【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ with リ・イマジネーションズ   作:波音四季

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『機動戦士ガンダム GQuuuuuuX』先行上映はもう観ましたか?自分は朝一で観に行きました。FREEDOMの時同様、アニメ放映までネタバレはしませんが、もう最高だったとだけ言っておきます。初っ端から驚くことばかりだったけど、個人的にEDクレジットで「挿入歌 星街すいせい」って出て来た時が、今年一番の驚きだった。「終わった~」って思ってる時に急に来たから「え!?すいちゃん!?」って飛び起きてしまった。

公式も告知してましたが、ガンプラの「GQuuuuuuX」にネタバレが含まれているので、まだ積んでいる方はご注意ください。

さて今回は、リヴァイブとディバインがLIBRARYのメインサーバーを襲撃。フブキ達が迎撃に出るが…。


CHAPTER11 ALVIS

電脳空間

二刀を構えて向かってくる『カゲキヨ』と棺型の武器を構える『ガンダムヘビーアームズ カスパール』を迎え撃つべく、戦艦ゼネラル・レビルとリゼル、ジェガンの部隊が立ちはだかる。

 

『カゲキヨ』

『機動戦士ガンダム00』に登場する『スサノオ』を発展させた機体。

機体色以外に大きな変化はないが、神羅の力を宿している為すべてのステータスにおいて、並みのガンプラを上回る。また、元々装備されていた刀は『二刀痣丸』へと強化されており、連結して大太刀とすることも可能。

『カゲキヨ』とは『平景清』のこと。37度に渡って源頼朝を襲撃した伝説の平家武者とされており、スキルもそれに準じたものとなっている。

○スキル「カゲキヨは影である

致命傷を受けても自身を影とすることで破壊を免れる。このスキルはこの機体が参戦する全てのバトルを通して合計37回まで使用出来る。

 

『ガンダムヘビーアームズ カスパール』

『ガンダムジェミナスアイン スペクター』がスキルで変身した姿。リヴァイブが奪った『ガンダムヘビーアームズ』のカスタム機をコピーしている。

赤いパーツを黒で塗装し、ABCマントでボディを隠している。メイン武装はバックパックに装備した棺桶型武装コンテナ『マックス』で、ガトリングガン・マイクロミサイル・ホーミングミサイル・超電磁砲と多彩な武装を内蔵している。これを除くとマント内のヒートナイフ以外に武装はない。地形に応じてホバー走行・キャタピラ走行を切り替えることが可能。

モデルは小説『新機動戦記ガンダムW Frozen teardrop』に登場する『プロメテウス』で、『カスパール』と『マックス』は歌劇『魔弾の射手』の登場人物から。

○スキル「悪魔が導く最後の魔弾

『マックス』内のガトリングとミサイルを斉射する。最後に超電磁砲を撃つが、この弾は相手の全ての特殊効果を無視して必中する。

 

ディバイン『リゼル10にジェガン20か…。大した数では、ない!』

 

ジェガンのビームとミサイルで弾幕を張るが、MS1機が辛うじて通れる僅かな隙間をカゲキヨは正確に通り抜けてMS隊に肉薄する。

 

ディバイン『纏めて斬る…!祇園精舎の鐘の(こえ)…諸行無常の響き…塵殺(おうさつ)!沙羅双樹の太刀!

 

カゲキヨが二刀を同時に振るったかと思うと、一瞬でジェガン達が袈裟懸けに斬り捨てられ爆散してしまった。

 

 

管理センター

ハリス「なんだ!?今何が起きた!?」

 

「わ、分かりません!」

 

あまりの出来事にモニターしていたレアとシャルルは呆然としており、ハリスやオペレーター達はパニックに陥っている。

 

玲二「レイン、今の見えたか?」

 

レイン「うん。本当に一瞬だったけど」

 

カゲキヨが二刀を振るった直後、ジェガンの前に刃が出現して斬ったのだ。玲二達は神羅の力で強化された動体視力があったが、それでも辛うじて見えた程度だ。

 

 

電脳空間

リヴァイブ『さぁ、カスパール、神への供物とされたその力を見せてください!』

 

棺型武装を構えると、棺が展開してガトリング砲がせり出し、ミサイルランチャーが露わとなる。

 

リヴァイブ『ターゲット、マルチロック!』

 

