【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ with リ・イマジネーションズ   作:波音四季

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Gジェネエターナルで遂に「SEED Destiny」と「逆襲のシャア」ステージが追加されました。いや~楽しくて楽しくて仕方ない。しかし、開発素材が足りなくて機体の開発がなかなか進められない。サンダーボルトのイベントステージも来るし、楽しいことだらけです!

さて今回は、レイラの過去話。例によって長くなったので、分けてます。


CHAPTER22 Episode Rage

ガンプラウォーズ ステージ:サイド6宙域

サイド6の戦闘禁止宙域の外側を青い軌跡を残しながら駆けるのは、両手にバズーカ、2門のショルダーキャノン、2枚のシールドを装備したRX-78-02こと初代ガンダムだ。その後方には、3機のジムが追従しており、それぞれ青、黒、水色に塗装されている。

 

『RX-78-02 ガンダム(GUNDAM THE ORIGIN版)フルウェポン』

「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」に登場するガンダムのカスタム機。ショルダーキャノンや腕部ガトリングガンを装備した前期型とそれらをオミットした中期型に作り分けることが出来る。本機は、同一キットを2つ組み合わせることで完成したフルウェポン仕様。製作者は安室レイラ。

 

『RGM-79 ジム(GUNDAM THE ORIGIN版)西園機』

『RGM-79 ジム(GUNDAM THE ORIGIN版)アルス機』

『RGM-79 ジム(GUNDAM THE ORIGIN版)水宮機』

「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」に登場するジムを各使用者のパーソナルカラーに塗装した機体。青色は西園チグサ機、黒色はアルス・アルマル機、水色は水宮枢機となっている。

 

レイラ「んじゃあお嬢さん方、まずは雑魚処理といこうか」

 

大人モードのレイラが3人に言う。

 

枢「いや…雑魚って」

 

4人の正面にはザクの集団が待ち構えている。機体の形状からしてジークアクス版のザクだろう。

 

レイラ「数は24、1人8機なら楽勝だろ?」

 

チグサ「ん?なんか多くない?4人で24機なら、1人6機じゃ?」

 

レイラ「あぁ、俺は参加しないぞ」

 

アルス「えぇ!?なんで!?」

 

レイラ「君等がバトルを教えてくれって言うから、こうしてやって来たのに、俺が戦ったら5分も経たずに終わっちまって、授業にならないだろ。心配するな、カバーはしてやるよ」

 

そこからバトルがスタートした。

 

レイラ「盾なんか構えるな!マシンガンでジムが落ちるか!」

 

チグサ「だって怖いんだもん!」

 

レイラ「撃ちまくったらエネルギー切れ起こすに決まってるだろ!狙って撃て!」

 

アルス「当たんねーんだから、しょうがねーじゃん!」

 

レイラ「そこ!後ろにも目をつける!」

 

枢「え?こ、こう?」

 

枢のジムが振り返ってスプレーガンを撃ち、後ろに回り込んでいたザクを仕留める。

 

枢「やった!うええええ!?」

 

喜んだのも束の間、爆発に紛れてタックルしてきた別のザクによって敢え無く吹っ飛ばされた。

 

レイラ「……前の目を外していいとは言ってないぞ」

 

最初の内はなんとも酷い有様ではあったが、7機目8機目を落とす頃には大分よくなってきていた。

 

レイラ「ナイスキル!次!」

 

チグサ「はい!」

 

レイラ「グッドヒット!次はメインカメラを狙ってみよう」

 

アルス「難易度高くね?」

 

レイラ「いいよ!後ろを見たら、前も見る!それが出来たら、右、左、上も下も見て、もう全方位に目を付けて」

 

枢「め、目が回りそう」

 

そして、ザクが全滅したことでボスであるジークアクスとゲルググ(GQ版)が出現。

 

レイラ「よぉし、あとは俺に任せとけ」

 

枢「で、でも、あっちはマヴ組んでるんだよ?」

 

レイラ「だったらこっちは1人でマヴやればいいだけだ。先生の戦い方をよく見ておけよ」

 

ガンダムのスラスターを吹かして一気に加速、バズーカとショルダーキャノンを撃ち込む。ジークアクスとゲルググは二手に分かれて爆発を回避しつつ、ガンダムに肉薄してくる。レイラはバズーカを放り捨て、ショルダーキャノンをパージすると、2枚のシールドを正面に構えてジークアクスに突撃する。ジークアクスが自身の得物であるトメノスケ・ヒート・ホークをシールドに叩きつける。

