(完結)転生ですか?え?民度がアメコミ並みの世界?ヴィランエディション!   作:カニバルキャンディー

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ヴィランモードと普通を同時に書いていると混乱してくる


派手に踊って楽しめ

雄英高校のとある一室にて教師が勢ぞろいして物々しい雰囲気を醸し出す

 

「では次に先日起きた ヴィラン大量殺人ですが、被害状況の報告からお願いします」

「はい、まずA組ですが 上鳴電気 峰田実 八百万百が家庭の事情により自主退学をし爆豪勝己が内臓の損傷で未だに固形物が消化でき無い状態です、緑谷出久は左目を欠損本人によると辛うじて見える程度、その両名が一生残る傷を負っています それだけでなく残ったA組メンバーも心に深い傷を負っています」

イレイザーヘッドが座りなおし校長を見つめ当然の疑問を訪ねる

 

「それであのヴィラン、特に紅音と呼ばれたあの少女、アイツは誰なんですか、ウチの蛙吹と知り合いの様ですが…蛙吹からは幼馴染と聞いていますが」

「本名時飛 紅音 個性はキング・クリムゾンと呼ばれる 未来予知 時間を吹き飛ばす強力な複合個性だよ…そして今期の受験生でもあった」

 

先生の間に激震が走る、それもそうだろう、受験は一ヵ月前程度、それなのに彼女はすぐさま大量虐殺をやらかしたのだッ!

厳密には彼女だけではないが明らかにあの場では彼女だけが楽しんでいた。

 

「つまりある程度のプロフィールはそろってるという事ですか?彼女の身内はこの事を?」

「彼女は孤児だ…それが雄英高校に入学できなかった理由でもある…ちなみに彼女は試験の合否通知の当日に行方不明になり…孤児院からは捜索願などは出ていない、親御さんも知らないと言っている」

 

 再び沈黙が満ちる、彼らもプロヒーロー理解はしている、孤児がどんな扱いを受けるか、ヴィランに落ちるのは決して低い可能性ではないという事も、そしてそれが珍しい事ではない事も

だが言い方は悪いが、普通は木っ端なヴィランとなり巨悪に捨て駒にされる程度、彼女はどうだ、歴史に残る大惨事を引き起こし組織の中核に成りあがっているではないか

悪の才能が在りすぎるッ!

 

「彼女の動機は復讐かも知れない…自分を見捨てた社会への…みんなも注意して欲しい」

オールマイトがポツリと言葉を漏らす

 

「私の印象だと彼女は明らかに冷静沈着だった、撫でた時もいの一番にガードをしヴィランを爆破するときも演出すら気にしていた、彼女は狂ってなんかいない」

 

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「ではでは!テロを祝しまして!」

「ちっ…乾杯」

「乾杯です」

 

 酒が並々注がれたグラスをぶつけ合いbarで残念会!

残念ながらテロで完膚なきまでに負けてしまった我らヴィラン連合!

ニュースではテロが入ったよ!って事しか流れてねぇな!

流石に虐殺の事は伏せられたか、アレでしょ?社会的なんちゃら

もうちょっとド派手にやっとくべきだったか?今度やる時は動画撮りながらやるしかねぇな!

 

「んでんで死柄木、次何するの?街中でテロ?」

「あぁ?そうだな…アッチの出方次第だが…人員増加したいな、流石に前回のでお前以外の戦闘員が使い物にならないのはどうかと思ってな」

「え?今更?私最初言ったじゃんゴミ共じゃ時間稼ぎにもならないって!」

「もっと強く言え」

 

 瓶に入った酒を死柄木の頭から飲ませ死柄木がブチぎれそのまま隣の壁突き破る乱闘に騒ぎ!

だがそれでも2人はゲラゲラと楽しそうに笑っている

 

 暫く乱闘して死柄木を床に沈めてその背中に座りながら瓶に口を付け行儀悪く酒を飲み干す紅音

普通に殴り合えば喧嘩上等の武闘派と運動不足の痩せているよりガリガリでは明らかに分が悪すぎる

 

「黒霧さんなんか面白いの無い?生き急いでる実力のある馬鹿とか頭が可笑しいイカれた奴とか」

「紅音さん…そろそろ降りた方が…ヒーロー殺しステインはどうでしょか?ヒーローを13人殺して絶賛逃走中のヴィランなのですが」

「えぇ?たった13人だけ?別世界の私だとその数倍は殺してるよ?」

 

「いい加減どけクソ女…お前重たいんだよ!」

 

 跳ね飛ばされ空中で1回転しながらソファーに仰向けに倒れる

あはははは!と爆笑しながら足をジタバタ動かす

もう最高!一泡吹かせたし!ここに入ってよかった!次は何しようか!公安でも爆破しに行く?

