ソードアート・オンライン ~炎の双剣~    作:際俺

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処女作ではないですが駄文多めです。
よろしくお願い致します。


第1話:ログアウトできなくなっちまったんだが

「遂に買えたぜぇぇ!!ベータテストも終わっちまったが本命のブツが手に入ってラッキーだ!!その名もソードアートオンライン!!いやぁ~苦労して並んで手に入れた甲斐があった~」

 

おっといきなりはしゃいで申し訳ない。俺の名前は鈴木蓮(すずきれん)

遂に念願の最新型VRMMOゲームSAOを買えて喜ぶ生粋のゲーオタだ!

今こうして喜んでいるが、実は元々βテストにも参加して遊びまくっていたぜ。

β版といえど楽しすぎてほぼ一日中やっちまってな☆

だからこそこうしてずっと本作を待ってたんだ。

まぁ今月の出費がやばいのも事実なんだが・・・・・まぁ仕方ないなッ!楽しみは金掛けなきゃってなッ!

自宅に帰った俺はさっそくベッドにダイブしてSAOを起動した。

 

「よしっ!!準備完了!!行くぜッ!!リンクスタァァァァト!!」

 

俺は心をワクワクさせながらそう叫んだ。

ログインしてまず設定画面に辿り着いた。

すげぇ・・・キャラ作成画面のはずがどこか異次元の部屋に飛ばされた気分だ。

 

「名前か・・・・・ここはあえて本名にしとこう・・・Suzuki(スズキ)・・・・っと」

 

正直ハンドルネームとかはあまり好きじゃない。

このSAOのセキュリティの分厚つさなら個人情報の管理もちゃんとしてくれているだろう。

 

「ん?ベータテスターのデータを引き継ぎますかだって?もちろんYES!!」

 

どうやら前回のβテスターだったデータをこのSAOに持ち込めるっぽい。

ラッキ~序盤から少し他より強いステータスの状態で始められそうだ。

俺はすぐに了承したと同時に一気に目の前の世界が変化する。

そうして俺はゆっくりと目を開ける。

 

「・・・・・!!来たぜぇッ!!ここがソードアートオンラインの世界か!!なんだかワクワクしてきたぁぁ!!」

 

 

βテストの時と大きく変わっておりグラフィックなどもリアルな世界観。

始まりの街なのにどこか海外旅行にも言った気分だ。

俺は楽しみのあまり町中を走り回る。

 

 

「よし!さっそくフィールドに行くか!」

 

 

レベリングは基本中の基本・・・そうすべく俺はじまりの街を出る。

フィールドは広大な草原に囲まれており、そこにはモンスターもウジャウジャいた。

イノシシモンスターであるフレンジーボアも妙にリアルだし雰囲気があって俺はゾクゾクした。

なんか向うにもフィールド狩りしてるやつらがいたのでちょっと離れたところへ俺は移動する。

 

 

「とりあえず一発目はかるーく・・・」

 

 

てな感じで俺はいつもの感覚で手持ちのブロンズソードをモンスターへと振ってみた。

 

 

 

 

 

 

ズババババババァァァァァァァン

 

 

 

 

 

『オアァァァァァァァァァァァァァァァッ!?』

 

 

 

 

 

が・・・なんと俺が振った剣は狙ったモンスターだけでなく、辺り一帯のモンスターおよそ8体くらいまでも巻き込んで一気にポリゴンと化していった。

 

 

 

 

(あれ?おかしいな・・・焦)

 

 

 

いくらβテスター時代のデータを引き継いでいるとはいえ序盤ってこんな火力出せたっけ・・?

気になった俺はカーソルからステータス画面を開いてみる。

 

 

 

 

 

 

「は・・・?

 

 

 

 

 

れ・・・レベル1()0()8()?」

 

 

 

 

 

 

俺のステータスはなぜかいきなりレベル100超えていた。

HPとSP・攻撃力と防御力に至っては訳のわからない数値になっており・・・ソードスキルもメッチャべらぼうに揃っていやがる・・

こんなんチーターやん・・・・

 

 

(さすがに何かの不具合であると信じたい・・・)

 

 

でないと俺が最新型RPGのチーターってネットで炎上されて大バッシングされる事が目に見え・・・ネトゲの世界はマジで怖いからな・・

一度画面を閉じ再度確認するも結果は同じだった。

 

 

「まさか初日からこんな苦悩を得るとは・・・・とほほ」

 

 

苦悩を悟った俺はとりあえず街へ戻って適当に武器やら装備やら見にブラブラしようと考えていると・・・

 

 

「おーい!そこのアンタ!」

「オレか?」

 

さっき向こうでモンスター狩りをしていた2人組に声をかけられた。

1人はバンダナを付けた赤黒髪の青年、もう1人黒髪の若い少年だった。

 

「さっきの一撃凄かったな。アンタ一体どんなソードスキルを使ったんだ?」

 

「いや・・・ソードスキルは使ってないぞ・・・」

 

「「へ?」」

 

俺の言葉に2人はあっけに取られたかのような顔をしていた。

俺なんか変なこと言ったか?

