ハロハロ~無人島試験でかなりのポイントを手に入れて上機嫌になってるオリ主でーす。
はい、自分でも何やってるんだと少し頭を冷やしたところで無人島試験から3日が過ぎて過労による体調不良も船内で療養していたこともあり回復しこの数日間は船内で食べれる高級料理やデッキのプールなどで無人島での人心を癒やし次なる試験に向けて備えていた。
次の試験である十二干支試験に関しては無人島試験とは違い。原作知識がある以上、勝ちは決まったようなもので、そこまで身構えずに受けられるだろう。
そんなこんなでゆったりとしていると自分も含めた学生全員の通信端末に着信が届き、遂に来たかと待ちわびていた笑みを浮かべて集合場所と時間を確認し、その時間帯に指定された場所へと向かった。
集合場所にやってきて同じグループのメンバーを見てみると、クラスリーダーと同じグループだったこともあって……なんとなくどのグループに入れられたのか予想が付きつつも部屋の中にいた教師から次なる試験の内容について説明された。
干支試験……学年全体で12のグループに別れ、優待者を探し出すゲーム。
教師の口からも優待者は厳選の審査により選出されると言っていたので原作と差異はなさそうだ。
これなら原作の法則でこの試験勝ったも同然……だが……
正直なところ、この試験で思い浮かべている最高の結果を出すには少々綱渡りなところが多い上、1人ではどうしようもないというがある。
これは先ずは全員に話し合って決めるべきだな。
そう思い説明を終えて解散となり翌日。8時になると学生に向けて一斉に着信が届き、端末を確認すると当然優待者ではなかった。
それから昼の1時に辰グループの始めのディスカッションが始まり……終わった。
初めに自己紹介をするだけで後は無言の時間が続いたために特に言うことは何もない。あえて言うならCクラスの時任が先の試験での暴動で腕が折ったのか包帯を巻いているのが目立っていた。
次のディスカッション午後8時なのでそれまでの間にクラスリーダーの呼びかけで自分達のクラスはある一室に集まった。
全員が集まり話し合いを始めようとした矢先、自分は言葉を遮り、まず他グループのメンバーを把握したいのとこの中で優待者が誰なのかはまだ言わないでくれと伝えみんな不思議そうな顔つきで辰グループ以外のメンバーを紙に書いて教えてくれて、その紙を元にこの試験の法則で優待者を割り出し、3人に対して優待者であることを指摘する。
そうすると自身が優待者であることを告げていないのにどうしてわかったのという驚きの言葉ともにクラスメイト全体が響めきだし早速法則について答えようと口を開けたその時、自分の声を遮るようにクラスリーダーが待ったをかけて、先の試験では任せっきりだったので自分達で解きたいと申し出てきた。
この言葉にクラス全体が原作のような状態になるのではと危惧していた自分は心底から嬉しく思い、良い方向へと向かっているクラスメイト達に次のディスカッションの1時間前まで静かに見守ることにした。
それからクラス全体でこの試験の法則を考え始め、間違っているが中々面白い考察なども会議の中で出てそれを静かに聞きながら数時間が経ち、クラスリーダーが遂にこの試験の法則性に気付くことに成功した。
こうして正解に辿り着いたことで湧き上がるクラスメイト達。今日の夜にある投票の時に一気に指名しようと和気藹々と話を進める中自分はそれに待ったをかける。
確かにこれでこのクラスの勝ちは確定した……しかし……それだけでいいのか?やるなら、完全勝利といきたいだろうとみんなに問いかけた。
今日2回目のディスカッションが終了し投票時間も差し掛かる中、自分の元へ1通のメッセージが届き。確認するとクラスメイトが上手く行ったみたいで、作戦通り指定の場所へ向かう。
向かった場所は人のない夜のデッキそこでしばらくして待っていると1人の……Dクラスの生徒が不服な顔つきでやってくる。
