【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ with リ・イマジネーションズ   作:波音四季

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投稿したはずのPHASE45がいつの間にか消えていたので、再投稿しました。自動保存機能があって良かった…。

先日やっとインジャ弐式を組みました。全ブレード展開してアクションベースに飾ってますが、ビームホーンだけは別にしてます。最初見た時は、「このリフター微妙だな~」と思ってましたが、実際に組んでみるとメチャクチャいいですね。近いうちに蘭に使わせようと思ってます。


PHASE45 セミファイナル・イブ

7月29日 ホロライトシティ

ガンプラウォーズ全国大会準決勝前日のこの日、風音高校ガンプラ部メンバーはホロライトに降り立った。

 

真理愛「小野町旅館までは送迎があるって言ってたけど、どこにいるのかしら?」

 

怜「どう見たってアレだろう」

 

駐車場に停まっているマイクロバスの傍に「風音高校ガンプラ部ご一行様はこちらへ」と書かれたプラカードを持った人物が立っている。

 

怜「すみません。風音高校です」

 

「お待ちしていました。ホロライブ送迎スタッフの野井間です。皆様を小野町旅館までお送りします」

 

小野町旅館へ向かう道中。

 

一騎「ここは来る度に大きくなるって聞きましたけど、本当ですね」

 

怜「玲二さんの手腕によるものだろうな」

 

新「あの人ホント凄いよな。逆に出来ない事って何かあるのかな?」

 

頼「いや~ホロライトって初めて来たけど、凄いなぁ!」

 

美明「先生、ちょっと静かに」

 

 

小野町旅館

春香「いらっしゃいませ。風音高校ガンプラ部ご一行様ですね?お待ちしておりました」

 

全員『よろしくお願いします!』

 

新「あの、他の3校はもう?」

 

春香「はい。皆様既に到着されてますよ」

 

甲洋「なんだ、俺達が最後か」

 

真矢「いいじゃん。ヒーローは遅れてくるって言うし?」

 

翔子「合ってるのかな?この場合」

 

男子部屋、女子部屋、教師の頼で3つの部屋に分かれて荷物を置くと、旅館の外に出る。

 

甲洋「明日の対策しなくていいですか?」

 

怜「ここに来る前に散々やったからな。夜に復習でやるくらいで問題ない。久々のホロライトだ。今日は自由にしよう。ただし、羽目を外しすぎるなよ?」

 

その時、庭園の方で何かがぶつかり合う音が聞こえてきた。音のする方へ行ってみると、ユニオン大附、天界学園、鉄火工業高校のガンプラ部メンバーが勢揃いしていた。全員が見守る中、修羅が木刀でリュウが木槍で打ち合いをしていた。

 

一騎「なんだ?」

 

真理愛「異種格闘技ってやつ?」

 

リュウ「ふっ!」

 

修羅「ハァ!」

 

カァンという音と共に木槍が弾き飛ばされる。

 

新「危ない!」

 

美明「きゃっ!」

 

新が美明を抱き寄せた直後、美明の立っていた場所に木槍が落ちてきた。

 

新「大丈夫?」

 

美明「あ、ありがとう」

 

修羅「見事な槍術だった」

 

リュウ「佐部部長には敵いませんよ」

 

新「おい!気を付けろよ!女の子に当たるところだったんだぞ!」

 

修羅「これは失礼した。おや?誰かと思えば、風音の」

 

三日月「ガンダリウムキラー…」

 

怜「三日月の悪魔か」

 

オルフ「そういう君は音の守り人だな」

 

新「ロリコン」

 

オルフ「誰がロリコンだ!」

 

リンに羽交い絞めにされながら取り乱すオルフにクスクスと笑う一同。

 

修羅「丁度いい。風音には俺と立ち合ってくれる人はいるかな?」

 

一騎「俺がやります!」

 

怜「一騎、止せ」

 

真矢「大丈夫ですよ。一騎くん、竜宮島じゃ1番強いから」

 

修羅が自身の木刀を一騎に渡し、他メンバーから木刀を受け取ると正眼に構える。

 

修羅「ユニオン大附ガンプラ部部長、佐部修羅」

 

一騎「風音高校の真壁一騎」

 

2人の打ち合いが始まる。真矢が言うだけあって、無駄のない動きで修羅に向けて木刀を振るう一騎。だが修羅は、玲二に指南を受けているいろはとほぼ互角に渡り合える実力者だ。一瞬の隙を突いて一騎の木刀を弾き飛ばし、切っ先を頸筋に突き付けた。

 

一騎「っ!」

 

