【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ with リ・イマジネーションズ 作:波音四季
新ステージの構想を練ったんだけど、誰にやってもらおうかな?ウェン率いる「PHANTOM PAIN」から3人+ライバーズかぶいすぽから3人を考えてる。
さて今回は、幕章最終話。正直、幕章最後のバトルがあさしvsスロウスのアレでいいのか?と思っていたから、新vsそらを最後に出来て良かったと思ってる。改めてこの機会をくださった神楽様に感謝を。
そらの控室
結城明日奈に勝利し、準決勝を控えたそらは、アズキと共に新のリプレイを確認していた。
そら「にして、あの登場はびっくりしたねぇ」
アズキ「うん。天井を破ってドラゴンに乗って登場って情報量が多すぎるよ」
アズキ「それよりそらちゃん、改めて新君の機体の確認をしておこうか」
そら「うん。お願いするね、あずきち」
タブレットに映し出されたのは、新がホロライトシティで最初に使ったガンプラ。
アズキ「『デスティニーガンダム オーバーロード』。GWDWCでも蘭ちゃんとのバトルで使われたね」
そら「遠中近の全部に対応したオールラウンダーな機体。スキルとも合わさってバランスのいいカスタムがされてるね」
アズキ「一昨年の全国大会でも、この機体で大和君を破ってチームを優勝に導いてる。今回は使ってこないだろうけど、新君が一番長く使った機体だから、その時のテクニックを活かしてくると思う。しっかり目に焼き付けておいて」
次に映し出されたのは『デスティニーガンダムSpecⅡ』だが、HGに比べより細かなデティールが施されている。
アズキ「次はRGの『デスティニーガンダムSpecⅡ』。Яにやられた優ちゃんと真理愛ちゃんの敵討ちの為に作られた機体だね。結局Яの撃破は出来なかったけど、再生速度を上回るスピードで攻撃し続けたことで、撃破の糸口を作ることが出来た。これも使ってこないだろうけど、オーバーロードと比べてシンプルな分、かなり使いやすくなってる。その経験が次の機体に繋がってるから、意外と侮れないよ」
最後に映し出されたのは、青を基調としたデスティニーガンダム。
アズキ「『フェイトデスティニーガンダム』。GWDWCと全国大会で使われている新君の現在のメイン機体だね。ここまでの戦いを鑑みると、この機体を使ってくる可能性が一番高いから、より詳しく説明するね」
そら「お願い」
『フェイトデスティニーガンダム』
『デスティニーガンダム』『ガンダムダブルオースカイ』を組み合わせ、そこに『シャイニングガンダム』等の要素を取り込んでいる。最大の特徴はGE製折り畳み式ウェポンバインダーに仕込まれた12本の聖剣ドラグーンである。その他武装は、デスティニーの物に加え、レールライフルを装備。必殺技はスキル発動で解禁される「デスティニーフィンガー・フェイトエンド」である。
『フェイト』は『Fate』で『デスティニー(Destiny)』と同じく『運命』という意味。
アズキ「まず、基本的な武装は変わってないよ。ビームライフル、ビームシールド、機動防盾、肩のフラッシュエッジは肘に移動、ビーム砲はオミットされたけど、その分新設されたGE製折り畳み式ウェポンバインダーが目を引くね」
そら「アロンダイトもウェポンバインダーの間に装備されてる」
アズキ「このアロンダイトも特に変化はないよ。一番大きなカスタムは、やっぱりこの12本の聖剣ドラグーン。ドラグーン―というよりファングみたいに使うことが主だけど、手に持つことで、固有の効果が発動するようになってるの」
○カリバーン・エクスカリバーン
スキル発動中のみ自機の防御力が上昇
○ガラティーン
太陽があるフィールドでのみ、攻撃力が上昇
○クラレント
ボス機体及びリーダー機への攻撃力が上昇
○アスカロン
空中にいる敵への攻撃力が上昇
○バルムンク
地上にいる敵への攻撃力が上昇
○クラウソラス
聖剣ドラグーンに炎属性を付与する
○アルマス
2体以上の敵との戦闘時、攻撃力が上昇
○ジョワユーズ
敵機の特殊防御を無視する
○オートクレール
アロンダイトの攻撃力をアップし、破壊耐性を付与する
○デュランダル
MAへの攻撃力が大幅に上昇
アズキ「警戒すべきなのは、まずガラティーン、それから空中戦主体のタキオンスカイに特効があるアスカロン、火炎ダメージを受けるようになるクラウソラスも厄介だね。全部叩き折る心づもりで言った方がいいかもしれない」
