【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ with リ・イマジネーションズ   作:波音四季

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理屈もへったくれも無いご都合主義全開のバトルになってしまった気がする。

あくたんの卒業まで1週間を切りましたね。もうすぐいなくなると考えると、寂しい気持ちが湧き上がってきます。「推しは推せる時に推せ」とはよく言いますが、「推しでなくても、推せるなら推しとけ」って昔の自分に言ってやりたいです。


GWDWC1回戦 実vsすいせい~彗星斬る妖の刀~

ガンプラウォーズ史上最大の大会GWDWC。各ブロックの戦いは熾烈を極めていた。

 

Dブロック

獅白ぼたん

VS

グウェル・J・ターク

 

グウェル「ウオオオオオッ!!」

 

ぼたん「おっと」

 

青いダリルバルデのビームカタナを、ぼたんのデュナメスがビームサーベルで受け止める。

 

『ダリルバルデ・ブラウ』

『水星の魔女拡張パーツ』でSeason2仕様にした『ダリルバルデ』を青く塗装したグウェル・J・タークの機体。射撃兵器を極力オミットし、近接戦に特化させている。

『ブラウ(Blau)』はドイツ語で『青』を意味する。

 

『陸戦型ガンダムデュナメス』

ぼたんが以前に『MGガンダムデュナメス』と『MG陸戦型ガンダム』を組み合わせて作製した『陸戦型ガンダムデュナメス』*1をHGで再現した機体。狙撃よりも中~近距離戦に特化し、ビームも実弾も使える。

 

デュナメスは距離を取ると、ビームマシンガンと実弾マシンガンを同時に撃つ。ダリルバルデは肩のシールドで防御すると、今度はビームジャベリンを振るってマシンガンの銃身を切断し使用不能にする。

 

ぼたん「やるねぇ」

 

グウェル「当然だ!俺は勝ち進んで、響大和や飛鳥新に勝つんだ!」

 

ぼたん「威勢は良いね。でも、あたしだってそう簡単に負けてやれないんだよね!」

 

ビームピストルとビームサーベルが一体化した武器を2丁取り出すと、バックパックのウェポンコンテナを投棄して身軽になる。

 

ダリルバルデもビームジャベリンとビームカタナの二刀を構える。

 

ぼたん「…いくぜ」

 

グウェル「やってやる!」

 

 

 

Cブロック

剣持刀也

VS

ニンバス・シュターデン

 

ニンバス「フハハハハハッ!どうした?『にじさんじの剣士』とはこの程度か!」

 

刀也「うわぁっ!?」

 

レッドショルダーのイフリートの斬撃がアストレイを吹き飛ばす。

 

『イフリート・シュターデン』

『イフリート改』をベースに『イフリート・シュナイド』のパーツを組み合わせた機体。2本のヒートソードに加え、シュナイドのヒートクナイを使用出来る。EXAMは「STURM EXAM」へと強化されており、より強力な攻撃を行うことが可能となった。

『シュターデン』はニンバスの名字で、「STURM」はドイツ語で「嵐」を意味する。

 

『ガンダムアストレイソードフレーム』

『RGガンダムアストレイレッドフレーム』をベースにカスタムされた機体。フレームを紫、アーマーは黒で塗装されている。RGの柔軟なフレームを最大限生かす為に武装は、「ガーベラストレート」と徒手空拳のみとなっている。

「刀」に特化していることと「『剣』持『刀』也」が使っていることから『ソードフレーム』という名が付けられた。

 

ニンバス「貴様とは良きバトルが出来ると思ったが、期待外れだったかな?」

 

刀也「『時音の騎士』だっけか?アンタの期待なんか知らないね。僕は僕のバトルをするだけだから」

 

ニンバス「ふん、いいだろう。『STURM EXAM』!」

 

―EXAM SYSTEM STAND BY―

 

イフリートのモノアイが赤く発光し、全身から赤いオーラが立ち上る。

 

刀也「ソードフレームには、イフリートみたいな特別なシステムはない。それでも…!」

 

何故一介の高校生でしかない刀也が、『にじさんじの剣士』と呼ばれるようになったのか?

