【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ with リ・イマジネーションズ 作:波音四季
と言うわけで今回は幕章Ⅱの最終話。最後までゆっくり見ていってください。
アサギ『円卓隊が一人、
マクキ『マクキ・リス、ガンダム・アグニカバエル、召喚に応じ現界した』
大和『グランド・ガンダリウム響大和、シャルルフリーダムと共に、現界しました』
グランド・キャスター“マーリン”もとい神羅族のアオによって召喚されたのは、白銀の鎧を纏った
フブキ「や、大和くん!?」
大和『フブキさん?みしろさんに、玲二さんも?』
玲二「大和、お前神守になったのか?」
大和『はい。死んだ後ですけど…マスターこれは一体?』
アオ「触媒無しだから完全ランダムなわけだが、君が来るとはねぇ…」
神守が何人いるかは知らないが、その中から知り合いが選ばれるなんてどんな確率だよ。それにしても、円卓隊とか、グランド・ガンダリウムとか聞きなれない言葉があったな。という事は…。
玲二「アオ、この3人は未来の人格なのか?」
アオ「そうだよ。神守は基本的にその人物の全盛期の人格を以って現界する。例外もあるけどね。っと、時間がないんだった。フィールドは私が形成しよう。周りの事は考えず、存分にやってくれたまえ!」
アオが杖で地面をトンと突くと、アヴァロンが一面の荒野に変わる。俺達の周りもガンプラウォーズのコックピットに変わっていく。
玲二「よし!俺は大和を相手する」
みしろ「では、私は騎士ガンダムを」
フブキ「バエルは任せて!」
アオ「ぃよぉしッ!では僭越ながら、審判はボクが務めさせてもらおう!準備はいいかな?それでは、エヘン……ガンダムファイト!レディィィィィィィィ、ゴオオオオオオオッ!!これ1回やってみたかったんだよねぇ♪」
Battle:みしろvsアサギ
みしろのガンダム氷護と騎士ガウェインガンダムのバトル。先に動いたのは、氷護の方だ。開始の合図と同時に即座に気配を遮断し、騎士ガウェインの感知から消失する。
アサギ『消えたか…』
全く姿の見えない氷護に一切動じることなく聖剣を引き抜く。
―ヒュン!―
一瞬の一閃が騎士ガウェインのうなじを捉える。だが…
みしろ「っ!?」
傷どころかわずかな痕すら付かない。みしろは距離を取るとニードルガンを発射するが、白銀の鎧に弾かれる。
みしろ「なんて防御力!」
アサギ『ただ硬いだけじゃない。私は生前、太陽が出ている間は身体能力が常人の3倍になる特異体質だった。それは神守となっても変わらない』
みしろ「じゃあ貴女は、全ステータスが3倍になっているという事ですか!?」
アサギ『そう。そして、私のスキルは“不夜”!私がいる限り、太陽が沈むことは絶対にない!』
騎士ガウェインが指さした先、煌々と輝く太陽がフィールドを照らし出している。
○神守スキル「不夜」
如何なるフィールドであっても時間帯は常に正午となり、太陽が昇る。
アサギ『その程度の氷で、私の炎を凍てつかせることは出来ないと、思い知れ!』
手にしていた聖剣を天高く放り投げる。太陽の光を浴びた聖剣は灼熱の炎を纏いながら騎士ガウェインの手に収まる。
アサギ『この剣は太陽の
ガラティーンを横一文字に薙ぎ払うと炎の斬撃が生じ、津波の如く氷護に襲い掛かった。
Battle:フブキvsマクキ
サムライトニングアーマーとブーストアーマーを纏ったフォクシードガンダムと斬り結ぶのは、神守マクキ・リスが依り代としたガンダム・アグニカバエルだ。
マクキ『細身の刀で、アグニカバエルに接近戦を挑むか』
フブキ『バエルの相手なら、こっちの方が良んです!』
確かにサムライトニングの刀は細身だが、その分刀身が長くリーチに優れており、持ち前の斬撃強化能力と併せて接近戦においてはトップクラスの性能を誇る。対してアグニカバエルのバエルソードは、ガンダムフレームを切断するほどの切れ味を持つが、サムライトニングの刀と比べて刀身が短い。
マクキ『なるほど。確かにバエルソードでは不利だな。では、こうしよう』
そう言って距離を取ると、アグニカバエルはバエルソードを高々と掲げる。
マクキ『
マクキが宣言した直後、バエルソードが刀のような武器に変化し、腰部に大型バインダーが装着される。次の瞬間、バインダーから小型ナイフを持ったサブアームが展開される。
フブキ「これは、マルコシアスの!?」
