このすばらしき幼馴染な騎士王に祝福を!   作:とある科学者A

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なんとか書けました。にしても中々長くなったな。これ…。

さてと、前回のアンケートですが
(24) 妹弟子、ゆんゆん爆誕!
(12) ボクガナカマニナルモンニ!
(28) なんだ、投影魔術かぁ…ん?投影魔術!?
(14) あぁ、カリバーンが!?
(9) …おい、何してんだ転生者ァ!?
(29) 上位三位までが起こった!

ふむふむ?なるほど?
ではこのアンケート結果を後々反映させますね。

キンキンキノコさん評価ありがとうございます!

では続きをどうぞ!


EP4:この二人に冒険者登録を!

「…はぁ、まさか、この剣を手に取ることになるなんて思いませんでした」

「私も、これを見るのは、誕生日プレゼントとしてカズマに知り合いに作ってもらったレプリカを渡して以来___本物は、アーサーが約束された勝利の剣(エクスカリバー)を手にする為に手放した時以来か…懐かしい…」

「綺麗な剣…」

 

 そう各々の感想を言いつつ、見るのは、自身の持つ約束された勝利の剣(エクスカリバー)よりも細身で、華美な装飾がなされた黄金の剣。

 

勝利すべき黄金の剣(カリバーン)

 

それがこの剣の銘であった___。

 


EP:4

この二人に冒険者登録を!

『ついでに能力確認も!』


 

「___にしても、まさかこの剣がこの娘の元に渡るなんてねぇ…」

 

 現在、俺達はクリスに頼んで人通りの少なく人目がつかない場所に来ている。

理由としては二つ。

一つ、少し試したいことがあり、人が居るところだとやりづらいことだった為。

そして二つ目。こちらが何よりの重大事項。

勝利すべき黄金の剣(カリバーン)の封印を解く為。

んで、先に二つ目の理由を優先させて、やっと今終わったところなんだけど…。

 

「…どうしたの?その剣をそんな感慨深そうな顔して見つめてさ」

「…ん?あぁ、そっか。そういえば、クリスは知りませんよね」

「ん?なにが?」

「…この剣はね、この娘___アルトリアの御先祖様である、とある一人の王が使っていた剣なんだ」

 

 そう言って、どこか遠くを見るような目をしながら説明するマーリン。

 その様子から昔を思い出しているのだろうとすぐにわかった。

 

「へぇ……って、えっ!君、王族だったの!?」

「ふふっ、元ですよ、元。没落し、亡き国の王、その血を引いてるだけで。先祖帰りした結果、能力と武器を受け継いだこと以外は普通の小娘です」

 

 ぶっちゃけ転生する前はそう表現する以外のことがなかった。

 だって現代日本、戦闘する機会なんて殆ど無かいんだよ。

 強いて言うなら、たまに超常的存在と戦うことにはなったりはしたけれど、この力のおかけでほぼほぼ一方的だったしなぁ…。

 

 意外としっかり苦戦した記憶があるのって、カズマとの実戦式練習試合、マーリンとの魔術のみでの戦闘、スカサハ師匠との殺し合い(戦闘訓練)、キャスパリーグの暴走阻止戦、ロボへシアンっぽい巨狼の亡霊との戦闘、異星人が侵略しようとしてた時くらいだった筈。

 特にカズマとは10分9勝28敗、マーリンとは1勝1分199敗、スカサハ師匠とは320戦して全戦全敗となっている。くそう…。

 

「…でもさ、先祖帰りして能力と武器を受け継いでるって、それって普通とは言わないんじゃ…」

「いえ、普通だと思います」

「えっ、だけど…」

「普通です」

「でも」

「普通ナンデス、イイデスネ?」

「アッハイ…」

 

 とりあえず、俺も普通ではないのだと思ってはいるけれど、その事実からは全力で目を逸らしたいので、クリスの疑問は圧をかけて潰した。

 オレダッテソレクライワカッテルワ…。ケドオレノマワリガオカシイカラソウタイテキニフツウニナッテシマウンダワ…。

 

「…さて、気を取り直しまして。次ですね」

「ん?あぁ、霊装転身(インストール)をするんだね?」

霊装転身(インストール)…?」

「はい。簡単に言うと武器と状況に合わせて、能力を特化させた服___霊装になるんです。例えば…」

 

 そう言って、右手を差し出し、そこに魔力を込めて詠唱する。

 具体的なイメージ___大鎌を持って死霊を殺戮する嵐の王の姿を浮かべながら。

 

