【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ with リ・イマジネーションズ 作:波音四季
GWDWCの戦いは3章としてではなく、幕間的な感じで投稿しようと思ってます。恐らく本戦最終トーナメントは、本家様でやる事になると思うので。正直、何人のリ・イマジが勝ち上がるかまだ決まってないので、本家様、外伝様の動きを見ながらやって行こうと思います。
というわけで、今回はレグと蘭のバトル。何故この組み合わせかというと、ナルニア国物語を読んで思い付いたとだけ、「PHASE28 先を往く者達」でやったのとは違って、今回はしっかり勝敗を付けます。
GWDWC1回戦 レグvs蘭~彼を知る者~
2024年8月
ついにガンプラウォーズ世界初の大型大会、『ガンプラウォーズディメンショナルワールドチャンピオンシップ』略して『GWDWC』が開催された。Яとそれを率いる先代無呪羅のカナタとの戦い、九条恭平の復讐と暴走によるガンプラウォーズのオーバーライド事件(その裏でも危機的状況があったのだが、ここでは割愛する)もあったが、それらは無事に解決した。二次予選突破したのは約2万人、その狭き門を潜り抜け、本戦に勝ち進んだ244名のバトラー達と、初期のガンダリウムランカー12名を合わせた計256名による戦いが始まった。出場者は4つのブロックに分けられてトーナメント戦を行う。そして、勝ち進んだ上位2名が最終トーナメント戦へ進出できる。
そういうわけで、前章までに登場したリ・イマジネーション達も各ブロックに分かれてバトルをすることになったのだが、考えてみてほしい。256人を4つに分けるので、1ブロックは64人。この中の全員が名立たるバトラーであることは間違いないのだが、リ・イマジは数えるほどしかいない。よって、バトルするリ・イマジ達は…。
Dブロック
新「逃がすものかァーーーッ!!」
飛鳥新の『RGデスティニーガンダムSpecⅡ』のアロンダイトがパーフェクトパックを装備したG-セルフを両断する。
新「落ちろッ!!」
さらにダメ押しのパルマフィオキーナでコックピットを吹き飛ばされて、G-セルフは爆散した。
―WINNER Asuka Arata―
Cブロック
シア「プレッシャーも何も感じない。やはりアナタでは、私には勝てない」
EXAMシステムを発動したブルーデスティニー1号機に肉薄し攻撃を続けるのは、シア・アズナの『ザクⅡ』だ。
シア「そこッ!」
ザクⅡが投げたスタングレネードで動きが鈍ったブルーにショルダータックルを食らわせ、コックピットにヒートホークを叩き込んだ。
―WINNER Char Azna―
Bブロック
オルフ「逃がさん!」
オルフ・タムラが駆る『ブラックナイトスコードカーリー』のシールド「スヴァローグ」から射出されたグラップルスティンガーがウィングガンダムを捕縛する。
オルフ「終わりだッ!」
ウィングガンダムを引き寄せると、対艦刀で胴体を薙ぎ払い、さらにビームマントを振るって敵機を切り裂いた。
―WINNER Orufu Tamura―
Aブロック
ガロウ「月が…見えた!」
走道ガロウの愛機『ガンダムXファイヤーソウル』のスキルによって、電脳空間に青白く輝く美しい月が姿を現す。ファイヤーソウルはマイクロウェーブを受け、サテライトキャノンを構える。対するゴッドガンダムも腰を落として両手を腰だめに構える。
ガロウ「いっけぇーーーッ!サテライトキャノン!」
サテライトキャノンから放たれた超高出力ビームとゴッドの石破天驚拳がぶつかり合い、大爆発を起こした。
―WINNER Galord Run―
難なく勝ち進んでいた。だが、全員が全員そうではない。
Bブロック
雪奈「つ、強い!」
「やるなぁ!嬢ちゃん!流石は『白き雪の皇女』だ!だが!」
白く塗装された『ダブルオースノーホワイトリリィ』は、青・緑・赤で塗装されたアルケーガンダムのカスタム機に苦戦していた。
「嫁とガキ共が見てんだ!子供だからって容赦はしねぇぞ!」
雪奈「望むところ!トランザム!」
―OVER THE TRANS-AM―
