(完結)転生ですか?え?民度がアメコミ並みの世界?ヴィランエディション! 作:カニバルキャンディー
「ただいま~治癒持ちの子一人寄越して、足が折れてて歩きずらい」
「は、はい!ただいま呼んでまいります!紅音様!少しだけお待ちください!」
「なるべく急いでね」
車で迎えに来てくれたよくわからん信者Dくらいな女の子にお願い事、最悪死んでたからマジ助かるんだよねぇ
んでもって基地に帰還&治療!治療持ちの個性は少ないとか言われてるけど普通に医者とか市民で持ってる人そこそこいるんだよ!
少ないって言われてるのはヒーローになれないから、少ないって言われてると思う、だってトガちゃんに試験内容とか聞いたらマジゴミカスだったよ!?
医者と自衛隊を同時にテストさせて同じ点取れって言ってるようなもんだしそら増えんわ!!
切り傷直すとかそれこそ命に係わる傷直すとかは鍛えてないと無理だけどこの信者どもはそれなりの年月で鍛えてるからそこらへん問題なし
頭がおかしい連中が努力してくれたおかげで助かるねぇ…
治療を終え基地内を適当にぶらぶら…なんか私の事皆避けてない?確かに大分殺しまくったけどそれはお互い様でしょ?何ならこっちの方が少人数で不利だったし
そっちもトガちゃんの目を抉ったりトゥワイス殺しかけたり私殺しかけたりしたし、有象無象だけど数が揃えばヤバいってのはよくわかったわ馬鹿野郎!
「そりゃそうですよ、紅音さん、貴女この組織で一番強いんですから、割と化け物見たいって恐れられていますよ」
「うっそぉ?荼毘とか今の死柄木とか大分強いよ?私でも足か腕どっちかグッバイしないと無理だじぇ?」
ケラケラ笑いながら喫煙室でホークスと一緒にタバコを吸い、ちょっと聞き捨てならないことを言い出すホークス!
え?マジで?こんなかわいい女の子なのにそんな感じで恐れられているの?
ひどーい!こっちからしたらそっちもよくわからん信者どもなんだからね?皆殺しにしてやろうかマジで!
どうせ皆暴れたいだけでしょ?適当に暴れてだるい命を燃やしたいだけでしょうに
「そういうホークスはどうしたの?吸わないタバコを吸って、私に会いに来たの?何か聞きたいとか?」
「……バレちゃいました?そうなんですよね、紅音さんに会いに来ました、ちなみになんでタバコ吸わないってわかったんですか?」
「そのお洒落な羽に匂いが少しもついてないし、ライターがほとんど使ってない上に使い慣れてもないからかにゃ?もしかして口説かれた?」
ブラック珈琲で口元を湿らせタバコを吸いきる釣られてホークスもタバコを吸いきり外に出る
近くの自動販売機で珈琲を二本買い一本をホークスに投げ渡す
「んでんで?私について何聞きたいの?性感帯以外なら何でも教えるけど?」
「あはは、今って逆からのセクハラも適応されるって知ってました?」
「それは困る!」
近くの壁に背中を預けて苦い珈琲を楽しみながらホークスとお喋り!
「俺から聞きたいのは…紅音さんどうしてヴィラン連合に入ったんですか?」
「えぇ~最近多くない?私が入ったのは…そうだなぁ…」
「私は全部が嫌い、私みたいな孤児は1回失敗したら全部バラバラ~積み上げたものもバックもない、だからハイになったふりをしてれば全部から現実から目を逸らせる、そうやって生きてたら本当にイカれちゃってたのさ」
「知ってる?私は雄英に受験したことがあったんだけどさ、あそこに受からなかったからお水で男に抱かれるかヴィランになるかの二択だったって、私はヴィランを選んだけど!」
ホークスは思った、正常な意識のまま異常を演じればいずれ心と言う器は壊れる、それに年端もいかない少女が地獄で馴染もうと思っているのだ
壊れるのも止む無しであろう…これは誰が悪いのではない社会が、人が国が悪いのだ、だがそれでも彼女は罪を犯した、無関係な市民を脅かしヒーローを殺し悪の道を歩み始めてしまったのだ
もはや彼女を普通の女性とみるのは無理だ、新たなる巨悪、死柄木弔と同じかそれ以上、下手したら彼女を新たなる旗印にして世界中のヴィランが立ち上がりかねない、それだけオールフォーワンを殺したという事実は重い
紅音本人は本当に気にしていないしそれが本心かどうかも覚えていないのだが
「それだけ?そういうのは酒の席だけにしようぜ~萎えるからさ~?」
「すみません、ちょぅっと好奇心が抑えられなくて…それよりご飯食べに行きませんか?美味しいところ知ってるんですよ」
「マジ!?奢りならいくいく!変装してくるから来るから待ってなぁ?」
手をヒラヒラ振って時間を吹っ飛ばし自室まで歩いていく
ホークスもヒラヒラと手を振り返し笑顔を向ける、その笑顔から器用に優しさだけをそぎ落とし吸えないタバコを咥える
ホークスはもちろん時飛 紅音がオール・フォー・ワンを殺害したことを情報として知っている
だから賭けに出たのだ、もしかしたらこちら側についてくれるかもしれないと言う賭けを、その賭けは半分勝った。
正義の心は無いが場を掻きまわしてくれる、それに口が異常に軽い情報は吸い取れる
「ホークス…悟られるなよ…彼女に見破られたら即死するぞ…」
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「紅音さん、今日は美味しいうどん屋見つけたんですよ行きませんか?」
「いいね!食べたらちょっと運動に付き合ってよ!太ったらどうするんじゃい!」
「お手柔らかにお願いしますよ?俺なんてすぐ死んじゃうんですから」
それから大体一ヵ月程度、なんかホークスがちょいちょいご飯奢ってくれるようになった!はてさて?連合の昔話とかしたぐらいだけど…
まぁいいか!私は美味しいご飯を食べられてハッピーハッピー!!