霊装転身(インストール)特化指令(オーダー)側面霊基[殺](クラス・アサシン)

「えっ…!?姿が変わった!?」

 

 そうクリスは驚くのも無理はないだろう。

 一瞬俺の体が光ったと思えば、先程までのセーラー服から一転して…今は灰色と黒のコートを被り、手には奇妙な模様の箱が入った、ランタンのような鳥籠を持っている服装になっていたのだから。

 

「これが霊装転身(インストール) です」

「へぇ…!…でもあれ?武器は?」

「これです」

「…へっ?この籠が?」

「えぇ。正確には、中の箱が…ですがね。ほら、アッド。起きてください」

『…んん?ふぁー…あ?なんだよ、アルトリア』

「ななななな…箱が喋ったああああ!?」

『うるさいなぁ…まったく。寝起きに大声出すなんて非常識だぜ?そんなんだから君の胸は大きくならないんだよ』

「今胸は関係なくない!!?」

 

___アッド。

それはFate/シリーズ、ロードエルメロ2世シリーズに出てくるキャラクター兼語り部、グレイが持つ、意思を持った魔術霊装…なのだが。

 

「…ん?誰かと思えば、なんだ、まだくたばってなかったのか。()()()()()()鹿()()()()()()()()()()()()()()

「…そっちこそ、その筺の中の封印生活は楽しいかい?()()()()()()()()()()()()()()()

 

「「………。よし、その喧嘩買ってやる!」」

 

…この通り、なぜかマーリンとの仲が最悪だった。

どうも、その理由がこの世界のアッドが出来た経緯と、その中に封印されてる奴にあるらしく、詳しい経緯はしらないが、中の奴がなんかやらかしてマーリンが作った箱に封印された結果、こう言う風な感じになってしまったらしい。

なお、俺はアッドの名前は知らない。

理由として、あまりにも仲が悪すぎて、マーリンから名前を聞いても教えてもらえず。

アッドはアッドで名前聞こうとすると茶化してくる上に言おうとした瞬間、マーリンから口封じを喰らうからだ。

…まぁ、それはそうとして、俺…その封印されたという中の奴に一人、心当たりあるんだけどね…。一体この世界で何があって何をしたんだか…。

 

「…ねぇ、君。あれ止めなくていいの?」

「いつもの事です。それにああ見えて周りには配慮してますし、分別がつく人達ではあるのでいつかはやめますって.」 

「ええ…」

 

目の前では、鎌の形になったアッドと、聖剣と杖を持ったマーリンが激しく争っていた。

まぁ、いつものように結界を張って周囲に被害が出ないようにはしてるみたいだし、大丈夫だろう。多分、きっと、メイビー。

 

「まぁ、あの二人のことはほって置いて、とりあえず、本来の目的に移るとしましょう」

「えっと、霊装転身(インストール) するんだっけ?」

「えぇ。持った武器によっては霊装が変わることがあるので。…霊装解除(デリート)

「あ、服が戻ってもアッドは残るんだね」

「まぁ、武器と霊装はセットになりやすいとはいえ、あくまで別々のものですから」

 

そう説明しつつ、勝利すべき黄金の剣(カリバーン)を手に取り、眺める。

霊装は武器…正確には使う宝具ごとに違う。

アッドであれば、グレイの服装によく似た姿に。

約束された勝利の剣(エクスカリバー)であれば、誰もがよく知る姿、セイバー、アルトリア・ペンドラゴンの服装にだ。

故に、俺の予想が正しければ…。

 

宝具登録(スキャン)勝利すべき黄金の剣(カリバーン)。……よし、これで。霊装転身(インストール)

「…可愛い」

「ふふっ…ありがとうございます♪」

 

___白を基調とし。

 

___頭には黒いリボンが結び付けられ。

 

___所々に黒いラインが入っている。

 

___正しく、姫騎士というような服装。

 

 それが…その姿が勝利すべき黄金の剣(カリバーン)での霊装転身(インストール)した結果だった。

 やはり俺の予想通り、アルトリア・リリィの姿になったらしい。

 

「…よし。霊装解除(デリート)

「あれ?もう終わり?」

「えぇ。とりあえずは」

 

 そう言って勝利すべき黄金の剣(カリバーン)を霊子化してしまう。

 まぁ、今はやることが他にもあるのだ。

 能力確認とかは他の時でもできるはずだ。

 