 

…軽い。

 

手応えの軽さにジークアクスのCPUは一瞬思考する。実は突撃する途中でシールドをパージしていたのだ。パージすることで、慣性のままに飛んでいくシールドがジークアクスの視界を塞ぎ、敵からはガンダムの姿は見えない。そして、CPUの隙を見逃すレイラではない。シールドの陰から飛び出したガンダムはビームサーベルでジークアクスの頭を斬り飛ばした。

 

レイラ「……!」

 

ジークアクスを放置して背後にサーベルを振るうが、何もいない……否、離れた場所にゲルググがいる。

 

レイラ「シイコ・スガイのスティグマ攻撃か」

 

ジークアクス版のゲルググにはワイヤーとアンカーが装備されており、ゲルググのパイロットシイコ・スガイは、劇中でこれを使って相手の挙動変更を強いつつ自身の機動を変則的なものにする戦法を編み出している。

 

レイラ「でもそれって、アンカーが当たる前提の戦法だろ?」

 

今の空を斬っただけに見えた斬撃は、アンカーを斬り払っていたのだ。

 

レイラ「当たらなければ、どうという事はない」

 

腕部ガトリングガンをバラ撒きながらガンダムを加速させて一気に肉薄、サーベルで胴体を薙ぎ払った。放置されていたジークアクスもビームライフルの一撃に貫かれ、あっけなく撃墜された。

 

 

ベーカリー・ヴァンガードのテラス席

アルス「ヴ~~~厳し~」

 

机に顎を乗せながら唸るアルス。

 

枢「アルスちゃんは最後の方は大分当たるようになってたじゃん。枢なんか10回くらい吹っ飛ばされてたよ…」

 

同じように机に顎を乗せてぐで~っとしている枢。心なしかアホ毛も元気がなさそうだ。

 

チグサ「枢ちゃん、吹っ飛んでく度にレイラさんに連れ戻されてたね」

 

吹っ飛ばされ過ぎて、最終的には吹っ飛んでいくであろう方向を先読みして待機していたほどだ。

 

千速「枢ちゃん達、お疲れだねぇ」

 

りりむ「りり(いい)む達も明日あぁなるのかぁ…」

 

ゐぶき「まぁまぁ、ここは明るい方に考えましょう。今日のうちに心の準備ができた、とか」

 

隣のテーブルには、枢と同じFLOWGLOW所属の輪堂千速、にじさんじの魔界ノりりむ、あおぎり高校の月赴ゐぶきの3人が座っている。この6人は皆一様にレイラにガンプラバトルの指導を受けている。最初はホームステイの挨拶で会った枢から始まり、腕試しにと挑んできたセレ女5人を返り討ちにした際にチグサ、歳近いりりむ、枢経由で千速、オリジナル機体を作ってる際にゐぶき、と言った感じで増えていき現在に至る。因みににじさんじやホロスタの男性陣の何名かもレイラにバトルの指導を受けている。

 

ゐぶき「ところで、レイラさんは?」

 

枢「用事があるとかでどっか行った」

 

チグサ「しっかし、アイツ何でも出来るんね」

 

アルス「あ~、確かセレ女相手に素組みのガンダムで5タテしたんだっけ?」

 

チグサ「こっちが慣れてなかったってのもあるけど、流石にヒスピと斬り合いながら後ろのウチとンゴちゃん撃ち抜くのはおかしいって。しかもノールックで」

 

りりむ「そういえば、この前ステルスで隠れたブリッツやデスサイズを倒すミッションやったんだけど、隠れてる場所を見つける前から銃向けてたよ」

 

千速「えっと、つまり、探す前からそこにいるって分かってたってことですか?」

 

りりむ「そうそうそんな感じ」

 

アルス「勘が良いってレベルじゃねーよ。マジでニュータイプじゃんか」

 

チグサ「勘だけじゃないですよ。兎に角強いんです。ウチらの時もそうだったけど、特に多人数で挑んだ時がヤバくて、VOLTACTIONの4人は1分半、OriensとDyticaは8人で連合組んで挑んだけど、3分経たずに全滅したって」

 

枢「うえ~マジか。あ、でも確か、『僕はサシで戦った方が苦戦しやすいんです』って言ってたっけ」

 

ゐぶき「苦戦しやすい(苦戦するとは言ってない)ってことですね」

 

千速「実際、レイラ君といい勝負してる人ってほとんどが1vs1の時なんだよね」

 

りりむ「ねぇねぇ、アイツなんであんなに強いの?」

 