そら「簡単に言うなぁ~」
アズキ「じゃあ次は追加武装について。初めて披露したのは、キョウヤさんとのバトルだよ」
続いて映し出されたのは、異なる3つの武装を装備したフェイトデスティニー。
『聖弓、弦奏…!』
―Failnaught Active Mod.Archer―
聖弓『フェイルノート』
ダインスレイヴをカスタムして作製した武装。本来左腕ごと換装する武装であるが、改造によって右腕に装着出来るようになっている。発射口に電磁レールユニットを増設し、弾速をさらに上昇。弾頭にビームコーティングを施すことでビームバリアの突破力を高めている。
『フェイルノート(Failnaught)』』とは騎士トリスタンが所持していた竪琴と弓が一体化した武器。
アズキ「フェイルノートの一撃はハイペリオンの光波シールドやPS装甲を簡単に貫通するけど、1発撃ち切りな上、手動でリロードしないといけないから隙が大きい。その隙が攻撃のチャンスだよ」
『聖槍、抜錨!』
―Rhongomyniad Active Mod.Lancer―
聖槍『ロンゴミニアド』
『バーサルナイトガンダム』の電磁スピアを改造した新武装。持ち手の部分を改造し、右手あるいは左手に装着する形になっている。これにより、パルマフィオキーナとビームシールドに送られるエネルギーを直接流し込むことが出来、聖槍の攻撃力を高めることが出来る。
『ロンゴミニアド』はアーサー王が所有していた聖槍であり、あのロンギヌスの槍と同一の存在とも言われている。息子のモードレッドを討った時にしか使用していないので、知名度はそこまで高くない。
アズキ「ロンゴミニアドもフェイルノート同様、特殊防御に対する高い貫通力を持ってる。四回戦では、ロンゴミニアドの中にデスティニーフィンガーを隠すっていう搦め手を使ってきたから、ただの槍と考えると危ないから気を付けて」
―Avalon Active Mod.Saber―
聖翼『アヴァロン』
『プラウドディフェンダー』をカスタムしたフェイト専用の新武装。フツノミタマをオミットし、ヘリオスのサテライトキャノンを装備。この武装を装備したフェイトは、『アルトリアフェイトデスティニーガンダム』となり、全ステータスが強化され、スキル発動でより強力な攻撃を行うことが出来る。
『アヴァロン』はアーサー王が傷を癒すために眠りについた地である。
アズキ「最後にアヴァロンだけど、これについての情報があまりないからハッキリといえることがあまりないの。確かなのは、この翼を装備するとマイティストライクフリーダムみたいに性能が強化されて、スキルも変化するって事」
『アルトリアフェイトデスティニーガンダム』
フェイトデスティニーガンダムに聖翼「アヴァロン」を装備した姿。マイティストライクフリーダムに位置づけされる機体。サテライトキャノンを装備しているが、マイクロウェーブ受信機が無い為、最大火力で撃つことは出来ない。聖剣を収納するウェポンラックバインダーがないので、装備前に展開しておく必要がある。また、DUPE粒子を散布することも出来ないので、スキルを使うのであれば予め光の翼を使って散布しておかなければならない。制約は多いが、それに見合う性能が約束されており、最大限まで引き出せれば如何なる相手にも勝利することが出来るだろう。
「アルトリア」とは「アーサー王」の事である。伝承上のアーサー王は男性であり、正式名称は「アルトリウス・ペンドラゴン」なのだが、船や車などの乗り物には女性名詞が使われると新が聞いた為、機体名も女性を表す「アルトリア」となっている。
そら「四回戦を見て思ったんだけど、この翼にはデスティニーの翼みたいな機能はないんじゃないかな?」
アズキ「どうして?」
そら「換装する前に長い時間フィールドを飛び回ってる。これはDUPE粒子を散布する為だと思う。その後、アヴァロンで粒子を収束して分身を作ってるから、アヴァロン自体には、強力な武装はないと思う」
アズキ「確かに、サテライトキャノンもあるけど、ガンダムXと違って最大火力は出せないし、聖剣ドラグーンのバインダーもないしね。次にスキルの解説をしようか」
〇スキル「運命の円卓」
ガンプラのエネルギーの流れを加速させ、機体スペックを極限まで高める。使用可能時間は1回の出撃につき60秒まで。
