【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ with リ・イマジネーションズ   作:波音四季

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今回から第3章の開幕です!…といっても、前章同様メインストーリーはとサブストーリーの同時進行という形に変わりはありませんが。
GWDWCもまだ続いているので、優勝者が決まるまではそちらも並行して進めようと思います。

ところで、最近生成AIを使って挿絵を付ける小説をサイト内でチラホラ見かけるんですよね。章も新しくなるわけだし、何か新しい事に挑戦してみようかなと思ってるんですが、あぁいうのってどこでやれるんですかね?

さて、サブタイトルのナンバリングも新しくなって最初のお話は、レイラと拓哉達が異世界へ飛ばされてしまう。しかもその世界は…。ということで本編をどうぞ。


第3章『Shinra Gunpla competition』
CHAPTER01 転生者の帰還


GWDWC開幕の約8か月前

???

神羅マリン「穏健派も中立派も、あの男と接触して力を続けている。現状こちらには、対抗できる戦力はなし。他の連中は役立たずばかり、それにカナタ…奴は何かがおかしい。やはり、信頼できるのは自分だけだな」

 

海賊船の船長室に似た部屋の中、神羅マリンは手を翳すと何もない空間にモニターが出現し、映像が流れる。

 

図書館、否博物館のような場所で様々な人が往ったり来たりを繰り返している。彼が扱っているのは、美術品ではなくプラモデルのようだ。そして、画面に向かって何かと話をしている様子も映し出される。

 

しばらくそれを眺めていた神羅マリンは、椅子にもたれて目を閉じた。

 

数分後、モニターの中の人々が慌ただしく逃げ出し始める。そして誰もいなくなったホールに1人の男が現れ、不気味な笑みを残して画面は暗黒に包まれた。

 

ホロライブビルドライバーズ with リ・イマジネーションズ

第3章『Shinra Gunpla competition』開幕

 

 

 

 

 

先代無呪羅カナタの暴走は真魔神となった佐々木玲二によって食い止められ、世界に安定が齎された。

 

加納ハリト副総監を筆頭とした反ガンプラウォーズ派によるハッキング攻撃は、ビルドライバーズとリ・イマジネーションズの奮闘によって防がれた。

 

転生者九条恭平総監の復讐は、転々生者安室レイラとその仲間達によって終わりを迎えた。

 

そして、ガンプラウォーズ史上最大のイベントGWDWCが開催され、多くのバトラーが鎬を削っている。今回はその前、具体的には全国大会決勝とGWDWC開会式の間に起きた小さな事件について語るとしよう。

 

 

ホロライトシティ ホテル「ユニバーサル・センチュリー」1階ロビー

レイラ、拓哉、栄がソファーに掛けて話をしていた。

 

拓哉「そうか、そんな事が」

 

レイラ「キョウヤには悪い事をした。助けるチャンスはいくらでもあったのに」

 

拓哉「自分を責めるな、レイラ」

 

レイラ「いいえ、僕が仕事にかまけて、アイツと話をしなかったのがいけないんです。もっと話をしていれば、アイツの暴挙を止めることは出来た。そうすれば、親友同士で争う事も、アイツが事故で死ぬ事もなかった。そのせいでキョウヤは僕を憎むようになって、そこをフレアに付け込まれて…」

 

栄「レイラさん、過ぎたことを悔やんでも仕方ありませんよ?」

 

拓哉「栄ちゃんの言う通りだ。過ぎ去った時間を戻すことは出来ない。お前はよくやったよ」

 

レイラ「…」

 

2人の言葉を受けても、レイラの中から後悔の念は消えることはなかった。そこへ赤ん坊を抱えた銀髪の女の子が近づいてきた。

 

アルス「すいません、隣いいかな?」

 

レイラ「あ、アルス・アルマルさん?」

 

「アルス・アルマル」にじさんじに所属する魔法使いの女の子だ。頭が大きく顔が丸い事から「まんまる」や「まんじゅう」などと呼ばれている。大きいと言っても太っているわけではなく、彼女自身は可愛らしい女の子だ。

