【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ with リ・イマジネーションズ   作:波音四季

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ホロライブに2年ぶりの新人ですよ。4人ともハイスペックで、何と言うかもうインフレが凄いなぁ。

さて今回は、第2ステージへと挑むガンダリウムランカー達。その裏側では、なにやら不穏な動きが活発になってきて…。


第6話 狂戦士(バーサーカー)×狂戦士(バーサーカー)

ホロライトシティ 住荘

蒼真「んぅ…」

 

朝の光で目を覚ました蒼真は、布団から這い出ると寝惚け眼でリビングへ向かう。

 

フェイカー「おはよう蒼真。朝食は出来てる。顔を洗ってきたまえ」

 

蒼真「ふぁ~い」

 

テーブルに朝食を並べながら言うフェイカーに、欠伸混じりの返事を返すと洗面所へ向かう。

 

蒼真とフェイカーが2025年のホロライトにタイムスリップしてきて1ヶ月以上が経過した。住荘の一室では二人の奇妙な共同生活が続いていた。日用品や必要な物の買い出しはフェイカーが担当し、掃除洗濯は蒼真が担当。料理は持ち回りだったが、フェイカーの料理スキルが異常に高く、今ではほぼフェイカーが担当し蒼真がアシスタントしながら教えてもらうという半ば料理教室状態になっている。今朝の朝食も、トーストにスクランブルエッグ、サラダの盛り合わせにオニオンスープとかなり凝っている。

 

蒼真「いつも思うけど、フェイカーって料理上手だよね」

 

フェイカー「昔取った杵柄、という奴だ」

 

蒼真「生前は料理人とか?」

 

フェイカー「そんなんじゃないさ。今までやらなかった事やろうと思い、続けていたら上手くなっただけだ」

 

蒼真「継続は力なり、だね」

 

二人の間には、緊張感も距離感もない。相変わらずフェイカーの真名は分からないし、過去も分からないが、共同生活を続けるうちに自然と二人の仲も深まっていったのだ。

 

フェイカー「さて、蒼真。食べ終えたら、そろそろ行動に映ろうと思う」

 

蒼真「フェイカーの言う“過去の清算”をするの?」

 

フェイカー「いや、それは後回しだ。先に君の局長の件を片付ける」

 

蒼真は食事を口に運ぶ手を止め、フェイカーに視線を合わせる。今更だが、蒼真がここにいるのは、未来で事故死してしまうホロスタ新選組局長の近藤勇気を救う為だ。

 

蒼真「出来るんだよね?」

 

フェイカー「まだ何とも言えん。先に食べてくれ。話はそれからだ」

 

朝食を取り終え、片づけを済ませると、フェイカーはノートPCを取り出し、何かの機械とコードで繋ぐ。

 

蒼真「これは?」

 

フェイカー「次元艇に取り付けられていた時間航行装置の一部だ。沈める前に拝借してきた。これと、私の神羅の力を組み合わせれば……よし、上手くいった」

 

ノートPCに映し出されたのはネットニュースのようだ。その見出しは

 

【ホロスタ新ユニットリーダー、デビュー前に事故死】

 

蒼真「これって、未来の?」

 

フェイカー「そうだ。これで未来の情報を得ることが出来るようになった。さて、近藤勇気の経歴を調べてみるとだな。面白い事が分かった」

 

蒼真「面白い事?」

 

フェイカー「今年の12月24日、彼はこの街にやってくる」

 

蒼真「今年のクリスマスイブに?」

 

フェイカー「あぁ。どうやらガナハ・エレクトロニクスの新商品のお披露目がある日らしい。そこで発生した爆発事故に、幼少期の彼も巻き込まれたようだ」

 

蒼真「爆発事故…」

 

フェイカー「その時に接触し、未来に何が起きるか伝える。それが現状の最善手だ」

 

蒼真「……ねぇフェイカー」

 

フェイカー「言っておくが、関係ない連中を助けようと言うのは止めておけ」

 

蒼真「な、なんで?」

 

フェイカー「それは君がやるべきことじゃないからだ。君のやる事は“近藤勇気を救う”ことだろ?」

 

蒼真「でも…。それなら玲二さんに知らせて…っ」

 

そこまで言いかけて蒼真は息を呑んだ。フェイカーが「いい加減にしろよ?」というような目で蒼真を睨んでいたからだ。

 

