剣の勇者の成り代わり   作:min-can

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交流

 村へと戻り、尚文達と親交を深めた。

 今は尚文の作った同じ肉と調味料を使っているとは思えないくらい旨い食事に舌鼓を打ちながら明日以降の話し合いをしている所だ。

 サディナさんはもう知らない。飯美味いからって飲みすぎだろあの人...酒瓶何本開けてるんだ???

 

「一応、俺達はもう波までこの辺りを離れる予定は無いけど、そっちはどうなんだ?」

 

「俺達か?...まぁ、波の前にラフタリアの剣を親父の所で更新しようかなと思ってるくらいだ」

 

「ナオフミ様の防具を買うんですよ!いい加減その村人みたいな服はどうにかして下さい!」

 

「別に良いだろ。無駄な金を払う余裕は俺達には無いぞ...それならラフタリアの強化をした方がずっと将来の為だ」

 

「無駄じゃありません!」

 

「無駄だろ...鋼也より火力がある魔物が居るなら分かるが」

 

「もぅ、剣の勇者様も言ってあげて下さい!このままじゃナオフミ様が...」

 

「俺がなんだってんだ」

 

「防具は防御力だけじゃないからなぁ。魔力が上昇したりとか色々な恩恵もあるし付けて損はないと思うぞ、それこそ親父さんに防御力よりもバフ効果を優先するように伝えればよくしてもらえると思うけど」

 

「...まぁ、そこまで言うなら考えておくか」

 

「ナ...ナオフミ様...?私の再三の提言は一体何だったんですか...?」

 

ラフタリアちゃんががっくりと肩を落としていた。

 

「あはは...まぁ、それがいいと思うぞ。あ、そういえば龍刻の砂時計には行った?」

 

「いや、なんだそれ」

 

「波までの刻限を教えてくれる砂時計だよ。武器に登録しておけば波が発生した時にその場に転移出来る」

 

「へぇ...ちっ。分かってたことだが、本当に何も教えてこないなあのクズ共...俺を戦わせるつもりすらないじゃないか」

 

「はは...あっ、そういえば前会った時これを渡すの忘れてたんだった!」

 

 俺は荷物の奥をゴソゴソと漁る。

 

「はい、龍刻の砂。これを盾に入れたら龍刻の盾って盾が解放されて転移スキルが発現するはず」

 

「そうか。素材は助かるが、前回貰えるなら貰えた方が嬉しかったな...転移スキルなんてあればどれだけ移動で楽出来たか」

 

「ごめんごめん...でも、俺もまだレベルが足りてないから解放できてないからすっかり忘れてて...レベル55で解放だったな」

 

「まだまだ先だな。ならどの道使えなかったか...ったく、妙な所で腋が甘いというかぼぅっとしてると言うか」

 

「悪かったって」

 

「いや...お前に謝られたら、貰ってばかりの俺の立つ瀬が無いんだが」

 

「じゃあ料理教えてくれよ。いやマジで...レパートリーも質も無くて本当困ってるんだよ。俺は野宿でも美味しい料理を食べたいんだよ!!」

 

「確かにこれは絶品ねー」

 

「兄ちゃんの飯よりうめー!!」

 

「そうね。剣の勇者じゃ比べ物にならないわね」

 

「正直否定できねーなの」

 

「...泣きたくなってきた」

 

「お前...いくらなんでも仲間に舐められすぎだろ」

 

「まぁいいんだよ。嫌われてるよりはずっとマシだし」

 

「私は嫌いだけどね!!」

 

「....本当にこれで良いのか?」

 

「....良くないかもです」

 

「まぁいいか。それがお前の良さなのかもしれないしな。冤罪の時みたいに言うべき時にビシッと言えるならそれで良いのかもな。それに助けられた俺がどうこういう話でもないかもしれん」

 

「尚文~!!」

 

「おい!!きもいから抱き着いてくるな!!」

 

 尚文にベシベシ叩かれるが風のように何も感じない...いや、殴られてる感触は確かに感じるのに風と同じくらいしか俺に影響を与えてないって感じだな。

 

「け、剣の勇者様!!?」

 

「なんだよ、ラフタリア。急に立ち上がって」

 

「い、いえ...なんでもありませんナオフミ様。それより、さっさと離れてください!」

 

「え、あ、うん...」

 

 なんだ?そんなに過敏に反応するような理由があるのか...?

