【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ with リ・イマジネーションズ 作:波音四季
ジークアクスにも色々な機体が出てきましたね。個人的に衝撃だったのは、やっぱりゲルググですね。正史のジムとゲルググに尊厳破壊してて笑っちゃいました。
Gジェネエターナルもメチャクチャ楽しいです。オーヴェロン(アーマー形態)やサイコロガンダムをイベント報酬で貰ったり、ガシャでUR引いたり、SEEDの新シナリオを満喫したりと楽しんでします。来月はスターダストメモリー、再来月はサンダーボルトにデスティニーと来るらしいので、ワクワクしてます。
ALVIS撃滅作戦から1週間
警視庁 ガンプラ犯罪対策課会議室
兼士「厄介な事になった…」
劾「まさかあれだけの戦力を整えていたにもかかわらず、4機、いやたった1機に圧倒されるとは」
頼人「私も戦闘データを拝見しましたが、あのフェストゥムがなる機体は恐るべき敵です。早々に手を打たなければ」
アルベルト「それに関しては我々も総力を挙げて捜索しておりますが、何分雲を掴むような話ですから…」
アイリ「話は分かった。一先ずこの件に関しては、ホロライト支部に一任するとしよう」
4人の話し合いを静観していた金場アイリ警視総監の発言で、ALVISの件は一旦保留となった。
アイリ「今回は、予てより計画していたG.C.P.D.のホロライトシティへの移転についてもう少し詰めておきたい」
先日、ホロライトシティが国家として独立する宣言がされ、それに伴って出向していたG.C.P.D.の扱いをどうするかで、玲二、金場総監、芽良長官との間で会談が予定されていた。
頼人「私としては、現状維持でも良いと思いますが?」
兼士「いや、ホロライトはガンプラウォーズの膝元だ。出来る事なら、我々もそこを拠点とするのが宜しいかと」
アルベルト「確かに、ホロライトが国として独立するというのに、G.C.P.D.がこのままというのはどうかと思います」
頼人「しかし、我々は日本警察所属です」
劾「ホロライト警察だって元は日本警察だ。独立に伴って、多くの警察官がホロライトに帰化する選択をした。G.C.P.D.も続くべきかと」
頼人「そうは言いますが、全員がそれを望んでいるわけではありません」
アイリ「無論だ、真筆警部。そこでだ。現在警視庁にあるG.C.P.D.を日本支部という形で残そうと思う。G.C.P.D.を丸ごとホロライトに持っていくと、それはそれで問題だからな」
兼士「総監と長官とも話したんだが、落としどころとしてはこれが最適だろう。日本支部のリーダーには、真筆副室長を推薦しておいた」
頼人「私をですか?」
兼士「本部を向こうに移すからには、私もホロライトに行かねばならん。君なら任せられる」
頼人「…分かりました。誠心誠意、務めさせていただきます!」
アイリ「さて、こうなると組織名も変える必要があるな。ガンプラ犯罪……取締局とでもしようか」
―コンコン―
会議室のドアがノックされ、隊員の1人が慌てながら入って来た。
劾「何だ?会議中だぞ」
「申し訳ありません!しかし、あの、例の連中がまた…」
隊員の反応で何があったのかを察した4人は、うんざりした表情を浮かべる。
アイリ「どうした?」
兼士「1ヶ月前にご報告した件です」
アイリ「あぁ、反AI活動家の一団か」
兼士「はい。『Artificial Intelligence Technology Crusade』通称『
アイリ「エリスとオルタ、というわけか」
「警視庁はAIの導入を止めろー!!」
『止めろー!!!!』
「AIの開発を即刻中止しろー!!」
『中止しろー!!!!』
この1ヶ月、3日に1回のペースでこのようなデモ行進が行われている。内容が明らかにG.C.P.D.というより、エリスとオルタを狙っているとしか思えない。
兼士「一体連中は何がしたいんだか」
アルベルト「しかし妙ですね。まるで我々が製作している『COVEN』のことを指しているようにも聞こえます」
劾「確かに。カヴンの実戦投入は先日の撃滅作戦が初めてだし、あの作戦も専用のフィールドで行われている。外部に漏れるはずがないんだが」
頼人「まさか、G.C.P.D.内部に裏切者が?」
兼士「待て待て、そう考えるのは早計だ。金場総監、AITCに探りを入れてもよろしいでしょうか?どうも放置するのはマズイと思うのです」
アイリ「刑事の勘というやつですか。分かりました。私から長官と幹事長に報告しておこう」
数日後
ホロライトシティ ホロライト警察署
G.C.P.D.のバッチを付けた署員たちが、重そうなダンボールを抱えて慌ただしく動き回っている。
アクシア「やれやれ、大忙しだね」
ローレン「全くだ。ペーパーレスの時代にこんなに書類があるとは思わなかったぜ」
書類の詰まったダンボールを持って、階段を下りる2人。ホロライトシティが国家となるに伴って、G.C.P.D.もホロライトを拠点とする新たな組織へと変わることが上層部から通達された。その為、現在移転作業の真っ最中であった。