フェイカー「まぁ、イブまでは時間がある。蒼真、君のガンプラを出したまえ」

 

蒼真「え?」

 

フェイカー「いい機会だ。私が鍛えてやろう」

 

 

 

さて、冠位戴冠戦―グランド・アセンション・バトル―開幕から一週間が経過し、解放戦を超えたガンダリウムランカー達は、次のステージへと歩を進めていた。“研鑽戦”と呼ばれる2ndステージは、七つの関門が用意されており、それらすべてを超えた者のみが最後のステージへ進む権利を手に入れることが出来る。解放戦でアムロ(AI)とNT-1に苦戦を強いられたガンダリウムランカー達は、当然万全の態勢と覚悟で研鑽戦へと挑んだ。しかしそこは、彼等の準備も覚悟も無意味な場所であった。

 

ホロプラ

ドモン『石破!天驚拳!!』

 

築「ぐわああああああ!!」

 

社築の機体が岩壁に叩きつけられ大きくめり込む。

 

築「ぐ、やるじゃねぇか」

 

視線の先にいるのは、黒と白で塗装されボディ、左半身は青、右半身には赤のラインカラー、さらに黄金のチャンピオンベルトのような装飾を腰に持つゴッドガンダムの上位機体と思しき機体だ。

 

築「『ゴッドマスター』とか、こんな機体知ってる奴ほとんどいねぇだろ」

 

○『ガンダムゴッドマスター』

アーケードゲーム「ガンダムトライエイジ」に登場したオリジナルMS。DG細胞に汚染されたゴッドガンダムがさらなる進化を遂げた姿。必殺技は神の手と悪魔の手を合わせて放つ『双極!ゴッドデビルフィンガー!!』。

 

ドモン『どうした?その程度か?それではグランド・ガンダリウムの称号を掴むなど、夢のまた夢だぞ!』

 

このドモンもまた解放戦のアムロ同様、玲二が作り出した疑似人格AIだ。

 

築「AIとはいえ、ドモンに言われちゃあ黙ってやられてられないよな!」

 

機体を立て直すと、とあるシステムを解放する。

 

築「こんな事もあろうかと!磨きに磨いたこの機体!今こそ見せてやる!」

 

―Hyper Shuffle Mode―

 

○『シャッフルガンダム』

シャッフル同盟を構成する5体のガンダム『ゴッド』『マックスター』『ドラゴン』『ローズ』『ボルト』のミキシング機。各機の武装と必殺技を使用出来る他、『ハイパー・シャッフルモード』というハイパーモードを超えるハイパーモードになる事で、本来5機いないと使えないシャッフル同盟拳を単機で使用できる。

 

築「いくぞドモン!」

 

ドモン『望むところだ!』

 

築「俺のこの手が真っ赤に燃える!!勝利を掴めと轟き叫ぶ!!」

ドモン『オレの両手が揃って吼えるッ!限界超えろとォォ!!烈烈叫ぶッッ!』

 

築「ばぁぁぁく熱!」

ドモン『双ゥゥゥ極ッ!』

 

築「シャッフル!同盟けえぇぇぇえんっ!!!」

ドモン『ゴッドォ!デビル……フィンガァァァァッ!!!』

 

 

IS学園

真白「さて、このステージの相手は…む?」

 

IS学園の講師にしてパプテマス・シロッコのリ・イマジ『島田真白』は、愛機『オーヴェロン』で研鑽戦に挑んでいた。そんな彼の前に現れたのは、ディフェンサーユニットを装着したガンダムMk-Ⅱ―スーパーガンダムだ。

 

真白「こいつがボス?いや、違うな」

 

サーベルで斬り裂くとあっさり落とされたスーパーガンダムに、本命がいると確信した真白は周囲を警戒する。その時、レーダーに猛スピードで迫る機影が映る。

 

カミーユ『貴様!キサマ!キサマアアアアアアッ!!』

 

真白「カミーユ・ビダンか!」

 

Zガンダムだ。しかし、その全身は赤紫色に発光している。

 

真白「なるほど。スーパーガンダムの撃破が出現条件だったか。だが、たかがZガンダム如きに……む?」

 

カミーユ『お前は、戦いを生む源だ!お前は、人を不幸にする!』

 