 

レイラ「どうぞ」

 

栄「あれ?アルスさん、その子は楓さんの」

 

アルスが抱えているのは、楓の娘の椛だ。スヤスヤと眠っている。

 

アルス「うん。楓さんに『電話してる間だけ見といて』って言われたから、預かってるんだ。ところで、何の話してたの?」

 

拓哉「え?えっと…」

 

レイラ「あ、あれです。最近暑いですねって」

 

アルス「キョウヤがどうとか聞こえたけど?」

 

栄「それは…ほ、ほら!今、異世界から来てるでしょ?クジョウ・キョウヤさん。強いなぁって話してたんですよ」

 

アルス「そうだったんだ」

 

レイラ(同じ名前の人がいて助かった)

 

その時、4人の近くを2人のホテルマンが通り掛かる。皿を運んでいるようだが、1人は自分の背丈よりも高く積み上げており、フラフラとしている。

 

「おい、新人!やはり危険だ!半分よこせ!」

 

「大丈夫です!早く一人前になるには、これくらい、おっと、お、おおおおお!?」

 

案の定新人スタッフはバランスを崩し、皿のタワーが崩壊した。ガシャーンッ!と音を立てて何枚もの皿が割れる。あまりの騒音に4人は思わず耳を塞いだ。

 

拓哉「何やってんだ、あのスタッフ」

 

栄「新人だから張り切りすぎたのね。昔のたっくんとおんなじ」

 

拓哉「う…」

 

椛「……ふ、ふぇ……」

 

アルス「わわっ!どうしよう!?今ので起きちゃった!」

 

栄「任せてください。お~よしよし、こわかったね~」

 

栄があやすが、自分の母親でないためか

 

椛「ふえぇぇぇぇぇんッ!」

 

椛は泣き出してしまった。以前、椛が泣いたことで次元移動能力が発動したことを聞いていた拓哉と栄は、ギョッとして顔を見合わせる。

 

拓哉「え、栄ちゃん!早く泣き止ませないと!」

 

栄「わ、分かってるけど―ビカァーーーーーッ!!―マズい!」

 

拓哉「栄ちゃん!」

 

レイラ「アルス危ない!」

 

アルス「え?」

 

拓哉が栄に手を伸ばし、レイラが変身してアルスを守るように立ち塞がる。そして、光が治まると…

 

「い、今の光は?」

 

「お、お客様が、消えた…こりゃあ大変だ!」

 

そこに4人の姿はなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイラ「…………う…ん…?………ッ!こ、此処は!?」

 

レイラが目を覚ますと、そこはホテルではなかった。目の前には高層ビル、振り返るとそこにもビルが建っており、沢山の人が行きかっている。

 

レイラ「なんだか見た事ある景色だが……あ、拓哉?栄さん?アルス?」

 

一緒にいたはずの3人を探して辺りを魔渡すと、3人の男に絡まれている銀髪の少女を見つけた。

 

男1「お嬢ちゃん、1人?君可愛いね」

 

アルス「あう、えっと」

 

男2「その恰好コスプレ?いいねぇ」

 

アルス「ど、どうも」

 

男3「時間ある?良かったら、お茶しない?」

 

アルス「け、結構です…!」

 

逃げようとしたアルスの腕を男1が掴む。

 

男1「どこ行こうってんだ?」

 

アルス「ヒッ!は、放して…」

 

男2「固い事言うなって「おい」あ?」

 

レイラ「俺の連れだ。放してもらいたい」

 

男3「んだ、てめぇ?引っ込んでろ!」

 

男3がレイラの頭を軽く叩く。

 

レイラ「…やったな」

 

男3「あ?やったからなんだって―ガシッーんが!?うおおおおおおッ!?!?!?」

 

レイラは男3の胸倉を掴むと、3m程離れた茂みに向かって放り投げた。

 

