【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ with リ・イマジネーションズ 作:波音四季
さて、今回は新たなるリ・イマジ達が登場します。そして、不穏な動きも…。
ホロライトシティ 船着き場
紫の道着を着た銀髪の青年が船の舳先に立っている。
「ここがホロライトか。船着き場からして中々良い場所ではないか!」
船員「ちょっとお客さん!そんな所に立っちゃダメだよ!」
「む、それはすまんかった。とぅ!」
船員「うぇ!?」
青年は舳先から跳躍する。シュタッと十数メートル下の地面に着地する。怪我1つ無いようだ。
船員「な、何者だ?」
ガンプラウォーズ モード:オンラインバトル
修羅「流星流決刀術巻ノ三十六!
ブラックナイトスコードシヴァの実体剣とビームソードの斬撃が主刃炉世照を襲う。主刃炉世照が距離を取るとガンビットを手裏剣状に連結する。
いろは「GAND手裏剣!」
主刃炉世照が投擲したGAND手裏剣をシールドで防ぐが体勢を崩してしまう。立て直して主刃炉世照を探すが見当たらない。
修羅「どこだ?…上か!」
上方に主刃炉世照が浮かびながらビームブレイドを上段に構える。
修羅「スキルはタイムラグがある…なら、これだ!」
シヴァのスキル『火力支援』はジンなどの量産機を召喚してミサイル攻撃を行うのだが、発動して召喚、レーザーでトラッキングして発射からの着弾までに合計で10秒かかる。
〇スキル『火力支援』
ジンを召喚してミサイル攻撃を行う。発動後にレーザーによるトラッキングを行わなければならず、トラッキング中は射撃攻撃が出来なくなる。
その前に斬られることは目に見えている修羅は、シヴァの胸部装甲を開放して無数の短針を投射する。
いろは「それは読めてるでござる!」
主刃炉世照の腕にGAND手裏剣を接続すると、風車のように回転し出したGAND手裏剣が短針を弾き飛ばした。
修羅「なんと!?」
いろは「斬り捨て、ごめええええん!!」
主刃炉世照が降下しながらビームブレイドを振り下ろす。シヴァも実体剣を突き出すが、首をかしげて回避し、ビームブレイドはシヴァのボディを両断した。
―WINNER 佐々木いろは―
修羅『お見事でした』
いろは「いえいえ、修羅さんも実さんの業をものにしているみたいでござるな」
修羅『まだまだ師匠には敵いません。もっと精進して全国大会で優勝してみせます』
いろは「頑張ってください。応援してるでござるよ」
修羅『ありがとうございます!』
いろはは修羅との通話を切ると、筐体の外に出る。
ホロプラ
玲二「お疲れ様、いろは」
にほ「まま~」
いろは「は~い、にほ、いい子にしてたでござるか?旦那様もありがとう」
玲二「ああ、それにしても
いろは「風真も鬼人族の里で間近でバトルを見たけど、あのバトルスタイルは参考になったでござる」
玲二「師匠が実だからな。あの流星流決刀術も伝承されてさらに磨かれていくんだろうな」
いろは「師匠か…」
玲二「どうかしたか?」
いろは「旦那様と出会う前、故郷にいた頃のお師匠様を思い出したんです」
そのとき、モニターを見ていた群衆から歓声が上がった。
玲二「なんだ?」
近づいてみると、モニター内では真っ赤に塗装されたシャイニングガンダムと思われる機体が、アカリのフォーチュンガンダムフューチャーライトとバトルしていた。
「肘打ち!裏拳!正拳!どりゃああああ!!」
アカリ「くっ!反撃の隙が無い!」
「そこだ!シャイニングクロス!」
布状のビームがフォーチュンの頭部に巻き付く。
アカリ「し、視界が!?」
フォーチュンのメインカメラがピンクに覆われて何も見えない。シャイニングはクロスを引っ張ってフォーチュンの体勢を崩す。
「ハアアアアアア!ソルシャイニング、フィンガアアアアアア!!」
モニターが真っ白な光に包まれた。光が治まると、シャイニングだけが立っていた。
―WINNER SYUUJI―
バトルが終了し、筐体から出てくるアカリと紫の道着に銀髪の青年。
「ありがとうございました!」
青年は眼前で掌に拳を合わせて礼をする。
アカリ「こちらこそ、ありがとうございました。こちらがホロプラで使える商品券です」
「バトルしてもらった上にこのような物まで頂けるとは、かたじけない」
玲二「あの服装、武闘家か?」
いろは「…もしかして」
青年がふと視線を群衆に向けると、嬉しそうな表情をしながら玲二たちの方に向かっていく。
「姉弟子、お久ぶりです!」
いろは「やっぱり!修治!」
神羅城
修治「改めまして、風真いろはの弟弟子
玲二「いろはの夫の佐々木玲二だ。よろしく」
互いにあいさつを交わす修治と玲二。リビングには、いろはに加えクロもいる。
