ガンダムビルド艦隊これくしょんビビッドアーミー 〜ビスマルクとプリンツ・オイゲンの奇妙な…〜   作:星龜

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敗戦への道(1)


 

発電所を破壊し、控室に戻ってきた深海達―。

 

 

ビスマルクとプリンツ・オイゲンを撃墜したパイナを撃墜し、ビスマルクとプリンツ・オイゲンの仇はとった深海だったが、どうにも、胸の内が晴れなかった。

 

家族を何よりも大事にする深海にとって、パイナや、先に戦ったホワのような

自分の愉しみを最優先するような人物の心情が理解できない

のだ。

 

そういう人間は

ヘタに同情すると、かえってつけ上がる

から厄介だ。

 

(つまり…

悠久の地(ここ)』は、そういった人間達の流刑地

なのかもしれないわね…。)

と、深海は思うことにした…。

 

 

「ところで…

現在の戦況は、どうなっているの?」

と訊く深海。

 

「マズいわね…。

こっちの発電所の損害率が29パーセントに達したわ…。

一方で、アリス陣営の損害率は23パーセントよ…。」

と、タブレットを見ているサキが言う。

 

「アカんな★

今回はロクなヤツ参加しとらんな★」

と言うジュリー。

 

「こりゃ、今回は負けね…★」

と言うミモザ。

 

「挽回できる方法は無いの?」

と訊く深海に

 

「メイコ様がアリス様に勝つか

私達がアリス様の城を落とさないとね…。」

と言うユイ。

 

(つまり、味方兵力が低いということか…。

この兵力で7パーセントの損害をあたえることは不可能ということね…。)

と、腕を組んで考える深海…。

 

「なら、このあと、私達が出撃して、いくら発電所を破壊したところで、戦局に影響は無いということね?」

と訊く深海に

 

「そういうこと。

だから

攻城戦が始まる11時まで

のんびりしていたらいいんじゃないかな?」

と言うミモザ。

 

「攻城戦?」

と訊く深海に

 

11時になったら八戦神様が出撃できるようになる

の。

同時に、私達も八戦神様の城を攻撃できるようになるの。」

と言うミモザ。

 

「なら、このあと、私達が出撃しても、戦局に何ら寄与しないのであれば、ムダな戦闘は避けるべきね。

ビスマルク。

プリンツ。

攻城戦が始まるまで待機よ。」

と言う深海。

 

Ja(はい)。」

と答える、ビスマルクとプリンツ・オイゲン。

 

そして、寝室へと入っていった。

 

「じゃ、私達も攻城戦始まるまで寝よっか★」

と言うミモザ。

 

「その方がよさそうだな★」

と言うサキ。

 

こうして、ミモザ達も攻城戦が始まるまで、寝室で休むことにした―。

 

 

寝室のベッドに寝る深海。

 

「あなた達も、休める時に休みなさい。」

と言う深海。

 

Ja(はい)。」

と答えたビスマルクとプリンツ・オイゲンは服を脱いで、下着姿でベッドに寝る…。

 

 

ほんの数分で、深海は眠りに落ちた…。

 

「はやっ!?」

と、深海の寝落ちの早さに驚くプリンツ・オイゲン。

 

そして、ベッドから降りると、深海が寝ているベッドに向かう。

 

「ふふっ☆

かわいい☆」

と、寝ている深海の頬を指でつつくプリンツ・オイゲン。

 

「やめなさい、プリンツ。」

と、プリンツ・オイゲンを諌めるビスマルク。

 

「だって…

かわいいもん☆」

と、深海の寝顔を見つめるプリンツ・オイゲン。

 

ビスマルクもベッドから降りて、プリンツ・オイゲンの右隣に行く。

 

(・・・・・・☆)

 

たしかに、プリンツ・オイゲンの言う通り、女体化した深海の寝顔は、とても魅力的で…

 

かわいかった…☆

 

 

ビスマルクは深海のベッドに乗って、深海の左隣に添い寝する。

 

「あぁっ★

お姉様、ズルい★

私も☆」

と、プリンツ・オイゲンも深海のベッドに乗り、深海の右隣に添い寝する。

 

 

そのまま、3人、川の字になって、眠りについた…。

 

 

 

 

アリス陣営に所属しているアミオ達の控室では…。

 

 

「やったッス☆

あっちの発電所の損害率が29パーセントに達したッス☆

損害率30パーセントまで、あともう一息ッス☆」

と、タブレットを見ているダンが言う。

 

「よし☆

このまま押していけば勝てるな☆」

と喜ぶアミオ。

 

その時、控室のドアがノックされた。

 

「誰だろう?」

と、アミオがドアを開けると…

 

 

アァミオォォオォォッ!!

 

 

と、アミオの妻となったビビが憤怒の表情で控室に入ってきた★

 

「うわあぁあぁ…ッ★

ビビィィイィィ…ッ★」

と、仰天するアミオ…。

 

ここで何をしているゥゥウゥゥッ!!