 

何故長尾景や甲斐田晴のような元とはいえ、本職の剣士がいる中でこの二つ名を得るに至ったのか?

 

刀也「僕が一番刀を上手く使えるからに決まってるだろおおおッ!」

 

 

 

Bブロック

がうる・ぐら

VS

薄田(うすた)リオ

 

2機のガンダムフレームの槍とメイスがぶつかり合って火花を散らす。

 

リオ「不思議な巡り合わせだ。端白星(はじろぼし)とアスモデウスのカスタム機で戦う事になるとはね」

 

ぐら「な、なんだコイツ?攻撃を受けるだけで全然攻めてこない」

 

『ガンダム端白星・ゴエティア』

『ガンダム端白星』をベースに『ガンダムマルコシアス』のバックパックのバインダーを装備。さらにルプスレクスのテイルブレードをベースに、ゲーム『鉄血のオルフェンズ ウルズハント』で登場したモビルアーマーハラエルのクローユニットを再現した武装を増設している。

『ゴエティア』とは、端白星の元となったマルコシアスの名前の由来である悪魔「マルコシアス」について記載された書物の表題から。ここでは、マルコシアスはグリフォンのような姿をしており、本機もそれに近い姿になっていることからこの名が付けられた。

 

『シャーグラトニーガンダム』

『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズウルズハント』に登場した『ガンダムアスモデウス』を改造したぐらのオリジナルガンプラ。バックパックに30MSのシアナ=アマルシアのヴィヴァーチェフォームのアームを改造したシャークアームズを装備しており近距離でのサブアームとして利用する他、アームの口内にある錨型のフックショットで敵を捕縛する事が出来る。

 

ぐら「やい!いつまでも様子見ばっかりしてないで戦えよ!」

 

リオ「いいのかな?オレが本気を出せば、君はあっという間にやられちゃうと思うけど?」

 

ぐら「舐めんな!ぐらは負けない!Bブロックを勝ち進んで、雪奈の仇を討つんだ!」

 

リオ「なるほど、友達の為に…か。いいよ」

 

端白星は十字架状のメイス「クロスメイス」を構えると、バインダーのサブアームがソードメイスを引き抜く。さらにクローユニットも射出され、赤く光るモノアイのようなセンサーが真っ直ぐにシャーグラトニーを見据える。

 

リオ「こっちも会社の未来が掛かってるんだ。そう簡単にやられるわけにはいかない」

 

ぐら(会社?もしかして、経営ヤバイのか?)「って、そんなこと気にしてる場合じゃない!」

 

シャーグラトニーも三又の槍「アトランチス」を構える。

 

リオ「来なよ。望み通り、本気で相手するよ」

 

ぐら「やってやる!」

 

 

 

Aブロック

マクキ・リス

VS

トレーズ・宮首里(くしゅり)

 

2機の白い機体が高速でぶつかり合う。その度に青い軌跡は走り、サイバー空間に火花が散る。

 

マクキ「まさか初戦から貴方と当たるとは思いませんでしたよ。宮首里学園長」

 

トレーズ「それは私のセリフだよ、リス理事長殿」

 

『ガンダムバエル』

「マクギリス・ファリド」のリ・イマジ「マクキ・リス」の使用機体。外見は原形機から大きく変更はされておらず、ボディに青いラインが増えた程度。スラスターはGE製の強化スラスターに変更しているので、原形機と比較すると各種ステータスはアップしている。

 

『トールギスⅢ』

「トレーズ・クシュリナーダ」のリ・イマジ「トレーズ・宮首里」の使用機体。RGの原形機をブラッシュアップしただけで、大きなカスタムは施されていないが、『MGトールギスⅡEW』のヒートサーベルを1/144サイズでスクラッチして再現した武装を装備している。

