遊戯王GX joker   作:ボルメテウスさん

3 / 3
恐怖を超え

生徒が次々に消えたと言い伝えられる幽霊寮に行く事になった。

 

「それにしても、ジョー君も来るなんて、珍しいね」

「だって、面白そうじゃん」

 

俺の同行に対して、疑問に思った丸藤君が言ったが、俺としては、こういうイベントは、やっておきたいのは、本音である。

そうして、俺達は、そのまま幽霊寮を探っていく。

 

「なんていうか、不気味だな、んっ」

 

そんな会話をしていると、俺のデッキが何かに反応するように振るえる。

 

「…これは、一体」『ジョー』

「っ」

 

それと共に、気付くと、隣には、なぜかジョニーがいた。

 

「えっ、どういう事!?」『気をつけな、ここは、かなりやばい、一瞬でも気を抜くな』

 

そう、ジョニーは忠告だけすると、そのまま消えていった。

なぜ、ジョニーが現れたのか。

そんな疑問よりも先に、その忠告がどういう事か、疑問に思う。

それと共に、俺が進んだ先には。

 

「むっ、貴様は」

「あんたはっ、ってっ」

 

そう、疑問に思っていると、その男は、ブルーの女子生徒を縛っていた。

 

「お前、何をしているんだ?」

「貴様、遊戯十代ではないな」

「だったら、どうした、その人、放してもらおうか」

 

そのまま、俺が詰め寄ろうとした時だった。

奴は、何か気付いた。

 

「ふむ、丁度良いか」

「なに?」

「貴様には、遊戯十代に、この闇のデュエルの恐ろしさを知らせる為に、見せしめになってもらおう」

 

それと同時に、デュエルディスクを展開する。

どうやら、避けられないようだな。

 

「良いだろう」

 

おそらくは、断るという選択肢は出来ない。

俺もまた、デュエルディスクを展開する。

 

「「デュエル」」

 

その言葉と共に、俺達がデュエルを開始した瞬間。

 

「確か、ここにっ」

「なっ、これって、一体、どういう状況っすか」

 

そのデュエルの状況を見て、驚きを隠せない一同。

同時に、男は笑みを浮かべる。

 

「遊戯十代、見ておくが良い、これからこの男の末路を」

「なにっ」

 

何やら言っているが、今はどうでも良い。

 

「俺のターン。まずはパーリ騎士を召喚する」

 

俺の宣言に合わせるように、俺の場には、頭がミラーボールとなっているパーリ騎士が、姿を現れる。

その間も、ダンスを踊り続けている。

 

「パーリ騎士の効果で、デッキからカードを一枚選び、自分の墓地に送る。

そして、ターンエンド」

 

今の、状況、奴が何を仕掛けてくるか分からない。

ならば、今は、様子見を行うのが一番だ。

何よりも、これは人質を賭けたデュエルだからな。

 

「私のターン、ドロー。

まずはフィールド魔法、伏魔殿-悪魔の迷宮-を発動。

そして、戦慄の凶皇-ジェネシス・デーモンをリリースなしで、召喚する」

 

同時に、姿を現したのは、皇帝を思わせる悪魔。

そいつが、姿を現した。

 

「生贄なしで、レベル8のモンスターを!」

「ただし、この効果で召喚した場合、このカードの元々の攻撃力・守備力は半分になり、エンドフェイズに破壊される」

「これだったら、パーリ騎士は倒されないっす!」

「そんなミス、するのか?」

「その通り!私はデビルズ・サンクチュアリを発動し、メタルデビル・トークンを召喚!

伏魔殿-悪魔の迷宮-の効果!自分フィールド上の「デーモン」と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスター以外の自分フィールド上の悪魔族モンスター1体を選んでゲームから除外し、自分の手札・デッキ・墓地から選択したモンスターと同じレベルの「デーモン」と名のついたモンスター1体を選んで特殊召喚する」

「それって、つまり」

「私は、メタルデビル・トークンを選択し、メタルデビル・トークンを除外し、デッキからジェネシス・デーモンを特殊召喚する!」

 

それと共に、場にいたジェネシス・デーモンの身体は、より大きくなった。

その大きさはかなり凄まじく、比べ物にならない。

 

「そして、ジェネシス・デーモンの効果。1ターンに1度、自分の手札・墓地の「デーモン」カード1枚を除外し、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。私は墓地にあるジェネシス・デーモンを除外し、パーリ騎士を破壊」

「パーリ騎士!!」

 

同時に、パーリ騎士は、ジェネシス・デーモンの剣によって、そのまま踏み潰される。

 

「そして、そのままダイレクトアタックだ!」

「ぐっ」LP4000→1000

 

後攻2ターン目とはいえ、いきなりここまでのダメージを受けるとは思わなかった。

 

「あっ、ジョー君の身体がっ」

「消えているっ」

 

何やら丸藤君達が騒いでいる様子だが。

 

「これこそが、闇のデュエル!」

 

俺の身体が消えている?