修治「お噂は風真家の方々から常々お伺いしております」
いろは「ビックリしたよ、修治。来るなら来るって言ってくれればいいのに」
修治「姉弟子をビックリさせたかったんです。まさかあの場所にいるとは思いませんでしたが」
玲二「アカリとのバトルはちょっとだけ見せてもらったが、凄い戦い方だったな。何か武術でもやってるのか?」
修治「はい。流派
クロ「西方無敗?なんだその東方不敗のパクリみたいなのは?」
修治「パクリとは失礼な!いいですか?流派東方不敗は、我が流派西方無敗をモデルにしてつくられたのですよ!」
まさかのカミングアウトにその場にいた全員が驚愕した。
クロ「おいおい、それは本当か?」
いろは「風真も知らなかったでござる」
修治「俺も聞いたのは最近です。お師匠様曰く『先代師範から流派西方無敗が関わったことは伏せるように言われた』とのことです。その真意はお師匠様も分からなかったそうですが、流派西方無敗は一子相伝ですからあまり世間の注目を集めたくなかったのでしょう」
玲二「なるほどな。ところで今日はどんな用件でここへ?いろはに会いに来ただけというわけじゃないんだろ?」
修治「はい。ここへ来た理由は2つ。1つ目は、このメッセージを姉弟子に届けるためです」
スマホを操作して動画を開く。映っているのは黒髪の男性、年を取っているが『ドモン・カッシュ』によく似ている。
クロ「ドモン・カッシュ?」
修治「よく似ているでしょう?『
▷再生▶
勝和『……あー、もう撮ってるのか?』
修治『はい』
勝和『そうか。ゴホン、あー、いろは、久しぶりだな。お前の活躍は色々聞いている。忙しいのは分かるが、たまにはこっちにも顔を出してくれ。あとこのメッセージを見たら、修治と連絡先を交換しておいてくれ。メッセージを送るだけで修治をホロライトに送るのは手間だからな。それと、帰ってくるときは旦那も連れてきてくれ。いろはが惚れたという男の実力を是非とも見せてもらいたいからな。それじゃあいろは、元気でな!』
修治『よろしいですか?』
勝和『うむ。…あ、待て!』
修治『はい?』
勝和『最後に1つ、もし、流派西方無敗に興味がある者がいたら教えてくれ。俺が直々に見極めに行く。では、またな!』
▶停止▷
いろは「お師匠様、元気そうでよかったでござる」
クロ「聞いたか玲二?お前と手合わせしたいらしいぞ?」
玲二「そのようだな。今は難しいが、落ち着いたら行ってみるか」
修治「是非そうしていただきたい。2つ目はこれです」
修治は自身のガンプラを見せる。先ほど使っていた赤いシャイニングガンダムだ。
『ソル・シャイニングガンダム』
『HGシャイニングガンダム』をベースに『ビルドバーニング』の要素を盛り込んだ機体。流派西方無敗を用いた武術で戦う。特に機体に炎を纏った攻撃を得意としており、炎の竜巻
『コロナ・タイフーン』、炎の蹴撃『プロミネンス・スマッシュ』、炎の拳『フレア・インパクト』などの技を使いこなす。必殺技は『ソルシャイニングフィンガー』、超高熱の掌底で敵を蒸発させる。
修治「姉弟子、俺とガンプラバトルしてください!」
いろは「修治とでござるか?」
修治「実は、GWDWCが始まって俺とお師匠様もガンプラバトルを始めたのですが、これが中々奥が深くて、鍛錬が終わったらいつも2人でバトルしているんです。それである日、姉弟子が『風切り侍』という異名を持っていると聞いて、是非お手合わせしたいと思った次第です」
いろは「そうだったでござるか。因みにお二人のランクは?」
修治「俺はプラチナ4、お師匠様はダイヤ4です」
いろは「ダイヤ4!?流石お師匠様でござるな」
修治「リプレイ見ますか?俺のソル・シャイニングとお師匠様のバーニングマスターのバトルです」
修治がリプレイを再生すると、ソル・シャイニングと赤と白で塗装されたマスターガンダムのバトルの様子が映し出される。
いろは「ひょっとして、こっちのマスターガンダムがお師匠様でござるか?」
修治「はい。お師匠様のバーニングマスターガンダムです」
『バーニングマスターガンダム』
『HGマスターガンダム』をベースにカスタムされた機体。黒炎と風を纏った攻撃を繰り出すことが出来る。
リプレイでは、2機が激しく動き回りながらバトルしている。さながらドラゴンボールの闘いのようだ。
クロ「速すぎだろ。目で追えんぞ」
玲二「さっきのアカリとのバトルの比じゃないな」
修治「姉弟子、いかがでしょう?俺とバトルしてもらえますか?」
いろは「もちろんでござる!旦那様、テストプレイルームを使わせてもらっていいでござるか?」
玲二「構わない。存分にやるといい」
にほ「ままがんばえ~」