フィン「なんだよ、風音の新入生は口だけかよ」

 

デルト「修羅相手によくもった方だ。褒めてやるよ」

 

修羅「やはり風音最強は明日香蘭だな。これなら決勝も問題なさそうだ」

 

余談だが、準決勝の組み合わせは既に決まっており、第1試合風音vs鉄火、第2試合ユニオンvs天界となっている。

 

詩乃「おいおいちょっと待て!その言い方、俺らが負けると思ってるのか?」

 

修羅「鉄火如きでは風音には勝てんよ」

 

明弘「なんだと?」

 

オルフ「修羅、君達は我々に勝てると?」

 

修羅「勝てますとも。勿論、風音にも」

 

一騎「俺達だって、今日まで鍛錬を重ねてきたんです!負ける気なんてありません!」

 

三日月「勝つよ。私達は勝つ。そうでないと、ここまで導いてくれた一華に申し訳ないから」

 

フィン「へっ、どいつもこいつも威勢だけはいいな」

 

デルト「天界学園は人を見下すのがお得意なようで?」

 

フィン「そういうアンタも、随分鼻につく態度してるな」

 

デルト「キャンキャン五月蠅い1年坊主やむさ苦しい鉄火に相応な態度をとってるだけだ」

 

詩乃「んだとテメェ!もう我慢ならねぇ!決勝を待つまでもねぇ!今すぐバトルしろ!」

 

詩乃がケースから銀色のガンダムフラウロスを取り出したのを皮切りに、明弘、デルトも自身のガンプラを取り出す。

 

リラ「あーあ、始まっちゃった」

 

オルフ「付き合ってられんな。戻るぞ」

 

甲洋「待てよ!自分たちだけ逃げるのか!?卑怯だぞ!」

 

翔子「春日井君!」

 

フィン「あ?誰が卑怯だって?」

 

オルフ「乗るなフィン」

 

フィン「隠れながらコソコソ戦ってる臆病者なんかに言われたくないね!」

 

仁斗「聞き捨てなりません!ミラージュコロイドやハイパージャマーだって立派な戦術です!」

 

フィン「真正面から戦う自信がないんだろ?なぁガンダリウムキラー?こんなのが後輩で恥ずかしくないのか?」

 

新「……」

 

リラ「あれれ~?もしかして怒っちゃった~?」

 

リン「リラ!失礼ですよ!フィンもいい加減にしなさい!」

 

甲洋「俺が臆病かどうか確かめて…先輩?」

 

新が甲洋の肩を掴んで止める。

 

怜「新、止めろ」

 

新「俺1人が馬鹿にされるなら我慢できる。でも、後輩をここまでコケにされて黙ってられない!」

 

フェイトデスティニーを取り出すと、フィンとリラ、リュウもガンプラを取り出す。

 

リン「いい加減にしなさい!」

 

オルフ「お前達!敵に手の内を見せるな!」

 

一騎「飛鳥先輩、加勢します」

 

甲洋「俺も!」

 

真理愛「アンタ達!大会前にやめなさいって!」

 

場の空気は最悪、正に一触即発状態。他の部員達も思うところがあるようで、積極的に止めている者は少ない。その時

 

「そこまでだッ!」

 

張り詰めた空気を揺るがさんばかりの声が響き、全員がビクッと肩を震わせて声の方を見る。そこにはスーツを着た男性佐々木玲二と4人女性がいた。

 

新「玲二さん!」

 

三日月「玲二さん」

 

修羅(あれが佐々木玲二か)

 

玲二「血気盛んなのはいいが、こんな所で喧嘩するんじゃない」

 

部員達はバツが悪そうにガンプラをしまう。

 

まつり「そんなにバトルしたいならさ、1回やってみればいいじゃん」

 

玲二「おい、まつり」

 

新「まつりさん?それに…」

 

かなた「後輩達ー、こんかなた~」

 

いろは「修羅さん、お久しぶりでござる」

 

はじめ「おっす!皆元気してたか?」

 

オルフ「かなた先輩!来てくださったんですか」

 

修羅「いろはさん、5月以来ですね」

 

三日月「はじめ先輩?どうしてここに?」

 

玲二「かなたとはじめの提案で、この4人に各校のサポーターになってもらうこととなった。折角のホロライトでの大きな大会だからな」

 

怜「なるほど。それで、まつりさん、バトルすればいいとは?」

 

まつり「つまり…」

 

このまま有耶無耶にした状態で同じ宿に泊まると、ギスギスして落ち着かないだろうからバトルしてイライラを発散させようというのがまつりの提案だった。

 

