(完結)転生ですか?え?民度がアメコミ並みの世界?ヴィランエディション!   作:カニバルキャンディー

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トリガード

 色々金を工面したり、残党ヤクザから物をパクったりしてたり、各々軽い自由行動をしています!

死柄木の奴何処行った?黒霧さんに連れてかれてどっか行ったんだよね、暇つぶしか?

 

普通の組織から奪い取った事務所で煙草をふかしながら暇していると荼毘がおもむろに話しかけてくる

 

「紅音、今暇か?」

「ん~?暇だよ、何かやることある?私は無さ過ぎて生首でボーリング大会かゲームの二週目やろうかって悩んでた」

「ちょうどいい野暮用に付き合ってくれ、格好つけて隣立ってればいいからよ」

「OK!たまには散歩もいいでしょう!」

 

軽く伸びをして発育のいい胸を揺らす、育ってきてる!!

 

「バカやってないで行くぞ」

「なんだとこの野郎、紅音様の胸だぞ??」

 

 突如口から溢れ出るヘドロのようなものでテレポートする

これなんなん??いつの間にか体に入れやがって、今度内蔵取り出して入れ替えてみるか

 

 テレポートで移動した場所は薄暗い倉庫の中か…ほ~?なんだこの場所?私に乱暴する気でしょ!エロ同人誌みたいに!

冗談は置いておいて、本当になんだ?ちょっと肌寒い…九月中旬にか…?つまり北の方…九州らへんか?

 

「んで、私を連れてきて何の用」

「そう焦るな、ほら来たぞ」

 

 わざとらしい足音を響かせながら現れたのは今を騒がすヒーローランキングNO2のホークス

はて?なんでこんな大物が?殺し合いか?

 

「…時飛 紅音も来るとは聞いていないが?いきなり嘘を吐くのは酷いな」

「コイツはボディーガードだ、言うこと聞いてはくれないがな」

 

 ぶ~ぶ~悪巧み?そういうのは死柄木に任せておけばいいのに、我らがボスだぜ?

あ、もしかしてコイツ出し抜こうとしてる?それはそれでいいけど?

 

 そこら辺の道具に腰掛け煙草に火をつけながら暇そうに足をぶらぶらと揺らす

どうやらホークスはいわゆるスパイという奴らしい、確かにpi●ivとかで荼毘とヤッてるの結構見たことあったしそのうち仲間になるんじゃない?

にゃるほどね!なら信用してもよさげ!どうよ!この転生者特有のメタ読み!たまにはこういう要素入れないとタグ詐欺だ!って怒られちゃうからね!

 

「おい、紅音お前はどう思う」

「パスタとハスターは似てると思うよ?特に似てるのは日本人ならどっちも食べられるところ」

「ちげぇよ馬鹿、こいつは信用できそうか」

「次馬鹿って言ったらそぎ落とす、良いんじゃない?罠なら踏み潰すし仲間なら大歓迎!自分の命を守れるなら何でもしてもいいよ!」

 

 ニコッと優しそうな笑みで笑う紅音、ホークスの背中には何故だろう、冷たい汗が垂れる

ま!私には関係ないし!取り敢えずみんなガンバ!

 

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 んでそこからまた数週間暇になりました!

事件と言えばなんか…黒霧さんがヒーローたちに捕まった!!

嘘なんで!?お前逃げられるでしょ!?プラス護衛として私を連れてけよ!いくらでもなぎ倒すっての!!

 

死柄木の奴も割とへこんでるから慰めるの大変だったし…

 

「お前ら、出発するぞ」

「めんどくせ!今すぐ準備するぜ!」

「はいはーい弔君、黒霧さん無しでどこに行くんですか?車で大移動?危険じゃないですか?」

 

「我らがマジシャンとバカ女が居るだろ」

「今馬鹿って言った!?!?!?!?」

 

頭を滅茶苦茶強く叩かれて出発進行!

 

裏路地から奪ってきた車に乗り込み助手席にはコンプレス!

私が選ばれた理由は簡単!一番肉弾戦で強いから、あと何かあった時一番対処が早いから

 

「途中でドライブスルーで何か食べてく?」

「ほかの連中に怒られちゃうぞ?安全運転で行こうぜ」

 

は~いと返事をして車を発進する

車内音楽はもちろんダブステップ!これがまたテンション上がるんだな!

 

「またダブステップ?若い子は好きだね」

「おっさんくさいぞ?」

 

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 数時間ばかし車を走らせて着いたのは山奥、住所は聞いたけど何処ここ?

