そんなことは置いといて今回は、個性把握テストまで行ってみます!
ー雄英のとある一室ー
暗い部屋の中、雄英の教師たちが集まりモニターを注視していた。
「実技総合、成績出ました!」
そこには、先日行われた雄英高校の入試、実技試験の結果が映し出されていた。
「いやー、しかし今年の試験はいつにも増して驚いたねぇ」
「アレに立ち向かったのは過去にも居たけど、まさかぶっ飛ばしちゃうのがあの家以外にもいるとはな。」
「緑谷か。あそこ以外は典型的な不合格者だったから驚いたよ。」
「思わずYEAH!って言っちゃったからなー」
「まぁそれもすごかったけどやっぱり…」
「大丈夫ですかー”エクトプラズム”先生ー」
そこにはお腹を押さえてうずくまるエクトプラズムの姿があった。
「ウゥ、ヤット卒業シタト思ッタノニ」
「まさか姉弟揃ってアレをぶっ壊すとはなぁ」
「はぁ、流石は暗明って所だな」
「それも今年は次期当主だろ?」
「あぁコスチュームの依頼の時にコスチュームの改善案を出された」
「にしてもすごいな、あの歳で御老公のしごきに加えコスチューム・サポートアイテム製作の免許も取ったんだろ?」
「へぇそれは知らなかったです。スゴいですね」
「にしても規格外、敵pだけで103pさらに救助pが40pで合計143pそれも0pに関しては姉よりひどい状況にされてしまった」
「他にも2位の子も93pだもんなぁ」
「私は3位の救助pなしで70pもすごいと思うわ」
「あぁ今年は全体的に豊作だな」
「!大変です校長!」
「?どうしたんだい、”13号”先生?」
「筆記、実技共に同点の生徒が最下位にいます」
「はっは!それなら簡単な事なのさ!」
「ではどうすると?」
「”相澤”くんそれはね、二人とも合格にさせればいいのさ!」
「しかし校長それでは片方のクラスが21名になってしまいます」
「それなら転科制度を使えばいいのさ!」
「確かにそれなら21人でも大丈夫ですが誰が21人のクラスを担当するので?」
「それは相澤くんに頼むよ!ついでに暗明くんの担任も頼むのさ!」
「!分かりました」
「相澤先生歓迎しますよ」
「アァ、マタ一人暗明ノ犠牲sh、ゲフンゲフン!名誉アル暗明ノ担任ガ生マレタ」
相澤が後ろを振り返ると頭上にwelcomeと見えそうなくらい笑顔のエクトプラズムと”セメントス”がいた。
「それじゃあ早速組分けを始めるか”ブラド”」
そんな二人の歓迎の言葉を無視して相沢は同じく一年ヒーロー科の担任”ブラドキング”と
クラス分けを始めてしまった。
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ー暗明邸ー
「すみませーん」
一佳は暗明邸の大きな門をくぐり母屋の扉の前にいた。
「はーい、って一佳ちゃんじゃないの!そんなところにいないで早く上がっていって」
「お母さんこんにちは、これ家からです」
「えっ!ありがとう!でも”お母さん”なんて言わずに”お義母さん”でいいのよ?」
「っ!それはまだ速いというか何というか//」
「はは、冗談冗談それよりも今日はレオちゃんと一緒に合格発表見に来たんでしょ?」
「あっはい!」
「レオちゃんなら今自室にいると思うから行ってみて、あとでお茶持ってくから」
「ありがとうございます!」
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ー暗明邸 零穩の自室ー
「おぉ、一佳!一佳もアレ届いたのか?」
「うん、レオンも?」
「当たり前だろ、てかさっさと見ようぜ!」
「うん!」
零隱と一佳はそれぞれディスク型の機械を取り出し、近くの机に設置した。
〈ネズミなのか犬なのか熊なのかしかしてその正体は…校長なのさ!!〉
『これマスコットじゃなかったのか』
〈結論から言うと君は合格なのさ、それも首席合格なのさ!〉