アズキ「フェイトデスティニーの基本スキル。このスキルを発動した状態で放つ必殺技が『デスティニーフィンガー・フェイトエンド』。零距離で高エネルギーの掌底波を叩き込む強力な攻撃だよ」
そら「そして、アヴァロンを装備すると…」
○スキル「ARTORIA SYSTEM」
フィールド内のDUPE粒子をアヴァロンで収束させ、質量を持った分身体を12体創り出す。分身に攻撃能力は無いが、聖剣ドラグーンとリンクさせることで、自由に動かすことが出来る。
分身体には識別の為に円卓の騎士達の名が付けられている。
アズキ「これがフェイトデスティニーの中でも一番厄介でね、分身体を円卓の騎士に見立てて、ビットMSの様に攻撃させることが出来る強力なスキルだよ」
そら「これ、チャンプはよく捌けたよね」
アズキ「実際、この12体の分身をどう捌くかが勝利のカギになると思う。それに、この一週間でさらに強化されてる可能性もあるから…」
そら「うん、分かってる。油断も慢心もしない。どんな相手であれ、必ず勝ってみせるよ」
その頃
メリュジーヌ「飛鳥新、私メリュジーヌは、あなたに
『ええええええええええええッ!?!?!?』
新「彼女とかそういうのをすっ飛ばして」
ソフィア「いきなり番だなんて」
リオナ「そもそもアナタは何処の
メリュジーヌ「私はメリュジーヌ。妖精国アヴァロン・ル・フェにおいて最強の妖精騎士と言われている竜だよ」
ぽぷら「竜?じゃあ、アナタが新君を送り届けてくれた?」
メリュジーヌ「そうだよ。これからよろしくね」
新「待て待て待てぇ!お前そんな素振り見せなかったじゃないか!」
メリュジーヌ「…?大分見せてたと思うよ?背中に乗せてあげたり、呼ばれたら飛んで行ったり、手の甲にキスだってしたし」
新「わ、分かりづれぇ…。ていうか、手の甲にキスって?」
怜「手の甲のへのキスは、主に『敬愛』『尊敬』そして『真剣な愛』という意味が込められている」
美明「さ、さすが騎士。愛情表現まで騎士道精神満載ね」
新「でもいきなり番って……ちょっと待て、メリュお前何歳だ?」
メリュジーヌ「うん?13歳だけど?」
『アウトオオオオオ!!!』
一夫多妻制にこそなったが結婚年齢が変わったわけではない。優と同い年のメリュが新と番になるには、あと3年の月日が必要だったのだ。
新の控室
新「でもさ、突然番になってくれだなんて、ビックリするよな?」
怜「竜人族じゃよくある話らしい。彼女に限らず、竜や不死鳥のような、所謂幻想種が基になっている人種は、人で言うところのお付き合いの期間をすっ飛ばしていきなり婚姻を結ぶことが多い。あの桐生ココも玲二さんに子作りしてくれと迫ったらしい*3」
新「そう考えると、メリュはまだマシなのか?」
件のメリュジーヌは、新の彼女達と優、真理愛と一緒にお話しする為にカフェに連れられて行った。
怜「その話は一旦置いておいて、今は準決勝の対策だ」
新「分かってる。次は、そらさんか。共闘したことはあったけど、対面で戦うのは初めてだな」
『タキオンスカイフリーダムガンダム』
『機動戦士ガンダムSEED』シリーズに登場する各フリーダムのパーツを選別しくみ上げたそらの専用機。ディフェンダー、ドラグーン、バラエーナを組み合わせたバックパック『タキオンウイング』にはフリーダムの出力と実力を充分以上に発揮出来、フルパワーのハイマットフルバーストはバラエーナ、ドラグーンの他にディスラプターも同時に発射する事が可能である。単純なパワーならGWDWCに参加しているバトラーのガンプラの中で一番といっても過言ではないが、その反面そら専用にチューンナップされている為他のバトラーでは扱いきれない。レイラからも「何をどうしたらこんな機体を思いつくのかが不思議」と言われる程である。
怜「これまでのそらさんの戦いで、タキオンスカイの強さは立証されている。決勝戦を残してはいるが、全力で挑まなければ、勝つことは難しいだろう」
新「そうは言うけど、スキルの対策はどうする?」
○スキル『タキオントランスミグレイション』
バトル中に一度だけ発動出来る。自身と相手の機体状況を任意の時間帯まで戻す事が出来る。これは自分、もしくは相手のみを対象に発動する事も可能。
怜「確かに厄介だ。耐久値を回復するのではなく、機体の時間を巻き戻すから、破損した部位も元に戻る」
新「オルフもそれでやられていた。それまでイーブンで戦ってたとしても、これで一気に逆転されたら勝ち目ないぞ?」