アクシア「でも、データはクラッシュで消えたり、誤削除もあるからさ?」
ローレン「そんなこと言ったら書類も『間違ってシュレッダーしちゃいました』ってことあるだろ」
パトリック「オラオラどけどけぇい!」
駄弁りながら歩く2人の横をダンボールを2つ抱えたパトリックがいそいそと通り過ぎていく。
ローレン「あの人は元気だなぁ」
アクシア「G.C.P.D.が新しくなるから張り切ってるんだよ」
ローレン「あ~あ、スミレ達みたいに俺も今日を非番にしとけばよかった」
さて、ローレン達が移転作業であくせくしている頃、非番のスミレ達はというと
ホロライトシティ屋内市民プール
本来この時期はオフシーズンなのだが、ホロライトの市民プールは温水を使用している為、オフシーズンでも利用できる。
ソフィ「ノレア~競争しようよ~」
ノレア「ダルいから1人でやりなさい」
プールサイドに設置されたビーチチェアに寝転ぶノレアの腕を引くソフィ。
るり「季節外れのプールもいいものですね」
愛華「そうね。去年はバタバタしてて結局行く暇なかったし」
るりと愛華はプールサイドに腰かけて談笑している。
都々「でもさぁ、なんで市民プール?海辺でもよくない?」
スミレ「エリス達がこっちがいいって言うので」
スミレが近くのテーブルにチラッと目をやる。テーブルの上には、海と砂浜を模したジオラマが置いてあり、砂浜にはエリスとオルタが寝転がっている。
エリス『だってねぇ?折角スミレが作ったジオラマなんだよ?相応の場所で使わないとさ』
オルタ『スミレの部屋や風呂場では雰囲気が出ない。かといって、本物の海は潮風でボディが傷む』
エリス『というわけで僕らは此処にいるってわけ』
都々「まぁ、2人が楽しいならいいけど」
ソフィ「先ぱ~い!折角プール来たんだから駄弁ってないで泳ぎましょうよ~!」
スミレ「はい!今行きます~!」
るり「スミレさん、走って転ばないでくださいね」
ノレア「……ところで、皆さん、これ知ってます?」
残った面々がノレアのタブレットを覗き込む。映っているのは『AITC、G.C.P.D.への抗議活動を継続』という題名のネットニュースだ。
るり「あぁ、これですか。最近何かと話題ですよね」
都々「警視庁の前でデモ行進ってやっていいの?」
愛華「座り込みや進路妨害をしているわけでもないし、事前に許可は取っているので咎めようがないんでしょう」
都々「ねぇ、そもそもAITCってどういう連中なの?」
ノレア「正式な名前は『Artificial Intelligence Technology Crusade』AIの完全撤廃を謳っている反AI活動家の集まりです」
るり「
ノレア「彼らの言い分としては、AIは人類を堕落させ、人類の発展を妨げ、人類を絶滅に追いやる。だからこの世からAIを駆逐したいんだとか」
都々「なんじゃそりゃ。寧ろAIのお陰で人類は発展し続けてるじゃん」
ノレア「まぁ、反AI活動家なんて言ってますけど、実際はAIに仕事を奪われたとか、AIを使いこなせなかったとか、そういう連中の寄り合い所帯みたいですよ」
愛華「それにしては、規模が大きいですね」
ノレア「規模だけじゃありません。連日のようにデモを行ってますが、これだって
るり「まさか、この前の違法賭博に関わってた奴らが?」
ノレア「どうもそんな感じはしないんですよねぇ…。それにもう1つ気になる事が」
都々「何々?」
ノレア「デモ参加者のモチベが高すぎるんです」
都々「それが気になる事?」
ノレア「先輩、貴女はこういうデモ行進に毎日参加しろと言われて続けられますか?」
都々「う~~~ん……絶対途中でやめると思う」
ノレア「えぇ。大抵の人間はそうです。しかし、このデモの参加者達の顔ぶれが全く変わっていない。気になってナナカ先輩と一緒におおよその人数を調べてみたんですが、毎回ほぼ同じ人数がデモに参加してる計算になりました」
愛華「それだけ彼らを突き動かす何かがある、ということかしら?」
そんな会話を
エリス『聞いたかい、オルタ?AIを撤廃しろだってさ』
オルタ『聞いていた。ボク達の命の危機だな』
エリス『君はさ、人類を堕落させたいと思ったことあるかい?』
オルタ『あるわけないだろ』
エリス『じゃあ、人類を支配下に置きたいと思ったことは?』
オルタ『ボクは元々九条総監によってガンプラウォーズを破壊するために作られたAIだ。支配されることはあれど、誰かを支配することは出来ない』
エリス『そうだねぇ。僕も人類の支配したいとか衰退させたいとかそういうのないし、スミレと一緒にいることが出来れば、それだけでいいんだ』
都内某所
とある雑居ビルの地下、元は地下アイドルがライブする為に作られたと思われるライブハウス風の一室。50人近い老若男女が集まっているが、明らかにアイドル目当てとは思えない。
アメリア(どいつもこいつもデモ行進に参加してた連中ばかり。一体此処で何が始まるっていうのかしら?)
