(完結)転生ですか?え?民度がアメコミ並みの世界?ヴィランエディション!   作:カニバルキャンディー

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痛みが私に信念をくれたんだ

 入れてもらったお茶を飲みながら話を続ける!

げ…これ覚せい剤入りだな…クソが

死柄木のお茶を掴み後ろのチビに頭からかける、こちらを睨んでくるがにっこりと笑ってやる理由はわかってんだろ?

 

それでえっと?前回は格の違いを分からされたところだったっけ?

 

「まァそう言うな。これを機会に嗜むといい。局面が見渡せるようになるぞ、紅音お前教えてやれよ」

「だって私暴れる専門だし…部下に教えられちゃダメでしょ」

 

 タバコに火をつけようとすると死柄木に握られタバコが崩壊する…あぶね!私死ぬが!?

 

「将棋の面白いところは相手から奪った駒を使えるところにある…紅音か黒霧。渡我、分倍河原をウチに入れる。好きに動かれちゃこちらも不安だ」

「便利な奴ばかり。動きは削ぐってか?ウチの要だぞ、そいつら、そんなにやれるか」

 

私の頭に手をのせてわしゃわしゃと乱暴に撫でまわす、死柄木!お前絶対に掌で触れるなよ!?死ぬから!撫でるのはいいけども!

 

「信頼を築こう。今はまだ遺恨を残している、こっちは計画の全貌を差し出したろう。次はそっちの番だ。君たちは仲間が大事なんだろう?」

 

「…ちっ!トガとトゥワイスを出向させる。それでいいか」

「欲を言えば紅音も欲しかったが…まぁ、いいだろう」

 

表面上は仲良く終わる、腹の中はドロドロだけどにゃぁ…

地下からまたもや三十分かけて外に出る、いやぁ…日の光が眩しいなりぃ…太陽は偉大じゃな…

 

「紅音」

「あいよ、私様が抱き着くから体感崩すなよ?」

 

むぎゅっと死柄木の腕に捕まり時間を吹っ飛ばすッ!

 

崩壊していく紅い世界の中、わずかに残った地面を足にスタンドを纏わせ上空に飛び上がるッ!

「何人いた?」

「5人ぐらいだな、殺してもよかったが流石な」

 

 まあにゃ~と笑いながらビルの側面を蹴りつけながら私が頑張って取ってきたセーフハウス4に帰る

ほんとに大変なんだからね!?盛り上がるかってぶっ壊し過ぎなんだよ!!

 

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「八斎會と協力するだって!?」

 

 後日もう一度近場に散らばしたメンバーを集める!

廃墟だけど飲み物とか用意するために使うお金!ほんとにお金ないんだけど!私が死ぬ気で稼いだ金なんですけど!!

 

死柄木を威嚇してると頭をはたかれる…このヒモ野郎ッ!!

 

「ああ、何度も言わせるな。あちらの計画には十分な旨味がある。トガとトゥワイス、今日からおまえらはヤクザだ」

「つまんねぇ冗談だ!面白ぇよ死柄木ィ!」

 

「黒霧と紅音も持って行かれそうだったが粘ったよ。まァ実際あいつはあいつで今、大事な案件に取りかかってるしな。移動については地下からのルートで行ってくれや」

「何が旨味だよ!冷徹ぶりゃリーダーか!?」

 

死柄木にトゥワイスが掴みかかる、まぁ…それはそうだよねぇ!私も出向しろとか言われたら半ギレになってると思うし!私の骨を埋めるところはここじゃい!

 

「感化されちまったか!?あのマスク野郎に!あいつはマグ姉を殺したんだぞ!?あいつはMr.コンプレスの腕をぶっ飛ばしたんだぞ!あいつは俺が不用意に連れてきたんだぞ!

 

 

「俺だって人間だぞ…死柄木」

 

マスクを外し膝をつく

神に懺悔する信者のように呪いを託す生贄のように

 

「トガちゃんもよぉ!何とか言えよ!」

泣きそうな声でトガちゃんを呼ぶ

 

 机の上から軽く飛び跳ね死柄木のもとに歩いていく…おっと不穏な感じ?

まぁ、私は別に動く気はなし!多分大丈夫でしょ、トガちゃんも私ほどイカレてはないと思うし!