枢「自分で言ってたじゃん。前世で戦い続けたからって」

 

りりむ「じゃあさ、レイラの前世の事を知れば、りり(いい)む達ももっと強くなれるんじゃないかな?」

 

チグサ「なるほど、一理ありますね!」

 

千速「でも、そういうのって聞いていいもんなのかな?」

 

ゐぶき「誰にだって掘り返されたくないことなんて沢山あるし」

 

アルス「ボクは良いと思うよ。魔術だって過去を知る事で新しい魔術を生み出すことが出来るし」

 

ゐぶき「知る事が強くなるための鍵ってことか」

 

千速「う~ん、じゃあ帰ってきたらダメ元で聞いてみよっか?枢ちゃんはどうする?」

 

枢「聞く。枢だってもっと強くなりたいし」

 

 

 

数時間後

6人は帰宅した小学生姿のレイラの下へ向かった。

 

レイラ「え?僕の前世を知りたい?」

 

千速「嫌なら無理に言わなくていいんだよ?」

 

レイラ「別に嫌ではないですけど、面白くないですよ?」

 

チグサ「面白くなくても良いからさ、ねぇ教えてよ?」

 

レイラ「何かやけにグイグイ来ますね?ま、いいや。では」

 

レイラが髪をかき上げると同時に大人モードに変身する。

 

レイラ「前世の話をするなら、この姿が適任だ。で、何から聞きたい?」

 

枢「レイラはさ、2回転生してるんでしょ?なら、1番最初の世界から教えてよ」

 

レイラ「それは無理だ。最初の世界はもうほとんど覚えてない」

 

一同『…え?』

 

レイラ「人間の記憶ってのはさ、長続きしないんだよ。それは転生しても同じ。俺にとっちゃ前々世は100年以上前の事だ。家族の顔も、同僚の顔も、自分の本当の顔ですらもう覚えてないんだ。勿論名前もな」

 

悲しそうに目を伏せるレイラを見て、6人は過去を聞きたいと言ったことを後悔し始めていた。

 

レイラ「名前ってさ、親が子供に送る最初の贈り物って言うだろ?俺にとって、本当の名前は唯一の最初の世界との繋がりだった。でも、それを忘れた時、俺は、あの世界と完全に切れた。でもそれは悪い事じゃない。最初の世界への未練が完全に断ち切れたってことだからな」

 

アルス「元の名前を思い出したいと思わないの?」

 

レイラ「思ったよ。ていうか、この前やろうとしたんだ。そしたら、エライ目にあってさ。いやはや、碌でもないことはするもんじゃないね」

 

ゐぶき「あの、ツライなら無理に言わなくても」

 

レイラ「おいおい!聞いて来たのはそっちだろ?今更止めるなんて言うかよ!最後まで付き合ってもらうぜ」

 

 

レイラ「さて、前々世の記憶はほとんど覚えてないんだが、当時の俺がどういう人間だったかは何となく覚えてる。俺は、かなり嫉妬深い性格でな。他人が自分に無い物を持ってるのが羨ましかった。自分に無い才能を持つ連中が妬ましかった。俺の家庭や家族に問題があったとか、そういうことはなかったと思うんだが、何でそういう風になっちまったかはよく思い出せない。兎に角俺は、嫉妬深い人間だった。そして俺は、そんな自分が嫌いだった。自分に無い物を羨み、それを持った自分を妄想し、現実に帰って虚しくなる日々。それは玲二に対しても同じだった。前々世の佐々木玲二はネット小説の中の人物に過ぎない。でも、自分の推しと幸せに生きている玲二の物語を見る度に、胸の奥から黒い感情湧き上がって来た。え?それが前世での原動力になったのかって?う~ん…違うな。転生する時、神様―神羅フレアに聞かれたんだ」

 

『佐々木玲二と戦ってどうしたい?』

 

『どうもしない。俺はただ、あの人に勝ちたい!』

 

レイラ「どんなに強力な力を得たとしても、フブキちゃんの(なか)から玲二を消すことは出来ない。俺にフブキちゃんの隣に立つ資格なんてない。ならせめて、俺の方が玲二よりも強いってことを証明したかった。だから俺は、玲二に勝つ為に「ガンプラバトルが出来る世界」へ転生し、そこでバトルの腕を磨いたんだ」

 

