ONE PIECEの思いついた短編の話   作:色々残念

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此方の話が思いついたので更新します




料理人としての旅路

食材の気配を感じるロングリングロングランドという島に上陸し、島に生える長い木に実る果実を採取してみた。

 

まるで棒のようにひょろ長いリンゴは長々リンゴという名前のようで、ロングリングロングランド特有の果実であるそうだ。

 

長々リンゴの味は通常のリンゴよりも美味であり、甘く爽やかな味わいがある。

 

素材の味をそのまま活かすなら、生の長々リンゴをリンゴジュースにするのが良いかもしれない。

 

という訳で長々リンゴを使って作ってみた新鮮なリンゴジュース。

 

豊潤なリンゴの香りと味わいがロジャー海賊団の船員達にも好評で、用意したリンゴジュースを直ぐに飲み終えて、おかわりを頼んできた船員達。

 

手早く包丁で皮を剥いた長々リンゴの種を取り、丸ごと搾り上げて長々リンゴの果汁だけを使ったジュースを作る。

 

長々リンゴのリンゴジュースを何杯も飲んで、ようやくロジャー海賊団の船員達は満足してくれた。

 

ちなみにロングリングロングランド特有の果実は長々リンゴだけではないようで、他にも長々キウイという果実もあり、此方の果実も棒のようにひょろ長いようだ。

 

生で食べてみると、この長々キウイは強い酸味もあるがしっかりとした甘味もあり、通常のキウイよりも味が良い。

 

長々キウイという食材の声を聞くと、加工されることを望んでいるとわかった。

 

最初はジャムが思い浮かんだが、良く晴れた空の天気を見て、ドライフルーツにすることを思いつく。

 

ひょろ長い長々キウイを薄くスライスして天日干しにし、充分に乾燥したら長々キウイのドライフルーツの完成だ。

 

生の果実よりも長持ちなドライフルーツは、ちょっとした保存食になる。

 

長々キウイのドライフルーツを味見してもらったが、乾燥したことで水分が飛んで、酸味と甘味が凝縮された味わいとなっていたらしい。

 

「甘酸っぱくて美味い」と評判は良く、長々キウイの味を更に美味しく引き出せたので、ドライフルーツに加工したのは間違いではなかった。

 

長々とした果実を幾つか船に積み込み、ロングリングロングランドから出航したロジャー海賊団。

 

東の海からの付き合いになる船も、だいぶボロボロになってきていて、船に限界が近付いているのは確実だった。

 

次に到着した島は、ウォーターセブンという島であり、造船所もあるみたいだ。

 

ウォーターセブンで船を修理してもらうか、それとも新しく船を作るかを決める為に、船大工に船の状態を確認してもらおうと、船大工を探すロジャー海賊団。

 

ロジャーが出会った魚人のトムという船大工に船を見てもらうことになり、船の竜骨に深刻な亀裂がある為、修理は不可能だと言われることになる。

 

船の修理が不可能であるなら、新しい船に乗り換えるしかない。

 

長い付き合いの仲間とも言える船と、ここで別れることになるのを悲しいと思う船員達は多く、ロジャーとレイリーも、東の海から一緒に航海してきた船を大切に思っていたのは間違いなかった。

 

それでも船長であるロジャーは決断して「俺達の新しい船を作ってくれねぇか?トム」と船大工のトムに新しい船の作成を頼んでいたな。

 

船の作成を頼まれたトムはロジャーのことを気に入っていたようで、偶々手に入った貴重な宝樹であるアダムを使って、ロジャー海賊団の新しい船を作ってくれるらしい。

 

腕の良い船大工なトムでも船を作るのには、それなりに時間がかかるそうなので、しばらくウォーターセブンで過ごすことになるロジャー海賊団。

 

ウォーターセブン特有の食材が気になっていた俺は、直感に従って向かった先で、水水肉という食材と出会う。

 

水水肉はウォーターセブンの水に浸けて熟成させた肉であるようであり、そのまま食べてみると物凄く柔らかい肉であることがわかった。

 

肉の味や旨味を損なうことなく、とろけるような柔らかさだけを肉に与えるウォーターセブンの水には、独特の効能があるのかもしれない。

 

水水肉は焼いて食べても美味いそうで、バーベキューにしてみるのもいいだろう。

 

その後、ウォーターセブンを探索中に食材以外にも気になる塩を発見。

 

アクア・ラグナという大津波によって運ばれてきた特別な塩は、通常の塩よりも段違いに味が良い。

 

俺の惑星の食材まで使って交渉して、それなりの量の特別な塩を手に入れることができた。

 

それからロジャー海賊団の面々と合流し、購入した水水肉を使ってバーベキューを始めてみたが、アクア・ラグナの塩を使った塩だれが好評だったことは確かだ。

 