 

「弔くんにとって私たちは何でしょう?私にとって連合は気持ちがいい。ステ様がきっかけでした…私も私のやりたいように、生きやすい世の中に、できるものならしてみたいと思うのです」

ナイフを首元に突き立て笑ってない顔で笑う、いい顔だねぇ…ゾクゾクする

 

「ねぇ弔君くん、何の為に辛くて嫌なことしなきゃいけないの?」

 

「そうだな…」

顔についている手をゆっくりと外し、2人だけじゃなく私たちにも見えるように顔を見せる

 

「俺とおまえたちの為だ」

 

 ゾッとする、背中にツララを突き立てられたかのようにッ!実力では私が上。瞬きする暇もなく殺すことは可能

だけどヤれる気がしないだけど勝てないって思わせるだけの迫力がある

 

いいッ!すっごくいいッ!最高だ!もうたまらないッ!

 

頬が吊り上がる闘争心が浮き出る

戦う意味でもそれを抑えるためでも襲い掛かりたいッ!

 

「紅音、可愛い顔が台無しだぞ」

「おっと、荼毘ちゃんごめんごめん」

 

 隣まで歩いてきた荼毘が頬をつつきながらさりげなく荼毘が私の右手を握る

頬をほぐしほぐし!流石に味方にこの顔はダメじゃっ!

 

「向こうは連合の機動力を削ぎ、かつ有用なおまえらを懐柔したいんだろう。外堀から取り込んで従えたいんだ。ハナから対等になんて考えてもいないのさ、トゥワイス、責任取らせろと言っていたな。」

 

「こういう取り方もある。俺は、おまえたちを信じてる」

 

いいなぁー!私もあの顔で!真剣な表情で言われたいなー!ヤクザ組織も潰してきちゃうのになー!

 

「バカ女お前も準備しろ」

「んにゃ?私出向組じゃないでしょ?なんか悪だくみでもするの?」

「信用できる仲間にはそれなりの装備が必要だろう?」

 

「いいね!パーティータイムには美味しいものと盛り上がるものは必要不可欠!」

 

 

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 そして私は現在騒動の少し外れたところにいやがります!具体的に言うとビルの上!

八斎會に突入しているヒーローを紫煙を揺らしつつ眺める…クソー!ここに酒でもあればいい肴になるんだけど!

 

 お!あのドラゴン娘いい右フック入った!デカい男のカウンターパンチ!

ふわふわした女の子が一瞬のうちに触れた瞬間浮かんだ!そういう個性?ん~重力を消す個性とか!

そうこうしてる間に梅雨ちゃんのかかと落としが決まったァ!これには男もたじたじ!

 

「暇、そろそろ遊びに行こうかな?」

【おい!紅音、勝手な行動するのはいいが作戦忘れてないだろうな?お前が居ないとめんどくさいぞ】

「覚えてるよ荼毘荼毘!時間までには帰るって!」

 

 通話を切りビルの上から軽く飛び降り戦ってる最中のちょうど真ん中に飛び降りる。

着地音は静かだっだ、だが全員が紅音を見る

筋肉モリモリマッチョマンも需要ありそうなドラゴン娘もムチムチ娘も、カエル娘も警察もヤクザもヒーローも

 

最初に動いたのはなんと紅音ではなくフロッピーッ!紅音の姿を見た瞬間ッ!剛脚のとび蹴りが紅音の腹を捉えるッ!

 

「うげぇ!?噓でしょ早くない!?」

「久しぶりね、紅音ちゃん」

 

 体がくの字に曲がるほどの威力ッ!スタンドの腕を腹に巻き付けてギリギリ受け止めるッ!

受け止められた足を起点にしてもう片方の足で紅音の肩に斧のように降り下ろすッ!

 

「いいねぇ、私が知らない間に修羅場、幾つ潜ってきた?」

本体の腕で受け止めそのまま強引にぶん投げるッ!流石にこの辺りになってくると周りの人間も動き始めるッ!

 

リューキュウの剛腕が振るわれるその瞬間ムキムキの男がそれを邪魔をしてヤクザが個性を使って紅音を攻撃しようとするがウラビティが瓦礫をぶん投げ防ぐ

 

奇妙なことに彼女たち2人の間には何物も邪魔が入らないッ!まるで運命に決められているかのようにッ!

 

「それより大丈夫?結構やばい状況だけど」

「紅音ちゃんを放置する以上に危険な状況なんてないわ、ヴィラン連合貴方達は何処まで関わってるの?」

 

「企業提携的な感じだよん?マジで今回ほとんどノータッチ!」

 

 上段蹴りを潜るようにかわしお返しにキング・クリムゾンを纏わせた拳を放つがベロで容易く逸らされる

あれ?本当に上手くなってない?今の並みの敵だったら風穴空いてるんだけど…自信なくすわ!