前々世のレイラ、■■■■は、他人と自分を過剰に比較し敵意にも近い嫉妬の感情を止められなかった。本人もそんな自分に嫌悪感を抱いてはいたが、それを克服する力を持ち得ていなかった。故に、自分に無いものを夢想し、それを「理想の自分」として頭の中で組み立て、現実の自分との差に打ちのめされ、余計に劣等感を募らせる悪循環に陥っていた。佐々木玲二に対しては、自分の推しが関わっていることもあってか、憧れを抱くと同時に恋敵としての嫉妬や劣等感膨らみ、いつしか「勝ちたい」という対抗意識に変わっていた。佐々木玲二に勝つ、それこそが■■■■を自己否定のスパイラルから脱却させる唯一の方法だったのだ。

 

レイラ「転生前に俺が「佐崎レイジ」という名を選んだのは、いずれ勝つべき人物を忘れない為だ。転生後、俺は佐崎家の1人息子として生まれた。両親は仕事で家を空けることが多く、模型店を経営しているじーちゃんの家で暮らしてた。じーちゃんは、昔の伝手で色んなガンプラを仕入れてて、店には常にレアキットが置かれたなぁ。流石に買うことは出来なかったから、手伝いや勉強を頑張ってご褒美として毎月1つガンプラを貰ってたなぁ」

 

枢「優しいおじいちゃんだったんだ」

 

レイラ「優しいだけじゃないぜ?ガンプラバトルも強かったんだ。じーちゃんの指導があったお陰で、小学生の地区大会は毎回上位入賞、中学では県大会で優勝も果たした」

 

りりむ「じゃあレイラの強さの秘訣は、おじいちゃんってこと?」

 

レイラ「原点はな。だが、それだけじゃ足りなかった。俺はもっと、強くならなきゃいけなかったんだ」

 

千速「それは何故?」

 

レイラ「あれは、高1の夏だったと思う」

 

 

レイジ「じーちゃん!」

 

祖父「こ、このワシがこうも簡単に…」

 

カイト「では約束通り、このνガンダムは俺の物だ」

 

祖父「…やむを得ん」

 

レイジ「返せ!それはじーちゃんが手に入れた、世界に1つしかないνガンダムだ!」

 

カイト「知ってるさ。だから、大金を積んででも俺はコイツが欲しかった。だが、このジジイは、それを拒否しやがった。だから教えてやったのさ。どっちがこのνガンダムを持つのに相応しいか」

 

祖父「…」

 

カイト「そして今、コイツは俺の手元にある。つまり、どうしようと俺の勝手というわけだ」

 

レイジ「止めろおおおおおおッ!!」

 

バキンッ!

 

祖父「わ、ワシのνガンダムが…!」

 

カイト「ハハハハハハッ!ジジイ!俺の要求を断った罰だ!ほら、返してやるよ!負けがついたガンプラなんざ、大した価値にもならんからな!フハハハハハハッ!」

 

 

レイラ「じーちゃんが若い頃に、大きな大会で優勝して手に入れた『世界に1つだけのνガンダム』をカイトは踏み潰したんだ。自分の思い通りにならなかったというだけで」

 

チグサ「酷い…酷すぎるよ」

 

レイラ「俺はじーちゃんの忠告を無視して、カイトに復讐しようとした。カイトが壊したνガンダムを修復し、『インパーフェクトνガンダム』を作り上げ、兎に角戦って、戦って戦って戦って、遂にカイトが所属するガンプラ連盟とコネクションを持つことが出来た」

 

ゐぶき「それで、カイトって人の悪行を公表した?」

 

レイラ「いいや。当時の俺は、あくまでバトルで奴を上回る事に固執していた。だから、奴が出場する世界大会選抜戦に俺も出場させてくれと懇願したんだ。その時俺は20歳、選抜戦は25歳以上でないと出られなかったが、じーちゃんの口添えもあって出場枠を勝ち取れた。そして、迎えた決勝戦、俺はカイトと対峙した」

 

 

カイト「ど、どういうことだ!?スペックは俺の『 Hi-S(ハイズ)ガンダム』が上のはずだ!バトラーとしての格も!経験も!何もかもが上回っているはずなのに、何故!?」

 

レイジ「いくら性能が高くても、バトラーが強くても、貴様のような私利私欲の為に平気で人のガンプラを踏みにじるような奴に、ガンプラが応えてくれるわけがない!」

 

カイト「ガンプラが、応えるだと?」

 

レイジ「終わりだ!カイト!」

 

カイト「ま、負けてない!俺は、負けてなんか、ないいいいいいいッ!!!!」

 

 

