【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ with リ・イマジネーションズ   作:波音四季

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自分の推しだったり、好きな物の名前を間違えられると、嫌ではないがちょっとモヤっとする性分なのです。「沙花叉クロヱ」を「クロエ」ってしてるのとか。同じ理由でハーメルンで「デスティニーガンダム」を「ディスティニー」ってのも見つけたら誤字報告してる。これ細かいけど、後者は「ブルーディスティニー」の方だから。
何故こんな話をするとかと言うと、「ゼウスシルエット」を漸くゲット出来てふと思い出したからという心底どうでもいい理由。

さて今回は、3章のメインとなる新組織とそこ属する新たなリ・イマジ達が登場。時系列としては、GWDWCが終わった後としています。


CHAPTER10 LIBRARY

ネットワークのどこか

削除・廃棄されたデータが行きつく場所。インターネットの闇と謳われるダークウェブのさらに底、どんなプログラマーもハッカーも辿り着けない深淵に作られたデータの中にカゲキヨが現れた。

 

ディバイン『戻ったぞ』

 

暗闇の中に声を掛けると、その奥から濃紺の『ガンダムジェミナス』が姿を現した。ツインアイは赤いバイザーで覆われている。

 

『おかえり~♪どうだった?』

 

濃紺のガンダムジェミナスがカゲキヨに問いかける。聞こえてくる声は若い女性のようだ。

 

ディバイン『俺の分の供物(くもつ)は見つけた。この機体と同じ「スサノオ」をベースとしたガンプラだ』

 

『ふぅ~ん…で、強奪は出来なかったってわけね?』

 

ディバイン『……そうだ』

 

『なにそれ~。勢い込んで行った割には収穫無し~?』

 

カゲキヨの周囲を回りながら小馬鹿にするように煽る。

 

『止めておきなさい、ヒーリング。ディバインは先日漸くカゲキヨを手に入れたばかりなのですから』

 

男性にも女性にも聞こえる中性的な声が聞こえて来たかと思うと、暗闇の中から『ネブラブリッツガンダム』のカスタム機と思しき機体が姿を現す。

 

ディバイン『リヴァイブ…見ていたのか?』

 

リヴァイブ『えぇ、しっかりとね。それにしてもディバイン、影を2つも失うとはどういう了見ですか?』

 

ディバイン『最初のデスサイズは神羅族が使用していた』

 

リヴァイブ『神性を乗せた攻撃…我々の弱点を突かれましたか。しかし、その次の機体は違うはずでは?』

 

ディバイン『あぁ、理解出来ない…。神性を持たぬ機体が、何故俺を倒せた?』

 

リヴァイブ『ふむ。それについては情報が少ないので、今は置いておきましょう。司祭(マスター)から伝言が届きました』

 

ヒーリング『なんて?』

 

リヴァイブ『ライブラリーが外部の助力を要請したそうです』

 

ディバイン『外部……噂のG.C.P.D.か?』

 

リヴァイブ『いいえ。ガンプラウォーズの開発者、要は佐々木玲二にです』

 

ヒーリング『へぇ~。漸くお出ましってわけね』

 

リヴァイブ『はい。我々の最大目標がライブラリーに来る。戻らない理由はありません』

 

ディバイン『では俺が行こう』

 

リヴァイブ『私も行きますよ』

 

ディバイン『……俺一人では心もとないか?』

 

リヴァイブ『いえ、興味があるんです。神を超えた神となった佐々木玲二という人物にね』

 

ヒーリング『アハハ!情報管理AIの悪い性格(とこ)出た!』

 

リヴァイブ『そうですね。しかしこれは我々の(さが)です。貴方方にもセキュリティAIと健康管理AIでしかなかった頃の名残がありはずでは?』

 

しばらく無音の時間が流れる。

 

ディバイン『…その姿で行く気か?』

 

リヴァイブ『とんでもない』

 

その言葉が終わると同時に、ネブラブリッツの姿が一瞬で変わった。赤いパーツを黒くし、ボディをマントで覆ったガンダムヘビーアームズだ。背中には、自身の全長よりも一回り大きな棺桶型の武器を背負っている。

 

