それぞれの道は延びて行き、やがて運命は廻りだす   作:タク-F

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今回とうとう死亡装者生存に手を付けます!ここから死亡装者生存タグが仕事します!


【天羽 奏】及び【セレナ・カデンツァヴナ・イヴ】の存在と今後の方針

〜〜奏side〜〜

 

 

あたし……天羽奏はふわふわした意識の中にいる。今がいつ・どこ・何の為・誰が・そもそも生きているのかわからない。

 

「お父さん……お母さん……あいつと……」

 

覚えているのはお父さんの仕事の付き添いで遺跡?ってのを家族で訪れた事。そして見知らぬ女の子と仲良くなって遊んでいる内に日が暮れて宿泊施設まで戻ると辺り一面に人の気配はなく代わりに人の姿を模した炭素の塊が散乱していた事。そしてあたしはその正体を知っている。

 

ノイズだ。アイツ等がお父さん達を殺したんだ!」

 

あたしはその現状を理解した瞬間復讐の為に力を欲する生き方を選んだ。ノイズを殺せるなら……全てのノイズを葬れるならあたしの身体がどうなろうと構わない。例えこの身が朽ち果てようとも!

 

 

 

 

 

 

 

〜〜奏sideout〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜育美sideout〜〜

 

 

 

 

アレは偶然とこうう言うか幸運としか言えない事態だった…。私の初任務がライブから3年前の皆神山にやってきてフィーネの目的地は識っていたから()()()()()()()()()()()()()()()。そして到着前に退却してすぐに天羽奏の捜索を行った。

 

「あ〜つまんねぇ……あたし1人かよぉ!」

 

小石を蹴り鬱憤を晴らしながら私に取って都合良く孤立していたのこれで幸いと接触を試みた。

 

「あれ……貴女……1人?」

 

「お前……1人か?親はどうした?」

 

「発掘作業中だからあっち行ってなさいってな……」

 

「そっか……お前もか。あたしも同じさ。あたしの親も発掘作業らしいけどあたしの妹は逆に幼な過ぎてあたしだけ除け者とかなぁ…」

 

物憂げな奏さんの言葉にこれから起こる悲劇を想像して私の胸が少し締め付けられた。

 

「ねぇ奏さん……私と一緒に走らない?」

 

「構わねぇよ。そら……行くぜ!」

 

疑う事なく駆ける奏さんの足元に少し細工して転倒させた。

 

「っっ……転んだか……運がねぇなぁ…………………………………………っ…!」

 

現状をただの偶然と思う奏さんの腹部に一撃の拳を入れた。そして気絶した奏さんを結界で包囲すると私はフィーネの動向を探る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「神獣鏡は……運び出されて作業員とその家族ほ全滅……清々しく悪役ですねフィーネさん。まぁソレが原作(識っている世界)だからここまではまだ良い……けど、奏さんをどうやって二課に引き渡すか……」

 

私が奏さんの保護をしている間にフィーネは目的を果たしたらしい。先んじて神獣鏡を欠片でも回収できたのは僥倖かも……………っとは思ってたが、奏さんの扱い方は慎重に成らざるを得ない。よって結論は……

 

「確かこの付近には発掘作業を行う為の活動拠点があった筈……ソコにノイズの魔の手が及んでなければ……」

 

私は一縷の望みに賭けて付近の散策を始め……

 

「ッ!見つけた!コレである程度はイケるかも!」

 

私は奏さんを比較的滑らかな斜面へ奏さんを突き落とした。すると滑落音に付近の人々が反応したらしく人々の集まる気配を感じた。

 

 

〜〜育美side〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜奏(当時の回想)side〜〜

 

「おい!アンタ!大丈夫か!怪我してるじゃないか!」

 

あたしは……っ!父さん母さん!アイツは!

 

「どうやら遺跡発掘作業中にノイズが出て作業員やその関係者達は全滅らしい……アンタが助かったのは反対方向に足を滑らせてしまったから……か。ソレで命が助かったのは何かの縁なのかもな……」

 

「そうか……皆……死んだのか……あたし……無力だな……力さえあれば……」

 

あたしは力が欲しい。ノイズを殲滅出来てあたしみたいな人々を救える力を……

 

 

〜〜奏(当時の回想)sideout〜〜

 

 

 

 

〜〜セレナside〜〜

 

「ネフェリムが暴走!?私が……私がなんとかしないと!」

 

「「やめなさいセレナ!貴女に何ができると(言うのですか)!」」

 

マムやマリア姉さんが私を宥めるけど、私がここで戦わないと皆が死んでしまう。だから私は……

 

《b》パァン!

