【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ with リ・イマジネーションズ   作:波音四季

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もっと早く投稿する予定でしたが、コロナになってしまって昨日までダウンしてました。幸い大きな後遺症もないので、日常生活に支障はないです。その時に「ミオちゃんと誰だか知らないVtuberの娘が討論する」という夢を見ました。風邪引いてる時は変な夢を見ると言うけど、あの娘は誰だったんだろうか?茶髪or白髪、ボブカット、赤眼、八重歯以外全然覚えてない。


PHASE53 月面の決戦

レクイエム破壊の少し前

戦闘エリアにガンダリウムランカー達が到着した。といっても全員ではない。ドームで観戦していた面子だけだ。

 

築「再生チートにアカBANか。兎に角、落とされないように気を付けろよ?」

 

葛葉「わあってるよ!折角ここまで上り詰めたってのに、アカBANされて堪るかっての!」

 

ドーラ「じゃが、既にGCPDにもウチのメンバーにも犠牲者が出とる。油断は禁物じゃぞ?」

 

蘭「大和、私達はレクイエムへ向かうわよ」

 

大和「分かった」

 

みしろ「お二人だけで大丈夫ですか?」

 

大和「大丈夫です。いざとなったら、プラウド・サンダーもディスラプターもありますから」

 

レグ「大和、気を付けてね」

 

大和の『マイティストライクフリーダムガンダム』と蘭の『インフィニットジャスティスガンダム弐式』が隊列を離れる。

 

築「よおし、このまま突っ込んで―ドゴオオオオオンッ!!―な、なんだ!?」

 

突如地面に何かが着弾した。煙が晴れるとそこにあったのは、ボロボロになった『ウィングガンダム アブソルートゼロ』だった。

 

みしろ「あれは、GCPDの――COUTION!COUTION!――っ!」

 

 

 

蘭「先に行って。あの人達を援護してくる」

 

大和「分かった。…ん?通信?」

 

エピオンのカスタム機に苦戦しているグループを援護に向かう蘭を横目に、大和は分かれたばかりのレグから入った通信に出る。

 

大和「レグ?どうし『大和戻って!このエアリアルザザッ』っ!」

 

即座に機体を翻し、先ほど分かれた場所に向かった。

 

 

オルフ「あのフリーダムは…」

 

戦闘エリアとは違う方向に向かうフリーダムを見つけたオルフは、同じ方向にカルラを向かわせた。

 

 

大和「こ、これは…!」

 

目の前に広がる光景に大和は愕然とした。歴戦の猛者たるガンダリウムランカー達の機体が無残に破壊され尽くされていた。しかもそれが、たった1機によってだ。

 

《ハイジョ……》

 

白銀のボディに黒のライン、シェルユニットを不気味なオレンジ色に輝かせている『ガンダムイーヴィル・エアリアルトリガー』は、ふわりと浮かび上がる。

 

オルフ「響大和!」

 

大和「君は、天界学園のタムラ君?」

 

オルフ「オルフで構いません。それより、この敵は危険だ。2人でやろう」

 

大和「うん!」

 

カルラは対艦刀を、フリーダムはビームサーベルとフツノミタマを構えてイーヴィルに突撃した。

 

「ヴヴァッ!」

 

獣のような怪物のような声を上げてイーヴィルが腕を振るうと、背後から6つの光の玉が飛び出す。それらは『ガンドノード』となって突撃してくる2機へ襲い掛かった。

 

オルフ「ガンドノード!?」

 

カルラは1機だけ受け止めたが、後続の2機に押し切られて月面に落ちる。フリーダムはクスィフィアス、カリドゥスで2機撃破し、残り1機を斬り捨てるとイーヴィルに接近するが、イーヴィルは瞬時に背後に回り踵落としで叩き落とした。

 

大和「な、なんて奴だ…!」

 

ガンドノードを撃破したカルラにさらに6機のガンドノードが迫ってくる。対艦刀は折られてしまっている。

 

大和「オルフ、刀!」

 

