一話~オンギャー~
「今日も暇である」
今日も今日とて大学生である”鷲見 零隱”(スミ レオン)は暇をもて余していた。
「あ~買ったゲームは全部一周したし、読んでる漫画は全部更新待ち、やることねーなー。…はっ!!そういえば今日は1ヶ月に一度のラーメン屋で全品200円セールをしている日じゃないか!これはマズイ待っていてくれ俺の激辛ラーメン今行くよ!」
苦学生であり、おんぼろアパートに一人暮らしの零隱にとって、好物のラーメンが安く食べれるこの日は月に一度の楽しみだった。零隱は即座に準備を済ませて勢いよくドアを開け、階段を降りようとした瞬間
「バキッ!!!」
「へ?」
次の瞬間、零隱は激しい衝撃と自分が落ちていく感覚に襲わた。
やっと衝撃が収まったと思ったら今度は徐々に目の前が暗くなってくる。
『あっ、これダメなやつだ…最後にラーメン…食べ……たかっ……た』
零隱の視界は完全に闇におおわれた。
「うわ、暗!ここどこだ!?」
「ん?なんか向こうで光ってる?」
零隱に向かって遠くで光っていた光は徐々に近づいてくる。
「うぉぉぉぉ!なになになに!あ゛あ゛あ゛」
次の瞬間先程とは真逆に視界が真白になった
『一気に明るくなって周りが見えなくなったが徐々に眼がなれてきたな、ん?体が思ったように動かない。それも俺の目の前にいる美女は誰!?』
「あら、この子全然泣かないわ、どうしましょうあなた?」
『何を言っているんだこの美人は?』
「…ん、貸してみろ」
『うわ!なんだこのイケメンは、顔が近い、やめろ!てか、何でこいつ俺のこと楽々持ち上げてるんだよ!うおおお何か地面が遠い!高すぎだって!というかお前なんで無言!?何か喋れよ!』
『…は?高すぎね?それも鏡に俺を抱っこしているはずの無口なイケメンと無駄に顔のいい赤ん坊が写ってるんだが?え、もしかしてこの赤ん坊って俺なのか?はぁぁぁぁぁぁぁぁ』
「オギャアァァァァァ」
「…泣いたぞ」
男がぶっきらぼうに目の前の女性に言う
「あなたが無表情でガン見するからよ。本当に感情だすの苦手ねぇあなた。そんなんだから”永暗(トア)”にもなつかれないのよ」
「…すまない」
「はぁ、もうとっくの昔に慣れたからもういいわよ。でも子供達と仲良くなりたいんだったらもっと感情を出した方がいいわよ。」
男は女性からの指摘に心底落ち込んでいたが、その表情は少し眉尻が下がった程度だった。
それから、時が立ち零隱はとある豪邸の縁側で一人の少女と一緒にお茶をすすっていた。
「にゃ~」
「おぉよしよし」
『今日も平和だ。にしてもあれから10年と6ヶ月たったのか。どうやら俺は”転生”というものをしてしまったらしい。それも”ヒロアカ”の世界に転生した。』
『……どうしよう、ヒロアカなんてヤクザと戦う所からはしっかりとは読んでいないし読んだところも記憶があやふやでいまいちわからんぞ。普通転生ものって原作知識やチート能力で無双すんじゃないの…終わった。取り敢えずどんな敵がいたかは覚えてるけどこの世界のどこにいるとか全くわからんし、どうにも出来ない。このままじゃ家業をついで今世は安全且つ贅沢に生きようという目標を立てていたのに暗黒世界にLet's GOじゃないか!』
「はぁ、とりあえず落ち着いて今の状況を整理してみよう。」
・家は世界的に見てもかなりの金持ち。
・現状原作登場キャラとの交流はまぁまぁある。
・名前は何故か変わらず零隱、ただし名字は暗明(アンメイ)
・家業はヒーローのコスチュームやサポートアイテムなどを制作する会社。他にもやってるらしいが詳しくは知らん。
・個性は”闇光”(BLACK・SHINE)名前の由来はBLACKの方が、体から黒い物質(黒いスライムみたいなの)を出して物質の質量・体積・硬度・形を変えたり、粘性を付与したり出来る所から。そしてSHINEの方は、体から光線を出したり、体にSHINEのエネルギーを循環させて光速で移動できたりする所から取ったらしい。
・そしてこの個性は両親の個性の複合型らしい。
・家族構成は、両親、姉、父側の祖父母、イッヌ、ネッコ、俺の8人家族だ。基本的に、女性陣は優しいが親父は無口だしじいさんは家業や個性の訓練になるとバカみたいに厳しくなる。また、従姉妹の家や曽祖父などもまだ生きている
「うーん、控えめに見ても恵まれ過ぎてるなぁ」
『しかし楽観視はできない、もし原作のように世の中がとてつもない混乱に陥った時のためにもっと個性を磨かなければならない。まぁ今の状態でもBLACKの方はかなり使えている。ただしSHINEの方はあまり習得できていない。なんせこのSHINEという個性発動するたびにとんでもないエネルギーを使うし、発するのだ。なので光線を出したら、出したところをやけどするし、あまり長い距離光速移動すると体が耐えられなくてがバラバラに砕けてくし、かといって短距離移動を連発するほどの体力はない。さらに原作キャラに積極的に接触してせめて敵にならないようにしなきゃな。』
「はぁ~、もっと頑張らなきゃなぁ~(安全贅沢ライフのために!)」
「レオちゃんは真面目だね~」
零隱がため息をついていると、零隱の後ろから少女が話しかけてきた。
「姉ちゃんはもっと勉強した方がいいと思うよ。」
「うるさいなぁ~私は家業を継がないでヒーローでやっていくからいいの♪」
「はぁ、姉ちゃんヒーローは強いだけじゃなれないだよ?わかってる?」
「むぅ~わかってるよ~でもお姉ちゃんは一回もレオちゃんに個性ありの戦闘訓練で負けてないからいいもんねぇ~」
「3つも年が離れているんだから当然じゃないか。」
「あ~そんな弱音言っていんだぁ~おじいちゃんに言ってやろ~」
「えっ!それだけはちょっと待って!って早!ちょっちょっと待ってぇぇぇ!!お姉様ーーー!!」
その日、負けに言い訳をした零隱の訓練量は祖父によって倍になったのであった。
ここまでお見苦しい駄文を読んでいただきありがとうございます。結局原作キャラは一人も登場させられませんでした( ;∀;)次話では絶対一人は出しますのでお許しください。始めの数話では作者がガチの小説作成初心者なので、書き方や間の空け方が変わっていきますが気にしないでください。まぢで落ちをつけるの上手くなりたい。
オリ主はどこにいれた方がいいですか?
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