 

派手な音と光が炸裂し私達の視界が奪われた。

 

『ねぇ貴女……あの怪物を何とかしたくない?』

 

不思議な人物が私に語りかけて来た。だけど幸いというか目的自体は一致している。

 

「私は何をすれば良いんですか?」

 

絶唱って奥の手があるんでしょ?ソレを使ってくれない?』

 

絶唱……それはシンフォギアの奥の手であり諸刃の剣。使えば死は免れ無いだろう。謎の人物は私は私の生存を確信してるかのような物言いだった。

 

「残念ですが絶唱を使えば私は反動で死んでしまうでしょう……なぜなら絶唱は使用者の反動を度外視してシンフォギアの全出力を扱うらしいので……」

 

『あっ……ソノ反動とやらは私に下さい。ちょうど身体を崩壊しかねない程のエネルギーが欲しかったので……ね。代わりに貴女は反動なく奥の手を使う事ができるそして達成できたら私のお願いを聞く……どう?』

 

その人(?)は私に絶唱の使用を促した。そして今の私に選択肢は無い。なら……賭けてみるべきだ。そうしなければマリア姉さんや月読さんや暁さんも……

 

「私……やります!約束……守って下さいね!」

 

『もちろん。その約束を守る為に私は取引を持ちかけた。貴女が全うするならば私も最善を尽くすと確約しよう』

 

覚悟は決まる……故に私は恐れない!

 

「Gatrandis babel ziggurat edenal〜」

 

フォニックゲインが高まりギアの出力が急上昇に対応しようとエネルギーの奔流が始まる。

 

「Emustolronzen fine el baral zizzl〜」

 

身体が高まる負荷に反応を始める。ジワジワと身体が悲鳴をあげようとしていた。

 

「Gatrandis babel ziggurat edenal〜」

 

すると彼女(?)は私の肩に手を掛け零れるフォニックゲインを集約し始めた。

 

「Emustolronzen fine el zizzl〜!」

 

そして外付けで流れの変わったフォニックゲインがネフェリムへと降り注ぐ。

 

『ゴアァ!?』

 

その結果ネフェリムが目論見通り初期化されていく。それに合わせて私の周囲にも眩い光が弾けた

 

『行くよセレナさん……契約だからね?』

 

私はそのまま手を引かれて光の中に消える。そしてその直前に私のギアペンダントを奪われ……投げ捨てられた

 

『言い忘れたのは悪かったけどそのペンダントは置いて行かせて貰うからね』

 

「あっ……」

 

私は言葉を紡ぐ事すら許されず姿を飲まれた。きっとマリア姉さん達は私が絶唱によって亡くなったと思うのだろう。そして彼女はソレを狙って行ったのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソレが私と彼女……【結城 育美】さんとの出会いであり彼女にとってのある意味最高で最悪の出会いだった。

 

「セレナさ〜ん!倒れたホムンクルスの回収・修復・あの場所への物資の運搬お願〜い!」

 

「育美さ〜ん!私の扱いを何だと思ってるんですかぁ!」

 

今の私が育美さんの元で行っている事は私の知らない世界だった。何せソレは錬金術というフィクションの中の世界だと思っていたが、現に私の目の前で行われている光景はソレを決定付けるモノだった。

 

「どうせそのあと自分は無茶するんですよね!だからといって私に全てを押し付けるのは釈然としません!」

 

育美さんの日課はこの錬金術師の結社の大幹部直属の準幹部として組織内の不穏分子の早期排除・裏世界に於ける世界単位の情報収集・自身の修練です。2つ目まではまだ理解できるのですが、3つ目の手段が私の頭を悩ませている。

 

「行動を言語化すると頭が痛くなります。自分のホムンクルスに錬金術の修練をさせる……ですが問題なのはその手段ではなくその……」

 

彼女のホムンクルスは私が把握しているだけでも凡そ200体であり、【剣】・【炎】・【氷】・【結界】・【射撃】・【シンフォギアとは似てはいるが違う概念とやらの唄】・【対象変化能力】・【転移】・【天使(?)らしき翼からの光線や独立・遠隔操作能力】・【構造理解能力】・【構造分解能力】・【構造再構築能力】・【風】・【影を操る?】・【再生能力】能力を各項目毎に凡そ10体のホムンクルスに修練させ、1週間毎に自身に還元させる方法ですが、その過程での負荷や疲労も還元されるので彼女に再生能力が無ければ恐らく常人ならば1人分の還元で倒れるのだろう。

 

「出会ってから4年……皮肉にも慣れ始めた私もいるのが悲しいです……」

 

そして裏世界の情報の中で私に関連する情報を定期的に教えてくれる。

 

 

「マリア姉さんやマムは私の消滅(表面上)に気を落としつつ聖遺物の研究に没頭してるらしい。恐らく……いえ、確実に私を失った為ですね……」

 

暁さんや月読さんもシンフォギアに適合すべく必死だという事。すると育美さんは思い出したように教えてくれた。

 

「私の直感が正しいなら……多分あと数年で表の世界でも世界を揺るがすナニカが起こると思う。そしてその時がセレナさんとお姉さん達との再会の時……かな?でもその為ならセレナさんはある程度の実力を身に付けておいてね?」

 

そう告げて育美さんは任務に行ってしまいました。まぁ今の私自身も剣・障壁系の錬金術が使え、適性的には氷属性で付与能力がもう少しで開花するらしいです。

 

「その言葉が本当なら……私は……この能力を開花させてマリア姉さん達を助けます!」

 

私の覚悟が改めて固まった瞬間だった。

 

 

 

 

〜セレナsideout〜〜

 

 




本作のセレナさんは生存と引き換えに苦労を背負ってしまいましたが、同時に錬金術師にも至る才能も持ち合わせています


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