フリーダムがフツノミタマを投げ渡すと、受け取ったカルラはガンドノードを次々と斬り捨てる。イーヴィルは更にガンドノードを召喚してフリーダムとカルラに向かわせた。

 

エリス『スミレ、あれだ!』

 

スミレ「そこの2機、下がってください!」

 

スミレとエリスが操る『ガンダムエアリアル・グリッタートリガー』がステファノを振り上げて斬りかかるが、イーヴィルはエスカッシャンを展開して防御する。

 

《GCPD……ハイジョ……》

 

2機は月面に降り立つと、グリッタートリガーはステファノを構え、イーヴィルはサーベルを引き抜くと挑発するようにクイックイッと手首を動かす。

 

エリス『舐めてるのか、コイツ?』

 

スミレ「まるで人間みたい」

 

ステファノを振るおうとするが、突如として機体の操作が重くなる。その隙を突いてボディが切り裂かれた。

 

スミレ「な、何!?急に動かなくなって…?」

 

エリス『…アレだ』

 

見ると、数機のガンドノードがシェルユニットから青い光を放ちながら、6本の青いレーザーで繋がり合っている。

 

スミレ「アレって、ガンドノード?まさか!」

 

エリス『オーバーライド。ガンダリウム達はアレで制御を奪われてやられたんだ』

 

グリッタートリガーは何とか動こうとするが、まともに動けずに四つん這いになる。イーヴィルがゆっくりと近づいてビームサーベルを振り上げる。

 

《ハイ…ジョ……》

 

勢いよく振り下ろす。だが、グリッタートリガーの目の前で止まる。

 

スミレ「…?」

 

「ヴ、ヴァ、ヴァ、ヴァアアアアアアアッ!」

 

エリス『な、何だ?』

 

《タ…ス…ケ…テ…》

 

エリス『え?』

 

《タ…ス…ケ…テ…》

 

エリス『君は?』

 

《ボク…ハ…タタカイタク…ナイ…》

 

スミレ「エリス…?」

 

《ボクハ…GCPDヲ…ハイジョ…シタクナイ…ミンナトイッショニ…イタイ…》

 

スミレ・エリス「『っ!』」

 

《オネガイ…ボクヲ…トメテ…》

 

イーヴィルはサーベルを落とすと、バルカンでガンドノードを攻撃してオーバーライドを解除する。

 

「GCPD AI」それは九条総監がGCPD全メンバーに対抗する為に造りだされた人工知能であった。高性能な自律型人工知能のエリスのシステムをコピーし、それをベースにGCPDメンバーの全てのパーソナルデータ及び戦闘スタイルを学習させた。だが、その過程でAIはエリスと同じように自我を持ち、GCPDを倒すのではなく、GCPDと供に在りたいと考えるようになった。だが、自らのシステムに刻み込まれた九条の命令に歯向かうことは出来なかった。それでも、AIは自分の兄弟同然のエリスと相棒のスミレを傷つけまいと必死に抵抗していた。

 

 

船着き場

恭平「AIのくせにマスターに逆らうとはいい度胸じゃないか」

 

ノートPCを操作して「Override System Quiet-ZERO」というプログラムを起動すると、ノートPCの電源を落としカフェテラスを出る。そして、ノートPCをゴミ箱へ突っ込むと停泊していたフェリーへ乗り込む雑踏の中へ消えて行った。

 

 

《ガ…ギガ…ダメ…ダ…》

 

エリス『君!』

 

《トメ…ラレ…ナイ…オネ…ガイ…ボkkkkkkkkkkkkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkill

killkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkillkill》

 

「ヴヴッ!ヴァッ!ヴァアアアアアアアアアアアアッ!!」

 

イーヴィルの絶叫と同時にその身体が瞬く間に巨大化していく。

 

スミレ・エリス「『……ウソでしょ』」

 

 

ステージ裏

玲二「なんだ、コイツは…?」

 

アルベルト「推定全長約180m。本来の体長の100倍程です」

 

拓哉「これと戦うっていうのか?人間とガンプラが戦うようなもんじゃないか!」

 