機体が赤く染まり、アルケーに向かって加速する。だが…。
「ところがぎっちょん!アクショーン、トランザム!」
―ACTION TRANS-AM―
アルケーの全身が真紅に染まり、残像を残しながら消失する。
雪奈「っ!?消えた!?」
「ちょいさーッ!」
バスターソードがスノーホワイトの翼を斬り落とす。さらに展開していたGNファングが間髪入れずにスノーホワイトを切り裂く。
雪奈「そんな!?」
「アクショーン、ビィィィムッ!」
両腕をL字に組むと、右腕に仕込んでいたGNキャノンが発射され、スノーホワイトの右半身を消し飛ばした。
雪奈「そんな…ここまで来たのに…」
「なんだ?もう諦めるのか?」
雪奈「…」
「嬢ちゃん、俺はガンプラバトルが家族の次に大好きだ!好きで好きでたまらねぇ!嬢ちゃんはどうだ?ガンプラバトルは好きか?」
雪奈「…うん」
「だったら言う事はねぇ。その好きって気持ちを全部俺にぶつけてこい!」
雪奈はスノーホワイトを立て直すと、残った左手のGNソードを構える。
雪奈「オーバー・ザ・トランザム!」
「アクショントランザム!」
―OVER THE TRANS-AM―
―ACTION TRANS-AM―
スノーホワイトとアルケーが赤き軌跡を残しながら交差する。そして…。
―WINNER Nohara Asashi―
「やったー!父さんの勝ちだー!」
「父ちゃんスッゲー!!」
「アナター!素敵よー!」
「たやぁ〜♪きゃ〜い♪」
雪奈の対戦相手「乃原あさし」の家族と思われる少年2人と、赤ん坊を抱きかかえた女性が観客の歓声に負けないくらい大きな声を上げる。あさしは軽く手を上げて応えると、しゃがんで雪奈と目線を合わせる。
あさし「嬢ちゃん、お前さんの気持ち伝わったぜ。機会があれば、またバトルしような」
雪奈「はい!あさしさんも、頑張ってください!」
あさし「おうよ!」
雪奈は会場を後にし、観客の目の届かない通路に入ると、待っていたラミィに抱き着き、大声を上げて泣いた。
さて、ここまで様々なバトルを見てきたが、本題はここからだ。
Dブロック
「Dブロック一回戦第二十試合!続いての対戦カードは、なんと!本大会初のガンダリウムランカー同士のバトル!明日香蘭VSレグルシュ・ライオンハート!!」
明日香蘭
VS
レグルシュ・ライオンハート
『レーグーちゃん!レーグーちゃん!』
『アースーラン!アースーラン!』
蘭「だ・か・ら、アスランじゃないと言っているのに…!」
愛唯「蘭先輩、もう諦めましょうよ?」
赤髪ツインテールの少女が蘭を宥める。蘭のサポーターにして真理愛の妹「鷹月愛唯」だ。
愛唯「いっそこれで売り出しましょうよ。『令和に現れたアスラン・ザラ』って」
蘭「絶対ヤダ」
蘭の名前を略して「アスラン」となるので、時々この愛称で呼ばれることがあるのだが、蘭自身がアスランをあまり好きじゃないというのもあって、この愛称で呼ばれるのを良しとしていない。付き合いの長い友人なら彼女の事をよく知っているので、ちゃんと名前で呼ぶのだが、そうでない友人―特に男子はこの愛称で呼んでくる。蘭自身は「名前くらいでごちゃごちゃ言うのも…」と思っている為、特に訂正せず「アスランじゃない」位しか言ってなかったのだが、その結果がこれである。
レグ「た、大変だね?」
蘭「別に大変ではないです」
「えーよろしいですか?では、それぞれ使う機体を提示してください」
レグ「僕は『グスタフ・カール レグカスタム』を使うよ!」
蘭「私は『アメイジングズゴックオーキッド』で行くわ」
レグ「ズゴック?ジャスティスじゃないの?」
蘭「ジャスティスは然るべき相手と戦うために温存してるのよ」
レグ「なるほど、僕は然るべき相手じゃないってことね」
蘭「そ、そういう意味ではないですけど」
愛唯「『蘭先輩にとって、レグルシュ・ライオンハートは大した相手ではない』っと」
蘭「愛唯!メモするの止めなさい!」
「両者互いにガンプラをセット!」
蘭・レグ「「セット、オンッ!」」
「これより双方の合意のもと、決闘を執り行う。決闘方法は1対1の個人戦、勝敗は敵機を撃墜することで決するものとする。両者、向顔」