 

「じゃ・・じゃあこの周辺のモンスターが一気に消し飛んだのは・・・」

「普通にブロンズソード振っただけだが・・・」

「ち・・・ちなみにレベルは・・・・・?」

「レベルは108だ・・・けどこれ多分バグかなんかだろうから正常な奴じゃないだろう」

 

 

 

 

「「《゚Д゚》」」

 

 

 

 

あまりのことに口が回らない二人。まぁ普通はそんなリアクションになるよな。

なんせまだリリースされて間もない。いくらベータ時代のデータ引き継ぎを行ったとはいえいきなりレベル100越えはあまりに常識はずれな数字なのだろう。

かなりぱにくった二人だったが、すぐに話を元に戻し本題へ入った。

聞けばこの黒髪の少年も元βテスターらしくもう一人のビギナープレイヤーに戦い方を教えていたのだそうだ。

マジか・・・同じβテスターならどっかで会ってたかもな。

そこで俺の一撃を見て俺からも協力してくれないかと頼まれたのだった。

 

 

「まぁ俺でよければ。とりあえず自己紹介しようぜ!これからもしかしたらまた会うかもしれないしな」

「そうだな。俺はキリト。そしてこっちが」

「クラインだ!よろしくな兄ちゃん!」

「あぁ!俺はスズキ!よろしくなキリト、クライン!」

 

そこから俺とキリトでビギナープレイヤーであったクラインへソードスキルの基礎、そしてこのSAOのゲームシステム等情報をキリトと共に説明する。

このゲームは第100層まであるらしく各層ごとに街や迷宮区(ダンジョン)が存在するって確か書いてあったな。

アイテムなども複数あり、剣などの装備品はもちろん回復アイテムや攻撃アイテム、そして蘇生アイテムなども存在する。

まぁ簡単な話典型的なRPGの仕様に基づいたVRでの仮想世界ゲームであるってことだ。時代にマジで感謝だぜ。

まぁ100層なんてこの先何年後先の話だろうな・・・

 

 

「スズキはこのゲームに詳しいな。βテストの時何層まで行けたんだ?」

 

とキリトに聞かれる。

 

 

テスト期間終了までのダンジョンとボスは()()()()()()。まぁもう少し欲しかったんだがβテストだし仕方ねぇか!」

 

 

「は!?ぜ・・・全部!?ということは13層まですべて!?」

 

 

キリトは驚いていた。

 

「なんだ?13層ってそんなにやばいのか?」

「やばいなんてもんじゃない・・・βテスト時代誰も到達できないとされていた13層まで攻略するなんて・・・!パーティーは?一体何人で挑んだんだ?」

 

 

 

 

 

「ソロ」

 

 

 

 

 

 

 

「!?」( ゚皿゚)

 

 

「な・・・なんだよ!!けっ・・!どうせ俺はパーティもロクに組めないただのゲーオタなんだよッ・・・泣!」

「いや・・・・ちがう・・・・あぁ!もう訳がわからなすぎる!」

「あー・・俺にはよくわからんがスズキがとんでもなく強い奴ってのはわかったぜ・・・」

「一体どれだけβテストの中にいたんだよ・・・・」

 

ちなみに俺はβテスト中はほぼ毎日15時間くらいやってたぜ。

腹が減っては飯を食って、またベータ入っての繰り返しだったからあれ?俺いつ寝た?って感覚は日常茶飯事だった。

不健康とはまさに俺にピッタリな言葉だろう!

キリトは色々頭を悩ませたのもつかの間、少し冷え切った所で再び狩りを再開する。

 

「ふぅ・・・結構コツつかめてきたぜ!二人ともありがとな!」

「なかなか筋が良いよクライン。この調子ならすぐにレベル10はいけそうだ」

「へへっ!ありがとよ・・・ってもうこんな時間!?」

 

そこでほぼ夕方へと差し掛かりクラインも宅配のピザを頼んでいたのでひとまず解散することとなった。

連絡も交換し合ったことで俺は街へと帰ろうとした。

 

 

 

 

「あれ?ログアウトボタンがねぇ・・・・」

 

 

 

 

背後のクラインからそんな声が聞こえたので俺は振り返る。

キリトと俺もカーソルから確認するも、クラインの言う通りそこに本来あるはずのログアウトボタンがなかった。

 

「まぁ今日は正式サービスの初日だ。バグの一つや二つがあって当然なのかもな!」

 

 

とクラインはそう言う。

しかし俺も伊達に最新型ゲームを何年もプレイしてきたわけじゃない。バグや不具合なんて幾度も見て来た。

故に俺は少し違和感を覚える。

 

(アナウンスやサーバーのダウンが行われていない・・・どういうことだ・・?)