いやいや!もっと楽しいことしようよ!

 

「次は観戦だな」

「感染?細菌テロでもやるの?私ごはんが不味くなるのは嫌なんだけど、せめてハムエッグ作れる人は生かしておきたい」

「そっちじゃねぇよ、メンツを気にするアイツ等は雄英は体育祭をやらざる負えない、ちょっと平和ボケした顔を見に行こう」

 

 楽しそうに酒を飲み干しチケットをヒラヒラと私に見せびらかす

どうやって手に入れたん?裏から手を回したとか?

 

「メルカリで2万で買った」

「誰よ売った奴、こうしてヴィランに悪用されちゃうぞ!」

 

同じく酔っている紅音が爆笑して酒を浴びる

暫く馬鹿騒ぎをして暫くすると酔っぱらい2人が酔いつぶれbarの床に転がる

 

「お2人とも風邪を引いてしまいますよ」

黒霧の個性で2人が吸い込まれ紅音はソファーに死柄木は二階のベットに転がる

 

明日も馬鹿騒ぎを起こして世界をひっくり返そう!

 

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「うががが…頭が居てぇ…飲み過ぎたわ…くそぉ…黒霧さん水頂戴…」

「俺にも寄越せ…黒霧…」

 

二日酔いでダウンしてる馬鹿2人黒霧の介護によりお昼ごろには普通に動くことが可能!

 

マジで黒霧さん、さまさまだわ!二日酔いがこんなにきついなんて思わなかったぜ…!

あ~おかゆ美味しい…素朴な味が最高、この世に産まれて初めてこういう優しさ浴びたの…だって私孤児だし…!寧ろお世話するかかりの方だし…

ほのかな塩味が美味しい…

 

「あ~紅音お前ちょっと適当に指定の場所まで行って義爛に会って買った物取って来い」

「はぁ?頭痛てぇのにめんどくせぇ…通販とか無いの?」

 

 寝ころんだままテーブルの上に転がしておいたタバコに火をつけゆったりとした動作でソファーから起き上がる

あぁ…なんだよなんだよ、なに頼んだの…エロ本?本物が居るのに?私ほどスタイルのいいのはそうそう居ないでしょ!

スタイルと戦闘能力は自信あり!クソシスターお墨付きの肉体だし

 

 ふぁぁと欠伸をしてbarから出る

かったるい…ついでになんか買い食いでもしてくるか

 

 暫く路地裏を歩き、私達ヴィラン連合御用達の闇ブローカーである義爛の廃ビルにレッツゴー!

そこの皆さん!実はこのビル廃ビルに見せかけたガチガチの武装ビルです!下手に入るとマシンガンから爆弾!ダイナマイトまで何でもござれ!

まぁ私には効かないけど、これで死ぬ奴はヴィラン辞めて真っ当に生きた方がいいにゃ!

 

「と言う訳で!このビル平らにされたくなかったらさっさと開けてよ~!義爛!死柄木から話聞いてるんでしょ?か弱い乙女に殺意向け無いでよ!」

「誰がか弱いだ、このゴリラ女…悪いなお得意さん用事ができちまった、今回の分はこれだけだが、次はもっと用意しておくよ」

「お前は…ヴィランか」

 

手ぬぐいで目を隠した変なおっさん…ん…?妙に甘い匂い…薬やってんのか?てか義爛って薬も売ってるんだ、闇ブローカーだしそりゃそうか!

 

 んでぇ?このおっさんはどうして私様に敵意を向けてるのかなぁ?

まさかビジランテのつもりか?ここで!?