何故ここに他クラスの生徒が来たのか、それは単に言って自分がクラスメイトが優待者であるグループで同じグループの他クラスの生徒を1人内密に呼んでほしいと指示を出したからだ。
誘う内容はクラスメイトに委ねたが重大な話があるとか……おいしい話があるとかそんな感じだろう。
それで?話ってなんだ?くだらない話なら帰るがと妙に高圧的に話す彼に対して自分はこうくちにした。
……今回の試験の法則を導き出した。今日の投票時間で自分のクラス以外の全ての優待者を指名することになっている……と
それを聞かされて明らかに動揺する彼に話を続ける。
……そこできみに頼みたいことがあるんだ。きみのいるグループで敢えて優待者を外してくれないか……と
何をバカなと動揺する彼にやってくれたら100万プライベートポイントを渡すと報酬をちらつかせると大いに目に力が入ったのが解る。
彼……というよりDクラスにとって現在ちらつかされているポイントは喉から手が出るほどほしい代物だ。
なんせ5月からポイントが一切振り込まれておらず先の試験でも0ポイントと来月も変わることはない。しかも今回の試験もこちらのクラスの総取りとなるのだからポイントはもらうことは万が一でもない。
そんな絶望的なポイント難の中、優待者を外せば多額のポイントが手に入るとなれば誰だって食いつく。しかもそれがDクラスの中でもテストで好成績を残した人なら尚更、ポイントが貰えなかったことに不満を募らせただろう。
その上このDクラスは協調性も微塵にないから誰かに相談することもしない。
本当なのか?と半信半疑な彼に自分は端末ポイントを表示して100万ポイントあることを晒して、彼の中の信憑性を上げさせると少し間を空けてからわかったとこの取引に合意した。
頭の良い彼のことだ。自分のクラスの中に優待者がいると晒したがそれでも33%で当てて50万か高確率で外して100万かとなれば、どっちが自分にとって利になるか判別は付くだろう
そして投票時間となり。目の前で彼は優待者でない誰かを指名して直ぐに端末に着信がなる。それも3回立て続けに
どうやら他の2人も上手くやったらしい。
ここの他にもクラスリーダーともう一人にクラス資金から100万引き渡して、交渉役として動いてもらった。
これでクラス資金を300万使ってしまったが今のクラスポイントに今回の試験のクラスポイントを加算すれば支払い分は直ぐに戻ってくるだろう上、今回の優待者指名のプライベートポイントに関しては全てクラス資金の蓄えにするという話で全員から合意を得ている。
そう考えていると更に着信がどんどん鳴っていき計9回……つまり全てのグループの優待者指名が終わったことになる。
きっと教師も含め自分のクラス以外では動揺しているだろうなとそう思いつつ干支試験は幕を……
閉じなかった。
着信から暫くしてしっかり100万支払い。部屋に戻ろうとした矢先、1通の電話がやってくる。
端末を見てクラスリーダーからの着信だったので首を傾げながら電話に応じて直ぐに駆けだした。
電話が繋がった直ぐに聞こえた助けてという声となにやら揉み合っている音に自分の中で緊張感が走った。
船内を走りながらクラスリーダーが作戦のため待ち合わせた場所を目指し、端末のグループチャットで緊急事態と教師を呼んでくるようにと端的にメッセージを送り。走って数分でクラスリーダーがいるだろう場所へ辿り着く。
辿り着いた現場には今にも危害を加えられそうなクラスリーダーと興奮して息を荒げているDクラス生徒……
これはこの生徒の内面を見抜けなかった自分のミスだと思いつつ、原作傍観のため対龍園クラス用に学んでいた護身術で軽く取り押さえてクラスリーダーを助け、それからしばらくしてクラスメイトと教師がやってきて襲いかかったDクラス生徒を引き渡し……干支試験は終わりを迎えるのであった。
Aクラス 1383+600=1983ポイント
Bクラス 1127-150=977ポイント
Cクラス 0ポイント
Dクラス 0ポイント