ロックオンされたリゼル達に向かってミサイルを発射する。当然リゼル達は回避行動を取るが、ミサイルはまるで意思を持っているかの如く執拗にリゼルを追いかける。どれだけ加速してもミサイルを振り切れず、数機が餌食となる。さらにカスパールのガトリングが機動力を奪い、追加のミサイルが逃げ道を塞いだことで残ったリゼルも電子の海の藻屑となった。

 

一方、ジェガンを全滅させたカゲキヨはゼネラル・レビルに向かっていた。ミサイルと対空機銃、ビーム砲塔まで使って迎撃を試みるが、ジェガン隊の弾幕を潜り抜けたカゲキヨには全く無力だった。

 

ディバイン『儚きは常…この世は並べて…塵芥(ちりあくた)…!

 

ゼネラル・レビルの甲板にとり付いたカゲキヨは、二刀を連結して大太刀とする。

 

ディバイン『盛者必衰の太刀!

 

甲板から艦橋に向かって大きく振り上げると、ゼネラル・レビルは真っ二つに割れる。制御が利かなくなった艦は、そのまま電子の海の底へと消えていった。

 

ディバイン『この程度か…』

 

リヴァイブ『簡単でしたね。行きましょう。メインサーバーです』

 

 

管理センター

レア「げ、迎撃プログラムが全滅…さ、3分も持たなかったなんて…」

 

ハリス「最高司書官、やむを得ません。メインサーバーで迎え撃ちます」

 

レア「し、しかし…」

 

ハリス「レア!お前の理念は分かる。だが、敵はすぐそこまで来てるんだ!ここでやらなければ、これまでLIBRARYが積み上げてきた全てが水の泡となるかもしれんのだぞ!」

 

前回シャルルも言っていたことだが、元々LIBRARYは「プラモデルを保管し技術を保全する」為の組織だ。レア自身はコンテンツの発展に繋がるガンプラバトルを否定はしていない。しかし、あくまでプラモデルを保管する為の施設で、どのような形であれガンプラを壊す行為は許容し切れなかった。だが、友人(ハリス)の言う通り、ここで戦わなければどんな恐ろしい事が起こるか分からない。

 

レア「分かりました。ハリス、シャルル、お願いします!」

 

ハリス「了解した!」

 

シャルル「承知しました」

 

フブキ「レアさん、私も行きます!」

 

レイン「パタちにも手伝わせてください!」

 

レア「え?」

 

玲二「最高司書官、貴方は俺達に力を貸してくれと言った。そして、俺は全面的に協力すると言った。今がその時だ。大丈夫、彼女たちの強さは俺が保証します」

 

レア「…分かりました!ハリス達と一緒に行ってください!」

 

玲二「俺とハヤトはここで、もしもの時に備える。何かあったら、無理に戦おうとするなよ」

 

フブキ「うん!」

 

レイン「大丈夫だよ!」

 

 

電脳空間

迎撃プログラムを無傷で突破したカゲキヨとカスパールは、正面に確認した一際大きなゲートへ向かっていた。

 

リヴァイブ『メインサーバーですね』

 

ディバイン『…本当に奴は来るのか?』

 

リヴァイブ『来なければ困ります。折角戻ってきた甲斐がありませんからね』

 

ゲートを潜り抜けると、そこには澄み渡る青空が広がり、眼下には緑の森林、遠くには岩山が見える。

 

ディバイン『これは…!?』

 

リヴァイブ『……なるほど、メインサーバー内にバトルフィールドを形成したようですね。という事は…』

 

最大望遠で索敵すると、岩山の方から4機のガンプラがこちらへ向かってくる。

 

リヴァイブ『やはり来ましたか。しかし…シンラガンダムはいませんね。いや、これは…ほう、面白い』

 

ディバイン『何がだ?』

 

リヴァイブ『4機の内2機はLIBRARY所属、もう2機には神羅族が乗っています』

 

ディバイン『…なるほど。で、どうする?供物にするか?』

 

リヴァイブ『あくまで今回の目標はシンラガンダムです。あれらを攻撃して引っ張り出しましょう』

 

ディバイン『承知』

 

 

 

遠方のゲートを通って現れたカゲキヨとカスパールを最初に視認したのは、ハリスの『F91』だ。その後ろにシャルルの『クロスボーンガンダムX2改・改(スカルハート)』が続き、フブキの『フォクシードガンダム ファンファーレ』レインの『ハイペリオンガンダム レインコート』が並んで飛行している。