怜「ならば、イーブン以上で戦うしかないな。終始圧倒し続ければ…」
新「……初っ端からアヴァロンで行くか?」
怜「アレはDUPE粒子が散布されてなければ、意味がない。アヴァロンを使うなら、開始数分はダメージを受けず、ダメージを与えすぎない程度に戦うんだ。そして、アヴァロンは絶対に落とされるな」
新「難しいこと言うなよ」
怜「それと、フェイトに関して気になる事がある。見てくれ」
タブレットを覗き込む新。フェイトのスキルが映し出されているが、その中に
○スキル「約束された守護の剣」
これは「勝利を約束する聖剣」にあらず
これは「運命を切り開く聖剣」にあらず
これは「夜を払う太陽の聖剣」にあらず
これは「王を討つ叛逆の邪剣」にあらず
これは「純粋なる守護の聖剣」である
スキル名と効果が塗り潰された部分を見つけた。
怜「妖精国に向かう前には無かったものだ。俺もいま気付いたんだが、何か心当たりは?」
新「……ある」(マーリンの仕業だな)
怜「そうか。玲二さんに見てもらったが、バグではないらしい。だが、どうやってもスキルの詳細を確認できないんだ。」
新「そう言われても、俺にもどうしようもない。セカイとのバトルでは、特に何もなかったし、玲二さんがダメって言わないなら大丈夫だろ」
―お知らせ致します。準決勝出場者、飛鳥新選手、佐々木そら選手、速やかにステージへとお越しくださいませ……―
新「時間か。行ってくる」
怜「新、大丈夫だ。お前ならきっと勝てる」
新「あぁ!俺は負けない、絶対に!」
―GAME START―
光の翼を広げ、ホロライトシティの空を縦横無尽に飛び回るのは、フェイトデスティニーガンダム。タキオンスカイフリーダムはドラグーンと共にフェイトに攻撃を仕掛ける。
そら(やっぱり粒子を散布してる)
新(なんて機体だ!大和先輩のドラグーンの方がまだ分かりやすいぞ!)
フェイトの輝く翼がホロライトシティ上空をDUPE粒子で満たし、昼間にも拘らず、その光はまるで星空のように美しく、戦闘の舞台を照らしている。タキオンスカイフリーダムはそらの巧みなコントロールでフェイトに接近し、ドラグーンを駆使して逃げ道を防ぎつつ、接近戦に持ち込む。
そら「これ以上はやらせないよ!」
新「こっちのセリフだ!」
アロンダイトを引っ張り出してアンビデクストラス・ハルバードと競り合う。大振りのアロンダイトに弾き飛ばされたタキオンスカイは、再びドラグーンを展開し、バラエーナ、クスィフィアスと併せて攻撃する。だが、フェイトはホロライトシティのビル群の谷間を縫うように飛ぶことで射線を限定する。
激しい空中戦は続き、両者の技術と力が拮抗し、戦闘の行方が見えない状態が続く。フェイトとタキオンスカイの戦いは、まさに究極の対決と呼ぶにふさわしいものであり、観衆は息を呑んでその一瞬一瞬を見守っている。
大和「どう思う?」
蘭「……2人とも大人しすぎる」
目の前で繰り広げられているバトルを大人しいと表現する蘭。
蘭「まるでお互いに何かを狙っている様だわ」
大和「スキル?」
オルフ「確かにあの2機にスキルは強力です。しかし、現状でタキオンスカイのスキルは、あまり効果がないのでは?」
蘭「時間を巻き戻すスキル。確かにダメージをほぼ負ってないタキオンスカイでは、意味がない。でも…」
蘭が気になっているのは、タキオンスカイのスキルの説明文の一節「これは自分、もしくは
蘭(一見デメリットにしかならないような効果だけど、フェイトの真の力を知っているなら)
新「頃合いだな!来い!アヴァロン!」
そら「っ!」
フィールドに聖翼「アヴァロン」が召喚されフェイトに向かう。そらはアヴァロンを狙うが聖剣ドラグーンに阻まれる。フェイトのバックパックがパージされ、アヴァロンが接続される。
―Avalon Activ「スキル!」―Tachyon Transmigration―
新「なっ!?」
明らかにおかしいタイミングでタキオンスカイがスキルを使用する。直後、フェイトの時間が、アヴァロンが召喚された直後まで巻き戻る。
新「あ、アヴァロンが!?」
新はここで初めて、タキオンスカイのスキルが何故敵も対象に取れるのか理解した。強力な武装を装備したとしても、その前の状態に戻して装備する前に破壊してしまえばいい。つまり、そらの狙いは…。
そら「換装前に撃ち落とす!」
ディスラプターを含む全ての武装を開放し、アヴァロンに一点集中させる。
新「やめろおおおおお!!」
守らねば!