 

踊るような回し蹴りを同じく足で受け止めるッ!紅音の体が僅かに沈み歯を食いしばり耐えるッ!

やっぱりだめか!異形系が入ってるやつとのまともな殴り合いは私が死ぬ!!

 

「ならインチキしちゃおうかな?」

 

 紅音の意識が遊びから本気に切り替わり殺すための準備…ッ!

筋肉男が2人の間の飛び込みアスファルトを引っぺがすように地面をラッシュッ!!

 

一人は友の力を借りて空に逃げ

一人は個性を使い男の前に無傷のまま立つ

 

「ド派手に行くぜッ!」

 

 一発目が腹に入る、二発目が顎に入り体が浮く、三発目で四発目で五発目で速度が乗ってくるッ!

それに比例して紅音のテンションも上がってくるッ!

 

「アッハハハハハッッ!!!」

 

 拳が弾丸のように男の体に突き刺さるッ!

骨がひしゃけ肉が落ち命が消えうせるッ!

 

「百合の間に挟まるんだったら死になァ!そら!飛んでくぞ!!」

 

 リューキュウに向かって大柄の死体が飛んで行く!リューキュウもこれには思わずビビり散らす!

そうだろう!長いヒーロー生活こんな体験は初めてなのだ!反射的に思わず地面に叩きつけるッ!

アスファルトが粉砕され地面地下に墜落ッ!

 

「リューキュウ!ウラビティ!行って!私はここで紅音ちゃんを食い止めるわ!」

「梅雨ちゃんも行ってもいいよ~私もう帰るから」

 

 軽く手を振ってタバコに火をつける

直ぐに梅雨ちゃんに叩き落とされ睨まれる

 

「ヒュー怖い怖い!またね」

「次は捕まえるわ」

 

 忌々しそうな顔をして大穴に降りて行く

強くなったね、そろそろ本気でいかないと負けちゃうかも!殺されるなら梅雨ちゃんに殺されたいなぁ!

 

 

ケラケラ笑うとヒーローとヤクザの目の前から悪魔は消える

 

────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────

 

 

「めっっっっちゃ楽しかった!!」

「そうかクソ女、取り敢えず歯を食いしばれ」

殴ってくる死柄木の拳を軽く躱しながら盗んだトラックに蹴り込み突っ込ませる

 

「おい!じゃれてねぇでさっさと行くぞ!」

 

 スピナーが運転するトラックの中で爆笑しながら飲み物をこぼす

汚ねぇ!とコンプレスに叱られるがまぁ!気にしない!

 

「将棋ってさ、要するに玉を取ればいいんだよな?紅音、状況は?」

「そう単純じゃねぇぞ」

「あと二分後ぐらいで到着!」

 

 120キロぐらいで爆走するトラックの上でコートをはためかせ格好つけながらなんか言っている死柄木!

あぶねぇぞ~

 

「うん、言ってた通り来たぜ、八斎會から最寄りのヴィラン専用病院へはこの高速に乗るのが一番早い。連絡ありがとね。トガちゃん有能でおじさん頭上がんねぇや」

「同じ行ってた誰かさんとは大違いだな」

「私は暴れる専門だって言ってるでしょ!!」

 

 ガルルルル!と威嚇しつつ目の前の大量のパトカーに意識を向ける

瞬間ふらつき荼毘と激突する…痛いんだが!?

 

「痛ってぇ!おいトカゲふらついてんぞ!紅音ぶつかってくるな!俺酔いやすいんだ!」

「トカゲはダメだ!スピナーだ!」

「何キレてんだ!ウゼェ!」

 

「警察を襲うことが本当に真のヒーロー社会を望むステインの意思に沿うのか俺は逡巡してるのだ」

 

 まだ言ってんのこのトカゲ君!いい加減自分の中に確固たる信念か他人を無視できる力見つけないとこのヴィランの世界じゃやっていけないと思うけど…

まぁ、一応仲間だからにゃぁ!戦闘面は助けるけど自分の道は信じて進まないと本当に流されて終わるだけだぞい?

 

「必要な犠牲さスピナー。運転頼むぜ」

 

「さて…」

「始めるかにゃぁ!」

 

 荼毘は掌に青い炎を発現させ、紅音はキング・クリムゾンを体に纏わせる。

 

「紅音、お前は露払いだ」

「今宵の私は血に飢えている!」

 

トラックを揺らすほどの踏み込みッ!

