皆さんは集合的無意識や潜在意識又わ精神力学といった事はご存知ですかな?
有名どころですとユング、アドラー、フロイトの三人くらいが大体出てくると思います
これはそういった心理的な部分を大部分に出しているお話
とある病院のような建物の1室
数人の男女が忙しそうに動いていた
ある男性はなにかの装置に繋げられた椅子に眠るように座っていた…が、突然衝撃を受けたかのようにその体が跳ねる
ローズ「早く戻って!深く潜り過ぎると戻れなくなるわよ、角の部屋にある鏡に通路を繋げたわ」
パソコンに何かを打ち込みマイクに喋りかける女性
椅子に座っていた男性の意識が覚醒し飛び起きる
テイラー「危ねえ、もうちょっとでやられるところだったぜ」
ブラド「お疲れさん、今回はどこまで潜ったんだ?かなり深い所まで行っていたようだが…」
テイラー「近未来系の都市でしたね、情報を集めようと施設に忍び込んだら危うく撃たれそうに…所でその後ろの方は誰なんです?」
ブラド「あぁ、紹介しよう新入りのネオだ、彼には色々と役立ってもらうつもりだよ。ネオ、紹介しよう。メンバーのローズとテイラーだ。他にも何人かいるんだがでかけているようだな」
そう言うひげを生やしたスーツ姿の男『ブラド』は、スキンヘッドの男とセミロングの女を紹介する
「「テイラーだ」ローズよ」
ネオ「どうも」新入りの青年は二人と握手をすると、周囲に置かれた機械を見て尋ねた
ネオ「ここは何をしている場所なんだ?」
ブラド「ここは人の深層意識の世界…所謂、夢の世界に入るための研究所だ。研究所と言ってもそこにある装置で夢の世界にリンクするから、そこまで場所は関係ない。ネオ、君にはこれからその夢の世界に1度入り、どのように動くのかを経験してもらう」
ネオ「説明は理解したが…これは一般的にタブー扱いな事じゃないか?」
ブラド「何事も経験というだろう?とりあえず使ってみることだ。感想や文句はそれから聞く」
ネオは椅子に座らされ、テイラーがパソコンを操作すると自然と意識が落ちた。
次にネオが目を開けた時、そこには外とほとんど変わらない世界が広がっていた。
そう、所々目を凝らせば異質な混ざりモノがある以外、普通の世界
ネオ「なんだ!?いつの間に外に出たんだ!?」
首を傾げながら辺りを見回すネオ
そこに後ろからひげ男が声をかけてくる
ブラド「ネオ、外ではない。ここは集合体無意識の世界、言いにくいので夢の世界という事もある。所々に不可解なモノがあるのは人の意識が漏れ出している部分だ。普段はここから各人の世界を探していくが、今回はネオ君自身の世界に入ってもらう。テイラー、頼む」
ブラドが自身の耳辺りに着けているインカム越しに、テイラーに何かを頼む。
と、テイラーがパソコンに打ち込み始めた。
すると、またもネオの意識は落ちていき…
再度目を開けるとそこには、どこか近未来に近いような(でも現代のようでもあるが)周りにSFチックなモノが浮かんでいる世界が広がっていた
ネオ「な、なんだここわ…俺を一体どこに連れてきたんだ」
ネオは困惑し辺りを見渡すが、納得を得ることはできなかった
ブラド「さきほども言ったが、ネオ、ここは君の心の世界、その表面の世界というやつだ。君は今からこの世界の下、無意識の世界へと降りてもらう。我々は無意識の世界、潜在意識に降りることをダイブと呼んでいるだが、ここから先は私の指示通りに動くように。あまり深く潜ると戻ってこれなくなるからな」
ブラドは近くのマンホールを持ち上げるとその中に降りていく、ネオも続いて降りていくと、その先では先ほどよりもさらによくわからない世界が広がっていた。後ろでマンホールが閉じる音がして焦るネオ
ネオ「おい、閉じ込められたぞ。どうするんだ」
ブラド「心配するな、出る方法はある。それよりも体験したことをなるべく早く覚えて、自分の物にすることだ。この世界ではそれが身を守る術になる」
ブラドは辺りを見回しながら歩いていく、そんなブラドの後をネオはついていく
ブラド「ほう、こうなっているのか」
ネオ「どうしたんだ?まさか、やみくもに歩いているんじゃないだろうな!」
ブラド「落ち着くんだネオ、ここは君の潜在意識の世界。つまり意識の裏側だ。それはカードの裏面のような者で、本人以外には見てみなければわからない所だ。まぁ本人でも大抵は何があるのか気づいていないがね。さて、この辺りでいいだろう」
ネオ「良いって何がだ?」
ブラド「訓練だよ、言っただろう?ここでは自衛の術がいると。幸い、ここでは色々な能力が使える」
気づけばネオはなにやら不気味な怪異や妖怪と呼ぶべき存在の浮かぶ、所々空間が歪んだ場所に着いていた