ガンダムビルド艦隊これくしょんビビッドアーミー 〜ビスマルクとプリンツ・オイゲンの奇妙な…〜   作:星龜

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戦術的勝利


 

ベギルベウ([ビスマルク])からの攻撃を、ガンダ([アミオ])ムフェネケースジャックは回避したが…

 

ベギルベウ([ビスマルク])ガンダ([アミオ])ムフェネケースジャックが回避した方向に向けて、ベイオネットのビームガンを撃ってきた。

 

「くそっ!!」

と、ベギルベウ([ビスマルク])からの攻撃をシールドで防ぐガンダ([アミオ])ムフェネケースジャック。

 

そこに…

 

「なにっ!?」

 

ベギルベウ([ビスマルク])が、右手に持つベイオネットの剣で斬りかかってきた。

 

ベギルベウ([ビスマルク])の斬撃をシールドで防ぐガンダ([アミオ])ムフェネケースジャックだったが…

 

な…ッ!?

 

ベギルベウ([ビスマルク])は、左手に持つベイオネットの剣で、ガンダ([アミオ])ムフェネケースジャックの右足を突き刺した―!!

 

「くっそぉ…!!」

と、右足が爆散し、地面に倒れるガンダ([アミオ])ムフェネケースジャック…。

 

(!?)

と、ロックオン警報を聞いて、正面モニターを見れば…

 

ベギルベウ([ビスマルク])が、右手に持つベイオネットのビームガンの銃口を向けていた…。

 

観念するアミオだったが…

 

ベギルベウ([ビスマルク])は右手を下ろした…。

 

「なぜ…撃たないんですか…?」

と訊くアミオに

 

あまりの弱さに、撃つ気すら起きませんよ…。

と言い放つビスマルク。

 

なっ…!?

と、愕然とするアミオ…。

 

振り返ったベギルベウ([ビスマルク])に、ビームライフルの銃口を向けるガンダ([アミオ])ムフェネケースジャック。

 

「みくびらないでくださいっ!!

ビスマルクさんを後ろから撃つことだって…!!」

とアミオは叫ぶが

 

〈無理よ。

貴方は、そんな人じゃない。》

と言い残し、ベギルベウ([ビスマルク])は飛び去っていった…。

 

(くそっ…!!)

 

ビスマルクの言う通り…

 

アミオは飛び去っていくベギルベウ([ビスマルク])を、後ろから撃つことはできなかった…。

 

 

ギャン([アリア])シュトロームXANGO(ザンゴー)と交戦するガン([深海])ダムヴァイセリアスだったが

、思わぬ苦戦をしいられていた…。

 

というのも、ガンダムヴァイセリアスは深海が作ったガンプラではないので、当然だがMKI(ミカイ)フレーム*1が使われていないため、思ったように操作できないのだ…。

 

そのため、通常なら当たるはずの攻撃もギャン([アリア])シュトロームXANGO(ザンゴー)に回避されてしまい…

 

逆に、ギャン([アリア])シュトロームXANGO(ザンゴー)からの攻撃を回避するのに必死という有様だった…。

 

 

そして…

 

ついに…

 

なにッ!?

 

被弾してしまい、右腕の下腕部を失ってしまった…。

 

「やるわね…。

腕を上げたわね…。」

と、アリアを称える深海。

 

しかし、アリアは

〈えっと…

どちら様ですか?》

と、困惑していた。

 

(そうだった★

今の私は女だったんだ★)

と思い出し、苦笑する深海。

 

「こっちの話よ★

いくわよ…!!