レイラ「アレなら擦り傷で済んだだろう。他にいるか?俺に投げ飛ばされたいバカ者は?」

 

男1・男2「「ヒィィィッ!?ごめんなさーーーい!!」」

 

男3「お、お、置いてかないでくれーーー!!」

 

男達は躓いて転びながら逃げ去って行った。

 

レイラ「全く、どこの世界にもあぁいうのはいるよな。大丈夫か、アルス?」

 

アルス「あ、ありがとうございます。えっと…」

 

レイラ「ん?……あぁ、俺だ。レイラだ」

 

アルス「えぇ!?でも、さっきよりデカイ」

 

レイラ「話せば長くなるんだが…「お~い」ん?」

 

拓哉が手を振りながら栄と共に向かってきた。栄の腕の中では椛がスヤスヤと眠っている。

 

レイラ「おう、無事だったか」

 

拓哉「そっちもな。アルスさん、ケガは?」

 

アルス「大丈夫。レイラが助けてくれたから」

 

栄「良かったです。にしても、ここはどこなんでしょう?」

 

レイラ「俺に心当たりがある。このビルの下は駅の改札前に繋がってるはずだ。ここを通って反対側へ行こう」

 

拓哉「ここがどこか分かるのか?」

 

レイラ「確証はないが、多分合ってると思う」

 

人混みを避けながら5分ほど歩き、一行は反対側に辿り着いた。

 

レイラ「やっぱりか…」

 

拓哉「レイラ、此処は?」

 

レイラ「名古屋駅だ。前々世では学校帰りや休日によく来たんだ。ほら、あそこのビッグカ○ラでガンプラ買ってたんだよ」

 

栄「じゃあ、ここがレイラさんの前々世ってことですか?」

 

レイラ「それは分からんな。たまたま似た地形かもしれんし」

 

アルス「???」

 

会話についていけてないアルスは、頭に?を浮かべて首をかしげている。

 

拓哉「なるほどな。しかし、困ったな。椛ちゃんの力で次元転移したとなると、戻れないぞ?」

 

栄「玲二さん達が気付いてくれるのを待つしかないね。そうだ!たっくん、確か玲二さんから次元艇召喚機能があるデバイス―ディメンションギアをもらわなかった?」

 

拓哉「そうだよ!それ使えばいいじゃん!よし、さっそく……あれ?」

 

アルス「どうしたの?」

 

拓哉「………ない」

 

栄「どこかに落としたの?じゃあ、私が……あれ?ない……あ、机の上」

 

拓哉「俺もだ」

 

拓哉も栄もディメンションギアを彼らが座っていた場所の机の上にスマホと一緒に置きっぱなしにしてしまったらしい。

 

拓哉・栄「「……」」

 

拓哉と栄はあまりのショックでズーンと肩を落としてしまった。ディメンションギアは佐々木家、そして後から神羅族となった神代家にのみ配られたデバイスであるため、当然レイラとアルスはそんなもの持っていない。

 

アルス「そんなに落ち込まないでよ。レイラも何か言ってやって」

 

レイラ「…」

 

アルス「レイラ?」

 

レイラ「拓哉…おい、拓哉!」

 

拓哉「何だよ…?」

 

レイラの視線の先にはビルの壁に備え付けられた大型モニターがある。そこに映像が流れ始める。

 

『は~い皆さん、こんこんきーつね!ホロライブ1期生の白上フブキです!そして』

 

『こんばんみおーん!ホロライブゲーマーズ所属の大神ミオだよ~!』

 

栄「フブキさんに、ミオさん?でもなんか変?」

 

アルス「うん。アニメっぽいていうか、絵が動いてる感じって言うか」

 

レイラ「なぁ、拓哉」

 

拓哉「あぁ、レイラ、間違いない。ここは…」

 

レイラ・拓哉「「Vtuberがいる(俺達がいた)世界だ」」

 

 

 

名古屋駅地下街 喫茶店

行く当てのない一行は、取り敢えず地下街の喫茶店でこれからどうするか話し合うことにした。ついでに、アルスにも拓哉とレイラが転生者である事を説明した。

 