死柄木が出てくるまでやることないんだよねぇ!今まで食べられなかった美味しいご飯とか食べたりトガちゃんとショッピングしたりとかできるんだよねぇ!
割と楽しい…
さてさて信者どもの訓練兼ダイエットを終えてさて、ご飯でも食べて帰ろうかな~って思っていると背後から肩を叩かれ振り返ると考えていたホークスが立っていた!やけにイケメンだなコイツ!
てか今普通に私の後ろ取らなかった?上がってないけどそれなりに警戒はしてるんですけど!
「紅音さん、これ俺の故郷の牛タン弁当なんですよ、よかったらどうぞ、生ものなんでなるべく早く食べてください」
「マジで?!ホークスってどこ出身だっけ?宮崎?まぁいいや!いただくにゃ!」
ホークスからお弁当を受け取り自室に戻り食事タイム!
皆が居るところに戻ってもいいけど、ほら…女の子には一人になりたい時があるし…それは冗談として単純にトゥワイスが下ネタ言ってるときに飯食いたくない!食欲無くすわ!
死柄木もあと4月は出てこないだろうしからかう相手も甘える相手も居ないから暇なんだよねぇ…盛大に暴れたい…
それにしても喉渇くな…お水様~?水に手を伸ばすが届かす、地面に倒れ込む…は?
「んやぁ…?目が回るぅ?もしかして一服盛られた…?ってこと…!?」
自分の太ももを打ち抜いて目を覚まそうと銃を引き抜こうと腰を探るが…ない!?あの時スられた!?私に悟られずに!?
どうする!?てかなんで睡眠薬!?違うッ!これ痺れ薬か!?私を殺したいだけなら毒薬でも十分なのに!?
簡単な事だ、もしかしたら即死しないかもしれない、時飛紅音と言うヴィランは瞬きほどの時間があれば1団体を皆殺しにできる
ならば痺れさせてヒーローが突入した後にゆっくりと処理すればいいだけの話だ!
「クソが…そろそろ呂律も回らなくなってきやがった…トガちゃん…トゥワイス…荼毘…コンプレス…」
「死柄木…助けて」
そのまま紅音の意識が無くなる…
何処かでドス黒い悪意が目覚める
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少しだけ時間が飛び、トゥワイスとホークスが戦闘に入る
トゥワイスを油断なく遠慮なく切り刻みながら馬乗りになるホークス、トゥワイスをこの場でどうにかしなければヒーロー側は負けてしまうッ!
「どっちも諦めないから…殺すしかなくなるッ」
「んじゃお前が死ね、ゴミでも漁ってろ鳥野郎が」
一瞬の思考の空白この場所に居てはいて欲しくない、悪魔の声、その一瞬でが命取りになる
次の瞬間内臓が何者かに貫かれる衝撃ッ!
「あ、紅音…おまえそのかお…」
「大丈夫?トゥワイス、今助けるから待ってて?コイツに痺れ薬盛られてさ、私も騙されたよ全く…」
腹の中で腕を握りしめわざと内臓を抉るように引きずり出す
「ぐはぁ!あの薬…最低三日は後遺症残るものだったんだが、どうやっt」
喋ろうとしたホークスの眼球に何処かに刺さっていたであろう釘が刺さるッ!
「ウィンク下手だったけど得意になっちゃったなァ!緑谷君とお揃いだァ!」
ゲラゲラ笑いながら手の中にあった眼球を握りつぶす、紅音の顔にはかつてあったであろう右目の眼球がなくなっているのだッ!
自分で抉り出したのだろう!動かないであろう手足を必死に動かしてあろうことか引き抜いたのだッ!痛みでアドレナリンを吐き出し強制的に体を動かしたッ!
「あははは!またカッコいい義眼頼むわ!だぁぁび!!私達ごと燃やすなよ!!」
「わかってるよ!」
トゥワイスに触れて時間を吹っ飛ばす。その2人の体を青い炎が通り、ホークスを焼き鳥にする!