アグニカバエルのカタナ・ブレードを受け止めるが、サブアームのナイフでアーマーが破損する。さらにカタナ・ブレードを捨てると巨大なアックスを装備しサムライトニングを殴り飛ばした。
フブキ「おわあああッ!?あ、あれは、もしかしてガミジンの…まさか!?」
マクキ『そう。神守となった私はセブンスターズのガンダムフレームの武器を召喚できる』
○神守スキル「
セブンスターズのガンダムフレームが所持する武装を召喚し、フィット補正最大で装備する。
マクキ『先程のカタナ・ブレードはガンダム・ハーゲンティ、このアックスはガンダム・ガミジンのリボルバーガンアックスだ。そして、こんな事もできる!』
背中のバインダーが消失し、代わりに後腰部に6つに連なる大型のユニットが装着される。
マクキ『往け!サージカルフェザー!』
ガンダム・ムルムルの主武装である有線式超大型攻撃ユニットサージカルフェザーがサムライトニングに襲い掛かり、サムライトニングアーマーを破壊してしまった。
フブキ「うわあああッ!」
みしろ「くあああッ!」
アーマーを失った白上ガンダムと炎の斬撃を受けた氷護が地に伏す。
フブキ「つ、強い!」
みしろ「これが、神守…!」
ガンダリウムランクであるフブキとみしろは決して弱くはない。だが、彼女らの力を以ってしても目の前の2機と互角に戦う事すら出来ていなかった。
マクキ『我等はマスターから神羅の力を供給されて現界している。謂わば、神羅の力を宿すガンプラ』
アサギ『私達程度に苦戦するようでは、この後の戦いに勝つなんて夢のまた夢!』
フブキ「くっ…」
スイセイ「奴らの言う通りだ」
フブキ「スイちゃん!?」
いつの間にかフブキのコックピット内にスイセイがいる。
スイセイ「アイツ等は神守の中でも中堅程度の実力しかない」
みしろ「あれで、中堅…」
スイセイ「立て。アレを倒せないなら、お前達にソラと戦う資格は無い」
フブキ「でも、どうやって倒せば…」
スイセイ「私が手助けしてやる」
みしろ「よろしいのですか?」
スイセイ「向こうに神守がいて、こっちにいないのは不公平だからな」
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に
神羅の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ
誓いを此処に
我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ!
スイセイの詠唱と共にフィールドに魔法陣が浮き上がり、眩い光と共に2機の神守が出現した。
実『
雪奈『同じく
現れたのは二振りの刀を装備したクアンタと真っ白な外套で全身を覆ったエクシアリペアだ。
フブキ「実さんに雪奈ちゃん!って、スイちゃん召喚できたの!?」
スイセイ「ルシアに教わった。お前達、今回はサポートだけでいい。アイツ等を倒すのは、あくまでこの2人だ」
実『御意』
雪奈『了解』
2機が短く返えした次の瞬間、エクシアリペアの外套が激しくはためき、猛烈な吹雪がフィールドに吹き荒れる。
マクキ『何?』
アサギ『これは…っ!』
いつの間にか騎士ガウェイン真正面にエクシアリペアが欠けたソードを携えて直立している。
雪奈『円卓の騎士よ。その頭上に
アサギはギョッとして見上げると、分厚い雲に覆われて太陽は見えなくなっている。
みしろ「貴女の特異体質は太陽が出ている時に身体能力が3倍となる。なら、太陽がなくなれば!」
吹雪の中から現れた氷護の一閃が騎士ガウェインの鎧を切り裂く。騎士ガウェインはガラティーンを振るうが僅かな炎しか纏えず、それも吹雪によってかき消されてしまう。
アサギ『舐めるな!私はあの人に、隊長に選ばれた円卓隊の騎士!この程度の吹雪で、私の炎は、消えない!!』
アサギは全身に宿る神羅の力を解放し、自身のボディが炎上する。
アサギ『闇が私から太陽を奪うなら!私は私の炎で、この闇を討ち払う!』
みしろ「させません!」
氷護の攻撃で損傷を負い、さらに傷付いた箇所から凍りついていく。
アサギ『この剣は我が気焔!あらゆる暗闇照らす炎色の泡沫!エクストリームカリバー・ガラティィィィィン!!』
騎士ガウェインが振るった斬撃は円状の炎となってフィールドを焼き尽くす……ことはなかった。
みしろ「……」