〈筆記の方は4位だったけど実技はぶっちぎりの一位!君は希に見る逸材なのさ!さぁここに来るといい、ここが君のヒーローアカデミアなのさ!!〉
「ふぅ、一佳どうだった?」
「ヤッター!次席で合格だって!」
「おぉ、俺も合格だったよ」
「まぁレオンの方はなんとなく分かってたけどな」
「ま、何はともあれ母さんに報告しに行くか」
「うん!すぐ行こう!」
その後、小夜から暗明家・拳藤家の両家にその吉報が伝わりその夜は暗明邸でパーティーが開かれた。
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ー初登校日 登校路ー
「ふわぁ~」
「おねむですかレオン君?」
「そうなのレオちゃん?」
「どうせまた本でも読んでて寝てないんでしょ」
「はは、一佳正解!」
「ハイハイ、ドヤらない」
「むーレオン君ちゃんと寝なきゃダメですよ」
「ごめんよヒーちゃんでもロシア文学が難解でおもしろいのが悪いと思うんだ」
「むぅ、そっそれなら私が眠るまで添い寝してあげましょうか//」
「あー!それずるい!私もやるー!」
「よーし到着!ほら二人とも一旦その話題は置いといてそれぞれのクラスに行こう」
「「えー」」
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ー校内ー
「にしてもさすが暗明家だね、まさか雄英から徒歩10分以内のところにマンション持ってるとは」
「まぁ一応金持ちだからね家、それに一佳も住めるしよかったじゃん」
「そりゃあ完全に一人暮らしよりはマシだけど、とても学生が一人暮らしするような所じゃないんだけどね」
「別にいいんじゃない、ワンフロア丸々俺たちが使っていいから、ほぼ一人暮らしじゃないし」
「そうなんだけど高級感がすごくていまだに慣れないんだよね」
「そこは頑張って慣れてくれ、あと俺のクラスここだから」
「ん、私はあっちか」
「じゃ一佳また放課後」
「うん、放課後」
一佳と別れ零隱は1ーAと書かれた教室に入っていった。
「机に足をかけるな!雄英の先輩方や机の製作者方に申し訳ないと思わないのか!?」
「思わねーよテメー!なんだテメェは何処中だよ端役が!!」
「うっさ」
教室に入ると二人の男子生徒が言い合いをしていた。
『あーうっさい、”爆豪”と飯田!でもへたに関わるとめんどくさいしなぁ、さっさと席に着くか』
「お!レオンじゃねぇか!」
「おぉ、切島!席隣なのか」
「いやぁ知ってるヤツが近くでよかったぜ」
「いやぁ本当だな、ていうかいつになったら担任はくるんだ?」
「さぁな、あと二人来てないから二人が来てから来るんじゃないのか?」
「お、噂をすれば二人来たな」
残りの緑谷と”麗日 お茶子”が来たところで教壇にあった黄色い寝袋が動き出した。
「お友だちごっこしたいなら他に行けここはヒーロー科だぞ」
「うわ、あの黄色いの動いた」
「黄色いのって」
「ハイ、静かになるまで8秒かかりました。時間は有限。君達は合理性に欠くね……担任の相澤消太だ。よろしくね」
「それも担任だったか」
「早速だがこれを来てグラウンドに出ろ」
「行ってしまった、まぁとりあえず行こうぜ切島」
「おっおう」
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ーグラウンドー
「あー!レオン君じゃん!」
「おう、透!やっぱり受かってたか」
「うん!レオン君の言う通りだったね!」
「レオンさん同じクラスだったのですね」
「おお、モモそうみたいだな」
「えぇ、同じクラスになれてとても嬉しいですわ!」
「大袈裟じゃねモモ」
「よし全員来たな、今から君たちには個性把握テストをしてもらいます」
「個性把握……テストォォォォ!?」
「あーじゃあ近いから爆豪、中学の時ソフトボール投げ何mだった?」