フェイトはタキオンスカイの射線上に割って入るが、防御不能のディスラプターを防ぐ手段はない。
護らねば!
そらは、新の思いがけない行動に一瞬面くらったが、躊躇うことなくトリガーに指を掛ける。
守護らねば!
多くの者が「バカなことを」と思った。
だが、信じて疑わない者達もいた。
「アイツなら」「アラタなら」「新君なら」「あー君なら」「新なら」「新くんなら」「彼なら」
絶対に負けない!!
その時、フェイトの手の中に光が収束していく、一振りの剣となる。
新「これは…!」
そして、今まで黒塗りで隠されていたスキルが映し出される。
○スキル「約束された守護の剣」
これは「勝利を約束する聖剣」にあらず
これは「運命を切り開く聖剣」にあらず
これは「夜を払う太陽の聖剣」にあらず
これは「王を討つ叛逆の邪剣」にあらず
これは「純粋なる守護の聖剣」である
それは、新が優の夢の中で振るった守る為の剣。彼の守るという想いにのみ応える聖剣。
そらがトリガーを引き、全ての武装が火を吹く。実弾が、ビームがフェイトに迫る。
新「……」
新は聖剣を高々と掲げる。
新「
振り下ろされた聖剣から放たれた光は、実弾を、ビームを消滅させ、防御不能なはずのディスラプターの一撃までも消し去り、フィールドを光の柱で包み込んだ。
そら「い、今のは……」
そらは完全に動揺していた。フルバーストが防がれたからというのもあるが、フェイトが放った光から僅かであるが、神羅の力を感じ取っていたからだ。
新「今だ!」
フェイトは再びバックパックをパージし、アヴァロンを接続する。
―Avalon Active Mod.Saber―
そら「しまった!」
―ARTORIA SYSTEM―
アヴァロンを接続し、アルトリアフェイトデスティニーガンダムとなり、スキルを発動する。戦場に散らばっていたDUPE粒子が収束し、12体の様々な色のフェイトの分身体が出現した。
新「行くぞ皆!
―
そら「っ!まだ!負けない!私は1人じゃないから!」
フィールドにスカイフリーダムのウイングにスタービルドストライクのプラフスキーウイングをミキシングさせたバックパック「ホロライブパック」が出現し、タキオンスカイのバックパックと換装する。
『ホロライブタキオンスカイフリーダムガンダム』
そらがトール戦でスタースタートフリーダムに使用したバックパックをタキオンスカイに装備した姿。
―
超高速でアルトリアフェイトに迫るホロライブタキオン。刃が届く直前、
共に行きましょう!我が王の名を持つ戦士よ!
何処からか声が聞こえてくる。ただの幻聴かもしれない。でも
新「行こう、ガウェイン!」
アルトリアフェイトのエクスカリバーとガウェインのガラティーン。二振りの聖剣を上空に放り投げる。太陽の光を浴びた聖剣は灼熱の炎を纏って再び2体の手に収まる。
そら「みこち!力を貸して!」
「「エリートマグマダイブッ!!」」
「「エスカリバー・ガラティーンッ!!」」
ミサイルポッドから噴き出すマグマ。だが、如何に高熱のマグマでも、灼熱の太陽には敵わない。マグマごとミサイルポッドが蒸発する。
そら「なら!ロボち!」
次は左腕に装備されたガントレットを展開すると巨大なエネルギーの拳となる。
友よ、今こそ聖槍の出番です!