 

「あらー、嫉妬かしらー?」

 

「ち、ちち違います!!」

 

「何言ってんだ酒女。ラフタリアがそんな幼稚な事言う訳ないだろ...大体、俺がこのバカに抱き着かれて嫉妬って、まるでラフタリアが俺の事を好きみたいじゃないか。こいつには波と戦い村を復興するという使命があるんだ。恋だのなんだのに現を抜かすほど不真面目じゃないぞ...そうでなくとも俺は無いしな」

 

「............ハイ」

 

「あらー」

 

「全く...そもそも俺がコイツに抱き着かれて何が起きるってんだか。同性愛とでも言いたいのか?ふざけんな!!」

 

「それは同意だな。尚文の事は良い奴だと思うけどそれはないな」

 

「確かにそうねー。コウヤちゃんはすぐ女の子に顔赤くしちゃう純情さんだものねー」

 

「は...!?ちょっ!!サディナさん!!?」

 

「最初はお姉さんの顔もまともに見れなかったしー、お姉さんの事ちらちらと横目に見てたしー」

 

「ギャ──!!!殺して!!誰か俺を殺して──!!」

 

俺は地面に顔を突っ伏してうずくまる。

 

「おい!酔いすぎだ酒女!...鋼也が童貞だからって好き勝手言っていいと思ってるんなら容赦しないからな!」

 

「尚文...それトドメ...」

 

「そんな事ないわよー。お姉さんはコウヤちゃんの事が大好きよー?」

 

「え...あ...う...!」

 

「おい、目を覚ませコウヤ!こいつ絶対ろくでもない女だぞ!お前はそれでいいのか...?」

 

「うぅ...!」

 

「今のも金づるとして、とか良くても仲間として、とかそんなんに決まってる!本当にそれでいいのかチェリー剣崎!」

 

「.......尚文、お前俺で遊んでるな?」

 

「....バレたか?」

 

 尚文がニヤリと嫌な笑みを浮かべて来る。

 

「......元の世界に帰りたい、グスン」

 

 俺は体操座りで膝を抱える。

 

「ククッ...悪かったって鋼也。お前があんまり典型的だったもんでつい...な」

 

「...最初はマイン相手にデレデレだった癖に」

 

「.....本当に悪かったよ。思い出させんな吐き気がしてくる」

 

 二人でため息ついて落ち込んでしまった。

 ふと、ウィンディアちゃんと目が合う。ギロリと睨まれる。

 

「...私の事そんな目で見たら殺すから」

 

「ガエリオンはばっちこいなのー」

 

「はぁ...」

 

 俺って人望無いのかなぁ。

 

「俺は兄ちゃんの事好きだぜ!!戦ってるとカッコいいし!!」

 

「キール君!!お前だけは俺の味方だ!!」

 

 俺はキール君の後ろにしゅばばっと駆け寄ってそれは盛大にわしゃわしゃと髪の毛と耳を弄り倒す。

 

「ちょ、やめてくれよ!!...くすぐってぇって!!」

 

「はははーこのこのー」

 

「あはは!あはははは!!」

 

「....俺は違うがこいつは同性愛なんじゃないか?しかもショタコン」

 

「否定できねーなの。でもガエリオンは負けないなの!...コウヤ!ガエリオンも撫でてーなの」

 

「ガエリオンちゃんも?しょうがないなぁ」

 

 俺はうっきうきで撫でる。良かった...!まだ人望はここにあった!!