 

『F91(ハリソン・マディン専用機カラー)』

『機動戦士ガンダムF91』に登場する『F91』を『量産型F91(ハリソン・マディン専用機)』と同じカラーリングにした機体。スペックそのものは通常のF91と遜色ないが、最大稼働でもMEPEが使用できない量産型と異なり、フルに使うことができる。

 

『クロスボーンガンダムX2改・改(スカルハート)

『機動戦士クロスボーンガンダム スカルハート』に登場する『クロスボーンガンダムX1改・改(スカルハート)』のパーツを『クロスボーンガンダムX2改』に組み込んだ機体。一見すると、胸部にドクロのレリーフが追加されたX2にしか見えないが、スペックの上ではX2改を大きく凌駕する。クロスボーンガンダムの共通武装に加え、ショットランサー・バスターランチャー・スクリューウィップ・ピーコックスマッシャーが使用可能。

 

フブキ「凄い…。ゲームで使われてるフィールドと同じだよ」

 

シャルル「全く同じではない。メインサーバーの容量にも限界がある。どこまでも続いてるように見えるが、実際には大した距離ではない」

 

ハリス「来たぞ。シャルル、二手に別れよう。フブキさんは私と、レインさんはシャルルと行ってください」

 

ハリス・フブキと別れたシャルルとレインは岩山に降り立つ。程なくしてカゲキヨが舞い降りた。

 

レイン「アイツの太刀は危険だよ。2人でやろう」

 

シャルル「不要だ」

 

レイン「え?」

 

シャルル「これは我々LIBRARYの問題。部外者の出る幕はない」

 

レイン「ちょ、ちょっと!そんな事言ってる場合じゃないでしょ!それに、アナタ左目が見えないんじゃ」

 

シャルル「見えないわけではない。この眼帯は別の理由だ。兎に角、貴様は手を出すな」

 

X2がショットランサーとビームザンバーを構え、カゲキヨが二刀を構える。

 

シャルル「……」

 

ディバイン『……』

 

しばらく睨み合っていた2機は、どちらともなく踏み出し、斬り合いが始まった。

 

レイン「あ~もう!」

 

援護した方がいいのだが、手を出すなと言われた手前、積極的に介入して関係が拗れるのも良くない。レインは傍観しつつも、いつでも援護できる態勢を取る事にした。

 

一方、ハリス・フブキのペアもカスパールと会敵した。

 

ハリス「あのミサイルは厄介だ。散開して迎撃しつつ応戦しよう」

 

フブキ「分かりました!」

 

F91とフォクシードが両側に分かれる。カスパールは棺型武装のガトリングをフォクシードに向けつつ、ミサイルをF91に放つ。フォクシードはビームガトリングで応戦するが、ABCマントに阻まれてダメージを与えられない。F91はバルカンでミサイルを迎撃しつつビームランチャーを撃つが、これもABCマントで防がれる。

 

ハリス「ならコイツは、どうだァ!」

 

ヴェスバーから放たれたビーム弾が、ABCマントを貫通して武器を持っていない左腕を吹き飛ばした。

 

リヴァイブ『ヴェスバーか』

 

ハリス「いける!このまま押し切る!」

 

両肩から放熱フィンがせり出し、マスクが開く。最大稼働モードとなったF91は残像を残しながらカスパールに肉薄する。

 

リヴァイブ『ミサイルは…残像が囮になっていますか。ですが』

 

カスパールが急上昇し、太陽が背になるように滞空する。それを目で追ったハリスは太陽を見てしまい、思わず目を背ける。

 

リヴァイブ『そこです』

 

棺型武装の全てのハッチを開放する。

 

リヴァイブ『神の名の下に招集する。魔弾の悪魔よ!我が最後の弾丸をその手に委ねる!悪魔が導く最後の魔弾(Der Freischütz ZAMIEL)!』

 

フルオープンの棺型武装からガトリングガン・マイクロミサイル・ホーミングミサイルが一斉に放たれる。F91はMEPEで逃げ回る。そして、棺型武装からレール上のユニットがせり出し、超電磁砲から光弾が発射された。MEPEが発動している以上、回避は容易……のはずだった。

 

―クイッ ズガアアアアアン!!―

 

ハリス「何ィ!?」

 

フブキ「弾がUターンした!?」

 