ガラティーンが振るわれる直前に与えた氷護の一撃が騎士ガウェインの核を破壊したのだ。神羅の力を出し尽くした騎士ガウェインからは炎が消え失せ、徐々に全身が氷に覆われていく。
アサギ『流石は
みしろ「いいえ、太陽がなくとも貴女は強かったです」
アサギ『……そっか。アナタ程の人が言うならそうなのかもね。隊長…新さん…また、勝てなかった……キュイイイン
―光灯アサギ/騎士ガウェインガンダム 退去―
実『サポートは俺の分野ではないが、それなりにやらせてもらう』
クアンタは二刀を引き抜いて自然体に構える。その姿はまるで宮本武蔵の様でもある。
実『それは彼方より来りて、業を断ち、
クアンタの二閃がアグニカバエルを斬る…否、斬っていない。アグニカバエルには損傷一つない。
マクキ『今のは……何!?』
いつの間にかアグニカバエルの武装はバエルソードに戻っている。
マクキ『スキル殺しか!』
フブキ「今なら!」
―SET IGNITION!―
フブキ「コアチェンジッ!!」
―REVOLVE ON―
―DYNAMITE BOOST!FUBUKI Ⅸ!―
―FUBUKIBUSTER SNR QB-9!―
白上ガンダムにアーマーが装着され、フブキⅨガンダムが顕現する。
フブキ「さぁ、此処からがハイライトだよッ!」
―Ready……Fight!!―
フブキバスターをブレードモードで装備し、連続で斬撃を叩き込む。アグニカバエルはバエルソードで受け止め続けるが、間髪入れずに叩き込まれる攻撃に耐え切れず刀身が砕け散る。
マクキ『まだだ!』
背中のバインダーに仕込んでいたガンドレイクを引っ張り出すと、フブキⅨのボディに叩きつける。だが、フブキはそれを意に介さずフブキバスターをレールガンモードにしてフレームに向けて連射する。
マクキ『俺が、負ける!?』
至近距離でのレールガンによる攻撃に耐えきることは出来ず、アグニカバエルは上半身と下半身が真っ二つになって倒れた。
フブキ「ハァ、ハァ、勝った…」
マクキ『見事だ。だが、我等に勝てたのは、彼等の助力があったからだ。その事を、努々、わすれる…な……キュイイイン
―マクキ・リス/ガンダム・アグニカバエル 退去―
フブキ「えぇ。忘れませんよ。もっと強くならないと…。レイくんは!?」
Battle:玲二vs大和
玲二「ハァ、ハァ…」
大和「ふぅ、ふぅ…」
玲二のシンラガンダムフォーエバーも大和のシャルルフリーダムも武装のほとんどを使い切り、お互いに剣1本を残すだけになっていた。
大和『ジュワユーズのスキル込みで、僕が追い込まれるなんて』
玲二「俺も正直予想してなかった。ここまで決着がつかないとはな」
○神守スキル「千変無限の剣」
聖剣「ジュワユーズ」に対戦相手の特効となる効果を付与する。
大和『でも、これで決めます!』
玲二「望むところだ!」
シンラガンダムの剣が光り輝く。
玲二「神羅の力よ!俺の剣に宿れ!」
大和『万夫不当の勇士達よ!王勇を示せ!』
秒ごとに色を変えていく聖剣ジュワユーズを構える。
玲二「オーバーレイ・ストラッシュ!」
大和『ジュワユーズ・オルドル!』
2つの剣がぶつかり、フィールドは光に包まれ…………
アオ「そこまでだ!」
ハッと気づくと玲二達は、アヴァロンに戻っていた。
フブキ「あ、あれ?」
みしろ「戻って、きたんですか?」
アオ「流石にあれ以上はちょっと、というか大分ヤバイからね。止めさせてもらったよ」
玲二「そ、そうか、そういえば聖剣を創る為の戦いだったな。思わず熱くなっちまった」
アオ「思い出してくれて良かった。しかし、スイセイ、君が座にアクセスできるとは聞いてなかったな」
スイセイ「話すような事でもあるまい」
アオ「違いない。さて、お陰で新たな聖剣を鋳造できたよ」
アオの手には白銀に輝く美しい剣が納まっている。
アオ「神羅の力を宿した聖剣『シンラカリバー』……は安直すぎるし、面白くないな。よし!玲二君の名を取って聖剣『レイジカリバー』とでもしようか!」
玲二「止めてくれ。アーサー王が目覚めた時になんて言われるか容易に想像できる」
アオ「そうかな?良いと思ったんだけど…。さて、約束のロンゴミニアドだ。受け取りたまえ」
黄金に輝く聖槍が浮遊しながら玲二の手に渡される。
アオ「それともう一つ、君に神守の座へのアクセス権を渡した。困った時には何時でも使うといい。無論、君の家族や仲間達にもアクセスさせても良いよ」
玲二「随分と太っ腹だな?」