 

「ちょっとガエリオン!!」

 

「お姉ちゃんは黙ってるなの。ガエリオンここは譲れないなの。キールになんて負けられねーなの」

 

「むー...ふん!勝手にしなさい!」

 

「勝手にするなのー」

 

「こらこら、姉妹喧嘩はするなよ」

 

「姉妹...?こいつと、そのチビドラゴンがか?」

 

「あぁ。ウィンディアちゃんはドラゴンの巣穴でドラゴンに保護されてた亜人の子で、ガエリオンちゃんはそのドラゴンの実の子なんだよ。ウィンディアちゃんがガエリオンちゃんの卵を産んだ魔物からこの子をあなたの弟か妹にって託されてたみたいで...まぁ義理とはいえちゃんと姉妹だよ」

 

「なるほどなぁ...で、そのドラゴンをぶっ殺したから保護したとかか?」

 

「いや、殺しては無い...まぁびっくりするくらい話聞いてくれなかったから、冷静に会話出来るようにかなり痛い目は見てもらったけど。一応そのドラゴンに二人の事を託されて一緒に旅してる間柄かな」

 

「なるほどなぁ...で、自分の親に痛い目見せてたお前の事をこいつは嫌っている訳か。逆に親代わりのお前をそのチビドラゴンは慕っていると...修羅場だな」

 

「その件以外では本当に仲の良い姉妹なんだけど...まぁ喧嘩するほど仲が良いとも言うし、ちゃんと謝れる子達だから大丈夫」

 

「ふーん...ま、何にせよ個性的な仲間が出来たようで何よりだ」

 

「...そうだ、尚文にも個性的な仲間をって訳じゃ無いんだけど」

 

 俺は起動していない孵卵器に入っている卵を尚文に渡した。

 

「なんだこれ、卵?」

 

「そう。魔物くじとかいうのが魔物商の所でやってたから衝動的にやっちゃったんだけど、冷静に考えたらガエリオンちゃんでいっぱいいっぱいだったし尚文の戦力増強にどうかなと思って」

 

「無駄遣いするなよ...いい加減お前は俺にどれだけ貸しを作るつもりだ?いよいよ返済の目途も立たなくなってくるんだが...」

 

「悪いけど、尚文には後々いっぱい借りを返して貰うつもりだから今は安心して色々受け取っててくれ」

 

「....しょうがない。今の俺に返す余裕があまり無いのはその通りだ。精々後々頑張らせて貰うとする...これもありがたく貰っておくか。実際ラフタリアだけだと少し厳しい所もあるしな」

 

「ナオフミ様...私はお役に立てていませんか?」

 

「バカ言うな。お前が居なかったら俺はバルーンにも勝てないんだ。ただ、お前だけに負担をかけるのも悪いと思ってな...鋼也も仲間を順調に増やしてるようだし、魔物でもアタッカーが増えるのは良い事のはずだ。それにパーティの火力が上がればもっと先まで行ける」

 

「そうですか...良かった」

 

「そうそう。それに魔物だから最悪売ればいいしな」

 

「いや、お前からの貰い物を売るつもりは無いが...まぁ魔物なら使えなくてもマスコットくらいにはなるだろ。そこのチビドラゴンみたいに話し始めたら台無しだが」

 

「なのー?魔物が話すと良くないなの?」

 

「ペットとしてはな。ああいうのは会話が通じないからこそお互いが何を思っているのか考えて仲を深めていく物だし、人には言えない事を相談出来たりするってもんだ。まぁ人とは違う絆の形って奴だな」

 

「コウヤも話さない方がいいなの?」

 

「いや、俺はまぁドラゴンと話せるとか異世界っぽいから満足してるし、話せなかったら仲間として色々不便だからそのままで良いかな。ペットが欲しいならそれ相応の魔物を買うし」

 

「分かったなのー」

 

