キヴォトスに“男子生徒”は珍しい。   作:匿名

1 / 19
このお話の時系列は
プレ先世界線▶︎2度目の青い箱庭編(ボツ)です

オリ主のキャラのブレが激しい可能性がありますご了承ください。


別世界のお話 〈没〉
二度目の“青い箱庭“


 

 

 

 

 

 

 

【??????】

 

薄暗い場所に黒い者が居た。

 

「・・・おや、これは・・・」

 

黒い者が手に持ったのは薄汚れた手帳・・・しかしその手帳には籠っていた。

 

「興味深いものです・・・なんの変哲もない手帳だと思っていましたが…」

 

黒い者は手帳を開き読もうとするが・・・中身は文字化けで読むことはできなかった。

 

「なるほど、何らかの効力で他者には読まれないようになっているのでしょうか…」

 

 

 

 

 

 

 

【————】

 

「起きて・・・起きてよ・・・せんぱいぃ・・・せんぱい!!」

 

俺は死んだ。誰かに頭を撃たれてな・・・しかも“後輩”の腕の中で…。

 

「わたしをまた1人にしないで・・・また暖かいきもちになれたのに1人じゃないとおもったさびしくないとおもった・・・だから、めをさまして…シンせんぱいッ!!」

 

 

 

 

二度目の人生にして短いような長いような・・・この思い出は悪くなかった・・・むしろ楽しかった。

 

卒業するまで一緒に居るって約束したのに有様だ…ほんっとに…しんどい。

 

 

 

 

 

 

 

 

【ゲヘナ地区:自宅】

 

『うぅ!!ああ!!…ぅぅ…ぐう!!』

 

『ッ!!…ここは…俺…の家…?』

 

もう帰っていくはずもない懐かしい我が家であった。

 

『ここは…ゲヘナ…俺は確か撃たれて…』

 

そこにあった鏡をみる…頭に傷が無いし血もない…何故か少し若いように感じた。

 

『なんか少し身長も少し低くなっているような…』

 

・・・カレンダーを見る…西暦が2年前になっていた。

 

『え・・・マジ?』

 

日付が変わっている・・・まさか、戻ったというのか

 

状況を整理すると空崎が委員長になる前の時間・・・まだ“連邦生徒会長“は失踪してない・・・シャーレは存在していない。

 

 

 

 

 

『はぁ・・・』

 

前の世界で何が起こったのか分からない・・・鮮明に見えたのは空に何か黒い何かが見えた。多分、あの世界は滅んだと思う。あの時、感じたのは白紙になったような感覚にだった・・・。

 

大体、未来の出来事を知っているのは俺くらい・・・。部分的に知っているだけで細かい事は分からない。

 

俺のできる事とすれば…先生が死なせないようにするあの事件を変えること…ただ、それだけ。そうすれば、俺が体験した世界線にはならないはず…。

 

 

 

 

 

 

そんなこんなでプランを絞って、“万魔殿“にはアビドスへの転校の手続きを行なった。また、ここを去るのは心苦しいけど。

 

 

 

 

 

 

梔子ユメside

 

【アビドス地区:アビドス高等学校】

 

ゲヘナからアビドスに転校したいという連絡が来た。ユメにとっては良い朗報である。

 

「ええ!!大丈夫です!!それでは一週間後よろしくお願いします!」

 

「どうしたんですか?ユメ先輩そんなに慌てて?」 

 

ピンク髪の小柄の女子が話しかけてきた

この子は私の後輩、小鳥遊ホシノちゃん。数ヶ月前に入学してくれた可愛い後輩だ。

 

「ホシノちゃん、なんとこのアビドスに転校生がくるんだよ!」

 

「転校生ですか・・・」

 

少し困惑するホシノ。

 

「とりあえず、私は新しい後輩の歓迎会の準備をするからホシノちゃんも手伝って〜」

 

「まだ書類と途中ですよ?ユメ先輩!?」

 

「まあまあ、ホシノちゃん書類作業は一旦中断して…それにホシノちゃんの新しい同期が来るかもしれないよ〜?」

 

「はぁ…もしバックれでもしたらどうするんですか?」

 

「大丈夫!大丈夫!ゲヘナからは正式な書類は受け取っているから問題ないよ!」

 

すでにユメ先輩は新しい後輩の歓迎会の準備をする為、色々準備をするのであった。

 

 

 

【一週間後】

 

「ホシノちゃん、遅いね〜」

 

窓を見ると校門に人が見えた。

 

「ん?人影が見えた・・・ホシノちゃんかな?」

 

ホシノちゃんではなさそうだ。見えたのは荷物を持った人物。

 

「ヘルメット団ではなさそうだね」

この前、ホシノちゃんと一緒に撃退したから、多分違うかな…

 

あのネクタイの色と制服の色は・・・あれってアビドスの制服?

 

「…もしかして!」

 

私は生徒会室から出て校門へと向かった、待っていた子に話しかけた。

 

「ねぇ!キミ!!…その制服…もしかして転校生かな?」

 

『あ、はい。一週間前に連絡をしました。一年生の石田シンです』

 

「・・・ん??」

 

 

 

 

 

 

 

 

『・・・あ、あの?』

 

「お、男の子!?」

 

男の子だって!?キヴォトスに“男子生徒”なんて居たの!?

 

『やっぱり、珍しいですかね?』

 

「め、珍しいよ!男子生徒なんてはじめて見たよ!」

 

男子生徒はほとんど珍しい。この学園都市で、ほとんどは女子生徒ばっかりだ。男子生徒なんてあまり見ない。

 

「一応聞くけどゲヘナから来たんだよね?君以外の男の子とかって居るのかな?」

 

『えーっと…俺以外の男は見たことありませんね』

 

「そ、そっか…なんかごめんね〜」

 

『いえいえ、大丈夫ですよ』

 

この子、ヘイローないけど大丈夫かな…

 

 

 

 

 

 

主人公side

 

 

『ゲヘナから転校しました!石田シンです!よろしくお願いします!』

 

「よろしくね、私はアビドス生徒会長の梔子ユメだよ!」

 

「これからもよろしくねー!シンくん!」

 

ユメ先輩は初めてみるな…前の世界では見たことが無い…いい笑顔だ、普通に好みだなこの人。

 

「私は一年生の小鳥遊ホシノ、アビドス生徒会、副会長だよろしく。」

 

小鳥遊ホシノ・・・“シロコ“が見せてくれた写真で見た事ある…でもなんか写真と違うような気がする。

 

 

 

 

 

小鳥遊ホシノside

 

私に同輩が出来た。しかも男子生徒だ。キヴォトスでは男の生徒は見たことがない。ヘイローもないなんて…。

 

彼の名は石田シン。彼はあの混沌なゲヘナから転校してきたという事らしい。なんでわざわざて他所者が借金だらけのアビドスに転校してきたんだろうか・・・理由を聞いたら…。

 

『ゲヘナよりアビドスの方が暮らしやすいと思ったから』

 

いや、ゲヘナほどではないが、アビドスも治安はほとんど無法地帯になっているから同じだと思うけど…。

 

 

「…銃弾が無くなってきた…シン、一緒に買い物に行ってくれる?」

 

もし怪しい行動を取ったら、その時は

 

『いいぞ、ちょうど暇してたから』

 

容赦しませんからね。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。