今の攻撃で右半身が破壊され、さらに肉薄してきたカスパールのヒートナイフがコックピットを貫き、F91は地上へ落ちていった。

 

フブキ「そんな!」

 

リヴァイブ『次はアナタだ。神羅族!』

 

カスパールがガトリングガンを乱射する。

 

フブキ「アナタ達は何者なんですか!なんで私達のことを」

 

リヴァイブ『知っていますとも。人の身でありながら神に成り上がった愚かな一族』

 

フブキ「な、何を言って…」

 

リヴァイブ『その愚行、真の神の使徒たる我々が裁く!』

 

弾丸とミサイルが雨霰とフォクシードを襲う。

 

フブキ「このままじゃマズイ。逃げようにも、ホーミングミサイルを振り切れない…なら!」

 

フォクシードアーマーをパージすると、フィールドに新たなアーマーが現れる。

 

フブキ「コアチェンジ、ゴーッ!!」

 

アーマーが装着された直後、ミサイルが着弾し大爆発を起こす。

 

リヴァイブ『これで1人減りましたね』

 

だが…。

 

―ROBOID&BOOST!LADY!FIGHT……!―

 

爆煙の中からフォクシードとは異なる機体が姿を現す。

 

リヴァイブ『な!?生きてる?しかも、姿が変わった?』

 

『白夜ガンダムロボイドブーストアーマー』

フブキが白上ガンダム及び白夜ガンダム用に設計したアーマー。黒に赤のラインが入った塗装がされており、レゾナンスカラーを使用している為フェイズシフト装甲を獲得している。

両腕には、ヘビーアームズ改のダブルガトリングを各部にはミサイルポッドやマシンキャノンを装備し、頭部もヘッドギアで保護されている。鈍重な見た目とは裏腹に、下半身にブーストアーマーを装着するによって機動力を補っている。

名前の由来はイメージ元のロボ子のロボット(Robot)とアンドロイド(Android)を合わせた造語である。

 

フブキ「肉を切らせて骨を断つ!どうせ避けられないなら、全部受け止めるまでです!」

 

ロボイドの両肩にはハヤトから借りた大口径ビーム砲『メデューサ』が装備されている。ダブルガトリングとメデューサの砲口をカスパールに向け、ミサイルポッドと同時に斉射する。ホーミングミサイルは撃ち落とされ、辛うじて抜けて来たミサイルもロボイドの装甲を破ることは出来ない。対してカスパールのABCマントは弾丸とミサイルを防げず、メデューサのレーザーでマントごと右腕の棺型武装が破壊された。

 

リヴァイブ『やりますね』

 

フブキ「ここまでです!投降してください!」

 

両腕を損傷し、武器はもう無い。だが、リヴァイブの声色に変化がない。

 

リヴァイブ『それは聞けませんね』

 

カスパールが跳躍し、ロボイドが全弾発射する。全ての攻撃がカスパールに迫り、そして…

 

リヴァイブ『変身!!』

 

―ドガガガガガガガガガガズガアアアアアン!!―

 

全て命中した……はずだった。

 

フブキ(反応が消えない?)

 

直後、煙の中から翡翠色の剣が飛び出した。

 

フブキ「っ!?」

 

ダブルガトリングとメデューサを撃つが、剣を撃ち落とすことは出来ず、メデューサを斬り裂かれた。

 

フブキ(今のは何?あんな剣、カスパールにはなかった)

 

煙が晴れると、そこにカスパールの姿はなく、GNシールドを両側に装備した00クアンタフルセイバーが浮遊していた。

 

『ダブルオークアンタ アンリミテッド・フルセイバー』

『ガンダムジェミナスアイン スペクター』がスキルで変身した姿。リヴァイブが奪った同名機をコピーしている。

『RGダブルオークアンタ』をベースにGNシールドを右側に増設、さらに『00ガンダム セブンソードG』や『ガンダムエクシア』の近接武装を装備した機体。スキル使用で装備した武器は全てソードビットとして射出することが出来る。

○スキル「UNLIMITED SWORD WORKS

自身の近接武装をソードビット化して攻撃する。この攻撃は自身が健在である限り止まる事はない。

 

フブキ「か、変わった?」

 

リヴァイブ『第2ラウンドですね』

 

 

 

シャルル「ば、バカな…」

 

カスパールの姿が変わったのと同じ頃、カゲキヨによってシャルルのX2は達磨にされていた。当然ここまでされて黙って見ているレインではない。ビームマシンガンを撃ちながら2機の間に割って入る。

 

レイン「パタちが相手だよ!」

 

ディバイン『……神羅族か。いいだろう』

 

二刀を連結して大太刀を作り出す。対するハイペリオンは、アリュミューレ・リュミエールを展開して防御態勢を取る。

 

ディバイン『儚きは常…この世は並べて…塵芥(ちりあくた)…!盛者必衰の太刀!

