キヴォトスに“男子生徒”は珍しい。 作:匿名
アビドスの記録███ページ目
今日は少し涼しい日だった。ユメ先輩とホシノはいつも通り借金返済の為、バイトか賞金稼ぎをしている。
んで俺はキヴォトスに存在するオーパーツ巡りしていた。例えば特定マニアにとっては価値がある古本だったり、今では考えられないようオブジェだったり、構造がミレニアムの技術では再現が難しいモノだったりと多数ある。
前の世界で旅したお陰でキヴォトスの場所ははっきりわかる。地区によってはどんなものがあるのか色々面白い物がたくさんある。
あと、これは断じて遊びでは無い。集めたオーパーツは売れるには売れるがほとんど売れないものが多い。質屋の店主曰く、形が構造が理解できないし値段がつけられないとかで。
今思い返せば売れたオーパーツはオーパーツじゃなくてただの値打ちがある代物であって単純に俺が集めたオーパーツは一般では売れないということになる。
正直、流石にこの多さだとただのガラクタになってしまう。どこか買ってくれる人物とかいないかな?捨てるのも勿体無いし。
と思っていた矢先———マジでいましたよ。
『・・・それで?俺が所持しているオーパーツを譲ればアビドスの借金を減らしてくれるんだな?』
「ええ・・・この紙に書かれている通りに」
10億・・・これで借金が返済できるな。
『分かった、アンタの提案には乗ることにしよう』
『後もう一つ・・・』
「・・・?なんでしょうか?」
『別の学校に転入したい。できれば偽名で』
「それは・・・もう少し対価が必要ですね」
「ふむ、では貴方の身体を調べさせてもらってもいいですか?」
『は?え?』
「いえ、そっちの意味ではございません。そんな顔をしないでください。」
「貴方はヘイローがないのに何故か神秘を持っている。銃弾の耐性は我々と同じですが、身体能力ははほぼ生徒と同じ」
『まさか、お前・・・』
「ええ、貴方については知っていましたからね。キヴォトスでは男子生徒は珍しいですからね」
「それでどうしますか?選択は貴方に任せます」
今の選択はこれしかない・・・。
『・・・分かった、お前の案に乗るよ』
「・・・では、この日の予定でお願いします」
はぁ・・・マジものの人外と話して少しドキドキした。初めてみるモノだし、この世界の大人って動物が機械だろう?。本当に10億でこのヘンテコなオーパーツを買ってくれるのか?胡散臭く感じてきたぞ。・・・あまり信用しないでおこう、アビドスにみたいに大人に騙されたって話、ユメ先輩達から聞いたしね。
———そういえばコイツ、ホシノと会話していた不気味な奴と似ていないか?
彼が“副産物”を所持していたのは少し驚きましたが、念の為にこちらには手におきたいもの・・・
それに暁のホルスが手に入れにくくなりましたが、目の前には“興味深いサンプルが見つかりました“。他の生徒と異なりヘイローもないその身体能力・・・実に興味深い。身体を調べれば分かることです。この“深い変数”がどう結果を出してくれるのか楽しみですね。クククッ・・・。
『ただいま、シュークリーム買ってきたぞ』
アビドスに戻りお土産を出す俺。アビドスは売店が少ないし俺はアビドス外に行くことが多い。
「しゅ、シュークリーム!!」
目を輝くホシノとはしゃぐユメ先輩
「わーい!!この大きいのもらうね!」
アビドス外に行く時はよくみんなから心配されたりする。まあ、ヘイローは無い俺が危なっかしいところに行っているから仕方ないから。この“シールド装置”のお陰で攻撃は無効化できるがそれでも心配されのでお土産で誤魔化している。
「あ!ずるいですよ!ユメ先輩!」
「早いモノ勝ちだよー!」
ちょっとした穏やかな瞬間を過ごすアビドス生徒達であった。
黒服に目をつけられてしまいました。前の世界と違ってこの世界の彼はちょっと“異質”なので仕方がない。
主人公は狩れる賞金首しか狩っていない。格上は難しいので避けている。“今”の彼は“まだ”ホシノみたいに強く無い。まあ、ヘイローないから撃たれて死んじゃうけどね。