このすばらしき幼馴染な騎士王に祝福を!   作:とある科学者A

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お待たせしました!
さてと、今回の投票結果ですが。

(8) 『裁判が始まる少し前』
(5) 『デストロイヤー討伐戦ちょい前』
(11) 『デュラハンとの戦闘(二回目)前』
(15) 『パーティ募集中(ダクネス加入直後)』
(11) 『カズマとほぼ同時期に転生』
(33) …あ、やべ。遡り過ぎた。『原作一年前』

…女神がやらかしたようですね。
次話、このアンケート結果を反映します。

エイムンさん、名も無き紳士さん!評価ありがとうございます!

では、続きをどうぞ!


EP2:この花の魔術師に再会を!

___目を開くとそこは遠くに中世ヨーロッパ風の街が見える異世界でした。

 

そんな、よくあるようなプロローグが似合うような光景に、しかし俺はじっくりと見渡すことをせずにそのまま、ゆっくりと後ろを向き確認すると___。

 

「…アルト…リア……?」

 

そこにはやや呆然として、涙目となった花の魔術師(マーリン)の姿が確認できた。

 

「…アルトリア…で合ってるよね?ボクの夢じゃ…ないよね?」

「えぇ、貴女の弟子兼子供。騎士王の再来なんて厨二病くさい二つ名を持ち。幾度となく私と同じくらい幸運な幼馴染と一緒に心霊事件に巻き込まれた、アルトリアですよー。…ふふっ、先程の悲劇的な別れが台無しになっちゃいましたね」

 

そう言って俺はふざけつつ、呆れ苦笑混じりの、悪戯っ子のような笑顔を浮かべる。

 

自分自身(マーリン)がこちらに来ることを了承したからこそ、ここにいるのに、先程からその本人はというと、夢か幻かとばかりに現実だと信じられていないようで、何度も頬をつねったり、瞬きを繰り返したり…と、先程からその様子だったのだ

 

そりゃ呼び出した本人である俺もなんだかなぁとばかりに、そんな顔にもなってしまうというものだった。

 

「もう、マーリン。いつまでそうしているつもりなんですか?」

「でも…だって」

「もう…私のところに来たいと言ったのは貴方じゃないですか。それともまだ夢かもって思っているんですか?しっかりしてください、私は…ちゃんとここにいますよ。()()()()

「…ッ〜…!!」

 

 

その一言で現実味を帯びたようだ。

堰き止めていた感情が溢れ出すように…涙を流しながら、走り、飛び込み、抱きついてくる。

その唐突な衝撃に思わず、驚き、後ろに倒れてしまったが___そこはご愛嬌っていうものであろう。

とそこで、大切なことを言い忘れてたことに気がつきた。

一度、俺は眠りについたのだからこれを言わなければ、始まらないだろう。

私はその言葉を口に出す。

 

「___そういえばこれを言ってませんでしたね。おはようございます、マーリン」

「……ふふっ。おはよう、アルトリア」

 

___こうして、異世界にて俺達二人は笑い合って、再開した。

 


EP:2

この花の魔術師に再会を!

『花の魔術師と二人三脚!』


 

「___やっと落ち着きましたか?マーリン」

「あぁ…うん。落ち着いた。ははっ…まだ夢見ているようだよ…」

 

現在、俺達は遠くに見える街に向かっている最中である。

道中、なんかでっかいカエルが来たりしたが…そこはさすがマーリンというべきか。

幻術で近くにいたもう一匹のカエルとうまいこと争わせ、その隙に自身の膨大な魔力に任せてガンドで二匹纏めて撃ち抜き、ぶっ倒した。

ただの人が使うと、足止め程度にしかならないが、マーリンが使うと魔力の暴力でどんなものでも貫通するAP弾となるのだ。

しかもこれで魔力の質が防御よりの女性体で撃ち出し、一撃必殺にしたのだから、この師匠の怖いところである。

 

とそこで一つ疑問を口に出す。

 

「そういえば、マーリン」

「なんだい?」

「その身体って…幻想体(アバター)なんですか?」

 

___幻想体(アバター)

それはマーリンが理想郷(アヴァロン)の外で活動をする際に使う身体のことで。

理想郷(アヴァロン)から出ることができない彼女(かれ)にとって、読み方通り、分身となるアバターである。

現実世界でも使うことができ、その記憶や感覚等はリアルタイムで共有されるらしいとのこと。

つまり、双子の共有感覚やら、某忍者マンガの影分身の術みたいなもんである。

 

で、何故、そんなものであるか?と聞いたのかというと。

 

「…あぁ、なるほど。そういうことか。つまりボクが()()を出せるのかどうか聞きたいんだね?」

「えぇ、まぁ概ねその通りです。ぶっちゃけ、マーリンが幻想体(アバター)なのか、本体なのかで強さはかなり変わってきますので…」

 

例にするならば。

保持する魔力量の平均値が500ml〜750mlペットボトルだとすると、俺が2lペットボトルくらい、マーリンの幻想体(アバター)は、その倍であり、本体ともなると風呂水一杯分にとなる。

その為、できるのなら本体であって欲しいのだが…。

 

「本体ではあるよ?…でも悪いけれど、こっちに来る際に魔力関係にちょっと制限をね…」

「そうですか…」

 

どうやら、そう簡単な話ではなかったらしい。

まぁ、先程のガンドを見た感じでは、少なくとも幻想体(アバター)より強いのはわかってたし。

そもそも、本体が来てる時点で魔力精密操作能力は格段に上がっているだろう。

 

「…それにしても、話変わりますが、今、私達はなんとなくで街の方に歩いてますが…こっちであってるんでしょうか?」

「…確かにね」

 

なんせ、適当に、こっちかなと言う感じだけで歩いているのだ。ぶっちゃけ進む道が合ってるのかすら、わからない状態である。

下手すればラスダン一歩手前の町である事も否めなかった。

…まぁ、それでも少なくとも、私たちなら死ぬ事はないだろうが。

 

「とりあえず、街についてから考えましょうか」

「だね」

 

そうして、私達は時折襲ってくるモンスターを退けながら、遠くに見える街へと足を進めるのだった___。

 

着いた先は?

  • 王都
  • 始まりの街アクセル
  • 紅魔の里
  • 水と信仰の街、アルカンティア
  • 獣人の町、ジャーパリ(オリジナル)
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