ルールとしては

1. これからホロプラに向かい、そこで購入したガンプラをその場で組んでバトルする。

2. 改造や武器の追加、ヤスリ掛けやスミ入れも禁止で、素組みでバトルする。

3. バトル内容は妨害有りの『ハイスピードウイニングラン』限定。

4. 勝っても負けても何もなし。ホロライトにいる間は喧嘩しない。

 

お互いの手の内を晒さないように配慮したこのルールに納得した部員達。デルトは興が覚めたと言って辞退し、明弘と詩乃は先輩の手前という事もあって矛を収めたため、新とフィンの2人がバトルすることとなった。

 

 

 

ホロプラ

新は早歩きでガンプラコーナーに向かいデスティニーを探すが、どこにも見当たらない。

 

新「すみません!デスティニーはどこに?」

 

アロエ「あー、すみません。デスティニー品切れです」

 

新「ええ!?マジ!?」

 

がっくりと項垂れる新。映画の影響もあってデスティニーの需要はかなり高くなっている。新としては非常に喜ばしい事なのだが、今じゃないだろうと思わずにはいられない。

 

フィン「おいおい、ガンダリウムキラーは機体の選り好みをするのか?」

 

フィンはブラックナイトスコードルドラを手にしながらニヤニヤと笑っている。ムッとした新はまだいくつか残っていたイモータルジャスティスを手にレジに向かった。

 

 

1時間後

Game:High Speed Winning Run

Field:Standard

Player1:Asuka Arata

Player2:Fin Asuba

 

ガンプラを完成させた2人は筐体の台座に各々のガンプラをセットする。画面が切り替わり、レースのスタート地点となる。周囲にはNPCとして、Zガンダム、ガンダムアリオス、ガンダムAGE-2が出現する。

 

新「レースならこのジャスティスの方が有利だ。一気に差を付けてやる」

 

フィン「そう上手くいくと思うなよ」

 

2機のスキルはそれぞれ以下の通りだ。

〇スキル「火力支援」

ジンを召喚してミサイル攻撃を行う。発動後にレーザーによるトラッキングを行わなければならず、トラッキング中は射撃攻撃が出来なくなる。

 

〇スキル「イモータルブースト」

全てのブースターをフルブーストさせスピードを300%上昇する。発動後は解除できず、10秒経つと空中分解してしまう。

 

 

―Get Ready―

 

―3―

 

―2―

 

―1―

 

―GO!!―

 

スタートの合図と同時に4機の可変機が飛行形態に変形し、加速する。ルドラは最後尾に着いている。

 

甲洋「なんだ?偉そうにしてた割には出遅れてるじゃないか」

 

まつり「分かんないよ?こういうレースゲームでは、遅れてる方が勝つってよくあるし」

 

ジャスティスはMA形態でトップを走っているが、追い縋ってくるのは各シリーズでもトップクラスのスピードを持つ可変機達だ。3機の攻撃にさらされ、思うようにコースを取ることが出来ない。

 

新「くっ!仕方ない!」

 

MS形態に戻ると、シールドブーメランとビームブーメランと投擲し、一気に3機を撃墜する。因みにこのゲームモードでは撃破されてもゲームオーバーにならず、5秒のペナルティタイムを経た後、チェックポイントから再スタートとなる。再びMA形態になろうとすると、すぐ傍をルドラが通り抜ける。

 

新「アイツ!」

 

フィン「お先に」

 

フィンは敢えて最後尾を取ることでNPCの狙いを新に集中させ、新がNPCを撃破した隙に追い抜いたのだ。

 

新「逃がすか!」

 

MA形態になって追跡するが、思ったより速度が出ない。機体状況を確認すると、さっきの攻撃でスラスターがいくつか破損したらしい。1度撃墜されれば元に戻るが、5秒のタイムロスは大きすぎると考え、そのままルドラに追従することにした。

 

そして、5つのチェックポイントを抜け、迎えた最終直線。

 

新(このままジャスティスのスキルで突破すれば、俺の勝ちだ!)

 

フィン(このままじゃゴール手前で追いつかれるな。なら!)

