タグ内の『おなかすいた』の理由も少しはわかると思いますが……。
では、どうぞ。
さて……一つ問題が発生したな。
俺は今、無性に腹が減って仕方がない。
だが金も無い。
確か、生きていた頃に読んでいたSSの中に「奨学金を貰える」みたいなのが書いてあったな。
ちょうどいい。
今は昼休みの時間。
でも場所が……。
あれ?でも確か生きていた頃のSSには生徒手帳が胸ポケットに入って……いた。
御都合主義ってか?
まぁアニメなんてそんなもんだろ。
都合よく行かない事ですら、製作スタッフによって作られた「都合のいい展開」だからな。
「すみません、失礼します。
2年20組の今靴麻知ですが、今月の奨学金を受け取っていないので受け取りに来ました」
「2年20組の今靴君だね?
え~っと、あ、あったあった。
はいどうぞ。大事に使いなさいよ」
「はい、ありがとうございます。
失礼しました」
俺様得意の似非敬語。
同じ部活だった同性愛者の(くせに女性に告白した)奴に
「敬語が凄まじく似合わないね(笑)」
って言われたことがある。
まぁ上辺だけの敬語だし、感情など籠っていないからな。
……強いて言うなら、虫唾が走るくらいの感情はあるが。
ちなみに、そいつには軽く殴っておいた。
誕生日が俺の2日後なのに笑ってきたからな。
俺は芸人じゃねぇよ。
封筒の中を確認したら、諭吉殿が10枚。
高校生にしては高いが、食費がかなり高いのだろうか?
つーか生徒手帳を見て思ったんだが、俺って2年生だったのな。
現実では中学3年生だぞ?授業に追いつけるわけねぇww
しかも20組まであるって……。
一学年1クラス35人で20組計算、合計すれば2100人か……。
日本人口の6万分の1だぞ、おい。
ちなみに、クラスは成績順に決まるらしい。
1組が一番成績が良くて、20組はその反対。
つまり、俺はアホ。
尤も、俺の生きていた頃の頭じゃ英語と漢字をどうにか理解できる程度だろう。
数学は好きだったんだがなぁ……。
高校のなんて見た瞬間に暗号って次元だし。
マジ無理ゲー。
さて、こんな無駄なことを考えてないで飯を食おう。
早くしないと食堂が閉まっちまう。
さて、メニューは……って、多いな。
券売機が3台も並んでるぜ。しかも全てメニューが違う。
なになに?
表示価格は《普通》の料金です
《大盛り》は+100円
《特盛り》は+150円
《メガ》は+200円
《ギガ》は+300円
《テラ》は+500円になります
……おい、なんだこれは。
メガ(100万倍)が人外な量なのはまだわかる。
ギガ(10億倍)も通常じゃないのは理解できる。
だが、テラとはなんなのだ!
1兆倍なんてあっていいわけ無いだろう!
こんなもの、誰が買うか!
…………でも、少し興味はある。
というわけで、
「おばちゃん、『旬のお寿司 特選』のテラをください!」
「はいよ」
頼んでみました。
「ほれ、『旬のお寿司 特選』のテラだよ。
でも坊や、お昼休みはあと10分も無いんだよ?食べきれるのかい?」
「はい。胃袋には自信があるので」
とは言ってみたが……
やはりおかしいな。
目を擦っても擦っても変わらない。
「おばちゃん。
参考までに聞くけど、これ、何貫あるの?」
「ざっと150貫ぐらいよ」
150貫ねぇ……
おかげさまで諭吉さんが1枚半消えたぜよ。
この世界で「旬」もなにも無い気がするが、気にしないで食べてみるか。
まずは好物のいくらから……
「う…、うめぇ!」
あ、やべぇ。
思わず叫んじまった。
しかしそうせずにはいられないくらいの美味さだ。
この学園、恐らくは山奥かどこかで海とは無縁だろう。
つまり、魚介類は川でのみ。
それでこんなに美味いいくらが手に入るのか……!
鮪の赤身も食べてみるか。
これが本物だとしたらどこから入荷しているのか疑問だが、それは気にしないでおくか。
「…………っ!?」
こ、こいつは、生きていた頃に食べた鮪のどれをも軽く凌駕している……っ!
生憎俺は大トロなんて高級品は口にしたことは無いが、中トロや中落ちレベルで美味いぞ。
だったらこの中トロは…?
こっちの大トロなんて食べたら、俺は一生(?)大トロ以外食べられないのだろうか…?
とりあえず、食べてm……
「おーい!今靴ー!」
試してみたいし、1回斬ってみるか?
……いや、やめておこう。
おばちゃんの前でそんなことはしたくない。
「なんだよ、
「おお、今靴……って、なんだそれ!?」
「飯」
さすがの
まぁ『テラ』なんてサイズ、普通は誰も頼まないもんな。
「とりあえず、話は飯の後でいいか?」
「お、おぉ、いいぞ」
よし、こいつらを全部食らってやらぁ!
相変わらずうっっっっすい内容ですね(笑)
友人にこの作品(とまどマギ)を発見されて、結構驚きました。
これ以上広まらないといいなぁ……。
でもネット上に公開してるから無理か。
多分、次回から本格始動すると思います。
ではではまた次回