Zが赤紫色のオーラは放ったかと思うと、一瞬でウェイブライダー形態に変形し、オーヴェロンに向かって突撃してくる。

 

ガチャガチャ

 

真白「う、動けオーヴェロン!何故動かん!?」

 

回避しようと必死になってレバーを動かすが、微動だにしない。

 

○『Zガンダム(バイオセンサー最大稼働)』

このステージ限定で登場する『Zガンダム』。スーパーガンダムが撃破されることで出現する。バイオセンサーによって機体表面には常時バイオフィールドが展開されており、ダメージは軽減される。さらにサイコミュやそれに類する機能をジャックすることが出来る。

 

カミーユ『女達の所へ帰るんだ!!』

 

画面いっぱいにウェイブライダーの機首が迫る。その時、真白の脳内に存在しないはずの記憶が溢れ出した。

 

真白「こ、これは!?ウオオオオオオオオオッ!!!」

 

―GAME OVER―

 

その後、中々出てこない真白を心配した一夏達が筐体を開けてみると、彼はまるで戦闘機に潰されたかのような形相で気を失っていた。なお、真白はこのステージだけクリア出来ず、冠位戴冠戦から脱落することとなるのであった。

 

 

ホロプラ

刹那『何を求めてここへ来た!』

 

透(トール)「テメェをぶっ潰しに来たんだよ!」

 

3rdガンダリウム『トール』こと『佐々木透』は、ダブルオークアンタ フルセイバーに挑んでいた。

 

○『ダブルオークアンタ フルセイバー』

『ダブルオークアンタ』の追加装備であり、新型GNドライヴの安定装置でもある『フルセイバー』を装備した形態。理論上は1週間で地球へ来襲したELSを殲滅できるとされているが、あくまで単純計算の上での話。「対話」よりも「殲滅」という作中のクアンタとは真逆のコンセプトの機体であり、武装もより攻撃に特化している。

 

透(トール)「だああ!クソ!鬱陶しい!」

 

トールの機体『デスクライシスエピオン』がクアンタに攻撃しようとしたとき、鋼色の円錐状のELSが群れとなって襲い掛かる。

 

そう。このステージでは、クアンタだけでなく、無数のELSも配置されており、襲い来るELSを掻い潜ってクアンタを撃破しなければならないのだ。

 

透(トール)「ウォラアアアアアアアッ!!!」

刹那『ハアアアアアアアアアッ!!!』

 

デスクライシスエピオンの最大出力ビームソードとクアンタのライザーソードが、周辺のELSを蒸発させながらぶつかり合う。

 

透(トール)「負・け・るかアアアアアアアッ!!!」

 

GWDWCからさらに強化し、シュトゥルム・ウント・ドラングを装備したデスクライシスエピオン。お前の力はこんなもんじゃねぇはずだ!それに、アイツが見てる前で負けるなんてのはぜってぇ許せねぇ!

 

トールはありったけのエネルギーをビームソードに送る。オーバーロードの警告を無視してレバーを押し込む。そして…。

 

刹那『……そうか。お前も、ガンダムだ』

 

―STAGE CLEAR!!―

 

透(トール)「あーやっと1ステージか~。ったく、あの野郎、バカみてーなステージ作りやがって…」

 

筐体から出たトールは、開発者(玲二)への悪態を吐きながら待機所のソファーに倒れ込む。

 

はじめ「おつかりぇ~」

 

透(トール)「…おう」

 

轟はじめから差し出された飲料水を受け取る。

 

GWDWCの後から何となく続いてる透(トール)とはじめの二人。なんで一緒にいるんだ?と聞かれると答えに窮するが、一緒にいて苦にならないというのが二人の共通の回答だ。

 

はじめ「おめーやるじゃん」

 

透(トール)「ったりめぇだろ。俺は『デッドブレイカー』の異名を持つガンダリウムランカートールだぞ?見とけよ。残りの6ステージもさっさとクリアして、グランド・ガンダリウムの称号を手にしてやるからな!」

 

はじめ「おう!おめーならきっちょ出来るじぇ!」

 

透(トール)「……へ。サンキュー」

 

ずっと玲二と比較され続けた透は、真っ直ぐに自分を見てくれる人に出会った。他者を見返す努力をしなかった彼は、その人の為に、そして自分の為に強くなろうと決意した。その決意が、彼を次のステージへと導いたのであった。