リヴァイブ『ヒーリング、必要ないとは思いますが、バックアップは任せますよ』

 

ヒーリング『ハ~イ♪アタシにお任せってね♪』

 

決めポーズをとる濃紺のガンダムジェミナスを背に、カゲキヨとヘビーアームズはネットワークの闇の中へ消えていった。

 

 

 

 

エデンへ向かう列車

玲二、フブキ、レイン、ハヤトの4人がこの列車に乗ってエデンへ向かっていた。

 

玲二「さて、改めて確認しておこう。エデンのプラモデル保全機構通称『 LIBRARY(ライブラリー)』から連絡があった。GWDWC開幕の1年前、ライブラリーに保管されていた3体のガンプラが盗まれた。これの奪還に協力してほしいとのことだ」

 

フブキ「GWDWC開幕の1年前って、かなり前だよ?なんで今更?」

 

玲二「分からん。詳しい事は現地でと言っていたが…レイン、この施設についての情報は?」

 

レイン「エデンに住んでるお金持ちが世界中のプラモデルの保管と、それに使われている技術の保全の為に造った施設って事までは分かってるんだけど、それ以外はさっぱり。内部には職員以外の出入り不可、入り口はID認証で通れるんだけど偽装IDは即弾かれるし、仮にパスしたとしてもあちこちに張り巡らされた魔術防壁で変装も嘘も出来ないようになってるって噂だよ」

 

フブキ「そんなに厳重な施設から盗み出すなんて、一体どうやって?」

 

レイン「さぁね…。余程腕のいい魔術師か、それこそアルセーヌ・ルパン以上の怪盗かも」

 

玲二「ライブラリーそのものの情報も殆どないわけか……」

 

ハヤト「まぁまぁ皆さん、分からない事をあれこれ考えても仕方ありませんよ。ここはポジティブに考えましょう。限られた者しか入れない重要施設に入れるまたとない機会、ってね」

 

玲二の正妻のフブキとエデンに精通しているレインは兎も角、まったく関係ないハヤトが何故ここにいるのかと言うと、新しいKI製システムウェポンキットのテストの為に神羅城を訪れた所、エデンへ向かう準備をしていた3人に出くわした。前々からLIBRARYに興味を持っていたハヤトは、この機を逃したら次はないと考え一緒についていく事にしたのだ。

 

玲二「まぁ、ハヤトの言う事も一理あるが…良かったのか?それのテストをしに来たんじゃ?」

 

ハヤトの持つアタッシュケースに目をやる。

 

ハヤト「いいんですよ。テストなんていつでも出来ますし、ライブラリーには今しか入れませんから」

 

フブキ「因みに新作のシステムウェポンキットってどんなのですか?」

 

アタッシュケースを開けると片側に中型の武装、もう片側にはカブトガニを思わせる大型の戦闘機が入っている。

 

ハヤト「以前出した第1弾や先日発売した第2弾*1とはちょっと趣向を変えてみました。着くまで時間がありますし、説明しましょう」

 

KI製システムウェポンキット第3弾

・大口径ビーム砲『メデューサ』

大型の筒状武装。各HGシリーズに対応した専用のショルダーアーマーが付属しており、肩パーツをこちらに変えることで接続可能となる。エネルギーに関しては内部タンクを使用する為、ガンプラ側からの供給を必要としない。

 

・光学シールド展開ユニット『イージス』

バックパックに装備する防御用の武装。使用時にはユニットが前面に移動し、光学シールドを展開する。アリュミューレ・リュミエールを超える高い防御力を有しするが、電力消費が激しく長時間の展開は難しい。各HGシリーズに対応したジョイントパーツが付属。

 

・支援輸送航空機『リンドブルム』

HGシリーズや武装を内部に設置することが出来る。支援機であるが、コントロール自体はプレイヤーが行う為、陸戦機体を設置して空戦も可能。ただし、輸送機である為設置した機体の武装は一切使用出来ず、リンドブルムに備え付けの武器しか使えない。武装は30mmガトリングガン、後部の200mm砲、12発の小型誘導弾、オプションで大型アーム、フレア弾の装備が可能。

 

 