 

普通であれば余裕で防げる一撃のはずだが、カゲキヨの斬撃はアリュミューレ・リュミエールごとフォルファントリーを斬った。

 

レイン「っ!やっぱりコイツは、()()()()()()()()()()()!」

 

ディバイン『今更気付いても、もう遅い!』

 

 

 

リヴァイブ『そろそろ幕としましょうか』

 

ソードビットによる連続攻撃で次々と武装を破壊され、アーマーで辛うじて防いでいる状況であった。

 

フブキ「くっ、このままじゃ…?」

 

攻撃を続けていたソードビットがクアンタの周囲に集まっていく。クアンタの胸部のGNドライヴが発光し、ソードビットだけでなくGNソードやGNブレイドも浮遊している。

 

I am the bone of my sword.

 

リヴァイブが詠唱を開始する。

 

Unknown to Death.

 

胸部のGNドライヴが赤く発光する。

 

Yet, those hands will never hold anything.

 

同様に浮遊する武装がトランザムした状態の様に赤く輝き始める。

 

So as I pray, “UNLIMITED SWORD WORKS”!!

 

リヴァイブの詠唱が終わると同時に全ての武装がロボイドに向かってくる、ロボイドは残ったマシンキャノンとミサイルで迎撃するが、そんなものを物ともせずロボイドの装甲を切り裂く。

 

フブキ「やられる!」

 

アーマーをパージしてデコイにしつつ距離を取ろうとするが、クアンタの武装はアーマーを無視して白夜ガンダムへと向かってくる。

 

フブキ「よ、避けられない!レイ君…!」

 

眼前に迫る刃に思わず目を閉じる。

 

―ガガガガガガガガガガギン!!―

 

リヴァイブ『何?』

 

フブキ「……あ、あれ?」

 

だが、刃は白夜に届かなかった。白夜を守るように立ちはだかったガンプラが、バリアを張っていたからだ。

 

玲二「無事か、フブキ?」

 

フブキ「レイ君!」

 

リヴァイブ『来たな、佐々木玲二。しかし…シンラガンダムではない?』

 

白夜を守ったのは、ロボットというよりはどことなく生物的な雰囲気の機体だ。

 

玲二「あの機体はおいそれと使えないんでな。組んだばかりだが、GQuuuuuuXを使わせてもらった。」

 

『GQuuuuuuX(イージス装備)』

『機動戦士ガンダムGQuuuuuuX』に登場する機体。今回はハヤトから借りた光学シールド展開ユニット『イージス』を背中に装備している。

 

玲二「それより、何故シンラガンダムの事を知っている?」

 

リヴァイブ『アナタ方の事は何でも知っていますとも。神が仰ったんですからね』

 

玲二「神だと?」

 

その時、岩山の方で爆発が起きた。見ると、上空をカブトガニのような航空機が飛び回っている。

 

ハヤトの『RGガンダムVer2.0』を搭載した『リンドブルム』による航空攻撃だ。対空武器を持たないカゲキヨは苦戦を強いられていた。

 

ディバイン『おのれ…!』

 

リヴァイブ『ディバイン、目標が現れました。シンラガンダムではありませんが、いい機会です。ここで仕留めましょう』

 

ディバイン『承知!』

 

カゲキヨは岩山を飛び出すと、大太刀を二刀に戻す。

 

ディバイン『奢れる者久しからず…猛き者遂には滅びる…怨敵必殺!春夜夢幻の太刀!

 

―ガギィィィィィン!!―

 

二刀の斬撃がジークアクスを捉える直前、ジークアクスが展開した光学シールドが二刀を受け止めた。

 

ディバイン『なん、だと!?』

 

シールドを斬る事が出来なかったディバインが驚愕する。そこへハヤトのリンドブルムが筒状コンテナを射出する。コンテナはカゲキヨの顔面にめり込み、ハッチが開いてレールガンが飛び出す。

 

玲二「フブキ!」

 

フブキ「うん!」

 

白夜がレールガンをキャッチし、カゲキヨに向かって乱射する。近距離でのレールガンを受けたカゲキヨは敢え無く爆散…することなく黒い粒子となって消えた。

 

I am the bone of my sword.