 

トレーズ「昨年度の全国大会出場高校の学園長と相まみえるとは、奇妙なものだな」

 

マクキ「まったくだ。だが、僥倖でもある。今年はそちらに阻まれて大会に出られなかったからな。部員達の無念を晴らさせてもう」

 

トレーズ「残念ながらそうはいかない。私も部員達の無念を晴らす為に、ガンダリウムキラーに挑まねばならぬのでな」

 

それぞれバエルソードとヒートサーベルを構えると、スラスターを全開にする。

 

マクキ「阿頼耶識」

 

トレーズ「ゼロシステム」

 

互いにスキルを発動し、戦いが始まった。

 

 

 

さて、ここまで各ブロックの戦いを見てきたが、彼らの戦いの結果は後書きの戦績に掲載させてもらうとして、今回のメインバトルを見てみよう。

 

Bブロック第十七試合

星街すいせい

VS

流星実

 

ひまわり「GWDWCBブロック第十七試合!実況は引き続き、佐々木ひまわりと」

 

葛葉「解説の葛葉でお送りしま~す」

 

ひまわり「さて、続いて試合は~、彗星の如く現れたスターの原石!ホロライブの歌姫!青い彗星、星街すいせいーーーッ!」

 

『うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!』

 

『すいちゃああああああああああんッ!!』

 

ひまわり「対するは~、流星の如く現れた武士道の化身!名誉星詠みにして星詠みの中の星詠み!ユニオンの青い流星、流星実ーーーッ!」

 

『ウオォォォォォォォォォォォォォォォッ!!』

 

『りゅ・う・せいッ!!りゅ・う・せいッ!!』

 

修羅「師匠ーッ!頑張ってくださーいッ!」

 

大歓声に混ざってユニオン大附高校ガンプラ部のメンバーの声援も聞こえる。

 

ひまわり「さて葛葉さん、今回の試合はどっちが勝つと思いますか?」

 

葛葉「そっすねぇ…ぶっちゃけ、どっちが勝ってもおかしくはない」

 

ひまわり「というと?」

 

葛葉「すいせいさんも、流星もスピードを活かした電撃戦が得意だろ?それに加えて非常に好戦的、『制約が無ければ1ヶ月以内のガンダリウム入りは確実』と言われている分、流星の方に軍配が上がるかな…ほんと僅かだけど」

 

葛葉の言う「制約」とは、実が自分自身に科した物だ。「全てのガンダリウムランカーを倒すまで、ガンダリウム入りしない」という制約を掛けているのだ。実に限らず、このような枷を付けているバトラーは、上位ランカーの中には一定数いる。

 

ひまわり「そういえば、葛葉は前に流星選手と戦っとったよね?そん時はどうだったん?」

 

葛葉「手強かったよ。体感だけど、やしきずとほぼ同等って感じだったな。しかも、すいせいさんが絡むと異常に強くなるから、盤外戦術使わなかったら危なかったな」

 

ひまわり「あ~…」

 

葛葉と実のバトルとその結末については、本家『ホロライブビルドライバーズ第134話~第136話』をご覧いただくとして、嫌な事を思い出したらしい筐体前で待機している実はギロッと解説席を睨みつける。まるで古の武神を宿したような視線は、強烈な圧を放っている。

 

ひまわり「ひぇっ!?葛葉、お前相当恨まれとるで?」

 

葛葉「……すいせいさんには是非とも勝って欲しいっすね~」

 

 

実「奴の機体に特注の十字架剣を突き立ててやる…!」

 

すいせい「今日日十字架が怖い吸血鬼なんてまずいないと思うけどね」

 

「よろしいですかな?では、使う機体の提示をお願いします」

 

実「俺は『モノノフクアンタ』で行く」

 

