歩夢は郵便屋から手紙を受け取り、部屋に戻った。
「先日は大変失礼なことを申しました、どうかお許しください。」
と、読んでいた。
手紙には、こう書いてあった。
先日は大変失礼なことを申しました、どうかお許しください。ただ、あの時俺は、決して、ふしだらな気持ちではなかった、これだけはわかって下さい。俺はあの1件でしばらく会えなくと思うので、どうか訳を聞かないて下さい。
「会えない。」
「プロポーズの事には触れないで。」
と、書いてあった。
歩夢は言った。
「やっぱ、あの人も気にしていたのね。」
歩夢は窓を眺めていたら、風が吹いていたのだ。
歩夢は決心したのだ、傷心を忘れるために一人旅に出ることにした。
そして、歩夢の家に向かった友人の侑は、部屋に入って見た。
「あれ、誰もいないのかな。」
と、侑は歩夢の家にやって来た。
「おーい、歩夢。」
侑は部屋に入ると、机の上に置手紙が残されていた。
「えっ、何これ。」
置手紙には、こんな事が書いてあった。
私は弱い女です、明日は1人で旅に出ることになったので、二度と戻る事のない旅になるのでどうか探さないでください。 歩夢
と、置手紙に書いてあった。
「え、何で、歩夢が旅に出るなんて。」
侑は、手紙を見て驚いていた。
次の日、歩夢は東京駅にやって来た。
「えーと、東海道新幹線「のぞみ」は、あれね、博多行かこれに乗ればいいのね。」
と、歩夢は6時56分発の東海道・山陽新幹線「のぞみ3号」に乗り込んだ。
ファーン!
歩夢が乗った新幹線「のぞみ」は東京駅を発車した。
「何だか夜逃げ見たい、やっぱりひとりだと寂しいわ。」
と、歩夢は窓を見ながら呟いた。
歩夢が乗った新幹線「のぞみ」は12時頃に到着し、博多から長崎へ行くには特急「かもめ」に乗るのだ。
12時21分、特急「かもめ17号」は博多を発車した。
ファーン!
特急「かもめ」は博多と長崎を結ぶ特急列車で、車両は485系と783系と呼ばれる車両の2種類である。
歩夢は、特急「かもめ」の車内で駅弁を食べていた。
14時28分、歩夢が乗った特急「かもめ17号」は長崎に到着した。
「ついに来たわ、長崎に。」
そう言って、歩夢はオランダ坂とグラバー園を観光した。
一方、特捜班の方では。警視庁から捜査協力の要請があった。
「おい、今警視庁から捜査協力の要請だ。」
「わかりました、早速捜査してみます。」
そこへ、1本の電話が入った。
「はい、東京中央鉄道公安室、えっ、歩夢ちゃんが。」
「そうなの、置手紙を残してどこかへ出て行っちゃったのよ。」
「うん、わかった、こっちからも捜索してみるよ。」
と、南は電話を切った。
「どうしたの。」
「いやー、実は歩夢ちゃんが置手紙を残して出て行ったらしいのよ。」
「えっ、それ本当なのか。」
「うん。」
「主任、そろそろ行きましょうか。」
「ああ、そうだな高山。」
「はい。」
「じゃあ、行ってきます。」
「行ってきます。」
「うん、ご苦労さん頼むよ。」
そこへ、梶山がやって来た。
「あら、お出かけ。」
「これから、新幹線に乗るんだよ。」
「ああ、今手配中の殺人犯が逃亡していると情報があってね。」
「それで、新幹線に乗って警戒に当たるんですよ。」
「ほう、なるほどね。」
と、言って南と高山は東京駅へ向かった。
そう言って、南と高山は博多まで警乗することにした。
次の日、南と高山は新幹線「ひかり」に乗って博多へ到着した。
「やはり、犯人は新幹線か夜行に乗って何処かへ逃げたんですね。」
「それから、歩夢ちゃんはどこへ行ったのかな。」
早速、高山は高杉班長に連絡した。
「何、犯人は新幹線に乗っていなかった。」
「ええ、警乗したら犯人と思われる人は、捜したんですが見当たりませんでした。」
「そうか、それから上原歩夢は行方は分かったのか。」
「ええ、どうやら彼女は東京駅から新幹線に乗って博多へ行き、博多から特急に乗ったんじゃないかな。」
「えっ、それ本当か。」
「ええ、今高山が時刻表を調べているんです。」
「ほう、そうか。」
早速、高山は時刻表で調べて見ると。
東海道・山陽新幹線「のぞみ3号」
東京発6時56分 発車
博多着12時00分 下車
長崎本線・特急「かもめ17号」
博多発12時21分 発車
長崎着14時28分 下車
「そうか、わかったぞ!。歩夢が長崎へ行く時は新幹線と特急に乗り次いで行ったんだ。」
「なるほど、新幹線と特急に乗り継げば九州へ行けれるのか。」
「そうだよ。」
「主任、やはり歩夢は新幹線と特急「かもめ」に乗って長崎へ行ったんだよ。」
「そうか。」
そして、歩夢は1人の男に会った、それは歩夢が好きな先輩の夏目宗太であった。
「歩夢、もう長崎に来ていたのか。」
「ええ、そうよ。」
「そうか、会いに来ていたのか。」
「うん。」
そう言って、歩夢と壮太は長崎の夜景を楽しんだ。
次の日、南と高山は翌日、小海と合流して横領事件の容疑者と思われる人物が分かったと伝えられた。
「えっ、横領犯がわかった。」
「ええ、夏目宗太。」
「でも、あの人は犯人には見えないが。」
と、高山は言った。
「わかったよ、犯人は夏目を罪を擦り付けて、恐らく犯人は夏目を殺害するつもりだな。」
「そうか。」
「この横領事件の真犯人は他にいるって事ね。」
「そうだよ、小海さん。」
「よしっ、行くぞ。」
「ええ。」
そう言って、南と高山と小海は後を追った。
そして、歩夢は宗太と一緒に白浜海岸へ来ていた。
「やっと、見つけたぜ。」
「アンタ、誰なの。」
「フフフ、お前が持ち逃げした金を持ってると聞いて、追いかけてきたのさ。」
と、山田はナイフを取り出した。
そこへ、南と高山と小海がやって来た。
「そこまでだ、山田!。」
と、南は言った。
「やはり、横領事件の犯人は山田だったんだな。」
「何故わかったんだ、俺が犯人だって。」
山田は、南を襲おうとしたが高山に制圧され、高山は手錠をかけた。
「歩夢ちゃん、大丈夫か。」
「ええ。」
「よかった、無事で。」
「うん。」
「そうか、やはり彼方さんと果林のクラスの先輩が歩夢の事を愛していたのか。」
「ええ、あの後、手紙を読んで旅に出たんです。」
「そうか。」
こうして、歩夢のひとり旅は長崎の旅で事件は解決したのだ。