5人をビー玉から出し辺りをきょろきょろ

 

「んで死柄木君よ、ここに何しに来たの?」

「あぁ、これだ」

 

死柄木がどこからか取り出したラジカセを少し離れた場所に置く

瞬間足元の地面が揺れ、巨人が現れるッ!なんだコイツは!

 

「探した、やっと見つけた、おまえがオール・フォー・ワンを継ぐ者か?」

 

 ほ~?このデカブツの狙いは死柄木か!あのホモ野郎の隠された部下的な?

まぁ、アイツ本質的には私達ヴィラン連合どころか世界にすら興味ないだろうし、スカウトされた時から思ってたけど興味があるのはオールマイトぐらい?

なんかムカつくな…

 

「これが、オール・フォー・ワンが残してくれた力かァ?黒霧」

 

 デカブツが拳を振り下ろす、その単純な動作だけで地面がめくりあがり私以外が吹き飛ぶッ!

私は一足お先に時間を吹っ飛ばして衝撃を交わしてデカブツの眼球をぶん殴るッ!!

ぐちゅりと腐った果物を握りつぶしたような大好きな触感が手に伝わる!

 

「なぜだオール・フォー・ワン!!あんまりだぶが!?!?!?」

「アハハ!!私の知り合いの中では眼球と喉仏鍛えられた奴は居ないんだよ!お前もそうらしいな!!」

 

テンションが0から100に一気に上がる!さぁ!今から進撃の巨人でもやろうかな!うなじの辺りから削り取ってやるよ!

 

 ギガントマキナの拳が振り下ろされ拳が地面まで埋まる、だが!紅音はその腕の上を走るッ!

彼女の狙いはもう片方、唯一残っているもう片方の眼球ッ!

だがギガントマキアはその巨体に見合わぬ素早さで体を逸らす

 

狂人が巨人を殺す、神話の戦いが始まる

 

 

「おい、あのままだと紅音が全部持ってくぞ」

「それは駄目だな、アイツは戦力にしたい、解体されたらここまで来た意味がないだろ」

 

『…おお!アレが噂のアカネか!まさかギガントマキアとタイマンできるほどの力があるとわ!だがちとまずいな』

 

身の丈を超える拳が紅音に迫る、中指を立て時間を吹っ飛ばしながら巨人の指をキング・クリムゾンでねじ切るッ!

 

「がぁぁぁああ!?」

「良いねぇ!飲み物が飲みやすくなっただろ?次は頬から飲めるようにしてやるよ!!」

 

『マキア…マキア…』

「紅音、戻ってこい」

 

 瞬間2人の動きが止まる

時間を吹っ飛ばして死柄木の隣に着地、不満そうに死柄木の頬を指で突く

 

「なにさなにさ!私以外サボってるんだから楽しませてくれたっていいでしょ?」

「ここに来た目的を思い出せ。触んな」

 

 煙草に火をつけてそこら辺の岩に腰掛ける

ちぇーいいもんね~いざとなったら大暴れするし…あ~あ!無意味に街1つぐらいの人殺せないかな~

 

『少々待っとれ、よいせ』

 

あ?この爺みたいな何処から?誰か通話でもしてた?

チラッとトゥワイスとトガちゃんの方を見ると口からヘドロみたいなモノを吐き出していた!きっしょ!!!

 

「うっぷぇ…うげぇぇ!?私もか!!」

明らかに私の体積と同じぐらいのヘドロが口からあふれ出し身体を包む!これも気持ち悪!!!

 

 視界が切り替わりおそらくここは室内…それも地下?

即座にキング・クリムゾンを発現させ、体に纏わせる、相手はあのデカブツをけしかけた奴だ、どんなビックリドッキリメカが出てくるかわからないからにゃ!!

 

「何だこりゃ…脳無?これまでのと少し違う」

はて、荼毘君そうなの?ちなみに私が無双できるレベル?

ん~殺せなくはないだろうけど…即死させられないから相性が悪いって感じ?

 

「ほほう、わかるのか、差異が。やはり良い目を持っとる、反応も上々、そうじゃ、違うんじゃ~この子らは違うんじゃよ~ハイエンド。より"マスターピース"に近付いたスーパー脳無じゃ」

高そうな椅子に座りながら振り向くのはお隣の国から文句言われそうな達磨のような爺

それも腹黒そうな爺…うん!なんか気に入らない

 

「俺も頼みがあって探してた。あるモノを複製してほしい」

「髪が伸びたな死柄木よ。お父さんたちは元気かね?」

「あ?…あぁ」

 

私だけ緊張維持してるのなんか疲れるな、やめだやめ、タバコでも吸おうかにゃ

 

「所在地を知られたくないので転送にて招かせてもらった。死柄木以外は初めましてかな?ギガントマキア同様、オール・フォー・ワンの側近、氏子達磨じゃ。今適当につけた名じゃ」

「殻木 球大じゃなかったっけ?」

 

「お前は喋んな紅音」

 

へ~い!わかりましたよボス、私は従順なペットじゃけぇ!