「んー…もっと見てたかったけど。残念」

「本来の目的…冒険者登録しなきゃいけませんし…それにこれ以上貴女を待たせるのもどうかと思いましてね」

「あっ…あーうん、確かにそうだね。んじゃ行こっか」

「クリス。今冒険者登録忘れてませんでした?」

「……キノセイダヨ?」

「片言ですし、なんか間があった気がしますが…まぁ、そういうことにしときましょう。ほらアッド、霊子化して戻ってください。マーリンも取っ組み合いしてないで行きますよ」

「「チッ…!君/お前、命拾いしたね/な!!」」

「どんだけ仲が悪いのさ、この二人…」

 


マーリン・アッド「「あ゙ぁ゙ん!?このすばぁ゙!!?」」


 

「___さてとついたよ!ここが冒険者ギルド!」

 

そこは正しく賑やかだった。

怒号が聞こえたからと思えば、笑い声が聞こえたり。

「お金貸してくれぇ…!!」「ちょ!?何してんのよ!?」という情け無いやり取りが聞こえたかと思えば。

「おぉ!汝は筋肉の圧政者!抱擁せん!」「ほう!私に勝つと!ならば受けてたとう!筋肉のみで語れぃ!」というボディビルダーみたいな人たちによる会話が聞こえたり…。

…てか、今一瞬、スパルタクスみたいな人いなかったか?

 

「…ここ、酒場と併設してるんですね」

「そうそう!だから待ち時間とかクエスト終了時に飲んだりする人がいたりするんだよね」

「ふむふむ」

「さっ、冒険者登録はこっちだよ」

 

そう言うとクリスはカウンターらしき場所へと向かっていく。

 

「ルナさんいるー?」

「あっ、クリスさんじゃないですか。どうしたんですか?」

「ちょっとこの娘達が冒険者登録したいらしいからそれの付き添いで来たんだ。登録代金私持ちでしたいんだけどいい?」

「えぇ、わかりました。簡単な事前説明ですが…まず、冒険者とは街の外に生息するモンスター…人に害を与えるモノの討伐を請け負う人のことです。とはいえ、基本は何でも屋みたいなものです。…冒険者とはそれらの仕事を生業にしている人達の総称。そして、冒険者には各職業というものがございます」

 

…多分ここで言う職業って、サーヴァントのクラスと似たもんか。

 

「これが冒険者カードというものなんですが…こちらに、レベルという項目がありますね?ご存知の通り、この世のあらゆるモノは、魂を体のうちに秘めています。どのような存在も、生き物を食べたり、もしくは殺したり。他の生命活動に止めを指すことで、その存在の魂の記憶の一部を吸収できます。通称、経験値、と呼ばれるものですね。それらは普通で見ることはできません。しかし……」

 

そう言って取り出したカードを一部を指す。

 

「このカードを持っていると、冒険者が吸収した経験値が表示されます。それに応じて、レベルというものが同じく表示されます。これが冒険者の強さの目安になり、どれだけの討伐を行ったかもここに記録されます。経験値をためていくと、あらゆるモノはある日、突然急に成長します。俗に、レベルアップだの壁を超えるだのと呼ばれていますが……。まぁ要約すると、このレベルが上がると新スキルを覚えるためのポイントなど、様々な特典が与えられるので、是非頑張ってレベル上げをしてくださいね」

 

うん、これ。まんまfgoとかのソシャゲやRPGのシステムじゃん。

…因みにマーリンはというと、こういうゲームとかでよくあるものが好きな為に目をキラキラさせてる。家で良くドラクエとかFFとかしてたもんなぁ…。そしてその中で登場した魔法を再現しようとするまでが一通りの流れだもんね…。

 

「以上で説明は終わりですが何か質問はありますか?」

「いえ特には」「私も」

「分かりました。では、まずはこちらの書類に身長、年齢、身体的特徴の記入をお願いします」

 

 そう言われて差し出された書類の項目に記入していく。

 

…てか。マーリン、年齢どうするんだろ?

どう考えても1000歳オーバーなんだけど…。

そのまま正直に書くのだろうか。

多分、エルフっぽい人もいたから、多少は長寿でも大丈夫だろうけど…どうだろ?