アルス「ほぇ~じゃあ2人は別の世界で死んで、ボク達の世界に生まれ変わったんだ」

 

レイラ「俺の場合は2回目だけどな」シュッシュッ

 

栄「で、さっきのがVtuberっていうの?言い方は悪いけど、私達は本物を知ってるから、ちょっと見劣りしちゃうわね」

 

拓哉「まぁ、あの世界の人からしたらそれが普通だと思う」

 

レイラ「俺も最初は抵抗あったな。でも、1回見始めると、次もまた見たくなるから不思議だ」シュッシュッ

 

栄「どんな形であっても、アイドルであるなら人を惹きつけるという事ですね」

 

アルス「ところで、さっきからスマホで何見てんの?」

 

レイラは席に着いてからというものずっとスマホを弄っていた。

 

レイラ「情報収集。俺が死んでからどれ位経ってるのかと思ってさ。あ、あった」

 

スマホの画面には『コンビニに車が突っ込み会社員の男性が死亡』という記事が出ている。

 

レイラ「状況からしてこれ俺だ」

 

拓哉「うわ、お前よく自分が死んだ時の記事なんか読めるな」

 

レイラ「だって気になるじゃんか?これによると、俺が死んでから8、9ヶ月くらい経ってる。時間の進み方が違うのかもな。あ~やっぱ、事故原因はアクセルとブレーキの踏み間違いか。俺以外の死傷者はなくて、運転手は軽いケガだけで無事…うん、良かった」

 

自分を轢いた車の運転手が無事と知って、安堵するレイラ。

 

アルス「良かったって…なんで?その人レイラを…ひ、轢いたんだよ?」

 

レイラ「そうだけどさ、なんていうか、この人には生きててほしかったんだよ。生きて贖罪しろとかじゃなくて、俺を轢いた上にこの人まで死んじゃったら、なんか…嫌じゃん?」

 

アルス「…よく分かんないよ」

 

拓哉「…」

 

レイラ「拓哉も調べるか?スマホ貸すぞ?」

 

拓哉「いや、いい。それより、これからどうするか考えないと」

 

レイラ「どうするもこうするも、玲二が来るまで待つしかないだろ。連絡は取れないし、俺達は次元移動出来ないし、唯一出来る椛ちゃんはおねむだし」

 

椛は相変わらずスヤスヤと眠っている。どうやら次元移動で力を使い果たした影響らしい。

 

栄「起きてたとしても、泣かないと次元移動出来ないし、そもそも移動先はランダムだからどこへ出るか分かりませんよ?」

 

レイラ「そういう事。だから闇雲に動くより、この辺りでじっとしてた方が良い。さ~て、折角戻ったんだし、V界隈の情報でも…」

 

アルス「それよりさ、家族に会いに行こうとか思わないの?」

 

レイラ「会いに行ってどうする?『父さん、母さんただいま!死んだ息子が帰って来たよ!』とでも言えばいいのか?」

 

アルス「…」

 

レイラ「そんなことしてみろ。通報か、最悪ぶん殴られるのがオチだ。それに」

 

栄「それに?」

 

レイラ「行ったら、未練が出るかもしれない。この世界の俺は死んだんだ。いつまでも過去に囚われてちゃ……あ」

 

そこまで言って、レイラは先程のロビーで会話を思い出した。

 

レイラ(過去に囚われちゃいけないとか言っときながら、キョウヤの件で囚われまくってるじゃん、俺。千香も言ってたじゃないか。「いつまでも死者に囚われちゃいけない」って)

 

現在(いま)を生きる」「過去に囚われない」と言っておきながら、一番過去を振り切れていないのは、自分自身であることにレイラは気付いたのだ。

 

拓哉「どうかしたか?」

 

レイラ「いや、自分の中の矛盾に漸く気が付いたのさ。兎に角、俺はもうあの世界の人間だ。この帰還も所詮一時的なもの。態々俺にも家族にも未練を残すようなことをする必要はない」