玲二「…全員、総力を挙げてあのエアリアルを破壊するんだ!」

 

 

戦闘エリア

ビルドライバーズ、高校チーム、GCPDは巨大化したイーヴィルに向けて一斉に攻撃を開始した。だが。

 

詩乃「ギャラクシー・キャノンが効いてねぇ!」

 

明弘「炸裂閃光弾もだ!」

 

ロボ子「装甲が硬すぎるよぉ!」

 

実弾は全く通らず。

 

レイン「最大火力のフォルファントリーでもダメなの!?」

 

クロ「ロング・レンジ・キャノンを受けても平然としてやがる」

 

劾「このクラスのビームも無効化されるのか」

 

ビームは装甲を滑るだけでダメージはほぼない。かといって近接戦を仕掛けようとすれば。

 

あくあ「しまっ―バキン!―

 

すいせい「あくたあああああん!!」

 

あくあの孫権アストレイが破壊されたのを目の当たりにし、すいせいのアメイジングクアンタ ソワレがGNバルディッシュを振り下ろす。

 

―バキッ―

 

すいせい「うっそ!?」

 

だが、ダメージを与えることなくバルディッシュは折れ、ソワレは捕まえられて月面に叩きつけられた挙句、踏み潰されてしまった。

 

あやめ「近づいてもダメか」

 

尊「SDはハエの様に叩き潰されるのがオチじゃのう…修羅!?」

 

修羅「こういうデカ物は、脚から攻め落とす!流星流決刀じゅっ!?」

 

シヴァがソードを振るおうとした直前、イーヴィルが飛び上がりビームライフルを撃つ。着弾する寸前に1機のクアンタがシヴァを搔っ攫って事なきを得た。

 

実「迂闊だぞ、修羅!」

 

修羅「師匠!」

 

実のモノノフクアンタだ。

 

着弾したビームは巨大な火球となって月面を抉り取る。恐らくフェムテク装甲やIフィールドでも防ぎきる事は不可能だろう。

 

今度は戦艦が艦砲射撃を開始し、アテーナもタンホイザーを撃つが、全てエスカッシャンで防がれ、逆にビーム攻撃で次々と沈められていく。アテーナも例外ではなかった。艦隊表面に展開された耐熱耐衝撃結晶装甲も巨大なエスカッシャンのビームをすべて防ぎきる事は出来ず、武装が潰されスラスターが火を噴く。

 

ナナカ「メインスラスター損傷!姿勢制御不能!」

 

野井間「つ、墜落するー!」

 

月面に墜落したアテーナは黒煙を上げながら停止した。

 

レイラ「これならどうだッ!」

 

Hi-estνがハイエスト・ハイパー・メガ・バズーカ・ランチャーを構える。対するイーヴィルはライフルにガンビットを接続してガンビットライフルを構える。互いに超大出力のビームが発射されぶつかり合う。だが、レイラがやや抑えて撃った為徐々に押されていく。

 

レイラ「チィッ!」

 

撃ち負けると判断し、ランチャーを捨てて離脱をはかるが、爆発と衝撃波で大きく吹き飛ばされてしまった。

 

フブキ「レイラ君がやられた!?どうすれば…?」

 

その時、イーヴィルから10個の光の玉が飛び出す。1つの光の玉が10機のガンドノードに変わり、合計100機のガンドノードが現れる。さらにそれが4回繰り返され、総数500機のガンドノードが戦場に現れる。

 

ラプラス「おいおい!また無限量産機編始まるのかよ!」

 

ルイ「いや、なんかおかしい」

 

出現したガンドノードは攻撃することなくイーヴィルの周りに規則正しく並ぶと、6本の青いレーザーで連結されていく。

 

 

ステージ裏

アルベルト「これは、マズイ!」

 

玲二「警視、まさか」

 

アルベルト「『クワイエット・ゼロ』です!奴は自分とガンドノードを使って、ガンプラウォーズをオーバーライドするつもりです!」

 