 

「はい結構です。ありがとうございます」

 

あ、大丈夫みたいだ。

 

「ではこちらのカードに触れてください。それであなた方のステータスがわかりますので、その数値に応じてなりたい職業を選んでくださいね。経験を積むことにより、選んだ職業によって様々な専用スキルを習得できるようになりますので、そのあたりも踏まえて職業を選んでください」

「…分かりました。これでいいですか?」

「えぇ、大丈夫です。えっと能力は……!?な、なんですか!?このステータス、全体的に高いのもそうなんですが、運が三桁ですし、筋力と魔力に関しては+とか言う訳のわからない表記がありますし…なんですか、これ!?」

 

…ああそれか。

 

「…ルナさん。多分、その表記、一定状況下で倍化するという表記です」

「えっ…?えぇ!?ってことは…どちらも一時的に三桁になるということですか!?」

 

Fate/シリーズのサーヴァントのステータスに+が付いている時がある。

そう言う場合、少しだけ上です…というわけではなく、一時的に倍になるよという意味になるのだ。

例を挙げてみると、冒険者カードには俺の魔力が86+となってるからこの場合、86×2となり、一定状況下でのみ、一時的に172となることを示してる。

まぁ、その一定状況下ってのが私の場合、武器を持ってる時なんだが。

実質、戦闘中は手放してない時なんてないから殆ど倍化してると言っていいと思う。

…まぁ、そんな俺よりもヤバい奴がそこにいるんですがね!

 

「…すみません、取り乱しましたね。ではマーリンさんの方を…ッ…!?なんですかこのステータス!?」

 

ほらね?知ってた。

 

「あの、幸運はやや普通ですが、それ以外のステータスは軒並み三桁いってて高いのですが!?魔力に関してはカンストしてますし!!この二人、どうなってるんですか!?」

「まぁ、伊達に長生きしてないからねぇ…」

 

まぁ、夢魔と人のハーフで、王宮魔術師兼アーサー王と俺とカズマの師匠兼世界有数のキングメーカーの称号を持ってる奴が、ブリテン滅びてしばらくしてから俺達と会うまで鍛錬してたからな。そらそうなるわな。

 

「「とりあえず、慣れる職業早く教えてください」」

「は、はい!ただいまぁ!!」

「うわぁ…この二人、そこまで自分のステータスに驚いてないよ…」

 

 だって俺とカズマ。たまにステータス判定をマーリンにしてもらってたし。

 マーリンも自分でしてた時あったから、別に現状把握くらいの意味合いしかないだろ、これ。

 

「とりあえず、選択可能な職業ですが…マーリンさんは該当する職業が多数ですので今、別の職員に頼んで一覧表を作ってもらってますので少しお待ちください。そしてアルトリアさんでですが…えーと、ナイト、クルセイダー、ソードマン、ウィザード…後、これはあまりお勧めしたくないのですが、ウエポンマスターなんていう職業もありますね」

「……?そのウエポンマスターというのはなんですか?」

「…………簡単に言いますと、全職業中二番目に弱いとされてる職業です」

「というと?」

「ぶっちゃけて言いますと、上位職業にも関わらず、その性能からかなり器用貧乏になりやすい職業で、専用のスキルに加えて武器に関するスキルを全て習得でき、その上、それ以外のスキルもレベルに比例して習得可能数が増えて行くのですが…。いかんせん、『多数の武器使うより一つの武器を極めた方がまし』『スキルが自由に習得できる冒険者の方が扱いやすい』『ステータスを取るならウエポンマスター、利便性と拡張性求めるなら冒険者』とか言われてしまう始末でして…」

「では、それで」

「分かりました…ってえっ?」

「だからウエポンマスターでお願いします」

「いいんですか!?二番目に最弱なんですよ!?」

「はい、お願いします!」

 

 …まぁ、ぶっちゃけ武器の扱いに関してはマーリンに殆どの物を叩き込まれたし。

 それにそうじゃなくても、いざとなれば()()()()を使えばいいだけだしね。

 

「わ、分かりました!…では、ウエポンマスターで登録させて頂きますね。冒険者になって頂きありがとうございます。今後のご活躍に期待させていただきますね!」

 

こうして、俺は冒険者としての第一歩を踏み出したのだった___。




余談話
アルトリア「そういえばマーリンはあれからどの職業を選んだのですか?」
マーリン「あぁ、アークプリーストとアークウィザードの能力を持った奴がないかなと思って、一覧表探したらマジックマスターがあったからそれにしたよ」
アルトリア「…なんかそれ、某有名ゲーム作品に出てくる魔術指南書と同じ名前ですね」
マーリン「それはボクも思った」

誰を仲間にする?(上位二名を仲間にします〕

  • クリス(エリス)〔このすば〕
  • ミツルギキョウヤ〔このすば〕
  • 衛宮士郎〔Fate/〕
  • イリヤ(プリヤver.)〔Fate/〕
  • ユウキ〔SAO〕
  • ユナ〔SAO〕
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