 

本当は伝えたい。自分はここにいる事を、この世界で悲しみを抱えている家族に教えたい。でも、それではダメなのだ。彼らはこれから立ち直って、「前々世の自分」のいない世界を歩んで行かなければならない。そこに「安室レイラ」という存在は在ってはならないのだ。

 

拓哉「お前はやっぱり凄いよ、レイラ」

 

レイラ「それは拓哉だって同じさ。さて、玲二が来るまで、色々調べ、て……えええええええええええええええッ!?!?!?」

 

スマホを見ていたレイラが突然大声を上げる。あまりに大きな声だった為、店内の他の客だけでなく、通行人も窓ガラス越しに見てくる。

 

店員「お客様、大きな声は他のお客様のご迷惑ですので」

 

拓哉「す、すみません!おい、なんだ急に?」

 

栄「そうですよ!また椛ちゃんが泣き出したらどうするんですか!?」

 

レイラ「み、み、み、見ろ」

 

『ホロライブ2期生湊あくあ 本日8月28日卒業』

 

拓哉「……えええええええええええええええッ!?!?!?」

 

 

 

駅前広場

レイラ「そうかぁ、あくたん卒業するのか…」

 

拓哉「俺達がいない間にこんなことになっていたとは…」

 

2度にわたる絶叫で退店を余儀なくされた一行は駅前の広場に来ていた。日は傾き、時間は19時を回ったところであった。

 

栄「もうあと1時間で卒業ライブなんだね」

 

拓哉「うん。ホロライブで特に推してたってわけじゃないけど、やっぱり悲しいな…」

 

レイラ「でもさ、俺、思うんだ」

 

アルス「何を?」

 

レイラ「こっちだと、メルちゃんが契約解除されてて、Aちゃんもいきなり退職することになっててさ、そんな中で『卒業します』って皆に報告するのは、凄く勇気がいる事だったと思うし、メチャクチャ悩んだと思う。それでもちゃんと伝えて、こうして走り切った事は凄いって俺は思うんだよ」

 

拓哉「…そうだな。俺達に出来ることは、笑って送り出してやる事だけだな」

 

レイラ「あ、口座解約されてて投げ銭出来ない…当然か」

 

―シュンッ!―

 

あくあ「やっと見つけた!」

 

栄「あくあさん!?」

 

アルス「ビックリしたぁ~」

 

レイラ・拓哉((よりによってこの人が来るのか))

 

あくあ「皆無事?」

 

栄「はい。椛ちゃんもこの通り」

 

あくあ「よかった~!」

 

アルス「どうやってここへ?」

 

あくあ「ご主人とみしろちゃんに力の辿り方を教えてもらったから試してみたの。さ、帰ろ」

 

そう言って服のポケット探るあくあ。だが…

 

あくあ「あ、あれ?あれれ?」

 

拓哉「もしかして」

 

レイラ「嫌な予感」

 

あくあ「……ディメンションギア、忘れて来ちゃった☆」

 

てへぺろと可愛くおどけてみせるが、4人からの冷たい視線に小さくなるあくあ。

 

レイラ「ふふっ、あくあさんらしいっちゃらしいな」

 

拓哉「確かにな。あくあさん」

 

あくあ「ひゃ、ひゃい!?」

 

レイラ・拓哉「「6年間お疲れ様でした!これからもよろしくお願いします!」」

 

あくあ「へ?何?6年?確かにあてぃし活動6年目だけど…?」

 

栄「まぁまぁ、何も聞かないであげてください」

 

アルス「2人も色々あったんだよ」

 

あくあ「???」

 

―シュンッ!―

 

みしろ「あくあさん」

 

あくあ「ひぇ…み、みしろちゃん」

 

遅れてやって来たみしろがあくあにディメンションギアを差し出す。

 

みしろ「忘れ物ですよ。持ち物はちゃんと確認してから出発してくださいね」

 