それって、本当に。

そう考えていると、俺の目の前が暗くなった。

これが。

 

『落ち着け』

「っ」

 

同時に聞こえたのは、ジョニーの声。

 

『感情を剥き出しにするな』

 

それは、俺の恐怖を抑えるように。

 

『目線、呼吸、そして殺気を捉えろ。奴がどんなにお前に攻撃しようが、これはデュエル。

ならば、今のお前がやる事は、変わらない。

そうだろ』

「…」

 

ジョニーの言葉、それを聞くと共に落ち着く。

普段のデュエルのように、楽しくやるのではない。

ならば。

 

「私はカードを2枚伏せて、ターンエンドだ!」

「このままじゃ」

「ジョニーの効果で例えジェネシス・デーモンを倒したとしても、特殊勝利には出来ない」「えっ、どういう事っす!」

 

その最中で、十代の言葉に対して、丸藤君は驚いている様子。

 

「ジョニーは、確かに強力なカードであり、相手の魔法・罠の除去と共に、相手モンスターを倒す事が出来、特殊勝利が出来る。けど、相手の場に魔法・罠が多ければ、それに対応できない」

「デュエルでは、多くのカードをセットする事は、結構ある。

ジョニーは、そういう意味では、まさしくタイミングを見極めなければ、使えないカード、何よりも、今の墓地では、ジョニーを召喚するには、あまりにも足りない」

「どうすれば」

 

そう、何やら言っているようだが。

 

「何を言っているんだ、聞こえないのか」

「何が?」

「既に、そこまで来ているぜ、ジョニーは!相手プレイヤーが3体以上モンスターを召喚した場合、このカードはターン終了時、手札から特殊召喚できる!現れろ、バレット・ザ・シルバー!」

 

俺の雄叫び。

それに合わせるように、現れた存在。

それは、まさしく、銃を馬にしたような存在。

それこそが、ジョニーの愛馬である、バレット・ザ・シルバーだ。

 

「バレット・ザ・シルバーって、確か、ジョニーが乗っていた馬!」

「このカードがフィールドに出た時または攻撃する時、自分のデッキの上から1枚ドローする。それがジョーカーズモンスターなら、召喚条件を無視して自分フィールドに召喚できる。それ以外なら手札に加える」

「とっとんでもないカードっす!けど、そんな、簡単に出せるんだな」

「出せるざ、ほら」

 

それと共に、俺は既にデッキに手を置いた。

 

「逆風も風の内…俺が!追い風に変える!!ドロー!」

 

まさしく、逆転する為の一枚を、引く為に。

 

「俺の風ッ!ビュービュー吹いてきたぜッ!!」

 

それと共に引いた一枚。

それを見て、俺は笑みを浮かべる。

 

「来たぜ、俺の切り札!ジョニー・ザ・ジョニーを召喚!!」

 

その叫びと共に、バレット・ザ・シルバーに乗り込むように現れた鋼鉄のガンマン、ジョニー!

 

「ジョニーが来たっす!」

「けど、この状況、どうするつもりなんだな」

「決まっているだろ、ジョニーだったら、出来るさ!俺は魔法カード、テキサス・ストーム!自分の場のモンスターを一体、表向きのまま山札の上に置く。その後、それを山札の上からバトルゾーンに戻す。そのモンスターの効果として、相手の魔法・罠カードを一枚破壊する」

「えっ、それって」

『よっと!』

 

そのままジョニーは、手にした縄で、そのまま伏せられたカードを引っ張る。

そのまま、ジェネシス・デーモンの脚に絡ませながら、そのまま破壊する。

 

「相手の場には、魔法・罠カードが2枚だけ、それってつまり!!」

「ジョニーで、攻撃!『引き金は二度いらねぇ!一発で決めるぜ!!』」

 

その叫びと共に、奴を吹き飛ばした。

 

「んっ」

 

すると、何やら周囲の何かも弾丸と共に、吹き飛ばした。

 

「何かあったか?」

「お前も、気付いたか?」

 

それは、十代も同じだった。

 

「とりあえず、こいつ、どうする?」

「あぁ、明日香も起こさないといけないしな」

 

そのまま、俺達は、その謎の男を連行、女子生徒を連れて行く事にした。

他作品のヒロインは

  • うららかもも
  • 六葉アサナ
  • 霧島ロミン
  • 王道遊歩
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。