アオ「そりゃあボクは君のファンだからね。推しに貢ぎたいと思うのは、当然じゃないか」
玲二「……じゃあ、そういう事にしておく」
アオ「さて、もっと話したかったが、あまり長居させ過ぎるとモルガンがうるさいし、君達をキャメロットに転移させよう」
フブキ「待ってください!星鍵は…」
スイセイ「……」
アオ「少し、待ってもらえないか?大丈夫、悪いようにはしないよ」
フブキ「分かりました…」
みしろ「神守の皆さん、ありがとうございました」
実『礼などいらん。必要となったらまた喚ぶがいい』キュイイイン
―流星実/ミヤモトクアンタ 退去―
大和『その時は、肩を並べて戦えるといいですね』キュイイイン
―響大和/シャルルフリーダムガンダム 退去―
雪奈『さらばだ。姉さんにもよろしく伝えてくれ』キュイイイン
―雪花雪奈/ブリザードエクシアリペア 退去―
神守達が退去すると同時に、玲二・フブキ・みしろ・ムアナもキャメロットへと転移させられた。
アオ「さて、スイセイ。まずは君に星鍵を返そう」
自身の胸から取り出した星鍵をスイセイに渡す。
スイセイ「それで?」
その問いかけに答えず、アオはスイセイの足元に跪く。
アオ「ペンタゴンを滅ぼす代わりに、ボクの命を君に捧げよう」
スイセイ「……それが対価になると本気で思っているのか?」
アオ「思ってないさ。でも、君が感じている怒りはシオンに対するモノだ。その怒りをペンタゴンに向けるのは違うと思わないかい?」
スイセイ「……」
アオ「師の不始末は弟子の不始末だ。さぁ、一思いにやるがいい。そして、星鍵を彼らに」
スイセイ「……」
スイセイは星鍵を剣の形に変えると大きく振り被って、真っ直ぐアオに向けて振り下ろした。
キャメロット
モルガン「漸く戻りましたか。約束の物は持って来ましたね?」
玲二「あぁ。丁度ここにある。ロンゴミニアドがな」
聖槍を見せると、モルガンの浮遊魔術でゆっくりとモルガンの手に納まった。
モルガン「まさか本当に持ってくるとは思いませんでした」
フブキ「モルガン陛下!陛下は知っててレイくんに難題を押し付けたんですね!」
モルガン「はて、何のことでしょうね?」
玲二「白々しい」
みしろ「陛下、私からもお聞きします。陛下はロンゴミニアドのレプリカ程度なら容易に作ることが出来ると聞きました。なのに何故、オリジナルのロンゴミニアドを欲したのですか?」
モルガン「……アナタ方は絵を描く時、想像で描くのと、モデルと見比べながら描くのとでは、どちらがより正確な絵が描けますか?」
みしろ「後者です」
モルガン「それと同じです。オリジナルがあった方が、私のロンゴミニアドもより精巧に出来上がるでしょう?」
玲二「なるほどな。一理ある」
そこへスイセイが転移してきた。
フブキ「スイちゃん」
スイセイ「ほら、受け取れ」
玲二「っと。星鍵か。良いのか?」
スイセイ「アオとは話が着いた。それは好きに使うがいい。だが、忘れるな。それは世界を幾度も破壊して余りある力を内包している。正しい事に使え。分かったな?」
玲二「あぁ、肝に銘じて」
こうして紆余曲折あったが、玲二達は当初の目的であった星鍵を手に入れることが出来た。いよいよソラ率いる穏健派神羅族との戦いが始まる。
To be continued in the “Hololive Bildlivers EP105”.
マーリン「やれやれ、甘いなぁ彼女も」
塔の物見台からアヴァロンを見渡しながら
スイセイ「止そう」
アオ「ボクの命だけじゃ不足かい?」
スイセイ「違う。シオンの世界を滅ぼすのは止めると言ったんだ」
アオ「何?」
スイセイ「シオンに会ったら言っておけ、もう少し誠実に生きろとな」
マーリン「誠実ねぇ…。彼女とは程遠い言葉だ。さて、観せてもらうよ。君達の物語の行く末をね」
小さな窓の傍の小さな椅子に腰掛け、マーリンはゆっくりと目を閉じるのであった。
この後は本家様「ホロライブ ビルドライバーズ」EP105に続きます。
最近ガンプラの供給が良くなってきてるみたいです。ザガンやGQ版シャアザクが当日じゃなくても買えて嬉しい限り。あとは、組む時間を確保できれば御の字なのだが…。
次回はいよいよ4章が本格始動。0話で登場したフェイカーの目的と正体は?そして、新たな敵は何者なのか?想像力を働かせながらお待ちください。
『Guardian's Circle File』が更新されました。