新「ロンゴミニアド!」
エクスカリバーを投げ、右腕にロンゴミニアドを装備する。
「「ハイパフォーマンスアームッ!!」」
「「ロンギヌス・カウントゼロッ!!」」
2本の聖槍と拳がぶつかり合う。ホロライブタキオンのガントレットが砕け散るが、ロンゴミニアドとデュランダルも塵となって消える。
その隙を逃さず、アルトリアフェイトに斬りかかる。
―ガキン!!―
ったくよぉ!父上の名を冠するなら、油断すんじゃねぇよ!!
そら「くっ!あずきち!」
ホロライブタキオンは胴体に取り付けていたテレポーターを使用して背後に回り、ビームサーベルを振り上げる。
アルトリアフェイトはモードレッドが作った僅かなチャンスを不意にせず、カリバーンを手に取る。
「「ゼロゲッサースラッシュッ!!」」
「「クラレント・ブラッドアーサーッ!!」」
赤い雷光を纏うカリバーンとクラレント、ビームサーベルが競り合う。
―ドガアアアアアアアアンッ!!!―
爆発とともにモードレッドが消滅し、クラレントとカリバーンも折れてしまう。ホロライブタキオンも無事ではなく、サーベルを持っていた右腕が吹っ飛ばされる。
そら「すいちゃあああああんッ!!」
最後の武器、ステラーハルバードを取り出し、アルトリアフェイトに向かって突っ込んでいく。
我が王の名を持つ戦士よ!今こそこの剣を!
「「ステラーゼロスラッシュッ!!」」
「「アロンダイト・オーバーロードッ!!」」
ステラーハルバードとアロンダイトが交差し、ホロライブタキオンの左肩に、アルトリアフェイトの右胸を貫く。
新「ま、だ、だああああああああッ!!!」
パルマフィオキーナでステラーハルバードの柄を破壊し、ホロライブタキオンのから距離を取る。
そら「っ!でも、これで!」
ホロライブタキオンは残った力を振り絞ってビームライフルを向ける。すでに他の分身体達はドラグーンと相討ちになっている。もう新を守る円卓の騎士は……。
新「ベディイイイイイイイッ!!!」
残っていた。最後までアーサー王に付き従い、誰よりも王に忠を尽くしていた
王よ、今こそこの聖剣を、貴女に返します
身を挺してアルトリアフェイトを守ったベディヴィエールが消滅する直前、回収していたエクスカリバーを渡す。
新「うおおおおおおおッ!!」
翼を広げ、ホロライブタキオンを真っ直ぐに見据えて、突っ込んでいく。残ったドラグーンとライフルでアルトリアフェイトの装甲を削り取っていくが、彼らが止まる事はない。
「エクスカリバアアアアアアアッ!!!」
―ズバアァァァァァァッ!!―
最後の聖剣はホロライブタキオンの胸部を貫いた。
そら「……あぁ……負けちゃった……」
―ドゴオォォォォォォォォォォォォォォォォオンッ!!―
大爆発と巨大な火球がアルトリアフェイトとホロライトシティを包み込む。
戦いの行方を見ていた人々は、爆煙が晴れるのを固唾をのんで見守る。
そこにいたのは、頭部を失い、右半身が黒焦げになり、翼がボロボロになってなお浮遊しているアルトリアフェイトデスティニーガンダムであった。
―WINNER Asuka Arata―
『ウオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!』
筐体を出た新は大歓声に包まれた。
「最高だったぞ!」
「そらちゃんもよく頑張った!」
「円卓の騎士と一緒に戦う姿!まるでアーサー王みたいだ!」
「おお!まさしく騎士王だ!」
「騎・士・王!騎・士・王!」
新「ハァ、ハァ、やったぜ…」
そら「新君、おめでとう」
そらが新に右手を差し出す。
新「ありがとう、ございます!」
その手を握り互いの健闘を称え合う。
「アラタ~ッ!」
新が振り返ると同時にテラに抱き着かれる。さらにぽぷら、リオナと他の彼女達も続く。
新「お前等落ち着け!まだ準決勝だぞ!?」
もみくちゃにされる新を尻目に、そらはステージを降りて通路に入る。そこでは、0期生の4人が待っていた。
そら「皆、ごめんね。折角力を貸してくれたのに、私……」
アズキ「謝らないで?そらちゃんは頑張った。本当に、よく、頑張ったね」
震える声でそらを抱きしめるアズキ。その言葉に、そらも抑えていた感情が溢れ出した。他の3人もそらを抱きしめ、彼女のここまでの頑張りを称えた。
オマケ
準決勝開始前 カフェテラス
新の彼女達とソフィア、メリュジーヌ、優、真理愛がお話ししていた。メリュジーヌはいつの間にか鎧姿から私服に着替えている。
優「ねぇねぇ、ソフィアさんはお兄ちゃんにどこに惚れたの?」
ソフィア「え?そ、そうだね…、まず何事にも一生懸命だよね。今回も優ちゃんを助けるために頑張ってたし。戦う姿もカッコイイし、約束は絶対守ってくれるって安心感があるし、それに」
優「それに?」
ソフィア「私の事、面と向かって必要だった言ってくれたのが嬉しくて、それで、その、好きになっちゃった///」
彼女達(分かる!!)