 

「だとしたらどうするの?おじさま!私とっても怖いわ!本当に怖いの!ねぇねぇ!怖いの怖いの!」

「おいおい、紅音、頼むからここで暴れてくれるな お得意さんも悪いことは言わねぇこいつ相手するのは辞めとけ怪我じゃ済まなくなるぞ」

 

悪魔がケタケタと楽しそうに笑い

人工物が射殺す様に睨みつける

 

どちらとも無く目線を切り紅音は質の良さそうなソファーに座りつまらなそうにタバコに火をつける

 

「悪いな、バッティングしないようにしたんだが」

「気にしないで?うどんにおける七味みたいなものだから、ちょっとの刺激って事!注文してたの届いてる?」

「あぁ、これだろ?結構高かったんだ、大事にしろよ」

 

義爛が投げ渡したのは何かの鍵…?鍵?私免許持って無いからわかんないけど車?バイク?

「バイクだ、お前は興味ないだろうが町乗りに最適なモンだ、サイドカーはついてないが」

 

 ほ~ん?死柄木と2人乗りしろってか?馬鹿言うな!個性で私が死ぬわ!

死柄木の身体縛り付けて後ろに乗せれば乗れるか?乗れるでしょ!今度やって見るか。その前に乗り方教えて貰わないと…私マジで分からんぞ…持って帰れすらしない…

 

「ねぇ、アフターサービス受け付けてる?私乗れないんだけど乗り方だけ教えて?」

「マジかよ、仕方ない、家庭教師をしてやるか」

 

この後滅茶苦茶バイク乗り方教えて貰った!

 

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 時刻はちょうど日付を跨ぐぐらいヨロヨロと新米バイク乗りが公園で休憩していた

ブラック珈琲で口を湿らせ少し肌寒く美しくも禍々しい夜空を見上げる

 

まさしく絵にな光景だろう美しい髪をしたライダーがタバコをふかしながら深夜の公園で黄昏ているのだ、下手な思春期が見たら道を踏み外すだろう

 

「こんな時間に女性が何してるんですか、ここら辺あんまり治安良くないから帰った方が良いと思いますけど」

後ろから声が聴こえそちらに振り替えると不健康そうな顔、紫色の立った髪と濃い隈が特徴的な少年が声をかけてくる

 

「ありゃ、もうそんな時間?君は?見た所未成年っぽいけど、もしかして不良って奴?」

「さぁ?俺はそうは思ってないですよ」

 

煙を口から吐いて紅音は少年に向かって手招きする、少し怪訝な顔をしながらも隣に座って来る

 

「君名前は?私は……ディア、ナナシ・ディア、個性は占いができる事」

「……俺はアドラーです、個性は心の色が分かる」

 

お互い偽名という事は分かっている、だがそれがスパイスとなる

 

「アドラー君はどこの高校?高校生だよね?ちなみに私は自営業、人を動かしたり物を用意したりとかかな」

「雄英の…普通科、知ってました?雄英って普通科あるんですよ」

 

 吐き捨てるように言い放ち言葉を続ける

 

「あの試験だって…破壊行為じゃなくて対人戦だったら…人を守れって試験だったら…だいたいなんだよ、ロボットって…ヴィラン関係ないじゃないか…っ!」

「大分溜まってるみたいだね、そんなに嫌な試験だったの?」

 

 ケラケラと笑いながらタバコを一本アドラーに差し出し、恐る恐る口に咥えそのタバコに火を付けてあげる

初めて吸うのか思いっきり吸い込んでしまいむせているのを楽しそうに見ている紅音

 

「占ってあげるよ、君の道はヒーローだけじゃない他の道もある」

 

「なんて言うつもりはない、死ぬまで道を目指すべきだ、地獄の鉄板で踊りながら進め、それが無理なら一緒にヴィランでもやろう」

 

 タバコでむせながらも驚いた表情で紅音を見るアドラー

不覚にも壮絶に笑う彼女に見惚れてしまったのだ

 

「ま!チャランポランの私に言われたって響かないかもしれないけどね?」

「いえ…俺…まだまだ頑張って足掻いてみようと思います…」

 

飲み干した缶を握り潰しゴミ箱に捨てバイクにまたがる

 

「じゃあね、また会わない事を祈ってるよ」

手振りエンジンを吹かしそのまま夜の街に消えていく

 

 

「おい、紅音お前遅いぞ、お使いに行くのにこんなに時間かかる訳ないだろ」

「うるさいですね…いいじゃん私が何処行って要がさ~ちゃんと帰って来るんだから、裏切ったら殺せばいいだけでしょ?」

 

 死柄木が舌打ちを一発し中指を立てbarの奥に入って行く

何だよアイツ…折角転びながらバイク持って来てやったのに…ムカつくぅ…

殺してやろうか

 