オーバーライドとは、簡単に言うと既に定義されている設定を別の設定で上書きすることを意味する。イーヴィルがどのように上書きするかは不明だが、もし成功してしまったらこれまで積み上げてきたガンプラウォーズの全てが失われ、GWDWCも開催できなくなる。

 

玲二「誰でもいい!オーバーライドを止めろォ!!」

 

 

戦闘エリア

残った者達が一斉に攻撃を行うが、ガンドノードの前には防御フィールドが形成されている。

 

おかゆ「ダメだ!攻撃が届かない!」

 

ミオ「ガンプラウォーズが…終わる」

 

誰もが絶望した。ここまで来たのにと、ここまで頑張ったのにと、どうにもならないと察して膝をつく者、諦めずに撃ち続ける者、そんな彼らを嘲笑うかのようにイーヴィルは自身のシェルユニットに青い光を収束させていく。

 

大和「そうはさせない!」

 

大和の中で何かが弾けた。

 

フリーダムが飛び上がり、プラウドディフェンダーの翼を広げる。

 

大和「プラウド・サンダアアアアアッ!!」

 

翼から放出された電撃が防御フィールドを形成していた力場を崩壊させ、ガンドノード達がスタンして機能を停止する。

 

この絶好のチャンスを逃さず、味方機は次々とガンドノードを破壊していく。イーヴィルも動きを鈍らせるが、フリーダムに向けてバルカンを放つ。最大出力でプラウド・サンダーを使用してエネルギーが尽きていたフリーダムは、防御することも出来ずに被弾し月面に落ちていった。

 

るり「一旦何とかなったけど…」

 

都々「あれじゃすぐ復活しちゃうよ」

 

兼士「むぅ、何か手は…」

 

エリス『手はあるよ。グリッタートリガーのスキルだ。パーメットスコアを極限まで高めるこのスキルなら、ガンドノードを逆にオーバーライド出来る』

 

スミレ「確かに…でもあれは、制御装置がないと暴走しちゃうよ?」

 

アルベルト『狭間巡査部長の言う通り、制御装置はまだ完成していない。だが、試作品ならここにある』

 

エリス『あるの!?ならさっさと渡してよ!』

 

アルベルト『言っただろ試作品だ。大会後にテストする予定だったんだ。どんな不具合が出るか分からん』

 

スミレ「構いません!すぐ送ってください!」

 

グリッタートリガーの左腕に小盾状のユニットが接続される。

 

―Trinculo ACTIVE―

 

スミレ「これが『トリンキュロ』。エリス、やるよ!」

 

エリス『よし!』

 

エリス・スミレ『「スキル!『エタニティ・グリッター』!!」』

 

スキル発動と同時に、グリッタートリガーのシェルユニットが金色に輝く。それに反応してレゾナンス・フェイズシフトが朱・金・銀のトリコロールカラーへと変化する。だが、エネルギー量が急速に減少し、フェイズシフトがダウンする。グリッタートリガーは機能を停止し、月面に落ちてしまった。

 

愛華「何故?どうして?」

 

アルベルト『やはり不完全だったんだ。試作品ではエネルギーを使いすぎるんだ』

 

 

SIDE:ビルドライバーズ

フブキ「手はある。皆のアーマーをフブキⅨに集約させる。それでフブキⅨを超えるアーマーを創り出す」

 

ミオ「そんなこと出来るの?」

 

フブキ「分からない。でも、やってみる価値はあると思う」

 

ミオ「分かった。皆のアーマーをフブキに」

 

レイラから渡されたアーマーがパージされ、フブキⅨの周りに集合する。

 

こゆき「まま~!こゆも!」

 

フブキ「うん!一緒にやろう!」

 

フォクシードのアーマーもパージされ、こゆきがフブキの膝の上に転移してくる。

 

ぺこら「集約させるったって、8つのアーマーを1つにしたところで強くなれるぺこか?」

 

スバル「足りない分はスバル達の想いも込めてやるんだよ!」

 

佐々木ファミリー達が目を閉じ、手を組んでアーマーとフブキⅨへ「ガンプラウォーズを守ってほしい」という想いを伝える。

 

その時、不思議な事が起こった。

 