蘭「勝敗はガンプラの性能のみで決まらず」
レグ「バトラーの技のみで決まらず」
蘭・レグ「「ただ、結果のみが真実」」
「
Game Mode:1on1
Field:Standard
PlayerA:Asuka LAN
PlayerB: Regulsh Lionheart
―GAME START!―
『アメイジングズゴックオーキッド』
HGBF『アメイジングズゴック』のカスタム機。以前はインフィニットジャスティスのリフター「ファトゥム01」を装備していたが、今回は弐式のリフター「フォランテス」を装備、さらに同機体の頭部センサーも移植してビームホーンを使用可能にしている。『オーキッド』は『洋ラン』のことであり、蘭が作って使用しているという顕示でもある。映画を観た蘭が作製したガンプラで、元々格闘性能が高いアメイジングズゴックに格闘戦用のGE製パーツを内部に組み込むことで格闘値をさらに底上げしている。リフターによって機動力も上がっているが、水中適性は低下している。
〇スキル「インフィニット・ビームホーン」
機体の全エネルギーを頭部ビームホーンに集約する。ビームホーン以外の武装が使用不可になる代わりに、攻撃力が400%上昇する。
『グスタフ・カール レグカスタム』
『グスタフ・カール13型』をベースに作られたカスタム機。動きやすくする程度に関節を調節し、装甲はトランスフェイズ装甲を搭載してビームコーティングを付与、これによって実弾とビームに対する防御力を少しだけ強化。
カラーリングも黄色と藍色という、レグをイメージしたカラーリングになっている。
スラスターも『GE製強化スラスター』を搭載する事で重量増加をカバーし、バックパックキャリーフライヤーを装備する事でハイパー・バズーカ、90mmショートマシンガンを装備可能にし、場合によっては飛行可能にするよう機動力を強化。
さらに搦め手として肩にマシンキャノン、右腕にGE製追加武装キットとして販売されてる強化型電磁ワイヤーを装備する事で捕縛から電気流してのスタンを狙えるようになり、奇襲性を高めている。
〇スキル「鋼鉄の守護兵」
常時防御力を200%向上し、さらに射撃・格闘ダメージを50%減少する。但し、関節部等の脆い部分に関してはカバー不可能。
電脳空間をイメージした『スタンダードフィールド』にて、2人の戦いが始まった。
ガギィン!
ズゴックのアイアンネイルをヒートナイフで受け止める。
蘭「ナイフ程度で止められると思わない事ね!」
バキン!と音を立ててナイフが砕かれる。
レグ「ヤバッ!?」
グスタフは後退しながら、右腕部内蔵の電磁ワイヤーを射出する。対するズゴックは腕部のワイドカッターを投擲し、機体に接触する直前にワイヤーを切断してしまう。
蘭(右のワイヤーは封じた。左のは腕ごと潰す)
右腕のアイアンネイルをドリルの様に回転させて突っ込む。グスタフはシールドを斜め構えて滑らすように受け流す。だが、ズゴックもそれだけでは終わらない。フォランテスのビームライザーをスラッシャーモードで展開すると、スラスターを吹かして機体を回転させ、左腕をシールドごと切断する。
レグ「腕が!?」
蘭「これでワイヤーは使えないわね」
バトルが始まって3分も経たぬうちに、レグは追い込まれ始めていた。
レグ「まだだ!僕は勝って、大和とバトルするんだッ!」
ハイパー・バズーカを取り出して発射する。ズゴックは避けるでもなく、両腕でガードして砲弾を受ける。
レグ「…避けなかった?」
爆煙の中から何かが上空に飛び出す。即座にマシンガンに切り替えて撃つが、そこに赤い機体の姿はない。
レグ「リフターだけ!?」
爆煙から飛び出したのは、フォランテスだった。スラスターを損傷したらしいフォランテスは煙を上げながら落ちていくが、煙の中からアイアンネイルを構えたズゴックが突っ込んでくる。リフターを囮にして勝負を付けに来たのだ。
蘭「そこ!」
レグ「させない!」
グスタフはビームサーベルを横に振るう。ズゴックは姿勢を低くしてサーベルを空振りさせると、アイアンネイルをコックピットに叩き込んだ。
ガギィィィン!!