『モノノフクアンタ』

『HGダブルオークアンタ』をベースに実が作製したガンプラ。特徴的なシールドをオミットし、非対称な肩を右肩と同じ物にして対称にし、クロスボーンガンダムのABCマントを侍の着物のように羽織っている。武装は右腰に装備された2本の刀『GNマサムネ』『GNムラマサ』のみ。どちらもGN兵器でありながら鞘に納められており、基本的にはマサムネしか使わない。ムラマサの方にはロックが掛けられており、スキルを使用することでロックが外れて使えるようになる。

『モノノフ』は『武士(もののふ)』から。

〇スキル「妖刀―乱斬無」

通常のトランザムと異なり、GN粒子の濃度が最低になるよう設定しているので、300秒という非常に長い時間使用できる。機体のステータス上昇は10%と微量だが、機体の性質により時間経過に応じて上昇値は増加していく。

 

すいせい「すいちゃんは『アメイジングクアンタ ソワレ』を使うね」

 

『アメイジングクアンタ ソワレ』

「メイジン・カワグチがアメイジングクアンタを組んだらこうなるだろう」という想定で組まれた、すいせい用にカスタマイズされたアメイジングクアンタ。黒や青など暗めの青系で塗装されている。

『ソワレ』は夜公演、イブニングドレスの意で、すいせいのオリ曲からきている。

エクシアリペアⅣの武装をスクラッチした『GNガンソード』『GNカタナ』、グレイズアインのアックスにクリアパーツを装着した『GNバトルアックス』、エコーズジェガン(コンロイ機)のナイフをベースにスクラッチした『GNバトルナイフ』、メイド衣装が持っているバルディッシュを元ネタにスクラッチした『GNバルディッシュ』を装備する。

またベースはクアンタだが、モチーフはエクシアリペアⅣで右腕の装甲を外したことで瞬間トランザムも再現に成功している。

〇スキル「モーメント・トランザム」

装甲のない右腕だけを1秒間トランザムさせる。これにより右手に持った武器の攻撃力を500%上昇させる。時間は5秒まで延長できるが、1秒につき上昇値は100%ずつ減少する。

 

実「なんと!?俺の作った機体で俺と戦うというのですか?変更された方がよろしいのでは?」

 

すいせい「いいや、これで行くよ。すいちゃんの持ってる中で、実君のクアンタに対抗できるのはこの子しかないからね」

 

実「…分かりました。しかし、推しと言えど、勝負である以上手は一切抜きません。勝たせていただく!」

 

すいせい「それはこっちのセリフってね!」

 

 

「両者互いにガンプラをセット!」

 

すいせい・実「「セット、オンッ!」」

 

「これより双方の合意のもと、決闘を執り行う。決闘方法は1対1の個人戦、勝敗は敵機を撃墜することで決するものとする。両者、向顔」

 

すいせい「勝敗はガンプラの性能のみで決まらず」

 

実「バトラーの技のみで決まらず」

 

すいせい・実「「ただ、結果のみが真実」」

 

決心(フィックス)開放(リリース)!」

 

Game Mode:1on1

Field:Standard

PlayerA:Hoshimachi Suisei

PlayerB:Ryusei Minoru

 

―GAME START!―

 

審判の宣言が終わると同時に、ソワレがGNカタナを、モノノフがGNマサムネを引き抜いて斬りかかる。

 

実(ソワレの長所は豊富な武装にあるが、それが弱点でもある。すいちゃんもそれを理解しているはずだ。だから…)

 

実「早々に仕留める!流星流決刀術巻ノ三『新星街(しんせかい)』!」

 

モノノフの斬撃がソワレの胴を狙うも、カタナで受け流す。

 

実「流星流決刀術巻ノ二『天球跨ぎ』!」

 

その隙を逃さず、ソワレを飛び越えるようにして跳躍すると肩と胴体の僅かな隙間へ向けてマサムネを振るう。

 

すいせい「っ!」

 

咄嗟に取り出したGNバトルアックスで攻撃を防ぐが、反動で落としてしまう。すいせいは次の攻撃に備えてGNバルディッシュを取り出す。

 

実「流星流決刀術巻ノ四『幽霊(ゴースト)』!」

 

マサムネを鞘に納め、即座に抜刀すると、バルディッシュが弾き飛ばされてソワレのボディに傷が出来る。

 

すいせい(い、今の一瞬で2回斬った!?)