フブキⅨの背後に多数の光のゲートが現れる。その中から8つのアーマーとは異なる様々なアーマーが出現する。

 

エンヴィー「あれは…」

 

レイラ「オリジナルのホロライブアーマー。それだけじゃない。知らないアーマーも混ざっている」

 

現れたアーマーはフブキⅨの周りに集まってくる。

 

フブキ「このアーマーは?」

 

こゆき「まま、みんなキラキラしてるよ」

 

フブキ「みんな…そうか。この子達は」

 

モニターにアーマーの名前が表示されては消える。

 

コヨーテミカル』『グリムR.I.P.』『パイレートレジャー』『フェスティバリーダー』『プリンセスウィート』『ゴッドラゴン』『アブソーパイア』『ケイオウス』『バトライオン』『シャイニースマイリースカイ

 

玲二『この世界にも、もう1つの世界にも存在しないアーマー…フブキ!』

 

フブキ「うん!皆のアーマーを1つに!バディチェンジ!ドッキング、ゴー!!」

 

フブキⅨが白い光に包まれ、その光に向かってすべてのホロライブアーマーが飛び込んでいく。白い光が虹色に変わり、光が解き放たれると虹色のアーマーを纏ったフブキガンダムが現れた。

 

フブキは虹色の瞳でイーヴィルを見据える。

 

―ALL AS ONE-

 

―FUBUKI ONENESS―

 

フブキ「ガンプラウォーズは、終わらせはしない!私達が守る!フブキワンネスガンダムが!」

 

―READY………FIGHT!!―

 

『フブキワンネスガンダム』

『フブキⅨガンダム』とレイラが作製した『新生ホロライブアーマー』、別次元から呼び寄せた『オリジナルホロライブアーマー』そして『平行世界で作られたホロライブアーマー』が1つになったことで誕生した新たなガンダム。白上ガンダムに虹色に輝く新生ホロライブアーマーがエクストラリミテッドチェンジされており、イメージするだけですべてのホロライブアーマーの能力を使用することが出来る。

 

 

GCPD

スミレ「エリス!何とかならないの!?」

 

エリス『エネルギーがない。もうどうにもならない』

 

アルベルト『大丈夫だ。我に秘策あり!GCPDのガンプラ同士であれば、エネルギーの供給が可能だ。それはトリンキュロも同様』

 

スミレ「でも、皆さんもエネルギーを消耗してるし、トリンキュロの分も考えると、1機2機程度じゃ…」

 

兼士「だったらここにいる全員のエネルギーを分け与えればいい!総員!トリガーにエネルギーを渡すんだ!」

 

ベギルデカの頭部からエネルギーレーザーが照射され、グリッタートリガーの額に吸い込まれる。

 

ベル「スミレさん、エリス、僕らのエネルギーを!」

 

愛華「受け取ってください!」

 

劾「お前に任せる」

 

パトリック「ついでに俺の運も分けてやるよ!」

 

るり「スミレさん、私達のエネルギーも!」

 

都々「頑張れ!スミレさん、エリス!」

 

生き残っているGCPD所属機体から次々エネルギーレーザーが照射され、すべてグリッタートリガーに吸い込まれる。

 

エリス『まだだ。まだ足りない。もうあとちょっとなのに…!』

 

その時、レーダーに新たな機影が映った。

 

劾「ん?」

 

『紅のジャスティスナイト』『黄色のガンダムダンタリオン』『緑の∀ガンダム』『マゼンタ色のダブルオーシアクアンタ』が舞い降り、グリッタートリガーにエネルギーレーザーを照射する。

 

劾「あれは海外支部の…スミレ、エリス!」

 

エリス『これならいける!スミレ!』

 

スミレ「うん!やろうエリス!」

 

エネルギーが充填され、レゾナンス・フェイズシフトが再展開される。さらに機体が黄金の光に包まれる。

 

エリス『エネルギーの流れをトリンキュロで制御しつつ、余剰エネルギーは放出する!』

 

トリンキュロから黄金のビームソードが噴出する。

 

エリス『これが、ガンダムエアリアル』

 