まだ勝負はついていない…ッ!!」

と、ガン([深海])ダムヴァイセリアスは左手のラピッドショットを撃とうとした…

 

その時、レーダーが接近してくる機影を捉えた。

 



 

【機体名】

ブラックナイトスコード・シヴァ・ジルコニア

 

【戦場適応】

宇宙戦 ◎

空中戦 ✕

地上戦 ○

水中戦 △

 

【得意戦術】

射撃戦 ◯

接近戦 ◎

 

【ベースキット】

1/144 HG ブラックナイトスコード・シヴァ

 

【ガンプラタイプ】

汎用型モビルスーツ

 

【ガンプラ属性】

 

【アビリティ】

フェムテク装甲

 

【ガンプラファイター】

ダン

 



 

(ブラックナイトスコード・シヴァといえば、【機動戦士ガンダムSEED FREEDOM】に出てきたモビルスーツで…

たしか、ビーム兵器が効かないんだったわね?)

と思い出す深海。

 

(しかし…

どうしようかな…?)

と悩む深海。

 

深海の実力ならば、2体の敵など、容易く撃破できるのだが…

 

機体(ガンプラ)の方が、深海の能力に対応できていない…。

 

これでは、まともに戦えない…。

 

(ここは、退くしかないか…。)

と、撤収することにする深海。

 

「この勝負、預けるわ…ッ!!」

と、ガン([深海])ダムヴァイセリアスは撤退しようとしたが…。

 

 

「逃さないッスよォーッ☆」

と、ブラ([ダン])ックナイトスコード・シヴァ・ジルコニアがガン([深海])ダムヴァイセリアスに挑みかかる。

 

《ダン君、ダメだよ!!〉

とアリアがダンを呼び止めるも

 

「大丈夫ッスよォ〜☆」

と、聞く耳を持たないダン…。

 

やむを得ず、ダンの援護にまわるアリア…。

 

 

(逃さない…

というよりも、深追いしてきてるみたいね…。

仕方がないわね…★

相手をしてやるか…★)

と、深海はブラ([ダン])ックナイトスコード・シヴァ・ジルコニアとギャン([アリア])シュトロームXANGO(ザンゴー)を迎え撃つことにする―。

 

 

ブラ([ダン])ックナイトスコード・シヴァ・ジルコニアは、両手にOWC-M5A2 ビームサーベルを持って、ガン([深海])ダムヴァイセリアスに斬りかかる。

 

ところが、ガン([深海])ダムヴァイセリアスは右にかわすと、左手のパイソンクローでブラ([ダン])ックナイトスコード・シヴァ・ジルコニアの胴体を斬りつけた!!

 

ぬがぁッ!?

と、火花を散らして吹き飛ぶブラ([ダン])ックナイトスコード・シヴァ・ジルコニア…。

 

「ちくしょうッ★

これでもくらうッス!!」

と、ダンは武装スロットから『SA(必殺技)』を選択した。

 

そして―

 

くらえっスゥッ!!

と、ブラ([ダン])ックナイトスコード・シヴァ・ジルコニアは胸部装甲を開いて、VIG-M70C 近接短針投射システムから大量の針を発射した。

 

だが!!

 

うっそォ…ッ!?

 

ガン([深海])ダムヴァイセリアスは至近距離から撃たれることを想定していたかのように、空に飛び上がって、ブラ([ダン])ックナイトスコード・シヴァ・ジルコニアのVIG-M70C 近接短針投射システムから発射された針の嵐を回避したのだ。

 

空に飛び上がったガン([深海])ダムヴァイセリアスは、ラピッドショットを撃ちながら降下する。

 

どわぁあぁあ…ッ!!

と、ガン([深海])ダムヴァイセリアスからの攻撃を回避できず、被弾してしまうブラ([ダン])ックナイトスコード・シヴァ・ジルコニア…。

 

そして…

 

ぎぃやあぁあぁ…ッ!!