 

流星流決刀術巻ノ四『幽霊(ゴースト)』は抜刀時に1回、返す太刀で2回斬る技だ。斬撃の速度が速く、並みの相手は一太刀で2回斬られたように見える為、幽霊に斬られたと錯覚することからこの名前となった。

 

すいせい「こんのっ!」

 

実「流星流決刀術巻ノ二十三『道連れ』!」

 

モノノフは左の首筋にGNバトルナイフを突き立てられるが、ソワレの脇腹を一閃する。これは相手の攻撃を受けつつ、相手が逃げられない距離で叩き込む諸刃の技だ。

 

ソワレはナイフから手を放し、距離を取る。モノノフはナイフを引き抜いて放り捨てると、再びマサムネを構えた。

 

実「思いの外粘るな」

 

すいせい「いや~、やるねぇ。こっちの得物、あと2本になっちゃったよ」

 

実「…」

 

すいせい「トランザムは使わないの?」

 

実「貴女の考えは分かってます。俺がトランザムを使って斬り込んだ所で、モーメント・トランザムで討ち取る算段でしょう?」

 

すいせい「流石に分かるか」

 

ソワレの強みは豊富な近接武器ではあるが、それが重りとなってスピードにデバフが掛かっている。故に実は、武装が足枷になっている内にソワレを撃破したかった。

 

それなら何故、さっさとスキルを使わなかったのか?スキル「(あやかし)刀―乱斬無(トランザム)」は、その性質上、真価を発揮するには限界時間ギリギリまで待たなければならない。そうなると、すいせいは、モノノフが強化される前にスキル「モーメント・トランザム」で勝負を決めに来るだろう。

 

逆にすいせいも武装を投棄してモーメント・トランザムを使うタイミングはいくらでもあったが、GWDWCという大舞台でそんな野暮な事をする気は毛頭なかった。

 

互いに駆け引きをした結果、実は「トランザムは使わない」、すいせいは「実がトランザムを使うまでトランザムを使わない」という結論に達した。

 

すいせい「とはいえ、このままじゃ勝てないよね。よし、やるか!」

 

ソワレはカタナの切っ先を地面に接触させる。

 

実「あの構え…まさか!?」

 

すいせいはニヤリと笑みを見せ

 

すいせい「流星流決刀術巻ノ十九『灼熱純情』!」

 

カタナを振り上げると、地面からGN粒子の奔流がマグマのように噴き出す。実は機体を連続でバク転させて回避するが、奔流の向こう側からソワレが姿を現す。

 

すいせい「流星流決刀術巻ノ七『3(スリー):12(トゥエルブ)』!」

 

時計の3時12分を描くように斬る。機体を跳躍させて回避するが、実はすぐに自分のミスに気付いた。

 

すいせい「流星流決刀術巻ノ二十一!」

 

実「流星流決刀術巻ノ二十一!」

 

すいせい・実「「『空割零(ソワレ)』!!」」

 

ソワレが対空斬撃を放ち、モノノフも同じ技を使って相殺する。

 

実「流星流決刀術巻ノ十!」

 

すいせい「流星流決刀術巻ノ十!」

 

すいせい・実「「『数輝羅(ステラー) 数輝羅(ステラー)』!!」」

 

GN粒子を収束させ、煌めきを纏った刀身同士がぶつかり合う。小爆発が起こり、互いに吹っ飛ばされた。

 

実「ぐぅぅぅ!な、なんて人だ!教えてもいないのに、俺の技をここまで使いこなすとは!一体どうやって?」

 