素晴らしい味のアクア・ラグナの塩をもとに作成した塩だれを、焼いたことで香ばしくなった水水肉に絡めて更に焼き、塩だれと焼き水水肉の味が調和したところで大皿に乗せていく。

 

大皿の上から瞬く間に無くなっていく塩だれを絡めた焼き水水肉を、どんどん追加していったが、ロジャー海賊団とトムは凄まじい速度で肉を食べていった。

 

栄養バランスも考えて野菜も食わせておいたが、水水肉の消費量がとんでもないことになっていたな。

 

それから2週間後、船大工のトムによって完成したロジャー海賊団の新しい船。

 

船の名前はロジャーが考えていたようで、新しい船はオーロ・ジャクソン号という名前になった。

 

海賊船オーロ・ジャクソン号が、ウォーターセブンを出航し、更に先へと航路は進む。

 

新しい船のオーロ・ジャクソン号は、とてつもなく頑丈な船であり、そう簡単に壊れることはないようだ。

 

グランドライン前半の海から、後半の新世界へと向かうには魚人島を通る必要がかるらしく、シャボンディ諸島でコーティングをしなければいけないらしい。

 

副船長のレイリーはコーティングの技術に興味があるようで、シャボンディ諸島のコーティング職人から積極的にコーティングの技術を学んでいたな。

 

随分とスジが良いと職人に褒められていたレイリーは、既にコーティング職人になれるほどの技術を身につけていて、更に経験を積めば、1流のコーティング職人になれると太鼓判を押されていた。

 

腕の良いコーティング職人に頼み、オーロ・ジャクソン号のコーティングも終えて、向かった魚人島。

 

到着した魚人島で、良い匂いがする場所に向かうと、魚人島のお菓子が売られている店がある。

 

商品として売られている抱えられるほどに大きいロールケーキを購入し、ロジャーと半分に分けて食べてみた。

 

なかなか美味しいロールケーキだったが、少し足りていないものがあるな。

 

とはいえ俺がいきなりそんなことを言っても、お菓子を作っている魚人島の職人も良い気はしない筈だ。

 

俺がそう思っているとロジャーが「シバならもっと美味いロールケーキを作れるぜ」と魚人島の菓子職人相手に挑発するようなことを言い出す。

 

そんなロジャーの余計な一言で、魚人島の菓子職人と菓子作りで勝負することになってしまった。

 

こうなってしまったら仕方ないので、料理人として菓子を作ることを決めた俺は、魚人島の菓子職人と同じくロールケーキを作り始める。

 

ただし俺が作るのは普通のロールケーキではなく、醤油を使ったロールケーキであり、それ以外にも様々な手を加えてある品だ。

 

バニラアイスを添えて完成した醤油バニラロールケーキを、審査員代わりの人魚達に食べてもらうと、人魚達の判定により俺の勝利が決定。

 

納得がいかない様子の魚人島の菓子職人にも醤油バニラロールケーキを食べてもらうと衝撃を受けた様子だったな。

 

「存在感のあるバニラ香に、甘口のワインを煮詰めたような濃厚な旨味。醤油とバニラで何故こんなに一体感のある味が」

 

驚いていた魚人島の菓子職人に、醤油の中には元々バニラと同じ香り成分が入っているんだ、と教えておく。

 

醤油の香りは醸造期間中に、麹菌、酵母、乳酸菌などの作用で作り出され、バラやソーセージに果物、それに加えてウィスキーやコーヒーの香りなど、その香り成分は300種を数えるほどだ。

 

醤油の中にあるバニラの香りと、本家本元のバニラの相乗効果。

 

バターの量を減らして、その分大豆油を足したことで、原料が同じ醤油との相性は抜群。

 

バニラアイスクリームには白胡椒が混ぜてあるので、乳製品の生臭さが抑えられて上品な風味に仕上がる。

 

そんな様々な手を加えて作り上げた醤油バニラロールケーキについて説明していくと「完敗だ」と敗北を認めた魚人島の菓子職人。

 

菓子作りの勝負に勝利したところで、魚人島の菓子職人にアドバイスをしておくと、菓子職人は素直にメモを取って内容を覚えようとしていた。

 

魚人島の他の菓子職人からもアドバイスを頼まれたので、それぞれの菓子を食べて、足りないものを真剣にアドバイスしていく。

 

菓子職人達は全員真剣にアドバイスを聞いて、しっかりとメモを取っていたのは間違いない。

 

向上心のある菓子職人達の腕が更に上がれば、次に魚人島に来た時、もっと美味しい菓子が食べられるかもしれないな。




ONE PIECEの原作と違う点
ロジャー海賊団に所属中のレイリーがコーティングに興味を持ち、既にコーティングの技術を身につけている
四馬によって魚人島の菓子職人の技術が向上し、魚人島の菓子が更に美味しくなった
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