りゅう座には、D05というもう一つの惑星がった。
D05は今、マグマ星人により攻撃を受けていた。
原住民は巨大な敵を前になすすべなく、ただただ壊滅の一途を辿っていた。
その時、一筋の火炎が星人を襲う。
「……!?」
星人がその先を見ると、一体の巨大なドラゴンの姿があった。
ドラーゴ。惑星の守神だった。
「我々マグマ星人に楯突こうというのか?」
「グルルルル……」
「ふ!」
星人はドラーゴにサーベルを突く。
サーベルがドラーゴの胸部を貫き、ドラーゴは地に伏した。
「ド、ドラーゴ!」
ドラーゴの側に男性が駆け寄る。
「大丈夫かドラーゴ!」
「……………………」
ドラーゴは無言で男性を見やる。
男性は星人の方を向いて
(ドラーゴは動けない。俺がやるしかないが、そうするとドラーゴは……)
「構わん。我の力、そなたに授けよう」
「ドラーゴ、あんた喋れたのか?」
「一体何年この星の守護神をしてると思ってるんだ?」
「そうだったな」
男性は懐からウルトラマインドを取り出す。これは、あらゆる生命体と、精神を融合させるためのアイテムである。
「何をする気だ?」
「今からお前らを、一瞬で
「ほおう?」
男性はウルトラマインドの力でドラーゴを精神体に変換し、自身の体へ取り込んだ。
(力が満ちてくる!)
男性は姿を変え、巨大化を始めた。
巨大化を終えたその巨人は、ドラーゴを彷彿させるウルトラマンだった。
名を——。
「ウルトラマンドラーゴ、見参だ!」
「ウルトラマンだと!?」
「くらえ! ドラゴンクロー!」
右手の先から鋭利な爪を突起させ、星人を切り刻む。
「ぐわああああ!」
星人が血飛沫を撒き散らし、地に伏した。
「貴様!」
もう一体の星人が、熱り立ってドラーゴに襲いかかる。
ドラーゴは振り返り様に回し蹴りを星人の側頭部に叩き込んで気絶させた。
「ぐ!?」
星人は倒れると同時に地面を揺るがす。
「引けー! いったん引けー!」
星人たちは尻尾を巻いて逃げ出した。
ドラーゴは、小さくなって男性の姿に戻った。
大地が揺れ動き、マグマが噴き出した。
(この星も寿命か)
男性はドラーゴに変身すると、力強く飛び上がって惑星を離脱した。
直後、惑星が爆発し、粉々に砕け散った。
(星のみんな……!)
ドラーゴは涙を浮かべながら、第三惑星へと向かう。
その後方を、一艘の艦隊が追跡していた。
(尾けられてる!?)
艦隊の追跡に気付いたドーラゴが、後ろを振り返る。
ドラーゴは艦隊に向かって火球を放つ。
艦隊は火球をかわし、反撃してきた。
砲弾がドラーゴを襲う。
「ぐわ!」
ドラーゴは浮力を失い、無人惑星の重力に引っ張られて墜落した。