すいせい「実君と戦うとなると、やっぱ流星流決刀術は厄介だからね。目には目を、歯には歯を、流星流決刀術には流星流決刀術をってことで、リプレイを見て模倣(まね)させてもらったよ」

 

実「リプレイを見た程度で、このレベルに持っていくことは出来ませんよ。相当鍛錬を積んだんしょう」

 

すいせい「ま、付け焼き刃なのは間違いないけどね。さぁ、このままどっちかが倒れるまでやろうか!」

 

実「それもまた一興。しかし、貴女は流星流決刀術の神髄をまだ知らない」

 

すいせい「神髄?」

 

実「模倣(コピー)とはいえ、自分の技を推しに使って貰えたというのは、嬉しいを通り越して狂喜の極み。なので、お見せしよう。流星流決刀術の神髄を!」

 

そう言い終えると、モノノフは鞘に残っている2本目の刀『妖刀GNムラマサ』に手をかける。本来ムラマサはスキルを使用しない限り、ロックが掛かっているので、引き抜くことは出来ない。

 

実「ぐ、く、ぬおおおおおッ!」

 

バキン!

 

にも拘らず、実は渾身の力でレバーを押し込み、ロックを破壊してムラマサを引き抜いた。

 

リー『実!二刀でやる気か!?動作不良を起こすぞ!?』

 

実「構わん!その前に終わらせる!」

 

サポーターのリーの警告に構うことなくマサムネとムラマサを構える。

 

GNムラマサをスキルの「妖刀―乱斬無」なしで使用すると、必ず機体が動作不良を起こしていた。その為、スキルを発動しないと外れないロックを掛けていたのだ。

 

すいせい(流星流決刀術の神髄…確かに二刀流で技を使ったことはなかった。一体何をするつもりだ?)

 

実「流星流決刀術奥義」

 

マサムネから桃色のGN粒子が桜吹雪の様に舞い散り、ソワレの視界を覆いつくす。そして、桜吹雪の中央をムラマサの切っ先が突き抜けて向かってくる。

 

「『桜星(さくらぼし)』!!」

 

すいせい「っ!」

 

カタナで受け止めることは出来たが、凄まじいまでの反動と衝撃波で大きく吹っ飛ばされる。

 

実「流星流決刀奥義」

 

二刀の刀身が白く光ったかと思うと、Vの字に斬り上げる。

 

「『白剣(しらけん)』!!」

 

カタナの刀身が切断されてしまい、使い物にならなくなってしまった。

 

すいせい「な!?」

 

実「流星流決刀術奥義」

 

間髪入れずに二刀を振るい、紫色の五芒星を描き出す。

 

「『ASTAR(アスター)』!!」

 

防御出来なかったソワレは、斬撃を受けて爆発。辛うじて撃破はされなかったが、大ダメージを受けて膝をつく。

 

すいせい「やっば、耐久値もうないじゃん。これが流星流決刀術の神髄…」

 

実「そう。俺の実家は二刀を扱う流派、そこから俺がこれらの技を編み出し、流星流決刀術が出来たのです。つまり、このスタイルこそが、流星流決刀術の本来の姿。技を模倣しただけの貴女では、今の俺を斬ることは出来ない!」

 

その時、モノノフの機体全体に電流が走り、ギギギギとぎこちなく動き出した。

 

実「チッ!少し黙ってろ!」

 

ムラマサを地面に叩きつけると、正常な状態へ戻る。

 

実「失礼。ムラマサは曰く付きでしてね。スキル無しだとどうしてもこうなってしまうんです」

 

すいせい「なるほどね。となると時間はあまりなさそうだ。スキル、使う?」

 

実「いいえ、ここまで来たらトランザム無しで貴女に勝つ!」

 

すいせい「そうこなくっちゃ!」

 

ソワレは最後に残ったGNガンソードを引っ張り出して正眼に構える。モノノフも奥義の構えを取る。

 

すいせい「流星流決刀術巻ノ一」

 

実「流星流決刀術奥義」

 

2機が同時に動き出す。そして…

 

「『彗星(comet)』!!」

 

「『START/END(スターテンド)』!!」

 

彗星の如き軌跡を残す一閃と始まりと終わりを齎す一閃が交錯する。

 

…………………………

 

…………………

 

…………

 

ガシャン!