G.C.P.D.からの要請でAITCの内偵の任を受けたアメリアは、デモ参加者と接触し、10人くらいたらい回しにされた後にこのライブハウスに辿り着いた。
アメリア「灰、聞こえる?」
灰『聞こえてるよ。監視カメラをハックしてそっちの位置も把握してる』
以前の反省*1を踏まえて、今回は元にじさんじである天才ハッカー『黛灰』に協力してもらっている。
「お~い!
誰かがそう叫んだ直後、ステージの上にダブルのコートを纏った黒髪に長身の男が現れた。うっすらと気味の悪い笑みを浮かべているが、彼の眼に光はなく底知れない雰囲気を醸し出している。
次郎「AITCの皆さん、本日はお忙しいところお集まりいただき、誠にありがとうございます。初めましての方もいらっしゃると思いますので、改めてご挨拶をさせてください。私、AITCの支援をしております、堂賀次郎と申します。昨今の日本では、人工知能の需要が高まっており、それに伴って人件費の削減などと称して理不尽なリストラや人工知能への適応を強要されることが多くなっております。私はこの状況を大変遺憾に思っております。何故機械に人間の仕事を奪われねばならないのでしょうか?何故従来のやり方を否定してまで、AIなどという物に適応しなければならないのでしょうか?このままAIに依存した生活が続けば、近い将来、人は堕落し、文明は衰退の一途を辿る事になるでしょう。その前に!我々AITCが人工知能という癌を取り除くのです!さぁ皆さん、声を大にして、この間違った世界に叫びましょう!『必要ないのだ。この世界に人工知能など!』と!!」
「おお!先生の仰る通りだ!」
「俺はAIのせいで職場を追われた!」
「私もAIが使いこなせないってだけで、冷ややかな目で見られたわ!」
「AIなんて必要ない!」
堂賀次郎の演説を聞き入っていたAITCのメンバー達は口々に賛同の声を叫び始めた。
アメリア「何よこれ…」
目の前の光景にアメリアは、そう呟くしかなかった。次郎の言ってる事は無茶苦茶で、理屈もクソもいない。にも拘らず、聴衆は何の疑問も抱かずに盛り上がっている。これではまるで新興宗教だ。
アメリア「灰、あの男を探ってもらえる?」
灰『もうやってる。それよりアメリアさん、見咎められる前にさっさと逃げた方がいい』
アメリア「そうね。此処にいたら頭がおかしくなりそうだわ」
ステージの次郎が舞台袖に引っ込んだのを確認すると、アメリアもゆっくりとライブハウスから抜け出した。ビルを出て裏路地を通り、待機している車に向かおうとしたアメリアの前に長身の男が立ちはだかった。
アメリア「っ!?あ、あなたは…!」
次郎「私の演説は気に入らなかったようだね」
間違いなく先ほどまでライブハウスにいた堂賀次郎だ。
アメリア「な、何で…」
次郎「新顔がいれば嫌でも目に付くものだよ。それに、君は他のバカ共と違うようだったから、余計にね」
アメリア「バカ共?それって、あのライブハウスにいた人達の事?どういうこと?仲間じゃないの?」
次郎「私の言葉を鵜呑みにする連中が仲間だと?ふん…反吐が出る」
訳が分からなかった。あれだけAITCメンバーを鼓舞していた男が、心底嫌そうな顔をしている。
アメリア「貴方、何なの?」
その問いかけに答えることなく、薄気味悪い笑みを続ける。次の瞬間、次郎が一気に迫って来た。
アメリア「っ!」
アメリアは懐に仕込んでいた特殊警棒を引っ張り出して、次郎の拳を受け止めると足技で反撃する。
次郎「ほう、バリツか。流石は探偵と言ったところか?」
バリツとは、かの世界的名探偵シャーロック・ホームズが体得していた武術だ。それもあって、探偵界隈では護身術としてバリツを習得することが一種の登竜門の様になっている。
アメリア(こいつ、私が探偵だって気付いてた?)