「死柄木は心配していたんですよ紅音さんの事を」

「はぁ?私を?何で?そんなに弱くもないけど」

「違いますよ、仲間が友達がこんな遅くまで、しかも我々は大規模作戦を終えたばかり 心配の1つぐらいするものですよ」

「アイツにそんな可愛げがねぇ…合って間もないけど…明日謝っておこうかな」

 

クスクスと笑いながら手をヒラヒラと動かしbarから出て行く

今日のヴィラン活動は無し!眠いわ、私も裏の人間だしセーフハウスの一つや二つ用意しておこうかな?

 

よ~し明日の目標はそれだな

後アイツに謝るか

 

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「アッはハハハ!!良いねェ!もっと私を愉しませろッ!」

「な…何だこの女!?」

 

 現在路地裏で紅音はがしゃどくろのように骨だけのヴィラン相手に喧嘩に勤しんでいる、

理由?特にない!目が合った!アイツに似ていた!お前の歩き方が気に入らない!なんとなく空が青いから!

お金が無いから!スリルが無いから!喧嘩がしたいから!死にたいから!何でもいい!

 

じゃあ殺すしかないじゃん!

 

 暴力の塊である私の身長と同じぐらいの拳が目の前まで迫るッ!

キング・クリムゾンを発現させ拳をぶつけ轟音が鳴り響く!無論体重の影響で後ろに跳ね飛ばされるのは私!

ビルの窓ガラスに突っ込みそのまま中まで転がる…んえっと…何屋だ?

 

 顔を上げて辺りを見渡すと普通のブティック?お高いお店か!

辺りの悲鳴を聞きながら壁を殴り破ってきた骸骨野郎と目が合う

 

「いや可笑しいな…お前目が無いのに目が合うってのは、もしかして変身タイプ?」

「知らねぇよ、死ねボケ!!舐めやがって!」

 

 拳を振り下ろしてくるので座った状態でバク転しながら回避!

すっとろいにゃぁ!

 

 んでそろそろヒーローが集まって来る!それはまずい!死柄木に心配かけた所だし!

さっさと終わらせて殺してやろうッ!

 

 横なぎに迫って来る拳を時間を吹っ飛ばして擦り抜け、頭蓋骨で有ろう所にキング・クリムゾンを纏わせた拳でぶん殴るッ!

ギョゴンッ!と人体と言うより金属同士がぶつかり合う音を響かせ異形をのけぞらせる

紅音は止まらないッ!キング・クリムゾンを完璧に発現させラッシュッ!

ダイヤモンドと同じ硬度の歯すら簡単に粉砕できるパワーッ!人の頭蓋骨なぞ豆腐より脆いッ!

人体と言う物体をキング・クリムゾンと言う機材を使って解体ッ!

 

「アハハはハハハ!!最高ッッ!!」

 

 キラキラと砕けた骨が空中に飛び散り美しい景色を映し出す

その中で頭から血を流したゾッとする程美しい少女が狂ったように笑う

 

直ぐにヒーローが駆けつけ中を覗く、そこに写った光景は人っ子一人おらず、なんなら商品も根こそぎ奪われていたという光景だけだった

 

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「やほやほ!紅音ちゃん帰ったよ!見てよこれ!戦利品貰って来た!喧嘩したらこれだけ貰えるんだからぼろい商売だよねぇ」

「クソ女、ニュースになってんぞ」

 

ほにゃ?

言われた通りにテレビを見て見るとそこには異形系に襲われた少女が果敢に撃退、しかしヴィランの仲間に攫われたのかその場から居なくなったとか何とか!

 

おぉ~まさか私がニュースになるなんて…!

 

「お前だろこれ、どんだけ暴れてんだ」

「さぁ?私喧嘩売られたから買って吹き飛ばされた場所がたまたまビルだっただけだし」

 

貰って来た宝石などをバーカウンターにばらまきコーラを黒霧さんに注文

半分以上死柄木に渡し軽く欠伸

 

「明日体育祭だ、変装の準備はしておけよ」

「任せて、このために服いっぱい貰って来たから、一緒にファッションショーやろう!男の服選ぶの得意だよ、元々男だったし」

 

 

 




もう少し派手にやりたいけどなかなか思いつかないジレンマ
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