レイラ「決勝戦で俺はカイトを倒し、同時に親友のキョウヤが集めていたカイトの悪行を暴露、結果奴は逮捕され俺の復讐は終わった」

 

りりむ「良かったじゃん。世界大会に出れて、悪い奴も退治して、めでたしめでたしでしょ?」

 

アルス「いやいや、アニメじゃないんだから、そう上手くいかなでしょ?」

 

レイラ「お察しの通り、その後が酷かった。世界大会は一回戦敗退。ただカイトを倒す為だけを目指していた俺にとって、決勝戦はゴールになってしまった。人生はその後も続いていくってことを俺はちゃんと理解してなかった。それに俺は、ガンプラを復讐の道具にしてしまった。故に、ガンプラは俺に応えなくなってしまった」

 

レイラは両手で顔を覆うと、大きくため息を吐いた。指の隙間から見える彼の顔には、後悔と自責の念がありありと浮かんでいた。

 

前世のレイラことレイジは家族特に祖父を尊敬していた。同じようにガンプラも愛していた。祖父が大切にしていたνガンダムをインパーフェクトνガンダムとして蘇らせたことからも伺うことが出来る。しかし、彼は“カイトに勝つこと”を目的としてしまった事で、愛していたガンプラまでも“復讐のための武器”として使ってしまった。

 

レイラ「じーちゃんが言っていた『憎しみや怒りでガンプラを作ってはならん。その想いがガンプラに伝われば、それは悪しきガンプラになり兼ねん』この言葉の意味を初めて理解した時、俺は悲しくて、悔しくて、そこで気が付いた。佐々木玲二勝っても俺は同じ思いを抱くだろうってね。だから俺は旅に出た。大学を1年間休学して、何の為にガンプラバトルを続けるのか、何の為にこの世界にいるのか、何の為に次の世界に行くのか」

 

枢「その答えは、見つかったの?」

 

レイラ「……。色んな所へ行った。沢山の人とバトルした。そこで出会った誰もに共通してる事があった。“楽しんでいた”んだ。そう、単純な事だった。楽しむ為にガンプラバトルを続ける、楽しいからこの世界にいる、また楽しむ為に次の世界に行く、それだけで良かったんだ」

 

祖父の言う「悪しきガンプラ」とは、単なる外見や性能ではなく、創り手の心が反映された“在り方”そのもの。戦う意味を失ってから、本当の意味で祖父の言葉を理解したレイジは、ガンプラバトルから距離を置き、人生の方向性を見つめ直す為の“巡礼”として各地を巡り、「楽しむことそのものが目的」であるという、真に自由で肯定的な価値観に到達することが出来た。

 

レイラ「分かったか?俺が強いのは、ただ戦い続けて来たからじゃない。沢山の出来事の上に成り立ってる。でも根本には、“楽しむ”っていう想いが常にある。皆も強くなりたいなら、この想いを忘れないでくれよ」

 

『は~い!』

 

ハヤト「はい先生、質問があります」

 

レイラ「どうぞ……ちょっと待て!何故いる!?」

 

よく見ると、最初の6人に加えて、ROF-MAOさらにホロライブやら、にじさんじやらの面々が集まっていた。

 

ゐぶき「い、いつの間に…」

 

千速「話に夢中で気付かなかった」

 

ぼたん「レイラが過去話してるって聞いて気になってさ」

 

レイラ「誰だよ、言った奴?」

 

ルーナ「ルーナなのら」

 

レイラ「アナタか」

 

ルーナ「でも、ルーナはソフィアちゃんから聞いたのら」

 

ソフィア「私はサロメ先輩からで」

 

サロメ「私は美兎様がドアの外で聞き耳を立てていたので」

 

美兎「いや~気になってつい」

 

レイラ「全く油断も隙もないな。まぁいい。で、なんですか社長?」

 

ハヤト「はい。レイラさんの強さの秘訣は分かりましたので、個人的に気になることを聞きたいんです」

 

レイラ「どうぞ」

 

ハヤト「例の九条総監とのことについて教えてくれませんか?」

 

レイラ「あぁ、キョウヤか。いいよ。ついでに世界大会でチャンピオンになった後、メチャクチャ大変だったから、それについても話そうか」




前世のレイラの心理状態とかを考えるのに時間かけすぎた。

NEXT CHAPTER
レイラの回想は続く

敬愛する祖父との別れ

子を残せない病、親友との決別

そして、戦いの舞台はは宇宙へ

次回『CHAPTER23 レイジの戦い』
「俺は今でも、彼女を愛してる」
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