 

 

神羅城

ウッソ『アサルトバスターキャノンで!お前達なんかッ!!』

 

フブキ「キャノン勝負ならこっちだって負けてませんよ!」

 

V2アサルトバスターキャノンガンダムのキャノン砲とダッキンドネスガンダムのバスターライフルから放たれた攻撃がぶつかり合い爆発する。

 

○『V2アサルトバスターキャノンガンダム』

ソーシャルゲーム『機動戦士ガンダムU.C.ENGAGE』に登場するV2ガンダムの強化形態。

V2アサルトバスターガンダムに『ザンネック』のキャノンに酷似した機構のビームキャノンを装備している。

 

爆煙の中からマイクロミサイルが飛来し、ダッキンドネスに襲い掛かる。

 

フブキ「バディチェンジ!―ズドドドドドドド!!!―

 

ウッソ『やったの?…っ!』

 

フブキ「ダックtoウォーター!」

 

―CHANGE.Duck to Water―

 

ダッキンドネスアーマーをパージした白夜ガンダムⅡに水色のクリアパーツで構成されたアーマーが装着された。

 

フブキ「ウォータラストガンダム!」

 

○『ウォータラストガンダム』

白夜ガンダムⅡにウォータラストアーマーを装着した姿。水色のクリアパーツで作られたアーマーは、ビーム攻撃を反射することでダメージを軽減する。武装は両腕部アーマー内の電撃鞭『エレクトロウィップ』で、電撃によって相手をスタンさせたり、味方に電力供給することが出来る。また、『ウォーターグレネード』で相手を水浸しにして電撃の威力を上げたり、『ロッドボム』で周辺に避雷針をまき散らすことで電撃を広範囲へ伝播・拡散が出来る。

『ウォータラスト』とは『水(Water)』と『信頼(Trust)』の組み合わせであり、『水宮枢』をモチーフとしている。

 

フブキ「新アーマーの力を見せてあげましょう!」

 

エレクトロウィップをキャノンに巻きつけて電撃を流すと爆発する。だが、キャノンを失ってもアサルトバスターには豊富な武装がある。ヴェスバーで牽制しながら、光の翼を広げる。

 

ウッソ『V2の光の翼で!』

 

フブキ「なんの!受けて立ちます!」

 

 

 

アンノウンエリア

さて、ガンダリウムランカー達が研鑽戦に挑んでいる頃。アンノウンエリアの片隅に拘束されていたバーサーカーの許に黒いガンプラが降り立った。

 

バーサーカー『誰?……セイバー?』

 

黒いガンプラは返答を返さず、バーサーカーに掌をかざす。すると、ドス黒い波動がバーサーカーを覆い尽くす。

 

バーサーカー『ぐっ!ガアアアアアアアアアアッ!!!』

 

セイバー『英雄よ、黒く染まれ』

 

ランサー『何をしている!?』

 

異常事態に気付いたランサーとキャスターが闇の中から姿を表す。

 

キャスター『セイバー?』

 

ランサー『彼女に何をした!?』

 

セイバー『ふん。マスターは痺れを切らしていてな。少しばかり、手を貸してやったのさ』

 

ランサー『ふざけるな!なら何故マスターが自分でやらない!』

 

セイバー『マスターは忙しい。それより、俺に構ってていいのか?』

 

バーサーカー『グルゥアアアアアアアアアアッ!!!』

 

獣のような雄叫びを上げたバーサーカーは、自身を拘束していた鎖を力任せに引き千切り、アンノウンエリアから飛び出していった。

 

ランサー『バーサーカー!セイバー貴様…消えた?』

 

バーサーカーに気を取られた一瞬の内にセイバーは姿を消していた。

 

キャスター『ランサー、追いましょう』

 

ランサー『分かってる!アーチャーとアサシンも呼べ!』

 

 

その頃 トレーニング用地上ステージ

ここでは、みしろの操る『ガンダム氷護』がメル、シオン、都々と戦いを繰り広げていた。

 

みしろ「ふぅ。こんなところですね」

 

シオン「お疲れ~。でも、こんなんで良かったの?」

 

今回のトレーニングは、シオンの『Ξガンダム』メルの『ペーネロペー』がファンネルミサイルをバラ撒き、当たらない様に都々の『ガンダムバルバトスアダプト』と戦うという冠位戴冠戦のダブルオーステージを想定したものだ。

