【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ with リ・イマジネーションズ 作:波音四季
リアルタイプカラーのGNアームズが届いたので組んでみたのですが、ペーネロペー並みにデカい!そして、RGエクシアにしか対応していないらしい。どこかで見つけたら、買ってドッキングさせます。
レイラ失踪の前日
G-ON VIPルーム
レイラ「これを預かってもらいたい」
ローテーブルにガンプラ用アタッシュケースを置き、対面のシアに差し出す。
シア「これは?」
レイラ「僕にとって最も大切なガンプラだ。訳は聞かないでもらえると助かる」
シア「何故私に?星さんとかの方が良くない?」
レイラ「僕にとって一番信頼できる人に預けたいんだ」
シア「それが私ってことか…。引き取りに来るのよね?」
レイラ「そのつもりだ……そのつもり、だが…」
視線を逸らすレイラ。まるで、引き取りに来ることが出来るか分からないと言うようだ。
シア「……いいわ。預かってあげる。その代わり、1週間待っても来なかったら、あなたの所に返しに行く。だから、それまでに帰ってきなさい」
レイラ「感謝するよ、シア」
用は済んだと言うように退出するのを見届け、1人残されたシアはケースを開けた。
シア「バカね。お互い、隠し事なんか出来ないって分かってるくせに」
神羅ガンプラ『Hi-estνガンダム』を手に取り、戦いに赴くライバルの無事を祈るばかりだった。
現在 時音町
アルターエゴとなったレイラに事実上敗北した4人は、エンヴィーの助言でレイラと対になる少女シアに会うために大衆酒場『G-ON』へ来ていた。
レイラとエンヴィーが使用している筐体には、再び認識阻害魔法をかけておいた為、ロンド・ベルの利用客や店員に気付かれることはないだろう。
ぼたん「ここがG-ONか。確認だけど、ホントにここにいるの?」
ティアーシャ「知らないわよ。私だって、目覚めてからずっとケースの中だったし」
フブキ「兎に角、入ってみよう」
ガラッ
扉を開けると、中にいた客の視線が一気に集まった。ガタイのいい男性や目付きのキツイ女性などが、ジロジロと4人を見ている。
ミオ「ねぇ、ウチら、何か場違いじゃない?」ヒソヒソ
フブキ「だ、大丈夫だよ!堂々としてればいいんだよ!」ヒソヒソ
ボックス席は埋まっていたのでカウンターへ腰かけると、店主が話しかけてきた。
「ご注文は?」
4人はメニューに目を通すが、ここは大衆酒場。お酒やおつまみが主体だ。
みしろ「どうしましょう?この後の事を考えると、お酒はダメですし」ヒソヒソ
ぼたん「あたしに任せな」ヒソヒソ
ぼたんはカウンターに片肘を乗せ、店主の目を見て言い放った。
ぼたん「ミルクでも貰おうか」
………………
そこにいる全員の目が点になっていた。
「ハッハッハッハッ!この酒場を開いて長いが、ミルクを頼まれたのは初めてだ!なら、出さなきゃ失礼だな!」
店主は厨房に引っ込んだかと思うと、すぐに戻ってきて4人にミルクを差し出した。
フブキ「あ、ありがとうございます」
「ところで、お嬢さんたち、何か目的があってうちに来たんじゃないかね?」
ミオ「分かるんですか?」
「うちに来るのは常連ばかりだからね。初めての人は大抵うちのお客に用があってくるのさ。例えば、バトルのお誘いとかね」
みしろ「あ!」
フブキ「え!?何?」
みしろ「よく見たら、貴方は、マリンハンター!」
ボックス席の1つに座っていたのは、GWDWC3回戦でみしろと戦ったマリンハンター『
ベルナ「やっと気付いてくれたかい。白銀の絶対メイド」
椎間「ベルナ、今は
これまたGWDWC3回戦でムーナと戦った女海賊『
それだけじゃない。よく見ると、時音の騎士『ニンバス・シュターデン』、星屑の悪夢『
「気付いたかね?この酒場、どういうわけかジオン軍人のそっくりさんが多くてね。やはり、皆店名に惹かれてくるのかね?」
ぼたん「店名…G-ON…なるほど、ジオンか」
椎間「それだけじゃないよ。皆マスターの人柄に惹かれてんのさ」
ベルナ「おうよ!一目見た時から、アンタは良い人だって分かったぜ、大将!」
ベルナの言葉に何人かが「そうだそうだ」と声を上げて同調する。声を出さなかった者もいたが、彼らはグラスを掲げることで店主への敬意を示した。
「そう思うなら、せめて呼び方は統一してもらいたいな。申し遅れた。この酒場の店主『
そう言うと、ランバ・ラルのリ・イマジネーション嵐葉ラルが優しく微笑んだ。
フブキ「よ、良かった~。皆さんパッと見は怖いけど、気さくな人達なんですね」
ミオ「人を見かけで判断しちゃダメだね」
ラル「それで、改めて聞くが。お嬢さん達は誰に会いに来たんだい?」