「あっ、ここを押すと孵卵器が起動するんだけど、今からだと多分魔物の赤ちゃんを波との戦いに連れていく事になると思うから波が終わってから押すのをオススメする」

 

「了解。そんじゃ、俺も渡せる物は渡しておくか...」

 

 そう言うと尚文は物置として使っている小屋に入って袋を持ってきた。

 

「一応、この辺りでなかなか遭遇出来なかった魔物の素材だ。まだ吸ってないのはあるか?」

 

「おぉ...!ありがとう!これは助かる!」

 

 一部既に吸っているのもあるが、旅の間に出くわさなかった素材もかなりあった。

 

「これ本当に貰って良いのか?」

 

「俺は解放してる素材ばかりだし、お前は何か企んでいるようだからな...今のうちから出来る返済はしておかないと後が怖い」

 

「じゃあ、ありがたく」

 

 袋の中身をどんどん吸っていく。

 色々な剣が解放された。楽させてもらったな...不労所得ならぬ不労武器解放だ。

 

「助かったよ尚文」

 

「それなら良かった。それじゃあ、そろそろ良い時間だし一旦解散するか」

 

「そうだな」

 

「明日は朝一からここにいる全員で魔物狩りって事でいいのか?」

 

「あぁ。結構奥まで潜るつもりだからドラゴンとかに遭遇する可能性も考慮しといてくれ...ついでに波との戦いの練習になるだろ」

 

「奥って...どれだけ時間かけるつもりだ?」

 

「いや、明日の夜にはここに帰ってこれるようにはするつもりだけど」

 

「そうか...ならお前に任せる」

 

「了解」

 

「寝床はどうする?元々お前の拠点だし俺が出ていった方が良いよな」

 

「いや、いいよ。それよりキール君とラフタリアちゃん、サディナさんが一緒に眠れる方が良いんじゃないか?村のメンバーに小屋を使ってもらおう」

 

「ラフタリアを悪影響を与えそうなヤツの傍に置きたくは無いが...まぁ今日くらいは良いか」

 

「あらー。それじゃあみんなで寝ましょうねー」

 

「はーい!」

 

「だ、だからもう子供扱いは!」

 

「いいじゃない。大人でも一緒に寝るのよー?」

 

「そ、そうなんですか?」

 

「えぇ。この際お姉さんが色々と教えてあげるわー」

 

「ちょっとサディナさん、酔ってるからって変な事教えないであげて下さいよ?」

 

「コウヤちゃんは心配性ねー。ほんのちょっとだけよー」

 

「やっぱり隔離すべきか?」

 

「サディナさんラフタリアちゃんの事本当に大好きみたいだし、良くない事を教えるような人ではないと一応信頼してはいるから...大丈夫だとは思うけど」

 

「ふん...まぁいい。それじゃあ明日な」

 

「また明日」

 

 俺は尚文に手を振る。

 

「よし...寝るか!」

 

 ...にしてもやっぱり尚文との会話は気兼ねなくて楽しかったなぁ。

 冷静に考えると俺のパーティ男が居ないんだよな...キール君はまぁ、性格的には男カウントで良いのかもしれないけど。

 若干肩身狭い思いをしてる事は否定できない。

 

 まぁ、その辺はおいおいだな。女の子ばっかりだからこそ変な奴を入れるわけにもいかないし...いや、俺が既にアウトなのか...?

 男扱いされてないし別にいいか。俺もそのつもりは無いし...サディナさんも、そういう事になる可能性は無いしなー。

 

 冷静に考えたら今の俺、ハーレムなのか。ガハハ!誰からも矢印が向いてないハーレムがあってたまるか。

 

 虚しくなってきた...寝よう。ここら辺が童貞たる所以なのかもしれん。

 

 ───────────────────────

 

 次の日、尚文に色々教えて貰いながら作った朝食を食べ、みんなで装備を整えていく。

 

「準備は出来たが、どうやって向かうんだ?歩きか?」

 