直ぐ近くを走っているパトカーの上に着地ッそのまま防弾性のフロントガラスをぶち抜き中から警察を引き抜き時速120キロかの地獄に放り投げる

 

「おっと!次の相手はこっちか!」

次のパトカーにさらに飛び移り同じような作業を数回続け高速道路を血の道に変化させる、まさに地獄のごとき所業

 

「おい!こっちはあらかた終わったけどそっちは!?」

「見てわかんねぇのか」

 

 空中で1回転する護送車の車を踏み台にして死柄木とオーバーホールを回収し地面を削りながら着地!

車の爆炎をバックに爆笑しながら独り言を叫んでる紅音と少し離れたところにいる死柄木とオーバーホール

 

「何が次の支配者になるだ」

「殺しに来たのか?」

 

「いいや、おまえが最も嫌がることを考えた。俺はおまえが嫌いだ。偉そうだからな」

「俺も」

 

 コンプレスが何気なしにオーバーホールの腕を削り取る

無造作にまるで虫の手足を捥ぐように簡単に

 

「これさ、2箱あるけどどっちが完成品?……まァいっか」

「か…返せ…!」

 

「あのなオーバーホール、個性消してやるって人間がさ」

踊るように指先を動かして誘うようにオーバーホールの唯一残っている腕に五指で触れる

 

「個性に頼ってちゃいけねぇよな…おっと切り離さないと全身塵になっちまう、悪い悪い」

ケラケラ笑いながら長ドスを紅音から投げ渡され腕を切り落とす

 

「HAHAHA!!おまえが費やしてきた努力はさ俺のもんになっちゃったよォ!これからはさァ!咥える指もなくただただ眺めて生きていけ!」

 

「頑張ろうなァァ!」

 

「あ…あぁ!あああぁぁああ!!」

 

 絶望がオーバーホールを包む、爆笑している死柄木とハイタッチしている紅音

最悪な光景だがヴィラン連合は実に楽しそうである。

 

 よっしゃ!割と楽しい!具体的に言うと楽しさ100としたら50ぐらい!ちょっと刺激的な日常的な?

スピナーが乗っているトラックのクラクションが後ろから鳴る!近いから、音がうるせぇ!

 

「追手が来るぞ!早く乗れ!」

「アイアイさー!」

 

オーバーホールに背を向けて4人が歩き出す

 

1人はエンターテイナーのように大袈裟にお辞儀

1人は退屈そうに頭の後ろで手を組み歩き出す

1人はこらえきれないように喉の奥を鳴らし

1人は煙草に火をつけてフィルターを嚙み潰す

 

 

「次は俺たちだ、地獄を作るぞ」

 

 

────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────

 

「紅音、2人を迎えに行ってこい」

「えぇ!?私様が!?めんどいんだけど…車何処よ、現地調達?」

 

 高速の中トラックの中で荼毘に命令される

なんだこいつ!!!私様に命令だと!?殺すッ!

 

「おいバカやめろ!」

 キング・クリムゾンを纏わせた拳で荼毘の顔面をぶち抜くつもりで殴るがしゃがんで躱される!

テメェ!上等だッ!このトラック解体してお前も解体してやるよッッ

 

「紅音、荼毘もこいつに命令するな、俺以外の奴が命令すると沸点がカスになんだぞ」

「今私の事カスって言ったか!?!?!?!?!?」

「訂正、俺の命令でもカスだわ」

後ろのドアを開けて高速に体をさらす、いやぁー!危ない危ない!一歩間違えたらダイ!!

 

「行ってくるわ!コンプレス!2人にポイントBに来るように伝えといて!私は車取ってくるから」

 

 3人に手をひらひら降って外に飛び出す!

ひゃっほーい!!この殺人的な速度で物が自分に突っ込んでくるこの感覚楽しい!アドレナリンが噴き出るわ!

 

 後ろの軽自動車を足場にして一回転!そのままスーパーボールのように車に弾かれトラックを足場に高速から生身で降りる!

ちょうど走ってきた高級車を止め、中の人形を引きずり出す、この車に人形は似合わないでしょ!人間が乗ってあげないと

 

「よっしゃ行くか!」

 

そのあと2人を回収して廃墟に帰還!

帰りにマックでも寄ってくか!

 




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