【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ with リ・イマジネーションズ   作:波音四季

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Gジェネエターナルが始まりました。久々のGジェネなんですが、めちゃくちゃ楽しいです。開発経路図が埋まっていく時なんかは、特にテンションが上がります。2日目にして、開発経路図コンプ報酬の「キャスバルガンダム」と「レッドZ」を手に入れてしまいました。ただ、ソシャゲ故に家庭用ゲーム機だった頃と違う部分もたくさんあるので、考える事も多いですが。

●…リ・イマジメイン
▷…ビルドライバーズメイン
▶…ビルドライバーズ、リ・イマジ混合


オムニバス27 風音高校新学期

●夏休み明けの風音高校にて

2024年9月

全国大会、GWDWCを終え、風音高校ガンプラ部員達も勉学に励む日々が始まる……

 

新「なんじゃこりゃあああああああっ!?!?!?」

 

はずだったのだが、ここに1人それどころではない人物がいた。

 

 

 

始業式の日、登校した新達が目にしたのは、風音高校の屋上から垂れ下がった2つの垂れ幕。

 

『風音高校ガンプラ部 2年連続全国大会優勝!!』

 

1つは全国大会二連覇を祝う物。これはよくある物だからいいとして、問題はその隣

 

『飛鳥 新 GWDWC優勝おめでとう!!』

 

ガンプラ部の垂れ幕の倍の幅でこんなこと書かれていれば、誰だって叫びたくなる。

 

新「おい!どういう事だよ!?」

 

怜「俺は知らん。ガンプラ部の分しか申請してない」

 

「あ!新君よ!」

 

「ホントだわ!」

 

「ステキ!」

 

「結婚してー!」

 

何処からともなく現れた女子の集団が束になって新に向かってくる。

 

怜「新、悪いことは言わんから逃げろ」

 

新は怜に促されて校舎へ向かって駆け出し、その後を女子集団が追っていく。

 

美明「ちょっと、何アレ?休み前までは、新に見向きもしてなかったじゃない!」

 

仁斗「大半が新じゃなくて、その向こうにある物が目当てでしょうね」

 

真矢「どういうことですか、先輩?」

 

仁斗「彼がGWDWCで手に入れたのは、チャンピオンという称号だけじゃないでしょう?」

 

甲洋「そうか!賞金1億円!」

 

美明「じゃあ何?アイツ等全員お金目当てって事!?」

 

仁斗「全員が全員そうじゃないでしょう。有名人の彼女というステータスが欲しいだけかもしれないし、純粋に新が好きという子もいるかもしれません」

 

真理愛「そんな子、このタイミングで告白なんてしないわよ…」

 

 

●新の憂鬱

校舎の最上階、屋上に続く塔屋の中で新は蹲って身を潜めていた。

 

始業式が始まるまで追い回され、その後のホームルームが終わるや否や、再び追い掛け回される始末。何とか撒いてここに逃げ込んだが、この先は屋上完全な袋小路だ。

 

新「ハァ~~~」

 

今日一長い溜息を吐いた。

 

芸能人がファンに追いかけられるというのはテレビで見るが、まさか自分がその立場になるとは思ってもみなかった。クラスメイトは揶揄ってきたが、当事者でない連中は気楽でいい。こっちは彼女がもう7人もいるし、追いかけて来た子達全員が飛鳥新個人を見ている様には見えなかった。

 

新「どうするかな…」

 

いっそ玲二さんみたいに「これ以上彼女を作る気はない」とでも言ってやろうか?でも、もしその後俺が一緒にいてほしいって人がいたら?

 

新「ハァ…」

 

何度目か分からないため息を吐いた時

 

―コツコツー

 

階下から誰かが上がってくる。足音からして1人のようだ。

 

 

●屋上の逢瀬

美明「あ、いた」

 

新「美明…?」

 

追っかけの誰かかと思って警戒していたが、美明と分かって張っていた気を抜く。

 

美明「大丈夫?ここ暑いでしょ?」

 

9月になってもまだまだ暑い。塔屋に冷房などあるわけないので、かなり蒸し暑い。

 

新「大丈夫。床は冷たいから」

 

美明「そう…」

 

新の隣に腰を下ろし、しばらく無言の時間が流れる。

 

美明「ねぇ」

 

新「?」

 

美明「あの子達の中から、誰か彼女にするの?」

 

新「そんなつもりない。俺にはもう皆がいるし、それにあぁいうのは、なんか違うと思うし」

 

美明「そっか」

 

少し距離を詰めて新を密着する。

 

新「美明?」

 

美明「辛かったら、頼っていいから」

 

新「え、でも…」

 

美明「そりゃあたしは、テラみたいに愛嬌ないし、ぽぷらみたいに優しくないし、ゆうひみたいにゲーム上手くないし、リオナさんみたいにカッコよくないし、ソフィアさんみたいに頭良くないし、メリュみたいに強くもないけど、こうして新の傍にいることは出来るから」

 

新「そんな風に言うなよ。美明には美明の良い所がある。うん、そうだな。ありがとう」

 

美明「…にしても、ここ暑いわね」

 

制服のボタンを外す。チラっと肌色の谷間が見え、新は慌てて目を逸らす。

 

美明「新」

 

再び顔を向けると、美明がこちらを見ている。制服を軽く引っ張っているせいで、先ほどよりも谷間がよく見える。

 

美明「……えっち///」

 

胸の底から不思議な感情が込み上げてくるが、不思議と不快感はない。手を伸ばして美明の頬を伝う汗を拭うとそのまま掌で頬を包む。

 

暑さで頭がぼーっとして自分達が何をやっているかもよく分かってない。無意識にお互いの顔が吐息を感じるくらいの距離まで近づく。

 

「ん…」

 

唇が触れ合うと、どちらからともなく声が漏れる。

 

―キーンコーンカーンコーン―

 

新・美明「「っ!!」」

 

突然のチャイムに慌てて距離を取る。

 

美明「い、行かないとじゃない?」

 

新「そ、そうだな!行こう!」

 

もしチャイムが鳴らなかったらどうなっていたのだろうか?などと考えつつ、手を握って階段を駆け下りていった。

 

 

●逢瀬の裏で

朝戸「皆、あの垂れ幕の出処が分かったぞ!」

 

一騎「どこですか?」

 

朝戸「校長が独断でやったんだよ。学校の宣伝になるってね」

 

怜「独断という事は、新の許可は」

 

朝戸「当然ない」

 

真理愛「碌でもないことして。新が一番迷惑してるって言うのに」

 

朝戸「他の先生達と一緒に抗議して回収することになったよ。数学の近衛(このえ)先生とか、学年主任の結城先生も今朝のアレを見てたからね」

 

翔子「良かったです。これで先輩は大丈夫ですよね?」

 

怜「どうだろうな。垂れ幕の件が無くても、もう新は有名人だからな。遅かれ早かれあぁなっていただろう」

 

甲洋「世界チャンピオンになるのも考え物だな」

 

一騎「そうだな」




世界一になったからと言って、良い事ばかりとは限らない。何だかんだ美明が一番積極的だっったりする。

積んでいたブーストレイダーを漸く完成させたので、近いうちに本編で登場させようかな~と考えてます。
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