エデン

駅に到着した一行はLIBRARYへと向かう。エデンは中世ヨーロッパを彷彿とさせる建物ばかりだが、それは外見だけで内部はかなり近代化されている。観光客には、古風なカフェに入ったつもりがロボットが接客していて気分が壊れたなどと苦言を呈する者もいたりする。

 

LIBRARYの建物は海外ドラマでよく見る合衆国最高裁判所のようだ。会談の前では、警備員らしき白髪の男性が待っていた。

 

「佐々木玲二御一行様ですね?私はLIBRARY警備主任のハリス・マジソンです」

 

玲二「よろしくお願いします。それで、状況は?」

 

ハリス「それは最高司令官がお話しします。どうぞ」

 

マジソン警備主任に連れられて建物に入る一行。玲二は視線を逸らすことなく建物のあちこちを観察する。

 

玲二(最低でも20種類以上の魔術防壁と魔術結界、赤外線レーザー、監視カメラ…いや、アレはガンカメラ*2だな。警備員はショットガンで武装しているな。対暴徒制圧用のゴム弾だが、レインが聞いていたよりも厳重、というより過剰だ。これを突破するのは常人では無理だ。出来るとすれば、それは恐らく神羅族のみ…)

 

どれくらい歩いただろうか。『 Office of the Chief Librarian(最高司書官室)』と書かれたプレートが取り付けられたドアに辿り着いた。

 

ハリス「最高司書官、佐々木玲二様をお連れしました」

 

程なくしてドアが開く。中はアンティークな家具と装飾が施され、正面の机には金髪の中性的な青年、その傍らには亜麻色の髪に左目を眼帯で隠した女性が控えている。

 

「ようこそ皆様、お会い出来て光栄です。ボクは、LIBRARY最高司書官レア・クルスです。彼女はボクの秘書錆音(さびね)シャルル」

 

玲二「佐々木玲二です。こちらは妻のフブキとレイン、そして友人の加賀美ハヤトです。早速お話を聞かせてもらっても?」

 

レア「勿論です。応接室へどうぞ」

 

応接室に移動する間、フブキは3人を注意深く観察していた。

 

フブキ(この3人、リ・イマジネーションですね。ハリスさんは『ハリソン・マディン』、レアさんは『プレア・レヴェリー』、シャルルさんは『ザビーネ・シャル』ですかね)

 

応接室

レア「では、説明させていただきます。2023年10月20日、この施設に保管されていた3体のガンプラが盗まれました」

 

そういうとパネルを操作し、壁のモニターに3体のガンプラとスペックを映し出す。

 

レア「盗まれたのは、『ガンダムジェミナスアイン スペクター』その兄弟機『ガンダムジェミナスツヴァイ グリムリーパー』そして『ガンダムフェストゥム』」

 

『ガンダムジェミナスアイン スペクター』

レアが作製した『ガンダムジェミナス01』のカスタム機。機体色はダークグレーで統一されており、ルガーランスを主兵装としている。腕部にレージングッカッターを仕込んでおり、副兵装にKI製レールガンを装備。遠距離戦に特化した装備で『ガンダムジェミナスツヴァイ グリムリーパー』とのセット運用を想定されているが、スキルの影響もあって単体での運用が多い。またツインアイをバイザーで覆うことで情報処理能力を上げている。

○スキル「変身」

フィールド内の機体に姿を変える。変身先の武装は使用可能だが、スキルは使用不可。

 

『ガンダムジェミナスツヴァイ グリムリーパー』

レアが作製した『ガンダムジェミナス02』のカスタム機。機体色は濃紺で統一されており、ルガーランスを主兵装としている。腕部にアームブレードを仕込んでおり、副兵装にロングソードを装備。近接特化機であり、スキルと併せて『ガンダムジェミナスアイン スペクター』とのセット運用が想定されている。スペクター同様ツインアイをバイザーで覆うことで情報処理能力を上げている。

○スキル「還元」

自身の前面にバリアを展開し、ビーム兵器による攻撃を自身のエネルギーへ変換する。

 

『ガンダムフェストゥム』

『カテドラルガンダム』と『ディナイアルガンダム』を組み合わせた機体。「フェストゥム」とは「祝祭」を意味し、LIBRARY発足1周年を記念してレアが作製した。

 