 

静寂の後、ソワレの腕が崩壊する。

 

実「………お見事」

 

モノノフの上半身が崩れ落ちた。

 

 

 

―WINNER 星街すいせい―

 

 

 

すいせい「ナイスファイト!」

 

実「すいちゃんもありがとうございました。推しと刃を交えることが出来、光栄でした。二回戦以降も頑張ってください」

 

すいせい「ありがとう。そうだ。今度さ、流星流決刀術を教えてよ。今度は模倣じゃなくて、ちゃんとモノにしてみせるからさ」

 

実「っ!なんという、勿体ない言葉!謹んで、お受けします!」

 

 

 

オマケ

―WINNER Gawr_Gura―

 

リオ「いや~負けちゃった。結構自信あったんだけどなぁ」

 

ぐら「あ、あのさ」

 

リオ「ん?」

 

ぐら「なんか、ごめん。会社の経営ヤバイのに…」

 

リオ「…なんの話だ?」

 

ぐら「え?だって、会社の未来のためって」

 

リオ「あぁ、ウチ警備会社でさ。まだ出来たばかりだから、優勝して賞金を資金にしようと思ってね。それにこの規模の大会で優勝すれば、箔が付くし」

 

ぐら「…は?」

 

リオ「ま、負けちゃったらしょうがない。この後も頑張ってね。じゃあ!」

 

ぐら「……紛らわしいんだよッ!!」

 

*1
本家「ホロライブビルドライバーズ第5話『私達が、ガンダムだ!』」参照




―戦績―
Aブロック
走道ガロウ○
トレーズ・宮首里○
マクキ・リス●

Bブロック
オルフ・タムラ○
雪花雪奈●
乃原あさし〇
流星実●
薄田リオ●

Cブロック
シア・アズナ〇
華時リンク―
安室レイラ―
ニンバス・シュターデン●

Dブロック
飛鳥新〇
明日香蘭〇
響大和―
グウェル・J・ターク●

〇グウェル・J・ターク
「グエル・ジェターク」のリ・イマジ。とある企業の御曹司だったが、GCPDへ入る為に勉強しながら、バトルの腕を磨いている。

〇薄田リオ
「ウィスタリオ・アファム」のリ・イマジ。警備会社を経営している社長。外見はかなり若いが、20代未満らしい。声で勘違いされるが男性である。

〇マクキ・リス
「マクギリス・ファリド」のリ・イマジ。聖バエル学園の理事長。ホロライブIDのアユンダ・リスとは親戚だが、マクキ自身は人間。

〇トレーズ・宮首里
「トレーズ・クシュリナーダ」のリ・イマジ。小豆学園の学園長で、ガンプラ部の顧問。生徒や教師、用務員に至るまで学園関係者の名前を全て覚えている。

〇ニンバス・シュターデン
「ニムバス・シュターゼン」のリ・イマジ。時音市を中心に活動しており、『時音の騎士』の二つ名を持っている。シアには一目置いている。

ぐらの活躍が予告の割に特になくて申し訳ない。流星流決刀術の奥義名はすいちゃんのユニット名が元になってます。
次回で一旦区切ると思います。その後は本家様の動向を確認しながら、3章へ入っていきたいと思います。


大和の対戦相手となったのは、痴女もとい無呪羅のラスト

執拗な攻撃に徐々に追い込まれていく大和の前に彼が姿を現す

自分が何者なのかを理解した大和は、遂に覚醒を果たす

次回『GWDWC1回戦 ラストvs大和』
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