みしろ「シア・アズナという方です」
椎間「おやおや!シアのお嬢ちゃんに挑戦とは、度胸があるねぇ!」
フブキ「挑戦ってわけじゃないんです。ちょっと、手伝って欲しい事があって」
ラル「助っ人ってことか。なら、あの娘程の適任はいない。だが、今はいないよ」
フブキ「そんな!いつ来るんですか?私達の仲間が待っているんです!」
ラル「落ち着いて。事情は何となく分かったが、今は平日の昼だ。お嬢ちゃんは学校に行ってる時間だよ」
みしろ「あ、そうでした。シアさんは小学生でしたね」
ラル「シアはウチにホームステイしてるから、待っていれば必ず会えるよ。その間、ガンプラバトルでもしてみてはどうかね?地下にガンプラウォーズの筐体が2つあるから、暇潰しにはなるだろう」
数時間後
みしろがベルナからリベンジを受けたり、海斗とミオがジェガン対決をしたり、椎間のガーベラ・テトラ改(再現機)とぼたんのガンダム試作0号機(再現機)のバトルだったり、フブキがリ・イマジ達からの挑戦を受けたりで、あっという間に時間が過ぎた。
シア「ただいま~」
ラル「おかえり、シア。お前にお客さんが来てるぞ」
フブキ「こんにちは。あなたがシアちゃん?」
シア「……おじ様、VIPルームに通してもいいですか?」
ラル「構わんよ」
シア「ありがとうございます。皆さん、奥の部屋へどうぞ」
奥の部屋へ続く扉を開けると、赤を基調とした中々にロイヤルな部屋だった。天蓋付きベッドに大型テレビ、ローテーブルを挟んで如何にも高級そうなソファが向き合うように置かれている。
ぼたん「なんじゃこりゃ…」
シア「VIPルームなんですけど、今は私の私室になってるんです。そもそもこの部屋の存在を知ってる人は常連さんでもほとんどいません」
みしろ「なら、わざわざVIPルームなんて言わずとも、自分の部屋とい言えばいいのでは?」
シア「だって、VIPルームの方が響きが良いでしょう?あのテレビでリプレイ動画とか見るんですよ」
4人がソファに座ると、シアはベッドの下からアタッシュケースを取り出して、ローテーブルの上に置いた。
シア「レイラが私に預けたガンプラです。これを使ってレイラを止めに行きましょう」
フブキ「ちょ、ちょっと待って!シアちゃんは、私達が何しに来たか知ってるの?」
シア「昔から勘が良い、というか、相手が考えてることがなんとな~く分かるんです」
みしろ「じゃあ、私達がここに来た理由も?」
シア「はい。こうなるんじゃないかと予感はしてました。実際、レイラと最後に会った次の日には、学校の誰もレイラの事を覚えていませんでしたから。多分、レイラも分かっていてこれを私に預けたんだと思います」
ケースからHi-estνガンダムを取り出して見せる。
ミオ「協力してくれるのは、嬉しいけど……シアちゃんは良いの?だって、シアちゃんは、小学生でしょ?」
シア「じゃあ、皆さんだけで戦いますか?」
ミオ「そ、それは…」
シア「レイラと互角に戦えるのは私だけです。バケモノにはバケモノを、ニュータイプにはニュータイプをぶつけるんですよ」
みしろ「シアさん、貴女は…」
シア「知ってますよ。シャア・アズナブル、その生まれ変わり」
シアは自分が何者か自覚していると知り、驚く3人。唯一ぼたんだけは、顔色一つ変えず何かを見極めるようにシアを見つめる。
シア「分かりますよ。皆さんレイラと同じ事を考えてる。この世界で何をするつもりなのか?結論から言うと、何もしません。強いて言えば、彼と決着を着けたいんです」
ぼたん「それはアレか?復讐とか?」
シア「いいえ。上手く言えないけど、そうしないと、私自身前に進めない気がするんです」
ぼたん「…‥分かった。一緒にやろう」
フブキ「い、いいの?」
ぼたん「少なくとも、彼女から悪意は感じられないし、そもそもの話、シアがいないと意味がないしね」
こうして4人とシアは夜に再び会う約束をして一旦別れた。
その夜
閉店後のロンド・ベルの前
ぼたんがシアを迎えに行っている間、フブキは玲二に電話をしていた。
玲二『もしもし!?』
フブキ「レイくん?私だけど」
玲二『フブキか!?ちょっと待て!クソッ!拓哉!左だ!』
拓哉『先輩!数が多すぎます!』
レイン『このバリア硬すぎ!』
電話の向こうからは玲二だけでなく、拓哉やレインの声も聞こえてくる。
フブキ「レイくん?どうしたの?」
玲二『ALVISの襲撃だ!やはり拓哉のアストログラフを狙っていたんだ!』
フブキ「大丈夫なの!?」
玲二『何とかやってる!スペクターがGXに変身してGビットを大量にけしかけてくるのと、グリムリーパーのバリアが厄介だがな!』
フブキ「戻った方がいい?」
玲二『いや、何とかする!フブキ達はそっちに集中してくれ!』