ハヤト「フェストゥムだけステータスがないですね?」

 

レア「アレはバトル用の機体ではないんです。LIBRARY発足1周年を記念した作品なので」

 

シャルル「そもそもの話、我々はプラモデルを保管し、技術を保全する為の組織です。故にガンプラバトルを推奨していません。スペクターとグリムリーパーも本来は展示用の物です」

 

玲二「では何故、この2機にステータスが?」

 

レア「順を追って説明します。事件が起こった日、此処ではガンプラウォーズを使った実験が行われていました。物理的な攻撃は御覧になった通り、徹底したセキュリティシステムで防ぐことが出来ます。しかし、ネットワークを介した攻撃には脆弱性があります。それを解消するべく、ガンプラバトルの理論でハッキングを防ぐあるいは迎撃することは出来ないかという実証実験の最中だったんです」

 

玲二「そういえば、藤枝コーポにガンプラウォーズをセキュリティに利用したいという打診が来ていたと義兄から聞いていました」

 

レア「そのうちの1つがうちでしょう。当時は、この施設の全てのシステムをマスターAIが管理していたのですが、実験中にそのマスターAIが突如暴走し出したんです」

 

レイン「暴走…原因は?」

 

レア「不明です」

 

玲二「1年以上経ってるのに、原因が解明できてないのですか?」

 

レア「それが…調べられないんです。マスターAIは、いなくなってしまったんです」

 

4人はワケが分からないというように顔を見合わせる。

 

シャルル「暴走したマスターAIは、自身をセキュリティアンドロイドに移し、フェストゥムを強奪。さらに実験チームを襲撃し、実験の為にガンプラウォーズでスキャンしていたスペクターとグリムリーパーを強奪して逃走しました。この2機にステータスデータがあるのは、そのためです」

 

レイン「警備システムは…マスターAIが暴走したから全部停止したんですね。でも、魔術結界と魔術防壁は?あれはシステムじゃなくて、その場に直接生成するものでしょ?」

 

ハリス「はい。間違いなく、全ての魔術結界と魔術防壁は正常に作動しており、さらに仕込んであった魔術トラップも全て発動していました。にも拘らず、奴は無傷でここから逃げたのです」

 

ハヤト「あり得ませんよ、そんなの!」

 

ハリス「そうは言っても、現にそのあり得ない事が起こってるのです。それに、奪われたのはガンプラだけではありません。当施設のセキュリティAI、健康管理AI、情報管理AIも事件直後に消失していたのです」

 

フブキ「AIまで奪われたんですか!?」

 

レア「事件発生時は火災も起きて混乱していたので確証はありませんが、マスターAIがやったんだと思います」

 

ここまでの話を聞いて玲二は一旦整理する。

 

1.事件を起こしたのは、LIBRARYの全てを管理していた「マスターAI」

2.マスターAIはその身を「アンドロイド」に移して逃走中

3.マスターAIに奪われたガンプラは「3体」

  ・『ガンダムジェミナスアイン スペクター』

  ・『ガンダムジェミナスツヴァイ グリムリーパー』

  ・『ガンダムフェストゥム』

4.マスターAIは「他のAI」も奪った?

  ・セキュリティAI

  ・健康管理AI

  ・情報管理AI

 

玲二「質問があります。何故エデンの警察に報告しなかったのですか?」

 

レア「報告はしました。しかし、同日に何者かが機動歩兵部隊の機動歩兵で()()()()()()()()()()()()()()()が起きたんです。警察はこの対処でとてもこちらにまで手が回らない状況だったそうで」

 

レイン(……あ、あれだ)

 

レインは、某繋がり眉毛の巡査長がテロ団体を追いかける為に機動歩兵で大暴れしたことを思い出した。

 

ハリス「マスターAIはその混乱の乗じてまんまと逃走。警察が動いてくれたのは、そこから1ヶ月経ってからでした」

 

玲二「…分かりました。ではもう1つ、何故今になって俺に協力を求めたのですか?」

 

冷や汗をかいているレインを横目に2つ目の質問を投げかける。

 

レア「実は、奇妙な噂を耳にしたんです。『ガンプラバトルで敗北したら、突然現れた謎の手に自分のガンプラを奪われた』と」

 