 

ガン([深海])ダムヴァイセリアスのパイソンクローで斬り裂かれたブラ([ダン])ックナイトスコード・シヴァ・ジルコニアの耐久値はゼロになり、爆散した…。

 

 

ブラ([ダン])ックナイトスコード・シヴァ・ジルコニアの援護に来たのに、間に合わなかったギャン([アリア])シュトロームXANGO(ザンゴー)…。

 

むしろ、左手一本でブラ([ダン])ックナイトスコード・シヴァ・ジルコニアを撃墜したガン([深海])ダムヴァイセリアスに恐怖を感じ、ギャン([アリア])シュトロームXANGO(ザンゴー)は逃げ出した…。

 

 

(賢明な判断ね…☆)

と、ガン([深海])ダムヴァイセリアスも撤退していった…。

 

 

撤収するガン([深海])ダムヴァイセリアスに合流する、ベギルベウ([ビスマルク])ベギルペンデ([プリンツ・オイゲン])

 

《提督、それは…!?〉

と、右腕の無いガン([深海])ダムヴァイセリアスを見て、驚くビスマルク。

 

「私としたことが、油断してしまったわ…★」

と言う深海。

 

《仕方がありませんよ。

その機体(ガンプラ)は、提督の物じゃないんですから…。〉

という、プリンツ・オイゲンからのフォローに対し

 

「そうね…。」

と答える深海だったが、しかし、ガンダムヴァイセリアスは、自身の技量に追随できるくらいの改良が必要だと感じた…。

 

その時

《8時方向より、空から接近してくる機体(ガンプラ)があります!!〉

と、プリンツ・オイゲンからの通信が入った。

 

深海がレーダーを確認したが、接近してくる機体(ガンプラ)は、味方機を示す青い光点で表示されていた。

 

「安心しないで、プリンツ。

味方よ。」

と言う深海。

 

正面モニターに味方機のデータが表示されたが、それはミモザ、サキ、ジュリーの機体(ガンプラ)だった。

 

「無事だったみたいね。」

と訊く深海。

 

ジムⅢ(NPC)の迎撃で精一杯で、発電所攻撃どころじゃなかったわ…

…って、深さん、やられたの!?〉

と言うミモザ。

 

「問題無い…

…と言いたいけど…

別の問題が発生したわ…。」

と言う深海。

 

《別の問題?〉

と訊くミモザ。

 

「戻ってから話すわ。」

と言う深海。

 

 

こうして【デンマーク・ストレート】の全力出撃は、アリス陣営の発電所攻撃という目的を達成できず、ただ、アリス陣営の侵攻部隊の侵攻を阻止するのみという、戦術的勝利を挙げるにとどまった…。

 

 

一方、アミオ達は、ガンダ([アミオ])ムフェネケースジャックとギャン([アリア])シュトロームXANGO(ザンゴー)が、空を飛んで撤退していっていた―。

 

 

《えぇ!?

ティナ、やられちゃったの!?〉

と、アミオからティナが撃墜されたと聞いて、驚くアリア。

 

「そっちは、ダンがやられたのか…。」

と言うアミオ。

 

アリアの話によると、撤退しようとしたガン([深海])ダムヴァイセリアスをダンが深追いしてしまい、返り討ちにされてしまったという。

 

《ところで、あの『ニュータイプ』の女性ファイターなんですけど、なんだか、私のことを知っているみたいだったんです。〉

と、不思議がるアリア…。

 

 

アリアも過去に一度、深海と対戦したことはある*2のだが、アミオはその時、アリアには深海のことを、深海の偽名である「黒野 深」と紹介していた―。

 

 

しかし、今回は撫子の術のせいで、深海は女体化してしまっている。

 

この経緯の説明が難しいため、アミオは、アリアの対戦相手の正体を伏せておくことにした…。

 

 

(それよりも…

僕は…。)

と、うなだれるアミオ。

 

ビスマルクと対戦するも、手も足も出ず

撃墜する(倒す)価値も無い

と突き放されてしまった…。

 

見返してやりたくても、相手は本物の戦場を経験している元艦娘…。

 

技量の差は、あまりにも大きい…。

 

(僕は…

どうすればいいんだ…?)

と、アミオは苦悩した…。

 

*1
詳しくはこちら→https://syosetu.org/novel/299759/5.html

*2
https://syosetu.org/novel/269619/26.html#footer_link

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