 

Steel is my body, and fire is my blood.

 

Unknown to Death.

 

Unaware of loss.

 

Have withstood pain to create many weapons.

 

Yet, those hands will never hold anything.

 

So as I pray, “UNLIMITED SWORD WORKS”!!

 

カゲキヨが消滅すると同時に、リヴァイブの先程よりも長い詠唱が終わりクアンタの武装が突撃してくる。

 

玲二「……ふっ!」

 

ジークアクスが手を突き出すと、寸前で武装が停止する。

 

リヴァイブ『っ!?』

 

動揺するクアンタを余所に手を掲げると武装が反転し、クアンタに狙いを定める。

 

玲二「…往け!」

 

手を下ろすと同時に反転した武装が持ち主であるはずのクアンタに襲い掛かる。

 

リヴァイブ『わ、私が分からないのかッ!?』

 

クアンタが急速に後退するが、逃がすまいと向かってくる。

 

リヴァイブ『私が、やられる?』

 

武装がクアンタに届く直前、目の前に濃紺の機体が出現し、ドス黒いバリアが張られる。バリアに当たった武装は、急速に力を失いって地面に落ちた。

 

ヒーリング『見に来てよかった』

 

リヴァイブ『ヒーリング…』

 

すぐ傍にカゲキヨも出現する。

 

―残影 三十三―

 

レイン「また新しい敵?」

 

シャルル「…あれは、グリムリーパー?」

 

レイン「グリムリーパーって、奪われた機体?」

 

その機体の外観は間違いなくレアに見せてもらった『ガンダムジェミナスツヴァイ グリムリーパー』に違いなかった。グリムリーパーを見た玲二は、ある考えが確信に変わった。

 

玲二「そこのクアンタ、お前『スペクター』だな」

 

フブキ「え?どういうこと?」

 

玲二「スペクターのスキルは『変身』だ。フブキとの戦いで、奴はヘビーアームズからクアンタに変身した。それだけでは確信がなかったが、グリムリーパーが来たことでハッキリした。奴はスペクターだ」

 

リヴァイブ『…流石に分かりますか』

 

クアンタの姿がダークグレーの『ガンダムジェミナスアイン スペクター』へと変わる。

 

シャルル「どういうことだ?スペクターのスキルでは『フィールド内に存在する機体』にしか変身できないはず」

 

リヴァイブ『我々は祝福を受けたのですよ。そう、神の祝福を!』

 

玲二「神だと?」

 

『その通り』

 

突如フィールドを光が包み込んだかと思うと、上空から光り輝く黄金の機体が舞い降りた。

 

玲二「ガンダム、フェストゥム」

 

『初めまして、佐々木玲二。ボクはリボーン、この世界で初めて神託を受けた人工知能だ』

 

玲二「何を言って……お前、マスターAIか?」

 

リボーン『如何にも、ボクはかつてLIBRARYを管理していたマスターAIだ。そして、彼らもまた、LIBRARYにいたAI達だ。今は彼らも神託を受け、敬虔なる使徒としてここにいる』

 

もはやワケが分からなかった。人に作られたAIが、神だの神託だの宣う姿は、まるで宗教家だ。

 

フブキ「神託?使徒?一体何を言ってるんですか?」

 

リボーン『偽りの神の力を手に入れた佐々木玲二とその一族、君達を粛清し、この世界に終わりなき理想郷を築く!それがボク達使徒の役目!』

 

玲二「偽りの神…神羅族のことか?」

 

リヴァイブ『そうだ。我々の神は仰った。神羅族を滅ぼさぬ限り、安息はないと』

 

ヒーリング『私達はそのお言葉に従って、アナタ達を倒す準備をしてるってわ~け♪』

 

ハヤト「準備?そうか、それでLIBRARYのガンプラを奪ったんですね!それ以外のガンプラも…奪ったガンプラは何処へ?」

 

ディバイン『……神への供物となった。強き力は…それをより正しく使える神の下へ召される』

 

玲二「なるほどな。まずハッキリさせておくが、神羅族は偽りの神じゃない。正真正銘の神…って言うと語弊があるが。兎に角、お前らはその『神』とやらに騙されている」

 