金属同士がこすれ合う音を上げながらグスタフは大きく吹っ飛ばされ、仰向けに倒れた。
レグ「あ、危なかった…」
トランスフェイズ装甲と直前に発動したスキルのお陰で、ジャブローのジムの様に貫かれずに済んだ。
蘭「やはり、これじゃダメか」
グスタフはビームサーベルを構え、ズゴックもアイアンネイルを構える。
蘭「大和とバトルする?残念だけど、大和とバトルするのは私よ」
レグ「何さ!蘭は年がら年中大和とやってるじゃないか!」
蘭「公式ではやったことないの。この大会で大和に勝って私の方が強いって証明するのよ」
レグ「そんな事の為だけに参加したの!?」
蘭「まさか。当然優勝するつもりよ。その為には、立ちはだかる敵は全て倒す!アナタも新も、当然大和も」
レグ「そう簡単にはやられないよ!それに大和とバトルするのは僕なんだから!」
蘭「残念だけど、例え私を倒しても大和には勝てないわ。それに比べて私は大和の幼馴染だから、アイツのクセも動き方も全部分かるのよ」
レグ「む!僕だって大和の恋人だぞ!付き合いは短いけど、大和の事は結構知ってるよ!」
蘭「じゃあ、私が知らない大和の情報持ってる?」
レグ「えっと…大和は扇風機にア~ってやるのが好き!」
蘭「それは知ってる」
レグ「えっと、じゃあ…コーヒーが苦手で、砂糖とミルクが無いと飲めない!」
蘭「違う。正確には、苦い物全般が苦手なの。あと、超がつくほどの甘党だから砂糖は5杯、コーヒーとミルクの割合は3:7よ」
レグ「ぐぬぬぬぬ!じゃあこれならどうだ!大和は僕が膝枕すると、10秒で寝る!」
蘭「な!?そ、それは知らない!恋人だからこそ分かる情報…負けたわ」
この間2機は構えたままで微動だにしていないのだから凄い。
レグ「情報戦は僕の勝ちだね!このままバトルも勝つよ!」
蘭「そうはいかない!」
グスタフが加速し、ビームサーベルを突き出す。ズゴックはロケットランチャーを発射するが、実弾は装甲で無効化される。
レグ「もらったああああッ!」
サーベルがズゴックの左腕を貫く。
蘭「この間合いを待っていた!スキル!」
ズゴックの全エネルギーが頭部から突き出たビームホーンに集約され、機体全長の倍以上ある巨大なビームサーベルを形成する。
蘭「インフィニット・ビームホオオオオオオンッ!!」
サーベルはグスタフの上半身を両断し、下半身だけを残してグスタフは爆発した。
―WINNER Asuka LAN―
大歓声の中、筐体を出た2人は握手を交わす。
蘭「見事なバトルだったわ」
レグ「蘭もこれから先頑張ってね」
蘭「…レグルシュさん、次まで時間もあるし、大和の情報交換会やりません?」
レグ「いいの!?やるやる!大和の事色々教えてよ!」
なんだかんだで、友情が深まったようだ。
オマケ
Dブロック選手控室
新「せ、先輩…?」
大和「」
大和は頭を抱えて机に突っ伏していた。
バトル中の声は垂れ流しであったため、2人のやり取りは丸聞こえであった。当然「大和が扇風機にア~とやっている」ことも「苦い物全般が苦手」なことも「超甘党でコーヒーには砂糖5杯」「コーヒーとミルクの割合は3:7」ということも「レグに膝枕してもらっている」ことも全部聞こえていた。
大和「こんな衆人環視の中で言わなくてもいいじゃないか…」
新「こ、こんな時なんて言えばいいんですか?」
フレア「『笑えばいいよ』って言ってあげな」
ばたん「まぁまぁ、それだけ仲が良いってことじゃん?」
大和「あああああ…SNS見たくないいいいい…」
新「もう話題になってますよ。『意外と子供っぽいとか』『レグやまてぇてぇ』とか」
大和「もう知らない…」
そんな様子を壁にもたれながら見つめる人物が1人いた。
「あれが響大和か。そして、隣がガンダリウムキラー。ぜってぇ勝つ…!」
髪にピンクのメッシュを入れた青年は、青いダリルバルデを手にしながら呟いた。
―戦績―
Aブロック
走道ガロウ〇
???―
???―
Bブロック
オルフ・タムラ〇
雪花雪奈●
乃原あさし〇
流星実―
???―
Cブロック
シア・アズナ〇
華時リンク―
安室レイラ―
???―
Dブロック
飛鳥新〇
明日香蘭〇
響大和―
???―
〇勝利 ●敗北 ―未戦
「???」は、この先登場予定のリ・イマジとなります。前章までに登場したリ・イマジが出場するなら、あさしの様に登場してないリ・イマジが出場しても何もおかしくないですからね。最後の人物は…もう機体で分かりますね。
〇乃原あさし
「アリー・アル・サーシェス」のリ・イマジ。ホロライトシティに家族と住むサラリーマン。元ジャーナリストの妻に、8歳と5歳の息子、生れて数か月の娘と共に暮らしている。オリジナルとはかなり異なり、何より家族を愛しており、その次にガンプラバトルが好き。
〇明日香蘭
「アスラン・ザラ」のリ・イマジ。響大和の幼馴染であるため、彼の事は大抵何でも知ってる。それ故に、大和のだらしない面も知っており、友人以上の関係にはなりたいと思っておらず、恋愛感情は皆無。蘭自身はどちらかというと、女性に惹かれることが多いので、男性と付き合うという考え自体が存在しない。
次回予告
Aブロックにて対峙した実とすいせい
推しとの全力バトルに心を躍らせる実は、新たな奥義を披露する
一方、敗北した雪奈の仇討ちに燃えるぐらの前にガンダムフレーム機が立ち塞がる
次回『GWDWC1回戦 実vsすいせい』