スミレ「グリッタートリガー・エタニティ!」

 

『ガンダムエアリアル グリッタートリガー・エタニティ』

スキルを発動した『ガンダムエアリアル グリッタートリガー』の新たな姿。機体色はレゾナンス・フェイズシフトによって朱・金・銀のトリコロールカラーへと変わっており、パーメットスコアは表記上では∞となっている。膨大な量のエネルギーの流れを制御できず、暴走する危険があったが、新装備「トリンキュロ」によってその問題を解決、放出された余剰エネルギーはビームソードを形成することが出来る。

 

 

 

フブキ「でやあああああッ!」

 

フブキワンネスが振るうフブキバスターSNRQB-9をイーヴィルは左腕で防ぐ。腕を振るってフブキワンネスを吹き飛ばすが、『クリムゾンハートシナンジュ』『フェスティバルガンダム祭』『ローゼンアスモデウス』『メルティブラッドV2ガンダム』が受け止めてくれた。

 

フブキ「ありがとう!」

 

まつり「フブキ!頑張れ!」

 

フブキ虹色の瞳が輝いたその一瞬、頭の中にアーマーのイメージが浮かんでくる。

 

フブキ(オーガイオウの刀、ダッキンドネスの翼、サムライトニングの斬撃強化、コヨーテミカルのスキル)

 

二振りの刀が出現し、バックパックに翼が接続され加速、さらに両肩に試験管とパイプが刀に繋がる。コヨーテミカルのスキル「ドーピング」は、試験管の薬品を流し込んだアーマーや武器の能力を向上させるスキルだ。

 

―斬!!!―

 

強化された斬撃がイーヴィルの左腕を斬り落とす。エスカッシャンが迎撃に出てくる。

 

フブキ(グリムR.I.P.のハイパージャマー、キャトライアンフの量子化とワープダイヴ、フレイジュのミラージュコロイド)

 

ステルスやワープを使えるアーマーの能力を使って次々とエスカッシャンの攻撃を回避していく。

 

フブキ(ロボイドの銃火器、ラビットラッパーのトラップ、バトライオンの射撃強化、オルサシンのスキル)

 

オルサシンのスキルは「キラーバイト」一定値以上の攻撃を与えた敵を必ず撃破する。

 

全身にガトリングやミサイルポッドなどあらゆる銃火器が装着され、即座に発射される。強化された弾丸がエスカッシャンの装甲を破り、さらにスキルによって次々と撃墜されていく。

 

クロ「あぶねぇ!」

 

フブキ「クロちゃん!?」

 

フブキワンネスをスケアアルケーが押し退けると、アルケーの脚をイーヴィルに掴まれる。月面に叩きつけられる直前、コアファイターが脱出する。

 

「ヴヴァアアアアアアアアアッ!!!」

 

イーヴィルの絶叫と同時に再びガンドノードが召喚される。だが、召喚されたガンドノード達はシェルユニットを金色に光らせながら機能を停止する。

 

フブキ「スミレさん!エリスさん!」

 

スミレ「スキルを使いました!もうオーバーライドは出来ませんよ!」

 

エリス『片を付ける!』

 

グリッタートリガー・エタニティがステファノとトリンキュロを振るい、イーヴィルも強大なビームサーベルで対抗する。ステファノを弾き飛ばすが、それをレイラのHi-estνが掴み手首を斬り落としてビームサーベルを封じる。

 

 

ステージ裏

アルベルト「…いかんな、このままでは決定打が与えられん」

 

拓哉「どうすればアレを倒せるんですか?」

 

アルベルト「あの硬い装甲をぶち破りつつ、確実に撃破できる武器が必要です」

 

野井間「えっと…か、核とか、ですか?」

 

栄「野井間さん、このゲームに核は実装されてません」

 

ガンダム世界では平然と撃たれている核も、様々な事情を鑑みてガンプラウォーズには実装されていない。

 

玲二「…核はないが、アイツがいる」

 

 

戦闘エリア

フブキ「やあああああッ!!」

 