 

みしろ「はい。ある程度の動きの想定は出来ました。あとは試行回数ですね」

 

メル「やっぱりみしろちゃんは凄いね。ちょっと戦っただけですぐ理解しちゃうんだもん」

 

みしろ「私とて、最初からこうだったわけではありません。ご主人様や皆さんをお守りする為に一生懸命やってきただけですから」

 

シオン「そうだよね。シオン達も頑張らないとなぁ。特に最近は神守なんて出てきたし」

 

都々「神守といえば、未来の蒼真の事、何か分かった?」

 

みしろ「残念ながら…。すみません。手は尽くしているのですが」

 

都々「だよねぇ。まったく何処に行ったのやら」

 

メル「案外この時代にいたりして?」

 

シオン「アハハ。流石にそれは―ドゴオオオオオオオオオオン―な、なに!?」

 

轟音と共に何が墜落する。土煙を振り払って姿を現したのは、ドス黒いボディに紅いデュアルアイのジークアクス―バーサーカーだ。

 

バーサーカー『グルゥアアアアアアアアアアッ!!!』

 

シオン「こいつって」

 

みしろ「バーサーカー!でも様子が」

 

バーサーカー『グゥゥゥゥゥルゥアアアアアアアアアアッ!!!』

 

バーサーカーは手にした巨斧を振り上げて4人目掛けて振り下ろす。済んでのところで散開するが、巨斧は大地を砕き、衝撃波が4機を吹っ飛ばす。

 

「「「キャアアアアアアア!!」」」

 

みしろ「くっ!これで!」

 

吹っ飛ばされながらも氷護は、ニードルガンを発射する。弾丸はバーサーカーのボディに突き刺さるが、まるで泥沼に呑まれるかのようにバーサーカーの身体に取り込まれる。

 

みしろ「な!?」

 

シオン「なら!」メル「これで!」

 

Ξとペーネロペーのファンネルミサイルが襲い掛かるが、着弾と同時に吞み込まれていきダメージを与えられない。

 

メル「そんな…」

 

バーサーカー『ウウウウウウウウッ!!アアアアアアアアアアッ!!!』

 

バーサーカーが巨弓を召喚し、矢を番えて撃ち放つ。狙われた氷護は音速で迫る矢をギリギリで回避するが、遥か彼方に着弾した矢は巨大な火球を生み出した。

 

シオン「あんなのに当たったらひとたまりもないよ!」

 

再び矢を番えようとするが、周囲に出現した魔法陣から鎖が飛び出し、バーサーカーを拘束する。

 

バーサーカー『グガアアアアアアアアアアッ!!!』

 

ランサー『間に合ったか!アサシン!』

 

アサシン『あいよ』

 

拘束されたバーサーカーの真後ろに蒼いローブに身を包んだデスサイズが浮かび上がる。

 

アサシン『その頸出しな。バーサーカー!』

 

―ザシュ―

 

アサシンの振るった剣がバーサーカーの頭部を斬り飛ばす。ところが、斬り飛ばされた頭は消滅し、切断部から新たな頭が出現する。

 

アサシン『ならもう1度!―バキンーうっそだろ!?』

 

再度頸を断とうとするも、今度は剣の方が折れてしまった。

 

ランサー『ダメか!やはり十二の試練(Twelve Trials)を解除しないと』

 

キャスター『ランサー!これ以上は鎖が持ちません!』

 

ランサー『もっと鎖を増やせ!』

 

キャスター『これが限界です!そもそもこの鎖は対神守用ではありません!魔術で作った只の鎖です!』

 

ランサー『クソ!こんな時にアーチャーは何処に!』

 

メル「どうなってるの?仲間じゃないの?」

 

都々「なんだか知らないけど、今がチャンス!告げる(セット)!」

 

みしろ「都々さん!?何を」

 

都々「決まってんじゃん!バーサーカーにはバーサーカーぶつけんだよ!」

 

汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に

 

神羅の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ

 

誓いを此処に

 

我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者

 

抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ!