アミオにパワーボムをくらわせるビビ…。

 

それを見て、かたまってしまうアリアとティナ姉弟…。

 

「あの…

私が誘っちゃいました…。」

と、恐る恐る言うアリア。

 

「ほぉ…。

私の旦那に手を出すとは、いい度胸だ…★

覚悟はできてんだろうな?」

と、アリアを睨みつけるビビ。

 

「ひぃっ!!」

と、ビビに睨まれて萎縮するアリア…。

 

「アリアは悪くないよ…。

アリアの誘いに乗った僕が悪いんだ…。」

と立ち上がるアミオ。

 

「当然だッ!!

コンビニに行ってくると言って、何か嫌な予感がしたんだ…!!」

と、アミオを睨みつけるビビ。

 

どうやら、アミオはガンプラバトルをしに外出しようと、ビビにウソをついて外出したのだが、ビビにはバレていたようだ…。

 

 

「で、今、どんな状況なんだ?」

と訊くビビ。

 

「あ…はい…。

メイコ陣営の発電所の損害率が29パーセントに達したッス。」

と言うダン。

 

「なら、もう一押しだな…☆」

と言うビビ。

 

「ゑっ?

ビビ先輩も参加するの?」

と訊くティナ。

 

悠久の地に来てしまった以上、地上に戻る方法は2つに1つだろ?

と、どこからか、愛機の

サザビー・アスライト

を出した。

 

 

ビビの新たな愛機(ガンプラ)

サザビー・アサルト・ライトバージョン

 

通称

サザビー・アスライト

 

かつて使用していたサザビー・アサルトを若干改良した機体(ガンプラ)で、機体名の『アスライト』とはアサルトとライト(Light)をくっつけた造語だ―。

 

 

「助けに来てくれたのは、ありがたいけど…

厄介な問題があるんだ…。」

と言うアミオに

 

「誰が助けに来たと言った!?

お前を連れ戻しに来たんだッ!!」

と怒るビビ。

 

しかし、アミオはめげずに

「じつは深さんが来ているんだ。」

と、ビビに厄介な問題を伝える。

 

「シン?

誰だ?」

と訊くビビに

 

「黒野 深さんだよ。」

と教えるアミオ。

 

「はぁっ!?

何で、アイツがここにいるんだ!?」

と驚くビビ。

 

「よくある事故だよ。

悠久の地への転移ゲートが、日本に繋がってしまったみたいなんだ。」

と言うアミオ。

 

「ヤツがいるなら丁度いい☆

たまったツケを払わせてやる☆」

と意気込むビビだったが

 

「それが、そうもいかないんだ…。

あろうことか、深さん『ニュータイプ』に覚醒しているんだ…。」

というアミオの発言を聞いて

 

「なんだと…!?」

と絶句するビビ。

 

 

ビビも、かつては『ニュータイプ』という謎の能力を持っていたが、アミオと結婚して娘のカイを出産したら

どういうわけか『ニュータイプ』能力が失われてしまった

のだ…。

 

 

「しかも…

これは撫子の仕業らしいんだけど…

深さん…

女体化

してるんだ…。」

というアミオの発言を聞いたビビは

 

「は…?」

と、呆然となった…。

 

「とにもかくにも、深さんは『ニュータイプ』になってしまったから、もう僕達じゃ太刀打ちできないよ…。」

と言うアミオ。

 

「オレもぜんぜん、手も足も出なかったッス…。」

と肩を落とすダン。

 

「チッ★

今度会ったら、ツケを払わさせるつもりだったんだけどな…。」

と、ビビは悔しがった…。

 

「とにかく、深さんに出会わないよう祈りながら、発電所の攻撃に向かおう。

損害率が30パーセントをこえたら、こっちが勝ったも同然だ。」

と言うアミオ。

 

「そうだな…☆」

と、不敵な笑みを浮かべるビビ。

 

 

そして、午前9時30分―。

 

コクピットルームに入るアミオ達―。

 

 

 

『GUN-PLA Battel, Stand up.』

 

システムが起動し始めた。

 

 

『Please set your GP base.』

 

GPベースを、スロットにセットする。

 

 

『Please set your GUN-PLA.』

 

ガンプラを、カタパルトデッキにセットする。

 

 

コクピットルーム内に、ホログラフィーで再現された球体操縦桿と正面と左右のカメラモニターや、残弾数や各部のダメージ表示を示すメモリなどが映るモニターが現れる。

 

球体操縦桿を握り、そして―

 

 

『Battel start!!』

 

バトルスタートの合図が鳴り響く―!!

 

 

「アミオ!!

ガンダムフェネケースジャック、行くぞ!!」

 

「ビビッ!!

サザビー・アスライト、出るぞッ!!」

 

「アリア。

ギャンシュトロームXANGO(ザンゴー)、出ます!!」

 

「ティナ☆

デミトレーナー・ティナ、急げ急げぇ〜☆」

 

「ダン☆

ブラックナイトスコード・シヴァ・ジルコニア、出るッス☆」

 

と、アミオ達の機体(ガンプラ)が発進した―。

 

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