スミレ「はあああああッ!!」

 

レイラ「っ!」

 

3機の斬撃がイーヴィルの胸部を切り裂くが撃破には至らない。

 

レイラ「ん?高速で接近する機影?」

 

新「俺に任せろおおおおおッ!」

 

レイラ「新さん?そうか、ゼウスシルエットなら。コイツの動きを止めます。ファンネル!」

 

フブキ(ウォルフェイトのリアクティブフィスト、ケイオウスのダイスロール)

 

ChaosとMouseを組み合わせた「ケイオウス」にはダイスロール機能があり、出た目に応じて様々な効果を得る。

 

モニターでダイスロールが行われ、2つのダイスはどちらも「6」の目を出す。

 

―CRITICAL!!―

 

クリティカルが発生し、次の攻撃の威力が360%上昇する効果が付与された。

 

フブキ「ロケットパァァァァァンチッ!!」

 

フブキワンネスの一撃がイーヴィルのシェルユニットを粉砕する。

 

続いて斬り掛かってきたグリッタートリガー・エタニティのビームソードを両腕で受け止める。そこへゼウスシルエットを装備したフェイトデスティニーが到着した。

 

「ヴ、ヴァアアアアアアアアアアアアッ!!」

 

エリス『君は凄かったよ。たった1人で僕達をここまで追い込んで、ガンプラウォーズを崩壊寸前まで追い込んで、本当に君は凄かった』

 

「ヴァアアアアアアアアアアアアッ!!」

 

エリス『でも、もういいんだ。もう君は戦わなくていい。君の事は必ず迎えに行く』

 

「ヴ、ヴァ、ヴァアアアッ!」

 

エリス『だから今は、おやすみ、僕の兄弟』

 

ビームソードがイーヴィルの腕を斬り飛ばし、投擲したトリンキュロが頭部に突き刺さって月面に倒れる。

 

新「そこだあああああッ!」

 

ズドオオオオオン!!

 

地中貫通砲弾(バンカーバスター)に貫かれ、イーヴィルは爆炎を上げなら崩壊していく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《アリガトウ》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スミレ「今のは…?」

 

エリス『…また会おう。必ず』

 

 

ステージ裏

モニターに、爆発し完全に撃破されたイーヴィルの最期が映し出される。

 

玲二「終わった…。全員に告げる。脅威は去った。俺達の勝利だ!!」

 

玲二がそう宣言した直後、スピーカーが壊れんばかりの大歓声が響き渡る。

 

ナナカ「お疲れ様です。警視」

 

アルベルト「あぁ。皆もお疲れ。野井間さんも良い操舵でした」

 

野井間「あ、どうも、ありがとうございます」

 

のどか「先輩、皆さん、ありがとうございました!」

 

栄「いいえ。困った時はいつでも呼んでくださいね」

 

拓哉「ところで先輩、これからどうします?観戦モニターだけじゃなくて、配信もされてたみたいです。SNSや掲示板は大騒ぎですよ。音声が入ってなかったのは、不幸中の幸いというべきか…」

 

玲二「そうだな…」

 

自身の力で無かったことにすることも出来るが、それだと根本的な解決にならない。元凶であった加納副総監と九条総監を逮捕しなければ、また同じ事が起こるだろう。

 

玲二「まぁ、何とかなるだろう」

 

流石に緊張の連続で疲労困憊だった玲二は、これからの事を考えながら椅子に身を委ねた。

 




病み上がりのせいか思考が微妙に停止気味なので、次回はお盆前になると思います。
今回で大人数での決戦は終わりましたが、まだ残った伏線があります。残り3話で全部回収してケリを付けたいと思います。


イーヴィル・エアリアルトリガーは破壊され、ガンプラウォーズメインサーバーは守られた。だが、悪意はすぐそこに迫っていた。

祝賀会場を抜け出したレイラは、無人のホロプラでとある人物と再会を果たす。

レイラの行動を不審に思ったエンヴィーは、玲二達と共にホロプラに向かう。そこで語られる衝撃の真相とは?

次回、『PHASE54 PAST』
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