優「めっちゃ分かる~!メリュちゃんも同じ?」
メリュ「ちょっと違うかな。妖精国で新と戦った時、私はこう思った。『なんて無謀な人間なんだ』って。だって、最強の騎士と分かっていて挑むなんて、無謀以外の何物でもないでしょ?人によっては勇気があるとか綺麗事言うけど、私、そういうの好きじゃないの。でも、新は違った。彼は妹の為に私に挑んで、大切なモノ全てを守るという強い想いで私のランスロットを打ち破った。それに、私がここに落ちてきて攻撃されそうになった時、彼は私の前に立って両手を広げて守ってくれた。私は、そんな彼の他者を労わる優しさに惹かれたの」
顔を綻ばせながら語るメリュジーヌに新の彼女達は
彼女達(この子……話が分かる!)
と、既にメリュジーヌの事も彼女として認めていた。
真理愛「分かるわ。思えば、新ってどんな事にも一生懸命で、約束破った事なんか1回もないし、危ない目に合ってる子がいたらいの一番に飛び出して助けてあげてたし、仲間が馬鹿にされるのが1番許せなくて、猪突猛進なところもあるけど、そこがアイツの魅力でもあるのよねぇ~」
全員(……ん?)
淡々とだが、長々と語る真理愛に全員が(あ、この子も新が好きなんだ)と察した。
その後、準決勝が始まるまで女子トークに花を咲かせるのであった
メリュジーヌ
『Fate/Grand Order』に登場するサーヴァント。
ビルドライバーズ世界では、『妖精騎士ランスロット』の称号を持つ竜人族の少女。13歳にして妖精国、竜人族最強の騎士であり、あの結城明日奈でさえ、彼女に一撃与えるまでに12回の致命傷を与えられるというレベルの戦闘能力を持つ。何故彼女がここまでの戦闘力を持つかについては、またいずれ。
妖精騎士は一定のファンがついているが、彼女の場合特に女性人気が高いが、これは騎士として完璧に振る舞ってきた結果、知らず知らずのうちに多くの女性を落として来たから。要は天然たらし。しかし、彼女自身は「強いモノに立ち向かう勇気ある者」よりも「自分より弱いものを労る優しさを持つ者」が好みであり、その点から新はタイプとのこと。
○飛鳥新
「シン・アスカ」のリ・イマジ。ダイヤ3でありながら、5人のガンダリウムランカーに勝利し、1人と引き分けた事から「ガンダリウムキラー」の異名を得ていたが、今回のバトルを機に新たに「騎士王」の異名を獲得した。
○「
マーリンの持つ星鍵によって与えられたフェイトデスティニーの新必殺技。新の「守りたい」という想いが強くなった時にアクティブとなり使用できる。
迫りくる敵の攻撃を迎え撃つ為の聖剣であり、敵を倒す事は出来ないし、勝利も約束されない。しかし、ひとたびこの剣を振るえば、彼が守りたいものは必ず守り切ることが出来る。
というわけで、決勝戦進出は飛鳥新!騎士王と運命の名を冠するデスティニーと共にGWDWC最後の戦いに臨む。その全貌は、是非本家様をご覧ください。