その後、いろはの『スサノオ/サムライ』と修治の『ソル・シャイニング』のバトルが行われたのだが、2機のバトルが激しすぎた為かゲームが落ちてしまい、決着は後日に持ち越しとなった。
警視庁公安課情報室
銀髪の若い男性が部下から提出された資料を呼んでいる。
「……やはり不審な点が多い。九条恭平、一体どんな手を使って総監に?」
「威朔室長」
「どうした?」
部屋に入ってきた部下が
「GCPDが押収し、保管していたガンプラがすべて消えました」
隼「何!?」
「総監の仕業だと思いますか?」
隼「…分からん。だが、嫌な予感がする。GEに打診したデュエルとバスターは?」
「製造元に掛け合うそうですが、やはり7月にならないと…」
隼「チッ……監視を続行しろ。何かあればすぐに動くぞ。GCPDとの連携を密に。副総監は?」
「今のところ動きなしです。しかし、
隼「九条総監、加納副総監、反後府派…か。最悪の事態も想定すべきだな」
某県某市
アメリアとシェリンはとある妖精族の人物の家に来ていた。
「遠方から態々ようこそ」
そういってお茶を出してくれた人物は60代の老女だ。
「それで、私に聞きたい事というのは?」
アメリア「九条恭平という人物を知ってますか?」
「九条…懐かしい名ね。その名前を忘れたことは1日たりとも無いわ。私が、この手で、殺そうとした子供の名…」
アメリア「やはり貴女が。なぜそんなことをしたんですか?」
「…聞こえたのよ。あの子の心の声が」
シェリン「心の声?」
「私は妖精族の中でも特に感受性が高く、産まれたばかりの赤ん坊の心の声を聴くことが出来たの。あの子の心の声もね」
アメリア「何を聞いたんですか?」
「……『ニクイ』」
アメリア「え?」
「あの子の心は『憎しみ』という感情で埋め尽くされていた。生まれて間もない赤子が、なんで…」
シェリン「憎しみ…一体何に対する憎しみなんだ?」
アメリア「分からないわ。でもハッキリしたことがある。九条総監は、何かに復讐したがっている。それが彼の原動力となっている。復讐を果たすまでは、何だってするはずよ。味方を斬り捨てたり、罪のない人に冤罪を掛けたり、それこそ人殺しもいとわないかも…」
総監室
恭平は誰かと電話で話していた。
恭平「バカが、しくじりやがって。…もういい、こっちで対処する。加納副総監に伝えておけ、これ以上ヘマをするなら、相応の処置をするとな。……ああ、決行は7月だ。出来ればもっと早めたかったが、止むを得ん。それまでは感づかれるなよ」
恭平は電話を切ると、窓の外を眺める。
恭平「あの意識不明事件の犯人の情報が一向に入ってこない…。阿部は何を隠している?……ふん、まぁいいさ。元々計画にはない」
椅子にもたれて目を閉じると、憎き男の姿が浮かび上がってくる。
恭平「見ていろよ、ガンプラウォーズを破壊して、お前も殺してやる。俺と出会った時がお前の最期だ!ササキレイジ!」
〇黒須修治
後述の『西方無敗』の生まれ変わりで、リ・イマジではない。愛機は『ソル・シャインニングガンダム』。流派西方無敗の本家の唯一の伝承者。いろはは幼き日の姉弟子。名前の元ネタは東方不敗の若き日の名『シュウジ・クロス』から。
〇土門勝和
『ドモン・カッシュ』のリ・イマジ。愛機は『バーニングマスターガンダム』。いろはの故郷で流派西方無敗の道場を開いている。
〇『西方無敗』
『東方不敗』のリ・イマジ。いろはの曽々々々々祖父『風真大五郎』と共に流派西方無敗の基礎を築き上げた。この世界では大昔に他界しているが、その魂は『ヨミノトバリ』へ送られた後、神羅ルシアによって転生させられ『黒須修治』として生まれ変わった。
〇『流派西方無敗』
西方無敗と風真大五郎によって創設された流派。炎と拳を主とする黒須家と風と刀を主とする風真家に分かれており、代々受け継がれてきた。ただし、両方を習得できた人物は少なく、現在ではどちらの血も引いていない土門以外は存在しない。この世界では『機動武闘伝Gガンダム』の『流派東方不敗』のモデルとなっている。
〇『威朔隼』
『イザーク・ジュール』のリ・イマジ。警視庁公安課情報室室長。警視庁公安課情報室は本作オリジナルの架空の組織。
今回から新しく登場したリ・イマジはこんな風に後書きで紹介していこうと思います。もっとはやくやれっていうね…。
リ・イマジ全員が現代に生きてるわけないよね?っていう考えが湧いて出て、師匠は大昔の人に。でも、その魂は生まれ変わって現代に生きている。そして、土門という師匠キャラが出たことにより、いろは経由で稽古を付けてもらいやすくなったと思う。とはいえ、あの玲二のお兄さんがいるから、必要になる場面はそんなにないと思うけど。
次回は、本家様がEP30を投稿したあとになると思います。