 

俺たちはたまたま今気づいたが、俺達よりもいち早くログアウトボタンがないと気づいたプレイヤーもいただろう。

それなのに運営は何もしていない。

 

 

 

 

 

なぜか俺は嫌な予感がした。

 

 

 

 

 

 

「「「!?」」」

 

 

 

俺たち3人は突然はじまりの街の広場に集められていた。

 

「スゲェな・・・全プレイヤーいるんじゃね?何かのイベントとか始まるのか?ホラ。レイド的な」

 

始まりの町にて集められた大規模のプレイヤーの渦。

クラインはそう言うも・・

 

「いや・・・リリース初日からこんな大人数での大型レイドイベントが開催されるとかありえなくないか?」

「確かに・・・それに俺達は今強制的にここへテレポートさせられた・・・」

 

キリトは冷静にそう返してきた。

 

 

 

 

すると頭上に謎の文字が点滅していた。

 

 

 

WARNINGバァァァァァァ

 

 

 

そう書かれた文字は瞬く間に空全体へと広がり、そこから謎のローブをまとった何かが現れる。

 

 

「プレイヤーの諸君。私の世界へようこそ。私の名前は茅場明彦。今やこの世界をコントロールすることの出来る唯一の人間だ」

 

 

マジかよ。このゲームの製作者さん直々の登場とは・・・

そこから俺らはとんでもないことを聞かされる。

ここにいる全プレイヤーはこの世界SAOからログアウトすることができない。

それは不具合などではなく仕様だと意味のわからないことを言ってきやがった。

しかもここで死んだら現実世界でも命を落とすそうで、強制的に外部から外そうとしたりすると本体のナーヴギアが信号とかで俺たちの脳を破壊するんだとか・・・怖・・・

俺たちが唯一解放される条件はただ一つ。

 

 

【このゲームをクリアすること】

 

 

クリアまでの最終層は100層まで。

無理ゲー過ぎる・・・一体この先何年かかるだろうか・・・

とても想像することのできない恐怖が今この場にいる全プレイヤーへ襲い掛かっているだろう。

 

 

「では最後に私から諸君らへ一つプレゼント与えよう。メールボックスを見るといい」

 

 

GMがそうつぶやくと俺のメールボックスへ一つのアイテムが送付されていた。

そこには普通の手鏡が握られていた。

するとその鏡は一斉に発光した。

 

「眩しッ!!」

 

 

鏡には相変わらず俺の顔が映るだけ。

 

「なんだこれ?ビックリアイテムかなんかか・・?」

「キリト、スズキ大丈夫・・・・・え?お前誰だ?」

「え?!お前こそ・・・!」

 

いやお前達誰だ!?

まぁ・・・声でなんとなく予想はつくけど・・・

 

「もしかしてキリトとクラインか・・・?」

「あぁ・・・・そういうスズキはリアルとほぼ変わんないよな・・」

「マジかよ・・・てことはこれってもしかしてリアルでの俺たちなのか・・?」

「あぁ・・・多分」

 

あっぶねぇぇ!

もしこれで女アバターとかにしてたら黒歴史確定だったわ☆

案の定遠くからオマエオトコダッタノォォォォ!?ジュウナナッテウソダッタノカヨォォォ!?って悲鳴が聞こえてくる。

 

「けどよぉなんでこんなことするんだ?」

 

クラインの疑問へ答えたかのようにGMは口を開く。

 

「なぜこんなことを茅場明彦はしたのかと?目的はすでに達せられている。私はこの世界を作り干渉するためだけにソードアートオンラインを作った。そして今・・・すべては達成せしめられた」

 

 

 

ほほ~ん・・・・まぁあれだ・・・

要するに遅めの厨二病って奴だな・・・

 

 

 

(!?なぜか今誰かに侮辱されたような・・・)ズキッ

 

 

 

「い・・以上でソードアートオンラインのチュートリアルを終了する。では諸君。健闘を祈る」

 

 

 

カヤバシュン

 

 

 

 

 