次郎「その表情、カマをかけたつもりだが、正解だったようだな。恐らくG.C.P.D.の差し金だろう」
アメリア「……」
次郎「なに、答えなくていいとも。あれほどのデモをしたのだから、目をつけられて当然だ。帰って君のボスに伝えるがいい。AITCは今日G.C.P.D.に攻撃を仕掛けるつもりだと、ね」
アメリア「どういうこと?」
次郎「言葉通りの意味だよ。AITCは…」
その後に続いた次郎の言葉にアメリアは驚愕した。
次郎「さて、私は用があるので、これで」
アメリア「待ちなさい!何故?何故仲間を裏切るの?何故私に教えるの?」
次郎「くどいな。奴らは最初から仲間ではない。教える理由は、そうだな、君が私の八極拳を防いだ初めての人間だから、とでもしておこうか」
それだけ言うと、次郎は裏路地の闇の中に消えていった。
その頃 後府元幹事長の邸宅
車の後部座席に乗り込んだ後府は、バックミラーに移る運転手に違和感を覚えた。
後府「おや?いつもの運転手くんではないね?」
運転手「はい。彼は急病でして、代わりに私が」
後府「そうか。まぁいい、やってくれ」
車が動き出し、後府はこれから会う友人と話す内容を頭の中で整理し始める。
どれくらい走っただろうか。ふと外を見ると、見慣れぬ景色が続いている。車が信号で停止したのを見計らって運転手に声を掛けた。
後府「君、道が違うようだが?」
運転手「違いませんよ」
―バスッ―
運転手が振り返ると同時に音がしたかと思うと、彼の手にはサイレンサーが取り付けられた小銃が握られている。
後府「な…に…」
運転手「しばらく眠っていてください」
直後、後府は急激な眠気に襲われ、視界がブラックアウトした。
数時間後 警視庁G.C.P.D.本部
―ビーッ!ビーッ!ビーッ!―
室内に突如として警報が鳴り響く。
頼人「何事だ!?」
「メインサーバーへのハッキングを検知!」
頼人「何だと?ありえん!セキュリティはどうなっている!?」
「待ってください……ちょっと、どういうこと!?」
頼人「どうした?」
「セキュリティプロトコルが、すべてオフラインになっています!」
頼人「何!?誰がそんなことを!?」
ゲブル「副室長!アメリア・ワトソンから連絡が!」
頼人「非常事態だ!後にしろ!」
ゲブル「こっちも非常事態だ!AITCの連中が後府元幹事長を誘拐する計画を立てていると!」
頼人「っ!?」
G.C.P.D.メインサーバーへのハッキング、後府元幹事長の誘拐、立て続けに起こる非情事態に翻弄される本部の隊員達。故にこの混乱に紛れて退室する赤毛の女性に気が付くことが出来なかった。
慌ただしく廊下を走る職員達に目もくれず、彼女は誰かに電話をかける。
「こっちは上手くいったよ、先生」
『ご苦労だった、ティナ。しかし、本当に良いのかね?これで君は名実ともにG.C.P.D.の裏切者だぞ?』
ティナ「いいんだよ。先生は、組織の歯車でしかなかったアタシを開放してくれたんだから。それに、あの小娘が持ってるAIも、前から気に入らなかったしね」
『そうか…。では、予定通り、例の場所で他の同志たちと合流してくれ。そしてG.C.P.D.に教えてやるんだ。この世界に、AIは不要だという事を』
ティナ「了解、先生」
女性は電話を切ると、G.C.P.D.のバッチを引き千切って放り捨て、廊下を駆け出した。自分が必要とされる場所へ向かう為に。
この話を書いてる最中にGジェネエターナルのSEED新シナリオが来たんですが、まさかアイリーン・カナーバ議長がクローズアップされるとは思ってなかった。戦後処理メッチャ頑張ってて好感度爆上がりしました。
NEXT CHAPTER
メインサーバーハッキングと後府元幹事長の誘拐に翻弄されるG.C.P.D.
警視庁G.C.P.D.は総力を挙げて後府元幹事長の捜索を開始する
一方スミレ達ホロライトG.C.P.D.もAITCを迎撃すべく出撃する
勝利まであと僅かと思われた時、青き清浄なる襲撃者が姿を現す
次回『CHAPTER21 G.C.P.D.危機一髪(後編)』
「「狂ってる!!」」「世界に言え」