 

「さてと死柄木、招いてやったのはオール・フォー・ワンに免じての譲歩ゆえじゃ。ワシの命も技術もこの子らも、全ては偉大なるオール・フォー・ワンに捧げたもの」

「おまえは今までそのおこぼれにすがっていたに過ぎない。嫌っとるワケじゃない。ワシの為じゃよ。全てを捧げるに値するかどうか見極めたいのじゃ」

 

 

「何も為していない二十歳そこらの社会の塵が、ワシに何を見せてくれるんじゃ?死柄木弔」

 

だるまが無表情のまま煽るように死柄木に問いかける、ゴミも積もれば山となるが積もることすらしなかったカスが何をなせると?

 

「俺は、先生とあんたに会う以前の事をよく覚えてない、なのにだ、皆を身につけると怒りが沸沸湧いてくる」

 

「考えてたんだ、ずっと…そうあの日からずっとそう…だ」

 

 そこからオールフォーワンと死柄木があった昔話を聞かされる

汚泥とヘドロをかき混ぜて洗脳と狂気を入れた昔ばなし、死柄木の過去はありふれたものだ、単純に子供が強力な個性を持っていてそれのせいで家族が全員死んだ

ヴィランとヒーローの戦闘のせいで家が崩壊!50年のローンだけが残る!子供は孤児院母親は水商売

 

よくあるよくある、私が住んでた孤児院も死柄木みたいな過去なんて掬えるほどいたからな

 

「胸がムカムカして吐きそうなのに、心がどこか落ち着くんだ不思議だよな?俺の中には断片的な映像しかないのに、なのに俺の心には鉛の塊が沈んでて、そこから怒りが無尽蔵に噴き出してくる!全然スッキリしないんだァ!」

「ヒーロー社会が崩壊したとしても、裏の支配者になったとしてもこの鉛が消えることはない。そう…俺はきっと全部嫌いなんだ!息づく全てが俺を苛つかせるんだ!」

「じゃあもう壊そう!一旦全部!あんたは世にも美しい地平線を見られるよ!だからドクター、手を貸せ!地獄から天国まで見せてやる!」

 

子供の用に無邪気に世界の崩壊を約束する、力がなければ絵に描いた餅ですらない、だがッ!

世界を騙せる少女、人外問わず圧縮できるマジシャン、何物を燃やす尽くせる狂気、文字通りどんなものでも増やせる異人、ツメを食い込ませて壁や天井を這いまわれるトカゲ

 

地獄から天国までアナタを裏切らない時間の超越者

力があるのだ、何物も彼らを縛ることなどできはしないッ!

 

「うはははは!まるで子どもの絵空事!真顔で何を言うかと思ったら…良いじゃろう!力を貸そう、死柄木弔!やってみろ!ヴィランとは戯言を実践する者のことじゃ」

 

「弔くん、物騒なこと考えてたのですねえ。ねェ、私の好きなものまで消えちゃうの?」

「仲間の望みは別腹さ、好きに生きてろ」

 

「ハッハッハッ、思っていたよりトんだのう、死柄木よ」

「てめェ、ふっかけたな!」

 

「ほほほ!元より協力してやるつもりじゃったよ。おまえの為に力も整えておる、ただし、力はまだ渡せない。そこのアカネ以外、おまえたちは弱い。最低限の格は身につけてもらう

あれは純朴。ワシと違って心の底からおまえを認めておらん。ギガントマキア、あれを屈服させてみろ」

 

「その時、おまえに全てを捧げよう。欲しければその手で掴むことだ」

 

 つまりあのデカブツをぶちのめせば良いって訳だな!楽勝!私相手に物理攻撃しか持ってないなんてカモネギ所が自分でコンロの中に飛び込むぐらいだし!

今の所物理攻撃で私捉えてきたのオールマイトぐらいしかいなくない?こわ…何あの人…私より異世界チートしてるよ…

 

よしよし!一時間以内に解体してバラシてやろう!!