「荼毘も居るのか!?」
「にゃろう、私の後ろで待機してやがった!ずるい奴だぜ!」
トゥワイスを抱き上げドアまでダッシュして吹っ飛ばすのを解除する、このままトゥワイスに個性使ってもらい下で暴れてもらえれば私たちの勝ちッ!
だが解除し紅い世界から現実に戻った瞬間、目の前にいたのは内臓を処理したはずの鳥が刃を振りかぶっていたッ!
馬鹿な!?あの怪我だぞ!?無視してても数秒で死ぬはずだぞ!?
それを私の時間を吹っ飛ばしたのを読んだうえで荼毘の炎を避けて先回りだと!?
「「速すぎるッ!」」
スタンドを発現させトゥワイスを預け腰から銃を引き抜くが即座に上から下に叩き切られる
「流石の反射神経…あのタイミングで後ろに下がるとは」
「死にぞこないが…やってくれるにゃぁ…!トゥワイスッ!行け!お前が居れば全部上手くいく!」
切られる瞬間一歩下がり表面だけを切らせる、派手に血は噴き出すが見た目より酷くはない
トゥワイスを下に放り投げ時間を消し飛ばしながらホークスに突っ込む、どれだけ速かろうと時間は私の味方である限り負けは無いッ!
だが紅音は見てしまう、トゥワイスが泥のように崩れていく、泣きながらトガちゃんに抱きしめられる光景をッ!
二歩目で足が止まり自然と紅い世界が霧散する
その隙を見逃すヒーローではないッ!ましては死にぞこない!人間は死にぞこないが一番恐ろしいとッ!
「下がってろ紅音!」
「トゥ…トゥワイスが…」
荼毘が紅音の腰を捕まえて後ろに飛びながら青い炎を放つッ!
ホークスは器用に燃やされながらも自分の飛び出した臓器を腹に無理やりしまいその炎で傷口を焼き塞ぐ
「殺した…殺しやがったな…よくも!トゥワイスを殺したなァ!」
「それが…仲間を殺された奴の顔か!?」
荼毘の顔は笑い泣きしているような狂っているかのような愉悦に沈んでいるかのような顔を向ける
同時に紅音も意識を切り替える、悪戯から
「なんって言い草だ!ひどい!涙腺が焼けて泣けねえんだよ俺ァよ!」
「駄目じゃないか!捌いた食材が復活したら!もう一度捌いてやるよ!」
荼毘の隣に立ち呼吸を1回、私がここまで動揺するなんて一匹狼が好きだと思ってたけどだいぶ皆のこと好きだな!
「トゥワイスがいりゃあ、あいつの個性があれば俺の夢はより確実に叶ってたんだ!悲しいに決まってる!すげえ悲しいよ」
「連合のっ!素性を調べたっ!おまえと死柄木だけだ!何も出なかった人間は!そこの時飛ですら過去は存在していたッ!」
「誰だ…おまえは!」
「轟燈矢」
「トゥワイスよりも紅音よりも連合の誰よりも、おまえは俺をマークしなきゃいけなかったんだ。連合も死柄木も、ハナからどうでもいい。一人の人間のたった一つの執念で世界は変えられる、
この世界に本物の英雄なんていやしねえ。偽物は殺す。そうさ、俺はステインの意志を全うする者だ、じゃあなホークス。おまえの生死も俺にはどうでもいい」
「私がステイン殺したけどそこら辺どうでもいいの?ムカついたから殺したけど」
「まぁ、どうでもいいさ!」
荼毘が爆炎を振り下ろす瞬間荼毘の体に触れて時間を吹っ飛ばす
その体を鳥顔の子供が通り抜ける
「あぁ?なんで気が付いたお前」
「片目吹っ飛ばしたじゃん?そのせいか毎秒未来が見えるようになったんだよね!もう気が狂いそうで狂いそうで!今がその今かあとちょっとの今かわかんない!」
「なんだそりゃ」
紅い世界から帰還し再び2人の前に立つ
紅音は死体になったトゥワイスの傍に駆け寄り開いていた目をそっと閉じさせる…あぁ…なんでだ…気のいい奴ばかり最初に死んでいく、どうしてだ…こんな…酷い…!私たちは確かに薄汚いヴィランだ…死ぬ覚悟も殺す覚悟もできている…
だけど…いやじゃないか…こんなの…
「おまえが健気に夢見るプロってやつぁ敵たちなんかよりよっぽど薄汚えぞ?」
「俺はただ師を案じただけだ」
「思考停止」
後ろで戦闘が始まったのか熱気が背中に届く、流した涙が地面に付く前に蒸発する
氷が私を飲み込み体を凍結させる
「時よ吹っ飛べ」
紅い世界に逃げ込み上空に飛び解除する
「あぁ~世界よ本当にぶっ壊してやるからな?」
直後、腰に入れてある携帯電話が鳴り氷の一番高い所に着地、電話を取る
「声が聴きたくて早起きしちまった、調子どうだ?」
「ねぇ…死柄木たすけて…ヴィラン連合の皆が死んじゃう…」
「待ってろ、直ぐ向かう」
感想高評価お待ちしております
もしかしたらヴィランの方が先に終わるかもしれない!!