「いや、馬車をガエリオンちゃんに引っ張って貰って全力疾走でここに行ってもらう...そしたらここの森から奥に入ると、わりとすぐに強い魔物の居る場所に入れるからオススメかな。まぁ、他の場所知らないだけなんだけど...一応まだ狩らずに残した魔物も一杯居るし、問題ないと思う。むしろナワバリのボスを何体か間引いたから勢力争いが激化してて丁度いいかもなぁ」

 

「ふーん、随分と魔物の生態に詳しいんだな。ナワバリだのなんだの考えた事もなかった」

 

「ガエリオンちゃんとウィンディアちゃんの受け売りだけどな」

 

「ふん!精々私に教えを乞うといいのよ!」

 

「お姉ちゃんはコウヤの役に立てて嬉しいなのー」

 

「ばっ!違うわよ!!」

 

「ガエリオン良く分かってるなの」

 

「全然分かってない!」

 

「はいはい。もう出発だからねー...それじゃあガエリオンちゃんお願いね」

 

「わかったなの!後でいっぱいガエリオンを労うといいなの!具体的にはいっぱい撫でて欲しいなのー」

 

「むー!」

 

「はいはい。ウィンディアちゃんが怒るからほどほどにね」

 

「はーいなの」

 

 ガエリオンちゃんは変身を解いて元の大きさに戻る。

 大きさで言うと熊とかかな?まだ人一人くらいしか乗せられないけど、それでも結構な成長をしている...普段は馬車に乗ったりウィンディアちゃんや俺とじゃれつくために縮んでるけど。

 

「それじゃあしっかり捕まってるといいなのー」

 

「よしみんな!何かに全力で捕まって!!」

 

「は...?」

 

「えぇ?」

 

「はーい」「おう!」「ん!」

 

 困惑する尚文一行を捨て置いて、皆で手すりやらなんやらにしがみついた。それを見た尚文達も恐る恐る真似をする...

 

「ゴー!なのー」

 

 ちょっと気の抜ける合図と同時に凄まじい勢いで馬車が動き出す。

 

 ...ガエリオンちゃん飛んでる!!いや、全力でって言ったけど陸を走ってだって!!飛ぶのは聞いてない!!

 

 一応馬車が宙に浮かない低空飛行を心がけてはくれてるけどあまりにも乗り心地がひどすぎる...!!

 がったんがったんと凄まじい勢いで馬車が揺れていく。

 

「お...おい鋼也!!これ大丈夫なのか!!?」

 

「ダ...ダメかもしれん!!」

 

「おい...!!」

 

「う...」

 

「や、やべぇ!!」

 

「あ、あららー、これはちょっとお姉さん不味いかも...」

 

「ちょ、ガエ、リオン!だ、だめ...!!」

 

「なのー!!」

 

 ..........

 

 恐怖のアトラクションが小一時間続いた。

 お陰でびっくりするくらい短い時間で着いたが、酔った皆を看ていたせいで結局時間は変わらなかった。

 というか俺もやばかった。サディナさんに付き合う為に酔い耐性の剣は見つけ次第解放しているが、それでも吐きそうになった。

 

「ったく、とんだじゃじゃ馬ドラゴンだな...ほら、酔いに効く薬だ」

 

 尚文がラフタリアちゃんに飲ませて、薬効果範囲拡大の力で全員を治療する。

 

「ごめんなさいなの...」

 

「いや、こっちこそごめんね。全力でって言った俺が悪かった。次からは陸を走っての全力で頼むよ?」

 

「わかったなの!」

 

「よし」

 

「よしじゃないだろ!...いや、よその教育方針に文句を言うのは違うか。まぁいい、これでようやく狩りに行けるわけだな」

 

「あぁ。行くか!」

 

 皆が青い顔で弱弱しく返事する。

 まぁ時間が経ては酔いも落ち着くだろ...辛い思いさせた代わりにしっかりレベル上げしてあげないとな!!

 

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