 

「そこのアカネは今回参加禁止じゃ、お前が居ると死柄木の為にならん、全部お主で終わらせてしまうからのう」

「えぇ!?!?切り込み隊長ですけど!?」

 

割と本気で粘ったけどダメでした!二つほど培養管と中の脳無潰すぐらいだだこねたけどだめ!!

追い出されました…やべ~どうするか…

 

「紅音、心配するな一ヵ月だ、それだけあれば俺はあのデカブツを黙らせてやる、お前はしばらく休暇でもしてろ」

「はぁい…紅音ちゃんちょっとバカンスでもしてますよ~」

 

しゃーない…ちょっと遊んでくるかな!!

 

 

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「紅音ちゃん…用っていったい何なのかしら?」

 

 珈琲の匂いが立ち込めるお洒落で落ち着いた雰囲気の喫茶店の中、蛙の少女と悪魔のような少女は向かいあう

半年前までは飲めなかったはずのブラックコーヒーを美味しそうに飲む血のように紅い髪に紫色のマダラをつける少女

平和な日本でほぼ唯一と言っていい、Dead or Alive(生死問わず)の肩書を持つ、あのオールフォーワンですら生かして捉えろと言われているのにかかわらずだ

 

やったことを数えたら妥当としか言えないが

 

「この間ぶりかしら?あの後大丈夫?少し乱暴にしちゃったけど…あのね?今日はちょっとお願いがあって来たんだけど…ギャラリー多くないかしら?そこまで危険人物ではないつもりだけど…」

悪戯っ子のように苦笑して自分の隣の席を指さす

「あっちは私相手に肉弾戦できるミルコ、外にはNo1エンデヴァー個性も使えなくなってきてるからイレイザーヘッドも居るわね、そろそろ作戦の時間?もう少し珈琲飲みたかったんだけど」

 

 紅音ちゃんの体には先生の個性でスタンドは使えない、外に出ようものならスナイプ先生が油断なく狙っている、それに大勢のプロヒーロー達が待ち構えている

将棋やチェスで言うところのチェックメイト、だけどどうしてこんなにも余裕なのかしら…

 

「梅雨ちゃん、そんなに手に力入れてたら壊れちゃうわよ?緊張?それとも暴れた方がいいかしら?なら暴れやすくしましょうか?」

脚を組みなおしコーヒーカップを持ち上げ口をつける、それだけで目の前の紅音ちゃんの雰囲気が変わる、ふわふわとした物からナイフを胸元に突き立てられたような緊張感ッ!

 

 フロッピーが机を蹴り上げると同時にプロが一早く動き出す、隣にいたミルコが爆発音を響かせながら紅音にかかと落とし、机を素手で割りその反動を利用し、椅子から転がるようにして紅音は回避、次に爆炎を纏いながら壁をぶち抜きエンデヴァーが紅音の横腹を殴りつける

血反吐を吐きながら壁にぶつかり瞬間捕縛布が紅音の体を縛り付ける。

 

「げほ…いったぁ…なんで後ろの壁壊れないのよ…予定が狂っちゃったわ」

「残念だったな、俺が入ってきた所以外は特別製でな、お前の力でも抜くのは無理だ」

「あら、女性を見下ろすのね…酷い人…それとも上で動く方が好きなのかしら?」

 

縛られたまま器用に隠し持っていた煙草を咥えてチャシャ猫のように頬を吊り上げる。

 

「今夜はこれでオナニーねッ!」

 

殺意がカフェを支配するッ!今日その日一等地に作られた、皆に愛されるカフェがビルごと消し飛んだ。

 

 

 

ヴィラン名 なし 本名 時飛 紅音 生まれ 孤児のため正確には不明 歳 孤児のため正確には不明 個性 スタンド(時間を飛ばす 未来を見る 人型の実態を生み出す)

 

殺害件数 測定不能 犯罪件数 殺人 強盗 窃盗 以下略

 

未成年を差し引いて終身刑及び死刑

 

────────────────────────────────────────────────────────────

 

そのニュースは直ぐに表裏問わずに広がった

ヴィラン連合切り込み隊長 時飛 紅音 逮捕ッ!

 

「アイツ…なにやってんだ…?」

「おいおい!どうする死柄木!紅音の奴捕まっちまったぞ!何とかなるだろ!」

「大丈夫だろ、アイツはクソでも約束は守る、一ヵ月の間には脱獄するだろうな」

 

手に持った新聞も崩壊させ、ギガントマキアと対峙する、あの女に自分の最高の腹心の為に自分も負けてられない

捨てられてたまるかッ!

 




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