「…67m」
「じゃあ個性使って投げてみろ」
爆豪は相澤からボールを受けとるとサークルに入ってボールを投げる姿勢をとった。
「死ねぇぇぇぇぇぇ!!」
『爆音うるさ!でもきれいに飛んだな。あ、回収用ロボットが来た』
「よし。トータル成績最下位のものは見込みなしと判断し除籍処分としよう」
「はぁぁぁぁぁぁ!!」
「おぉ面白そう」
「面白そうってレオン、お前何でそんな余裕そうなんだ!?」
「ふ、俺の個性は単純な運動ならほぼ負けなしだからな」
[第一種目50m走]
「やぁ俺の名前は暗明 零隱」
「ケロ、私は”蛙吹 梅雨”つゆちゃんとよんで」
「OKつゆちゃんこれからよろしく」
「ケロ私からもお願いするわ暗明ちゃん」
「位置についてー」
「お、始まるぜ」
「ケロ!」
「ヨーイ、ドン!」
『SHINE 30%”FLASH”!』
バァァァァン
「うお!けほけほ、スゲー砂ぼこり」
「暗明、0.5秒」
「はっ速ーーー!」
「ケロ酷い目に遭ったわ」
「あははごめんつゆちゃんに2走目は個性押さえるから」
「いや、暗明お前は50メートル走、持久走は一人でやれ」
「え!う~ん仕方ないか」
「ぬぉぉぉぉまさかこの僕がスピードで負けるとは」
[第2種目 握力]
「よっしゃ行くぞぉ」
「闇纏”鬼手”重量変化”10t”」
「10t!?俺も握力には自身があったが上には上がいるな」
「ん?お前は?」
「あぁ俺は”障子 目蔵”だ。よろしくな」
「俺は暗明 零隱こちらこそよろしく」
[第3種目 立ち幅跳び]
「よっ」
零隱はいつも通り足裏にSHINEを球状に固めて浮いていた。
「おい暗明それはいつまで浮いていられる?」
「うーん、浮くだけなら丸1日、速度を上げなければ移動してても12時間は持ちますよ」
「はぁ、なら記録は∞だ降りてこい」
「「無限出たー!!!」」
[第5種目 ボール投げ]
「よーしいくぞー、闇纏BLACK Canon」
バァァァァァァァァァァァン!!
「暗明、∞」
「「本日二度目の∞でたー!!」」
「レオンさんすごいですわね、受験ではどうでしたの?」
「ああ八百万そういえばあいつ受験でも0p吹っ飛ばしてたな」
「えぇ!あれ吹っ飛ばしちゃったの!?デク君と一緒だね!」
「でっでも僕はあの後倒れちゃって」
「ん?何をみんなで話してるんだ?」
「あ」
「あ!あの時のモジャモジャ君じゃないか!受かってたのか良かったな」
「あっあの時はありがとうございました!」
「あの時?」
「アメを貰って緊張がほぐれたんです」
「あー、別に気にしなくていいよ。それより俺は暗明 零隱よろしくな!あと敬語はいらんぞ」
「あ、僕は緑谷 出久で…だよ、よろしくね暗明君」
「私は麗日 お茶子よろしく」
「おう二人ともよろしく、っていうかそろそろ緑谷の番じゃないか?」
「え、本当だ」
「よし0pぶっ飛ばしたんなら思いきって記録出してこい!」
「うっうん!」
「46m」
「───な……今確かに使おうって……!?」
「個性を消した。つくづくあの入試は合理性に欠くよ……」
「レオン、今緑谷のヤツなんか使おうとしてなかったか?」
「まぁあらかた先生の個性で個性発動を止めたんだろ」
「え、何で!?」
「さぁ?」
「でも緑谷さんはここで大きな記録を出さないと後々厳しいですわ」
「なんとかなるしょ緑谷なら」
「出たー、レオン君の根拠のない自信」
「まぁ見てろって」
その後緑谷は指1本を犠牲に記録を残した。
[第6種目 持久走]
「モモの乗り物よかったのか?」
「個性を使っているのでありですわ、それよりもレオンさんの番ですわ」
「よし行くか」
「位置についてヨーイ、ドン!」
「SHINE 40%”interstellar travel"」
シュン シュン シュン
「暗明、5秒」
「もうレオン君なんでもありだね…」