あくあ「アハハ、面目ないです…。さ、今度こそ帰ろっか」

 

みしろ「認識阻害はちゃんとしましたか?」

 

あくあ「……」

 

みしろ「こんな所でいきなり次元艇を出したら注目の的ですよ?」

 

あくあ「うぅ…」

 

レイラ「まぁまぁ、みしろさん。これくらい良いじゃないですか。な?」

 

拓哉「あぁ。今日は大目に見てやってください」

 

あくあ「2人ともなんか優しいね?」

 

周辺に一行をいないものとして扱う認識阻害を掛け、次元艇を出現させて乗り込む。

 

みしろ「忘れ物はありませんね?」

 

『は~い』

 

レイラ「…」

 

あくあ「それじゃあ、あてぃし達の世界へ、出発しんこ~!」

 

発進ボタンを押しと次元艇が空中に浮かび上がる。

 

アルス「レイラ?どうした?」

 

レイラ「な~んか忘れてるような……あ!」

 

栄「今度は何ですか?」

 

レイラ「小説だよ!小説!玲二が主人公になってる小説を見るの忘れてた!」

 

レイラはスマホを取り出して昔利用していた小説サイトへ入る。

 

レイラ「あった!まだ残ってる!うおおお!めっちゃ更新されてる!え!?三次創作もあるの!?ハッチを開けろ!俺は船を降りる!」

 

みしろ「いけません!もう船動き出してるんです!停まるまでハッチは開きません!」

 

レイラ「嫌だあああ!!開けろおおお!!俺は続きを読むんだあああ!!」

 

年甲斐もなく取り乱しながらハッチをガンガンと殴るレイラ。当然ながら、ビクともしない。拓哉は落ちているスマホを拾い上げると画面に目を通す。

 

拓哉「これがレイラの言ってた小説か。何々『ホロライブ ビルド―プツンッ―あ、消えた」

 

次元艇が次元の狭間に入ったことで、電波が遮断され何も見れなくなってしまった。

 

レイラ「シクシク…」

 

子供の姿に戻ったレイラは、隅っこに体育座りで泣いている。

 

栄「元居た世界に戻った嬉しさで小説の事を忘れてたみたい」

 

あくあ「ちょっと可哀そう」

 

レイラ「覚えてろよぉ!僕は必ず戻ってくるからなぁ!」

 

アルス(さっきはあんなにカッコ良かったのになぁ)

 

 

 

レイラ『大丈夫か、アルス?』

 

 

 

アルス「///」

 

拓哉「アルスさん?顔赤いけど、体調悪いんですか?」

 

アルス「ち、違うよ!何でもないから!」

 

レイラ「アイル!ビー!バアアアアアック!!」

 

その後、無事に元の世界に戻った一行。椛とアルスと再会した楓は2人を抱きしめてわんわん泣き、ディメンションギアを置きっぱなしにした神代夫妻は玲二から説教を受けることとなった。レイラは少しの間落ち込んでいたが、小説の続きを読むためにいつか次元転移を極めてあの世界に戻ろうと胸に固く決心した。なお、レイラが次元転移をマスターするまで、20年近くかかる事を彼はまだ知らない。

 




湊あくあさん、今まで沢山の笑顔をありがとう!6年間本当にお疲れさまでした!

HGCEズゴックが発表されたわけなんですが、これは本当に凄すぎる!だって、内部に上半身だけとはいえ、インジャ弐式が入ってるとは誰が想像できたでしょうか!バ○ダイの技術は化け物だ!
キャバリアーやEGストライクルージュ、サイコMk-ⅡにMGヴィダールと発表されたし、来年も楽しくなりそうです!


NEXT CHAPTER
全国大会が終わりその後の戦いを経て、ぽぷらとの距離が近づいた新

新に想いを寄せる美明は、テラの言葉を受けて覚悟を決める

将来への不安が押し寄せる中、新に自らの将来を決める出来事が訪れる

次回『CHAPTER02 未来への進路』

「約束する。俺、皆を守るから」
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