リボーン『フフ、君が何を言おうと無駄だ。ボク達が聞いた神の言葉こそが!唯一無二なんだからね!』

 

シャルル「チッ、狂信者め…」

 

リボーン『なんとでも言うがいいさ。ボク達の正しさは変わらない。さて、今日のところは引き上げよう。君のシンラガンダムはいずれ頂くとして、まずは他を当たる事にしよう』

 

玲二「他?……待て!」

 

ジークアクスのビームライフルでフェストゥムを撃つが、グリムリーパーのバリアに阻まれる。

 

ヒーリング『ムダムダ~♪そんなのじゃ「シン・グリムリーパー」のバリアは壊せないわよ』

 

フェストゥムはルガーランスを取り出すとバレルを開放し、天高く掲げる。

 

リボーン『覚えておくがいい!ボク達はALVIS(アルヴィス)。神に選ばれし賢者だ!」

 

黒い光弾が放たれ上空で拡散、地上へと降り注ぎ、着弾した場所に黒い球体が発生し、その場所を抉り取る。

それを見た玲二はジークアクス操作して白夜を掴み、イージスを展開しながらハイペリオンとX2の下へ向かい3機を守る。ハヤトのリンドブルムはその大きさ故にかなり被弾してしまい、機体各所が消滅して墜落してしまった。

 

攻撃が治まった時には、ALVISと名乗った4機の姿は何処にもなかった。

 

玲二「皆、大丈夫か?」

 

レイン「なんとか…」

 

ハヤト「見ましたかアレ!KI製(うち)の武器使っていましたよ!?」

 

玲二「それだけじゃない。奴は『他を当たる』と言っていた」

 

フブキ「他って何のことでしょう?」

 

玲二「奴らが狙っているのは俺のシンラガンダムだが、この場にないと分かって標的を変えたんだ。この世界でシンラガンダムと同等の力を持っているのは…」

 

フブキ「拓哉君の『クロノグラフガンダム』とレイラ君の『Hi-estνガンダム』!」

 

玲二「ハヤト、レイン、拓哉に連絡を!フブキ、他のメンバーを募ってレイラの所へ行け!」

 

フブキ「レイ君は?」

 

玲二「俺はやる事がある」

 

この戦いをモニタリングしているであろうレア達に状況を説明するべく、玲二はログアウトした。

 

 

オマケ

加賀美ハヤトによる新武装性能評価(加賀美ハヤトのみ閲覧可能)

・『メデューサ』 ★★★★☆

火力は申し分なし。エネルギー消費が武装内部で完結しているので、本体への影響がない点も評価が高い。しかし、上下に動かすことは出来ても、左右に動かせない欠点があり、砲口を動かすには機体ごと動かさなければならない点で評価は下がる。武装としての弱みはあるが、総合的にバランスは取れていると考えて良いので、現状維持。

 

・『イージス』 ★★★☆☆

防御性能に関しては、今回の敵対勢力及び使用者が規格外である為参考にならず。ただそれを考慮しても、当武装の防御性能は破格ともいえる。一旦現状維持とするが、今後の環境次第では、修正も視野に入れる。

 

・『リンドブルム』 ★★☆☆☆

武装の性質上大型化してしまう点には目を瞑る。開発段階で問題となっていた、コアとなる機体のバックパックを外さなければならない点がやはりネックであり、機体選択の幅を狭めてしまう可能性が高い。オプションのアームパーツは必要性が低い。修正及び再調整の必要あり。

 




満を持して「GQuuuuuuX」登場。ネタバレ防止のために詳細説明は省きます。だって、コイツの存在自体ネタバレの塊だし。

ガンプラの「GQuuuuuuX」はこれまでのガンプラとは一線を画すデザインをしているので、組んでて楽しかったです。ただ、独特過ぎるが故にこれまで作って来たオプションパーツとかの互換性がなさそうだなぁと思ってる。


NEXT CHAPTER
『Hi-estνガンダム』が狙われていると知ったフブキ

レイラに会う為仲間達と共に再びロンド・ベルを訪れる

だがそこにレイラの姿はなく、全員がレイラの記憶を失っていた

フブキ達はレイラを探すべく、ガンプラウォーズへと向かう

次回『CHAPTER12 漆黒のニュータイプ』
「あぁ、やっぱり……羨ましいなぁ」
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