[第7種目 反復横跳び]
「まぁここは普通にSHINEを両側交互に射出すればいいか」
314回
「うぉぉぉオイラの唯一、一位を取れそうだった種目がぁぁ」
「どうしたんだ?紫頭君」
「おっお前ぇよくも今までの全種目で一位を取ってくれたなぁ!お陰で女子の注目がお前に一点集中してんじゃねぇか!」
「いや別に女子だけじゃないと思うけど」
「むきゃぁぁぁぁこのイケメンがぁぁぁ!!どんだけオイラの神経を逆撫ですれば気が済むんじゃぁぁぁぁぁ!はぁはぁ」
「まぁ落ち着けよ、俺は暗明 零隱って言うんだ。ほらスポドリ飲むか?」
「うぅこれがイケメン…しかしオイラは負けねぇ!オイラは”峰田 実”だ!」
「おう!よろしく峰田」
「おーい暗明お前すげぇな!あっ!俺は”上鳴 電気”ってんだよろしくな!」
「あたしもそれ思ってた!私は”芦戸 三奈”よろしく!」
「おいおいお前らいきなり話しかけすぎだろ。ごめんな暗明、俺は”瀬呂 範太”だよろしく!」
「おぉいきなりの三段階構え」
[第8種目 長座対前屈]
「よっ、これもBLACKを腕に纏わせて永遠に伸ばせばいいんだよなぁ」
「はぁ、またか暗明それはどこまで延びる?」
「いまの所は3kmほど伸ばせますね」
「じゃあ記録は3kmにしておくから伸ばしてんのを中断しろ」
「はーい」
「ケロすごいわね暗明ちゃん」
「まぁ自信あったしなぁ」
「マジか、全種目一位ってあんたスゴいね、私は”耳郎 響香”よろしく」
「そうかよろしくな耳郎」
「てめぇ調子のってんじゃねぇぞ黒光り野郎!!」
「えぇいきなり絡んでくんなよボンバーヘッド」
「誰がボンバーヘッドじゃ!俺は爆豪って言うんだよこのカス!覚えとけや!!」
「ハイハイ、俺は暗明 零隱よろしくな爆豪」
全ての科目が終わり結果が公表される事になった。
『おっ一位だやったね』
「終わった…」
「まぁまぁ緑谷、人生色んな道があるよ」
「うぅそこは諦めないでよ暗明くん」
「ちなみに除籍はウソな。君らの最大限を引き出す合理的虚偽」
「「「はーーーーーーーー!!!???」」」
「ちょっと考えれば分かりますわ!!」
「良かったじゃん緑谷ギリギリセーフ」
「よかった~」
その後零隱は残りのクラスメイトとの交流も終えた。特に”常闇”とはBLACKのこともありかなり話があった。
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ー下校路ー
「ってことがあったんだよ」
「へぇだからA組は始業式いなかったんだ」
「いやぁでもいきなり退学って言い出すからビックリしたわ」
「でもレオンは一位だったんだろ?」
「いやいやクラスメイトだったのに明日から早速会えませんは悲しいだろ」
「まぁそれもそうだな、よし私も気合い入れて個性把握テスト受けるよ!」
そう言って零隱と一佳の高校生活始めの1日は過ぎていった。
はぇ、なっが!今さらながら二つに分ければよかったと思っています(^o^;)そして今回は台詞の間を開けてみました。見やすくなったでしょうか?まぁ正直メインヒロインが一佳以外がばがばのストーリーなのでこれからヒロインが増えたり減ったりするかもしれませんが今後ともよろしくお願いします。
それと最初に暗明家が雄英でどんな評価かが垣間見えましたね(*^^*)ちなみにエクトプラズム先生は永暗のセメントスはトガちゃんの担任設定です。
主人公技’s
・SHINE FLASH←文字どおり光速で移動する技、SHINEの出力で速さが変わるが40%以下は基本音速以下なので体に負担も少ない、しかし半径50mまでしか移動できない
・闇纏 鬼手←自身の腕を鬼の腕のように変え攻撃力や握力を上げる技
・SHINE interstellar travel←FLASHよりも移動距離が延びるがからだへの負担がでかいため小休憩を挟まなくてはいけない