そしてGMこと茅場明彦は姿を消し街は元の姿へと戻っていった。

 

 

 

イヤァァァァァァァ フザケンナヨォォォォォダセェェェェェェダシテクレヨォォォォォ

 

 

 

町中はどこもかしこも悲鳴で溢れていた。

当然だ。このゲームで死んだら本当に死ぬんだから・・・

俺もまだイマイチ実感がわいてない・・・少し気持ちの整理をしようとしたときだった。

 

 

「クライン スズキ!ちょっと来い!!」カタガシッ

 

俺とクラインは勢いよくキリトに路地裏へと連れていかれた。

キリトは俺たち2人にこの世界で生き残るために様々な攻略法などを教えるそうだ。

だから俺についてきて欲しいと。

しかしクラインは仲間達と合流すべく街へと戻っていった。

 

 

 

で残された俺たち二人はというと・・

 

「スズキは俺について来てくれ・・・・

 

 

 

というかマジで付いて来て下さい」

 

え?キリトなんで急に敬語になったん?

 

「今おそらくこの世界のプレイヤーの中で一番強いのはスズキだ」

 

とキリトは言うがあれはただのバグだったはずだ・・・今頃修正されて・・・

 

俺はもう一度ステータス画面を開く。

 

「やっぱり・・・それが正常なステータスなんだ・・・」

「マジんこですか・・・」

 

 

やはりそこにはレベル108のステータスが表示されたままだった。

なんなら()()()()()()()()()()()()()()()()。なんで?

 

 

「ということで付いて来て下さい。マジでお願いします」

「お・・お前なんかキャラ変わってね?まぁ全然いいぜ。どうせ行くアテもないし」

 

 

そう言うとキリトは大きくガッツポーズを取る。

当然だろう。見た所キリトはまだ幼い子供だ。いくらβ時代の経験があったとしてもこの一度でもゲームオーバーになればリアルでも死んでしまうデスゲームで生き残りたいに決まっている。

 

 

「これからよろしくなスズキ!」

「おうよ!そうと決まればさっそく次の村へと向かおうぜ!」

 

 

てことで早速俺たちは街を出て次の村へと向かった。

途中でウルフのモンスターに遭遇するも・・・

 

「ハァァァァァァァァァァァァ」

 

キリトは気合十分にソードスキルを放つ。

やはりβ時代の経験のおかげかキリトは俺と違い片手直剣の振りに長けている。

 

「!スズキ!囲まれてるぞ!」

 

 

『グルルルルルルルルルルルル』

 

 

俺の周りを取り囲むようにウルフおよそ10匹が唸りを上げる。

 

 

 

(このゲームで死んだら本当に死ぬ・・・・・こんなオオカミでもHPがゼロになったら・・・)

 

 

 

ふとそんな事が頭によぎる。

 

 

「・・・・ハハッ」

 

 

しかし俺は笑っていた

同時に俺は腰に手をかける。

 

 

 

 

「ふっ・・直剣は慣れねぇ・・・やっぱ相棒は()()しかいないなッ!」

 

 

 

 

そうして俺は()()()()()()()()を取り出し握りしめる。

 

 

 

(!?あれは・・・・・双剣!?)

 

 

 

決死の覚悟で俺はその刃を大きく振るいソードスキルを発動する。

 

 

「"インフェルノ・フレア"!!」

 

 

 

 

 

ズババババババァァァァァァァン

 

 

 

 

『グラァァァァァァァァァァ!?』

 

 

二本の双剣から放たれる灼熱の炎は辺り一体のウルフおよそ20体を一気にポリゴンへと変えて行った。

 

 

 

「うっし!行こうぜキリト!」

 

 

 

タッタッタッ

 

 

 

 

 

キリト「」(゚O゚)

 

 

 

 

 


 

 

 

 

時は少し前へ遡る。

 

 

「フゥ・・・・さて。一演説を終えたところで一旦休憩に・・・?そういえば数名のプレイヤーのソードスキルの不具合がまだ修正されていなかったな」

 

 

カタカタカタカタ エンターッ 

 

 

 

「危ない危ない。エラーやバグが報告されたりでもしたら大変だからな・・・・。とりあえずひと休憩挟んだら私も自身のアバターも作るとしよう」

 

 

この時GMこと茅場明彦は気づいていなかった。

この世界ですでに一人だけ不具合急の強さを持つプレイヤーがいると言う事。

そしてそのプレイヤーのソードスキルの強さを元に戻してしまったことを・・・・

彼は後にこの行いを後悔する事となる・・・




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投稿日は今のところ不定期でのんびりさせていただきます!
ではまた次回会いましょう!
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