フブキ「そんな噂あったんですか?聞いた事ありませんけど?」

 

シャルル「世間はGWDWCの話題で持ちきりでしたからね。少数の声などは大多数の声に埋もれてしまうものです」

 

レア「ボクは個人的に彼らにコンタクトを取りました。その結果、コンタクトを取った内の4人がスペクターと戦っていたことが分かったんです。しかも、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()とか」

 

玲二「何だって!?」

 

思わず立ち上がる玲二。すぐにスマホを操作して、先日の葛葉と実のバトルに介入してきたガンプラを探す。

 

レア「ど、どうしました?」

 

玲二「これの事ですか?」

 

レア「……いや、この機体は違いますね」

 

玲二「実は、このガンプラも機体名以外のステータスが黒塗りになっていたんです」

 

レア「え!?」

 

シャルル「最高司書官」

 

レア「ディラン兄弟に調べさせて下さい!まさか、こんなことが…」

 

玲二「クルス最高司書官が俺に協力を求めたワケが分かりましたよ」

 

レア「はい。玲二さん、皆さん、改めてお願いします。マスターAIの暴走を止め、奪われた機体を取り戻す為に、どうか力を貸してください!」

 

玲二「勿論、全面的に協力します。G.C.P.D.にも協力を仰ぎましょう」

 

レア「G.C.P.D.ですか…。全国大会の事もあるので、あまり関わりたくないんですが…」

 

レイン「そんな事言ってる場合じゃないですよ!」

 

ビーッ!ビーッ!ビーッ!

 

その時、館内に警報が鳴り響く。ハリスが壁の非常用受話器を取る。

 

ハリス「どうした!?……ハッキング?ネットワークセキュリティは?……何?全部突破された!?」

 

レア「皆さん!管理センターへ!」

 

エレベーターを使い、大急ぎで地下の管理センターへ向かう一同。扉が開くとそこが管理センターだった。沢山のオペレーターの声が飛び交っている。

 

ハリス「おい!どうなっている!?」

 

「メインサーバーに侵入されました!」

 

ハリス「迎撃プログラム作動!」

 

「了解!迎撃プログラム作動!電脳空間内に『ゼネラル・レビル』を召喚!リゼル10機、ジェガン20機を出撃させます!」

 

ハヤト「最高司書官、もしやガンプラウォーズのセキュリティ利用は完了しているんですか?」

 

レア「はい。この1年で如何なるサイバー攻撃にも対抗できるレベルには出来ました」

 

シャルル「状況をメインモニターに出せ」

 

シャルルの指示でメインモニターに電脳空間を飛ぶ2体のガンプラが映し出される。

 

フブキ「あ!レイくんアレ!」

 

玲二「カゲキヨ…!」

 

レア「さっきのガンプラ。それに、もう1体は…」

 

フブキ「知ってるんですか、レアさん?」

 

レア「先程お話しした。スペクターと戦って奪われたガンプラの1体『ガンダムヘビーアームズ カスパール』です!」

 

 

 

電脳空間

リヴァイブ『このネットワークも懐かしいですね』

 

ディバイン『……感傷に浸っているのか?』

 

リヴァイブ『そうかもしれませんね。おや?』

 

2機の前方に巨大な戦艦が出現する。

 

リヴァイブ『ほう。ガンプラを使った迎撃プログラムですか』

 

ディバイン『どうする?』

 

リヴァイブ『どうせ見られているんでしょう。ならば、我々がこの1年でどれだけ強くなったか、お見せしましょう!』

 

ディバイン『承知。神託を受けた代行者にして…ガンプラ剣豪…ディバイン、カゲキヨで参る!』

 

リヴァイブ『神託を伝えし宣教師リヴァイブ、カスパールで叩く!』

 

*1
詳細は後書きを参照

*2
自動小銃が取り付けられた監視カメラ。認証された人物以外が映ると、自動で発砲する




○レア・クルス
「プレア・レヴェリー(カーボンヒューマン)」のリ・イマジ。来栖玲愛と同じ名前だが、全くの無関係。元は一介のプラモデラーであったが、「何かの天変地異等でにプラモの技術が失われるのは勿体ない」と考え、LIBRARYを設立した。