 

ルドラは突然振り返ってジャスティスの進路上にビームを放つ。

 

新「邪魔すんな!」

 

MS形態に戻って制動を掛けると、ビームライフルで反撃する。だが、フェムテク装甲に阻まれてダメージはない。

 

フィン「学習能力ねぇなぁ!お前如きじゃ相手にならんと証明してやるよ!」

 

スキルを発動し、ジャスティスに向けてトラッキングレーザーを照射する。直後、無数のミサイルがジャスティスを襲う。ビームブーメランで牽制しつつ無理やり突破を試みるが、残像を残すほどの機動力で進路を塞がれてしまう。

 

「あのルドラやるなぁ」

 

「ガンダリウムキラーは何モタモタやってんだよ」

 

集まっていた見物客が口々に呟く。

 

一騎「飛鳥先輩頑張れ!」

 

美明「新!さっさと叩き落としちゃいなさいよ!」

 

声援を送る風音メンバーに対して、天界メンバーは余裕の笑みを浮かべてモニターを見ている。

 

新「クソ!しつこいんだよ!―Warning!! Warning!!―なんだ!?」

 

見ると、NPC3機が徐々に使づいてくる。

 

新「NPCが!」

 

焦った新が強行突破を考えた直後

 

フィン「余所見してんじゃねぇよ!」

 

ルドラの振るった対艦刀がジャスティスのシールドごと胴体を薙ぎ払う。

 

新「うわああああ!?」

 

筐体内のモニターに映る景色がメチャクチャに回転し、思わず悲鳴を上げてしまう。真っ二つにされたジャスティスは地上に落ちると同時に爆散、それを見届けたフィンはルドラを加速させた。

 

新「早くしろ!早く!」

 

5秒経過し、最終チェックポイントに戻った新は、変形してスキルを使いトップスピードで追いかける。だが…。

 

―WINNER  Fin Asuba―

 

ルドラが先にゴールしたことで順位が確定し、フィンの勝利となった。

 

 

 

「なんだよ、負けてんじゃん」

 

「行こうぜ」

 

デルト「ま、こんなもんだろ」

 

修羅「俺達も行くか」

 

ゾロゾロとモニターを離れる見物人達。ユニオンと鉄火のメンバーも離れていった。

 

リュウ「やりますねぇ」

 

フィン「ガンダリウムキラーも思ったより大したことなかったな」

 

リラ「頑張った方じゃな~い?キャハハ!」

 

天界メンバーも去り、後には風音メンバーだけが残された。

 

一騎「先輩…」

 

新「悪い。負けた…」

 

怜「いや、むしろ好都合だ」

 

真矢「どういうことです?」

 

怜「他の連中は今のバトルを見て、アレが新の実力だと思うだろう。そこに俺達の勝機がある」

 

仁斗「油断してるところを叩くってわけですね」

 

怜「そうだ。俺達を甘く見たことを後悔させてやろうじゃないか」

 

美明「まつりさん、もしかしてここまで見越してたんですか?」

 

まつり「まぁね!」(本当は全然そんな事考えてなかったんだけど…ま、いっか!)

 

 

 

オマケ 各校の教師達

頼「いやぁ~他校の顧問の方とお話しできる機会は中々ないので、参考になりますよ!」

 

雪野 丈「朝戸先生のようなお若い先生に参考にして頂けて光栄です」

 

レイヤ・F・ハジマ「我々で良ければ、いつでも相談に乗りますよ」

 

頼「ありがとうございます!それにしても…」

 

アウラ・ハマ「何じゃ?わしの姿がそんなに気になるか?」

 

頼「いや、だって…ハマ先生はどう見ても小学生じゃないですか」

 

アウラ「失敬な!こう見えても70代を超えておるのだぞ」

 

丈「俄かには信じられないが」

 

レイヤ「一体どうしてそんな姿に?」

 

アウラ「聞いて驚け!何と若返りの薬の効果なのじゃ!」

 

頼「な、なんだってー!?それが本当なら大発見じゃないですか!」

 

アウラ「…まぁ、深夜テンションで100以上の薬を適当に調合して出来たものだから、2度と作れんのじゃがな…」




〇野井間
「アーノルド・ノイマン」のリ・イマジ。元はタクシー運転手だったが、現在はホロライブの送迎スタッフとして働いている。免許を取ってから無事故無違反を貫いている。因みに全種類取得済みで、噂では戦車や戦闘機も運転できるとか…。

〇フイン・アスバ
「グリフィン・アルバレスト」のリ・イマジ。天界学園高等部2年生、ランクはプラチナ5。かなりの自信家であり、自分より強いと判断するまでは尊大な態度を崩さないが、目上の人物への敬意は忘れない。


次回、いよいよ全国大会準決勝が開幕。風音高校は鉄火工業高校と対戦し、激闘を繰り広げる。一方、九条総監達の不穏な動きを掴んだGCPDは、玲二の協力のもと迎撃態勢を取る。
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