 

真紅の稲妻と緑色に輝く粒子を撒き散らしながら魔法陣から現れたのは

 

愛斗『あげゃげゃげゃげゃげゃ!!!俺を喚ぶなんていい度胸してんなァ!!』

 

○「ガンダムアヴァランチアストレア タイプFダッシュ」

火電愛斗が使用するガンプラであり、神守となった彼の依り代。ベースは「ガンダムアストレア タイプF」だが、アヴァランチユニットとダッシュユニット、GNドライヴはエクシアの物を流用。本来の武装に加えて「GNツインブロードブレイド」を装備している。

 

シオン「ちょ、なんでこんなの召喚しちゃうの!?」

 

都々「いや~、都々の知る中だと一番バーサーカーっぽいかなって」

 

―バキィィィィィン!!―

 

バーサーカー『グルゥアアアアアアアアアアッ!!!』

 

みしろ「鎖が」

 

キャスター『ランサー、ここはやはり』

 

ランサー『やむを得んか。お前達!バーサーカーを止める!力を貸せ!』

 

シオン「ハァ!?何言って「分かりました」みしろちゃん!?」

 

みしろ「アナタ方にも事情があるのでしょう。ここは一旦共闘させていただきます」

 

ランサー『感謝する。アサシン下がれ!』

 

バーサーカー『グウウウウルゥアアアアアアアアアアッ!!!』

 

都々「よっしゃああああ!やってやる!」

 

愛斗『ぶっ潰し甲斐がありそうだな!あげゃげゃげゃげゃげゃ!!!』

 

 

 

同ステージ 戦闘地点上空

フェイカー『妙な反応があると思って来てみたら、神守とはな』

 

ウェイブライダー形態で飛行しているフェイカーの依り代「Zガンダム3号機」とその背に乗っている蒼真の「ブルーディスティニー2号機 ブルーストライカー・オキタ」だ。

 

蒼真「あれは、都々母さん!フェイカー、助けてあげられない?」

 

フェイカー『……』

 

蒼真「フェイカー?まさか見捨てる気じゃ?」

 

フェイカー『いや、今回は介入する』

 

蒼真「え?えっと、自分から頼んでなんだけど、いいの?」

 

フェイカー『本来ならさっさと帰るが、あのジークアクスは放置するとマズイ』

 

蒼真「アレ、どうなってるの?まるで理性を感じられない」

 

フェイカー『当たりだ。アレは理性を完全に消し去った怪物……いや暴風というべきだな。その名も「ヘラクアクス・シエラ」』

 

蒼真「ヘラクアクス・シエラ。フェイカー、あの神守を知ってるの?」

 

フェイカー『あそこにいる連中は皆知ってる。何せ全員私(・)が(・)倒(・)し(・)た(・)こ(・)と(・)が(・)あ(・)る(・)奴(・)等(・)だ。しかし、どうやってシエラを召喚した?いや、もしかしてここが起(・)点(・)なのか?』

 

蒼真「ブツブツ言ってないで早く!」

 

フェイカー『分かっている。蒼真、降りろ』

 

蒼真「……へ?おわあああああ!?」

 

ブルーストライカーを振り落とすと、真っ直ぐバーサーカーへ自由落下していく。

 

フェイカー『投影開始(トレース・オン)』

 

―ドゴオオオオオオオオオオン―

 

シオン「こ、今度は何!?」

 

バーサーカー目掛けて落ちてきたのは、ガンダム・ザガンだ。ザガンは地面にめり込んだバーサーカーを引き摺りだすと、スクリューフィストで殴り飛ばした。

 

フェイカー『来るがいい柚子葉。俺が解放してやろう』

 

【真名判明】神守バーサーカー「天照柚子葉」




なんとか今月中に間に合った。

新人ちゃん達も出したいが、時期的に難しいのがなぁ。ホロ加入前ってことでチラ見せとかやりたいな。

次回「第7話 獅子心王吠える」
バーサーカーとの戦いにフェイカーが乱入したことによって、蒼真が現代にいる事が明らかとなった。

捜索が続けられる中、神守アーチャーが玲二に接触する。

アーチャー『神守、売るよ!』

その頃、大和はレグの母国ライオンハート王国にて国王に謁見する。

国王「貴様が我が娘に相応しいか否か、試してやろう!」

自らの力を示す為に国王とガンプラバトルを行う一方、レグの身に危険が迫る。

大和「レグは返してもらう!」

果たして二人の運命は?

レグ「大和、黙っててごめんね。僕……」
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