【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ with リ・イマジネーションズ 作:波音四季
SIDE佐々木ミオ
ミオ「いい?奏ちゃん、順番に説明するからね?」
奏「はい!よろしくお願いします!」
奏ちゃんが元気よく返事をする。「よし」と返すと、ウチは机の上にガンプラを置いていく。
ミオ「これが『HGUCジェガン』、映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場したロンド・ベルって部隊が運用する量産機だよ」
奏「ふむふむ!」
ミオ「『HGUCジェガン ノーマルタイプ』、こっちは映画『機動戦士ガンダムF91』に登場する量産機だよ。シールドの形がちょっと違うね」
奏「ふむふむ!」
ミオ「『HGUCジェガンBタイプ』、このジェガンはM型とも呼ばれていて、腰のグレネードがミサイポッドに変更されてるね」
奏「ふむふ…む?」
ミオ「『HGUCジェガンAタイプ』、高機動型にチューンされてるからスラスター周りが強化されてるよ」
奏「ふむ…」
ミオ「『HGUCジェガンD型』、これは『機動戦士ガンダムUC』に登場するジェガンだよ。『逆シャア』と比べると色々アップデートされてるね」
奏「……」
ミオ「『HGジェガン(アクシズ・ショックイメージカラー)』は、SIDE-F限定のガンプラで『逆シャア』のラストシーンを再現しているよ」
奏「全部同じじゃないですかぁ!」
ミオ「全然違うよぉ!もっとよく見てよぉ!」
拓哉「ミオさん落ち着いて!奏さんは初心者なんですから、ね?」
ハッ!いけないいけない。少し熱くなってしまった。
ミオ「ま、まぁ、奏ちゃんからしたら同じに見えるかもだけど、よく見ると違うからね?」
奏「は、はい」
ミオ「え~っと、次はこれ、『HGUCスタークジェンガン』、D型に追加装甲を増設した特務隊仕様だよ。こっちはスタークの試作機『HGUCプロト・スタークジェガン』、デッカいミサイルが特徴だね。ちなみに『CCA-MSV』のスタークもカッコいいよ」
奏「(;・ω・)」
ミオ「『バーナム所属機』はスカウターみたいなセンサーアイが特殊部隊らしさを出してるし、『迷彩仕様』『ゼネラル・レビル配備機』『ユウ・カジマ機』『ピコ・アルティドール機』とカラーバリエーションも豊富」
奏「(;・△・)」
ミオ「UCで登場した『エコーズ仕様』はバイザーが差し替えられるし、『コンロイ機』はハンドガンとナイフ付き、頭でっかちな『EWAC』や丸い頭の『護衛隊仕様』も良いよねぇ」
奏「(@△@)」
ミオ「か、奏ちゃん?大丈夫?」
奏「う、う~ん???」
しまった、詰め込みすぎたみたい。少し休憩しよう。
さてどうしてウチが奏ちゃんにジェガンのことを教えているかというと、事の発端はサークルメンバーが風音市に帰ってから数日後のこと。
数日前 NO SIDE
「いやぁ~お忙しいところありがとうございます、佐々木さん」
玲二「こちらこそ、お会いできて光栄です。我那覇社長」
我那覇イブ、この国にいくつかある大企業のうちの1つ「ガナハ・エレクトロニクス」の女社長。「ガナハ・エレクトロニクス」は「出産から棺桶まで」をコンセプトに人々の生活必需品の大多数を担っている企業だ。このホロライトシティでも、ガナハ・エレクトロニクス製の製品が出回っているし、なんなら佐々木一家もお世話になっている。この我那覇イブ社長は5代目なのだが、詳細な年齢は不明なうえ、どことなく胡散臭さが漂っている。玲二はこれまで様々な修羅場をくぐってきた影響か、一目見た瞬間からこの社長は只者ではないと感じていた。
玲二「それで、今日はどのようなご用件で?」
イブ「もちろん先日ご連絡させていただいた件についてですよ」
玲二「『ジェガン・フェスティバル』の件ですか…」
「ジェガン・フェスティバル」、ガナハ・エレクトロニクスがガンプラの販売元と提携して11月に開催するイベントだ。その名の通り、「ジェガン」オンリーのイベントとなっており、ガンプラの展示やガナハ・エレクトロニクス製のオリジナルキットの販売を行うのだが、その一環でガンプラウォーズも出展することとなった。それは良いのだが、特別ゲストとして「大神ミオ」「音乃瀬奏」を招待したいと言ってきたので。
玲二「改めてお聞きしたいのですが、なぜこの2人なのでしょう?」
イブ「まず大神ミオさんのですが、ホロライブでも特に量産機に明るい方といえば、彼女以外考えられなかったからです。そして、音乃瀬奏さんですが…ふふっ」
玲二「ど、どうしました?」
イブ「いやぁ~実は私、個人的に彼女の大ファンでしてねぇ」
玲二「そ、そうだったんですか」
イブ「はい。初配信からすべての配信を見ておりまして、奏ちゃんに『お前ら』って言われるともう嬉しくて…おっと失礼」
玲二「い、いえ。しかし、奏はデビューして1ヶ月です。ご期待にそえるかどうか」
イブ「もちろん、難しいようでしたら無理にとは言いません。代わりの子を建てていただければ。ぶっちゃけ私ホロライブ大好きなので、誰に来てもらってもメチャクチャ嬉しいですし」
そんなわけで社内では玲二、DEV_IS責任者の拓哉、ReGLOSSのプロデューサー、奏のマネージャー、そして社長で協議することとなった。「時期尚早」「早いに越したことはない」と様々な意見が飛び交った結果、最終的に本人の意思も考慮すべきという結論に至った。
現在 SIDE 佐々木ミオ
で、奏ちゃんが「やりたいです!」って言ったから、こうしてウチが特訓してるってわけ。ジェガンどころかガンダムに関しては奏ちゃんの知識はそんなに多くはないから、ジェガンフェスにでるならジェガンの知識くらいはつけておかないとね。
ミオ「ま、ガンプラ見るだけじゃわからないだろうし、まずは『逆シャア』見ようか。そのあと『F91』、『UC』と見ていこう」
奏「歌やダンスのレッスンより大変そうです~」
ミオ「映像作品見たら、今度はガンプラを組んでみよう。それが終わったらキット化されてないバリエーション機教えて、そうだ!ジェダとかも教えといた方がいいよね。それが終わったらガンプラウォーズでトレーニングも」
拓哉「あの、ミオさん?『逆シャア』のジェガンだけでいいんじゃないですか?」
ミオ「何言ってんの!我那覇社長はジェガン好きで有名な人なんだよ?中途半端な知識で行く方が失礼だよ!フェスまでにウチがみっちり仕込んであげるからね!」
奏「な、なんてこった~」
果たして奏はミオの特訓に耐えられるのか?
我那覇イブ社長のモデルとなった人物はないのですが、しいて言えば、宇宙世紀のあの企業が人の形を成した姿といったところです。