンを動かすのに飽きた私はエースに雑談を振るとエースは答えてくれた。

 

「"今まで連邦生徒会にいた理由ってなんなの?"」

 

「姉さんの刑期短縮の為だ。

治安維持に貢献すればある程度の要求は呑むって話でな。」

 

カキカキ…

 

「"デザイアゲームで叶えなかったの?

お姉さんを解放してくださいって…"」

 

「それは流石に天下のデザイアコーポレーションでも無理だな。

出来ない訳じゃないと思うが、もしそれで解放した犯罪者が暴れて被害を出せば、会社のブランディングに傷が付くことになる。

叶えられる願いにも限度があるってことだ。」

 

カリカリ…

 

「"エースは今までどんな願いを叶えたの?

良ければ聞かせて欲しいな。"」

 

「そうだな…

 

『俺を活かせる最適な芸能事務所の紹介』

『何処の学園の自治区にも自由に出入りできる権利』

『将来、俺をデザイアコーポレーションに就職させること』

 

まだあるが大体はこんな感じだ。」

 

「"へぇ~…デザイアゲームに勝てれば就職先まで思いのままなんだ。

外の人が聞いたら羨ましがるね。"」

 

「就職難の悩みはキヴォトスの内も外も関係なく存在するさ。

安定させられる確実な方法があるだけ幸運だけどな。

 

こっちは終わったぞ、先生。そっちは?」

 

「"うん、こっちも一段落。手伝ってくれてありがとね。"」

 

何度かの雑談を終えて、ようやく書類の束はなくなり本当に手持ち無沙汰になることができた。

勿論、エースの移籍に関する書類も確認済み。

後はリンに渡せば大丈夫だろう。

 

「気にするな。

移籍の書類を確認させるついでだ。

 

これで書類が受理されれば、俺は晴れてシャーレ所属の仮面ライダーってことになる。

改めてこれから宜しくな、先生。」

 

「"うん、宜しくねエース。

あっ、これ言うの二度目だね!"」

 

「そうだったかな?忘れたよ。」

 

「"え~、酷いよエース~!"」

 

なんだかからかわれてばかりで、これじゃどっちが大人か分かったもんじゃないなと思えてしまう。

まぁでもとにかく、これから生徒達の悩みや相談事を解決するに当たって非常に頼りになる仲間ができた。

これからエースと一緒に沢山の悩める生徒達の助けになっていこうと、私は心に決めるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「ふんふんふふふ~ん…♪」

 

どうも皆さん、ご機嫌よう。

私の事を知らぬ者など居よう筈も御座いませんが、一応自己紹介をしておきましょう。

 

私の名前は不知火カヤ。

栄えある連邦生徒会防衛室長にして、いずれこのキヴォトスを連邦生徒会長として手中に収めることになる…

まさしく『超人』と形容するに相応しい人物であると言えるでしょう。

 

私は遠方から取り寄せたピーベリーに舌鼓を打ちながら陽気に鼻歌を奏でている。

誰がどう見ても上機嫌ということが分かる有り様だろう。

その理由は明日の私の予定にある。

なんせ明日は…

 

「んふふ…♡

エース様はどのような服装が好みなのでしょうか…♡」

 

このキヴォトス、いやそれどころか世界中で最も私が敬愛する御方、エース様とのデートの日なのだから。

私はクローゼットを引っくり返して、持ち得る限り全ての一張羅を姿見の前で合わせる。

 

エース様が連れて行ってくれるお鮨屋さんなら、とても高級なドレスコードもあるような場所に違いない。

不格好な姿を見せてエース様に恥をかかせるような真似は絶対に避けなくては…

 

ここは清楚に白のカクテルドレスにするべきか…

それとも攻め攻めに赤のイブニングドレスにするべきか…

 

それに…

 

「い、一応…念のためです…///」

 

いざそうなった時用に、ランジェリーショップで小一時間購入するか迷い続けて悩み抜いた末に結局買ったスケスケの、いわゆる勝負下着も用意しておく。

これでいざとなった時も安心だ…

 

「嗚呼…エース様ぁ…カヤは…カヤは貴方との逢瀬が待ち遠しいです…♡」

 

私は近くの本棚から雑誌を一つ手に取りベッドに身を投げ出す。

表紙に写っているエース様に想いを馳せる。

その表情からはこの上ない自信と揺るぎない大義に殉じる清廉な精神を感じさせ、それを認識する度に彼を想う私の心が心臓を速く波立たせる。

 

このままだと眠りにつくのが遅くなってしまわないかとほんの少し不安に駆られるが、その不安はこの心臓の警鐘を収めるには役不足だった。

 

~♪ ~♪

 

「おや、なんでしょう?」

 

慕情の念に耽っていると、突然携帯の着信音が鳴り始める。

名前を確認するとどうやら人材資源室長からの連絡のようだった。

 

ピッ

 

「もしもし。

どうしました、人材資源室長?」

 

『ああ、休暇中なのにすまないな。だがこのことは早急に君の耳に入れなければと思ったんだ。』

 

「…と言うと…?」

 

まったく煩わしいことこの上ない。私はエース様に似合ってると言って頂けるような正装選びに忙しいのだから、報告するならさっさと…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『君が熱を上げてた浮世エースだがな…

どうやら連邦生徒会を辞めるようだぞ。』

 

「………………………………………………は?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

電話の向こうにいる奴は一体なにを言っているのだろうか…?

エース様が…辞める…?

なにを…?

連邦生徒会を…?

 

なぜ?

 

なぜ?

 

なぜ?

 

 

 

なぜ?

     なぜ?

 

  なぜ?   なぜ?

 

 なぜ? 

 

なぜ?

 

          なぜ?

              なぜ?

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………なぜ?」

 

「ん?

なんでも最近発足された連邦捜査部『シャーレ』に移籍するからなんだとさ。

リン生徒会長代行の承認はもう済んだみたいだぞ。」

 

シャーレ…リン…

 

そうか、その二人が…

 

私と…エース様との繋がりを…

 

奪おうとしているのか…

 

これはどうやら…

 

七神リンを連邦生徒会長代行の席から蹴落とすのは変わりませんが更にもう一つ、私の計画の目的が増えてしまったようですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「シャーレを徹底的に廃絶に追い込んで、この手にエース様を取り戻す…

 

 

きっとエース様もそれを望んでいる筈…

それを見越して行動した私に更なる寵愛を与えてくださる筈…!

フフッ♡待っていて下さい、エース様♡

 

この不知火カヤが、必ず助け出して見せますから♡」

 

そうと決まったら善は急げ、早速計画の修正案を練らなくては。

これからのシャーレの功績次第では、潰さずに私の駒にすることも考えていましたが、こうなった以上その選択肢を選ぶことはもうないでしょう。

私の大切なものを奪おうとした輩に与える慈悲など、存在する筈がないのだから…

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