そこで電話は切れた。
ミオ「どうしよう、2人とも」
みしろ「戻りたいのは山々ですが、そうなるとこちらの戦力が低下します。シアさんのサポートも考えると、戻るのは得策ではありません」
フブキ「そうだね。大丈夫、レイくん達を信じよう」
ぼたん「お~い」
そこへぼたんがシアを連れてきた。Hi-estνを持っている影響か、魔術結界内でも記憶を失っていないようだ。
昨日と同じように店内に入ると、ガンプラウォーズのコーナーへ向かう。
シア「夜のお店ってワクワクしますね」
ミオ「暢気というか、子供らしいというか」
みしろ「ラルさんには、何と言って出て来たんですか?」
シア「何も言ってません」
フブキ「え?バレたら怒られるよ?」
シア「おじ様は閉店までずっとお店だし、覗かれてもいいようにベッドに抱き枕を入れておいたから大丈夫ですよ」
ぼたん「あたしも一応、抱き枕がシアに見える魔法かけといたから。それより、着いたよ」
2つの筐体にかけた認識阻害魔法を解除すると、各々自分のガンプラを取り出す。
ぼたん「さて、シア。もう分かってるだろうから言っちゃうけど、そのガンプラは普通のガンプラじゃない。レイラやあたし等以外が使うと、身体と心にむちゃくちゃ負荷がかかる。だからあたし等が4人でシアを加護する。それでも長くは持たないってことを覚えておいて」
シア「大丈夫です。10分で終わらせます」
月夜の荒野
ログインした5人が最初に見たのは、ビームサーベルを串刺しにされて沈黙しているジェラシーフラッグだった。
フブキ「エンヴィー!」
みしろ「大丈夫ですか!?」
エンヴィー「遅い、ぞ…。なん…とか…生きて、る…。ゴフッ」
吐血したらしい、チャット越しにビチャッという音が聞こえてくる。
シア「…レイラ」
シアの視線の先には『ダークトライエイジガンダム アヴェンジャー』が満月を背に浮遊している。
レイラ(AE)「誰かと思えば、シアじゃないか。良い子は寝る時間だぞ?」
シア「あなたが全然来ないから、
レイラ(AE)「そりゃあ良い!じゃあさっさと返してくれよ」
シア「嫌よ」
レイラ(AE)「……は?」
シア「私はレイラから預かったの。あなたは別人でしょ?」
レイラ(AE)「何言ってるシア、俺は安室レイラだぜ?」
シア「ドス黒い感情が透けて見えるわよ」
レイラ(AE)「あーそうか、お前もニュータイプだったっけか?ふ~ん、よし、分かった。来い!アヴェンジャー!」
ダークトライエイジから湧き出た黒い靄が人の形を成し、4体のガンプラとなった。
○スキル「Avenge of AGE」
『ガンダムAGE-1 アヴェンジャー』『ガンダムAGE-2 アヴェンジャー』『ガンダムAGE-3 アヴェンジャー』『ガンダムAGE-FX アヴェンジャー』を召喚する。
ダークトライエイジと同じ黒に赤いカラーリングが施されており、各個体の強さはダークトライエイジに匹敵する。
ミオ「アレって、ダークトライエイジのスキル!?」
レイラ(AE)「大方、シアをメインにサポートする作戦なんだろうが、そうはいくかよ!」
AGE-1が氷護、AGE-2がデュナメス、AGE-3がダガー、FXがフブキⅨにそれぞれ襲い掛かる。
みしろ「分断された!?」
ミオ「シアちゃん!」
シア「私に構わず、皆さんは各個撃破を!」
レイラ(AE)「さぁシア、邪魔者は消えた。ヤろうぜ?」
シア「あなたがそうなった原因がそのガンプラにあるなら、倒す!」
レイラ(AE)「ハハッ!出来るのかよ?言っておくけど、
シア「ガンプラの性能の違いが、戦力の決定的差ではないということを教えてやる!」
○シア・アズナ
『シャア・アズナブル』のリ・イマジ。
魂にシャアがいる事を自覚しているが、世直しとかは考えておらず、レイラと決着を着けたいとは思っている。
他人が考えていることが何となく分かるが、レイラとの場合はそれがかなり顕著であり、レイラが神羅化していることや転生者であることも何となく知っている。
両親と妹が海外に行っており、その間親戚のラルさんの家にホームステイしている。ラルさんの家が時音小からでは遠いので、現在は近場の江郷小に通っている。
○嵐葉ラル
大衆酒場『G-ON』を営んでいる気のいいおじさん。その人柄故か、あるいはこの店名のせいか、ジオン軍人のリ・イマジ達が良く利用している。お陰で景気も良くなったので、地下にガンプラウォーズを設置することが出来た。
次回は、24日の昼に投稿します。
NEXT CHAPTER
フブキ達はシアと共闘して
レイラに再挑戦する
神羅のガンプラ同士が激突する時
彼らの過去を垣間見る
次回『CHAPTER14 BEYOND THE TIME』
「だからこそ、世界に人の心の光を見せないといけないんだよ」