○ハリス・マジソン
「ハリソン・マディン」のリ・イマジ。LIBRARYの警備主任を務めている。元はエデン警察に所属していたが、権力争いに辟易していた所を友人のレアに引き抜かれた。優秀だがロリコンの噂があり、エデン警察上層部からも不安視されていた。

○錆音シャルル
「ザビーネ・シャル」のリ・イマジ。左目を眼帯で隠しているが、怪我ではなく別の秘密があるらしい。元は貴族の家出身だが、血筋や家柄を重視する誤った貴族主義に疑問を感じて出奔。レアに拾われ、正しい貴族主義たるノブレス・オブリージュを理解するために彼の側近を務めている。

〇KI(Kagami Industrial)製システムウェポンキット
加賀美ハヤトが経営する企業がガナハ・エレクトロニクス社と共同で発売したシステムウェポンキット。GE製オプションパーツやバレットキットとも互換性がある。
第1弾
・雷撃槍「ルガーランス」
両刃の刀剣武器。刀身が開放されレールガンとなる。敵に突き刺した状態でバレルを開放し、超至近距離で撃つ戦法が多用される。

・狙撃銃「ドラゴントゥース」
高火力・長射程のセミオートスナイパーライフル。オプションで一脚式アンカーが装備出来、安定性を高めることが出来る。

・SMG「ガルム44」
優れた連射能力を持つ機関砲。オプションで銃身下部にミサイルを2基装備でき、必要に応じてフル・セミオート、3点バーストに切り替え可能。

・ビームハンドガン「ゲーグナー」
マシンガン型のレーザー銃。短いインターバルで連射が可能だが、一定ごとにエネルギーの再装填が必要。

・ビームナイフ「マインブレード」
剃刀型の持ち手のビームナイフ。威力は低いが、片手で隠せるサイズなので咄嗟の奇襲に使用できる。

・電磁アンカー「ピラム」
羽のない矢のような形状の武装。先端の刃をワイヤーで射出して全体に高磁圧を発生させることが出来る。刃の部分で敵を貫いて内部に直接ダメージを与えることも出来るので、状況次第ではGE製の電磁ワイヤーよりも火力が出る。

第2弾
・雷撃剣「ガンドレイク」
ルガーランスをさらに射撃に特化させた武器。ルガーランスに比して刀身が短いが、その分取り回しに優れている。後述のレージングカッターと組み合わせて回収可能な投擲武器にすることも出来る。

・ヒートワイヤー「レージングカッター」
腕・脚・バックパック等に外付け出来る装置から射出されるワイヤーアンカー。対象を絡め取り、熱伝導によって対象を溶断する。熱化は任意なので、捕縛に留めることも出来る。

・「レールガン」&「専用コンテナ」
ライフル型のレールガン。銃身が大きく取り回しも悪いが、その分射程が長い。円筒状のコンテナにはブースターがついている為、予め飛ばして後々回収することも出来る。

・「アームブレード」
専用のアームパーツとそれに内蔵されている実体剣。各HGシリーズに対応しているが、ジョイント穴がないのでシールド等は装備できない。

・長剣「ロングソード」
折りたたみ式の長剣。プラズマの刃を形成する。ビームサーベルだけでなく、射撃によるビームを防ぐことも出来る。

KI製システムウェポンキットをどこかで出したかったけど、中々機会がなかったので、此処に全部載せておきます。
レアが言っていた「強奪事件と同日に起きたエデンがメチャメチャになる事件」は、2章PHASE14でちょっと触れたり外伝「戦いの約束」で取り上げてもらったんですが、まさか伏線になるとは…。後付けでもこういう事が起こるから楽しいんだよなぁ。

NEXT CHAPTER
LIBRARYを襲撃したディバインとリヴァイブを迎撃すべく

フブキ・レイン・ハリス・シャルルが出撃するが

神羅族と互角以上に渡り合う2人に予想外の苦戦を強いられる

このままでは負けると考えた玲二はハヤトと共に参戦する

次回『CHAPTER11 ALVIS』
「ボク達はアルヴィス。神に選ばれし賢者だ」
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