キヴォトスに“男子生徒”は珍しい。 作:匿名
『つまり、キミはこの部活に入部したいと?』
「は、はい・・・」
『そうだねぇ・・・』
部員が来てくれるのは嬉しいがそう簡単には入れたくはない…この部活に入りたい熱意が欲しい。
『あ!お前、ゲーム好きだろ?格ゲーとか』
「1番好きなジャンルです…大会とかでよく参加…」
『よし!じゃあ俺と対決しよう、勝ったら合格!つまり入部できる…それで良いかな?』
「だ、大丈夫です!」
お、やる気のある目だ…これは楽しみだな!
——数時間後
数時間の激戦の末、俺は負けた…というのも俺が何度か再戦してもギリギリの
『もう一回だ…もういっかい…』
『ぐおっ!行け!』
「・・・!」
『負けたぁ!!」
ところで負けてしまう…というか強すぎでしょこの子・・・マジで。
『あ、キミ名前は?』
「花岡ユズ、です…!た、タチバナ先輩…」
こうしてこのゲーム開発部は初の部員が増えたのであった…!!俺はやったぞ!ウタハさん!
それから一ヶ月後———
今期の新作ゲームの課題はレトロゲームだ。対象に作るゲームは前世でプレイしたあのフ◯ミコンの時代のゲームを元にしたものだ。
後輩のユズとゲーム制作を取り組んでゲーム開発部の新作ゲームが完成する事ができた…はいいもののどういうわけかクソゲーが出来上がっていた…。
まあ、うん…開発担当俺たち二人だし仕方がないとはいえ、レビューが辛口ばかりだ。
「前作は普通に面白かったけど今作はクソ仕様すぎるというかむずい」「つまらん」「まるでゴミ」「レトロゲームとはいえ、クソゲーじゃんこれ」「ゲームバランスがぐちゃぐちゃクリアするのに一週間かかったもう二度とプレイしたくないわボケ」
などをレビューを見たユズはメンタルに響いたのかロッカーから出てこない。
『ユズ〜こういう時もあるさそんなに落ち込まなくても・・・』
「うぅ・・・」
ダメだなこれ当分出てこないな・・・。
『じゃあ、俺はちょっとユウカのところに行ってくるわ留守番しているんだぞ〜』
俺は部室の外へ出てユウカのところへ向かう。今何か“金髪の二人組”が通ったな・・・。
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トントントン
「ん・・・?お客さんかな・・・本当は出たくなけど今は先輩が出かけている・・・」
「うん・・・出ないと・・・」
ユズは勇気を振り絞ってロッカーから出る部室のドアに手を当て開けると・・・“二人組の姉妹”が居た。
「あ、あの!ここってゲーム開発部でしょうか!」
桃色を猫耳が特徴な女の子が質問する。
「え、えっと・・・ゲーム開発部にな、なんの用です、か?」
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【セミナーの部室】
「それでね会長がね!」
『あーうんうん・・・』
『今日のユウカは当たりがキツかったななんかあったのか?』
やはりコユキ関連か?いい特殊能力持っていたからセミナー勧誘したとはいえまさか問題児な子だったとはな。能力以外は問題有りとはいえセミナーに必要不可欠な人材だ・・・最近、あの会長も欠席する事が多くなってきたからストレスでも溜まっているのか?
『ただいま今戻ったぞユズ・・・ってお客さんか?』
どうやらさっきすれ違った子がうちの部活に来ているようだ。よく見ると顔が似ている姉妹かな?
「あの!ゲーム開発部の部長ですよね!」
『あ、ああ・・・そうだか?』
「「私たちをゲーム開発部に入れてくれませんか!先輩!!」」
え、え〜!?入部希望者!?
——モモミドが仲間になった!!
タチバナは格好は怪しいさ満点だか、無害な存在、少しおかしな人物と認識されている。