【三次創作】ホロライブ ビルドライバーズ with リ・イマジネーションズ 作:波音四季
SIDE音乃瀬奏
ミオ先輩からジェガンのレッスンを受け始めて1週間、あたしは…
奏「」チーン
床にぶっ倒れていた。
はじめ「何してんだこりゃ?」
青「ミオ先輩のジェガン講座が想像以上にハードだったらしいよ」
奏「う~ん…A型…D型…スターク…ジェダ…ロズウェル…ブラストマスター…」
らでん「おおぅ、ぶっ倒れながらうわ言を言っとる」
拓哉「大丈夫か奏?もう、ミオさんはやりすぎだ。いくら我那覇社長がジェガンマニアって言ったって、初心者にジェダとかロズウェル・ジェガンまで教える必要はないだろうに」
青「拓にぃ、我那覇社長ってそんなにジェガン好きで有名なの?SNS見ても色んな人がジェガンマニアと言えば我那覇社長って言ってるけど?」
拓哉「あぁ、我那覇社長はすごいぞ」
ぶっ倒れながら聞いた神代リーダーの話によると、我那覇社長は社長就任前からジェガンの投稿をSNSにしていて、その数は500体を超えるそうだ。しかも、それらすべてに全く違うカスタムや塗装が施されていて、ジェガン愛好家の中ではかなり有名な人らしい。ガンプラウォーズが展開されたときも、大はしゃぎしていて一時はトレンド入りもしたそうな。故に今回のジェガンフェスを開催することができたのも、我那覇社長のこれまでの頑張りがあったからだろう。
拓哉「莉々華は会ったことあるって言ってなかったけ?」
莉々華「うん、でもお仕事の話しただけで、プライベートな話はあまりしなかったなぁ。莉々華もあの時はそこまでジェガンに興味なかったし」
青「で、奏ちゃん、進捗はどうなの?」
奏「よいしょ」
はじめ「あ、起きた」
奏「ふっふっふっ、舐めてもらっちゃあ困りますよ、青さん!」
青「別に舐めてはないけど」
奏「ミオ先輩のスパルタ指導のおかげで、ジェガンとその派生機についてはかなり詳しくなりましたよ!」
青「へぇ、じゃあテストしてみようか…これ分かる?」
そう言うと青さんはスマホを操作して画面をこちらに向ける。そこには上半身と太ももが緑でそこから下は黒のジェガンが映っている。
奏「簡単簡単!『ジェガン マンハンター仕様』です!『閃光のハサウェイ』に出てきたやつです」
『ジェガン マンハンター仕様』
映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』に登場したジェガン。市民への威圧目的でカスタマイズされた機体で、腹部に対人用の銃座を設置している。脚部が黒くなっているのは地上にいる人の目に留まりやすくするため。
青「やるねぇ…じゃあこれ」
次は紫と白のツートンカラーのジェガンだ。
奏「『フレスベルク隊所属機』ですね!このくらいなら簡単!」
『ジェガン(フレスベルク隊所属機)』
漫画『機動戦士ガンダム U.C,0096 ラスト・サン』に登場するジェガン。その名の通り作中の「フレスベルク隊」に所属するジェガン。カラーリングはホワイトディンゴ仕様のジムスナを彷彿とさせる。
らでん「キャナデ*1すげー!らでんには全然分からん」
奏「言ったでしょ、ジェガンにはかなり詳しくなったって。さぁドンドンかかってきなさい!」
青「じゃあこれ」
画面に出たのは両腕にガトリング、両足にミサイルポッド、背中にバズーカと白い筒状のスラスターをつけたジェガン。
奏「……え?」
なんだこれ?こんなのミオ先輩に教えてもらってないぞ?ファンネルじゃないから「ロズウェル」じゃない、「キャノンガン」はこんな色じゃないし、「重装型」もここまで武装盛ってないし、あ!
奏「ちょっと青さん!これ改造ガンプラでしょ!いくら奏でもそんなの分かるわけ「これ公式が出した画像だよ」……えぇ」
拓哉「なんだろう?このジェガンは俺も見たことないな?武装は『フルアーマーユニコーン』っぽいから、『フルアーマージェガン』といったところか?」
青「拓にぃ正解。これは2013年4月1日にアニメ『UC』の公式が上げてたエイプリルフールのネタ画像だよ」
『フルアーマージェガン』
2013年4月1日、アニメ『機動戦士ガンダムUC』の公式がTwitterに投稿したネタ画像で、実際にアニメで登場したことはない。筆者は作ろうとしたが、フルアーマーユニコーンを組んだ時点でモチベがなくなって断念した。
拓哉「あぁ、10年前の画像か。それならミオさんも把握してなくて当然だな。」
奏「ぐぬぬ、青さんに負けた、悔しい!」
はじめ「いや、勝負してたわけじゃないだろ」
莉々華「ところで、バトルの方はどうなの?ちょっとは上達した?」
奏「あ~まぁ、ちょっとは上達、した、かな~?あははは」
はじめ「してねーぞこりゃ」
奏「だってぇ!動いてる的に当てるの難しいんだもん!」
1日前 NO SIDE
奏のガンプラウォーズの腕前はまぁ酷いものだった。最初はトレーニングモードで棒立ちの旧ザクにビームを当てるのも一苦労だった。なんとか当たるようにはなったが、旧ザクが動き出すとまた当たらなくなり、攻撃はほぼすべてに被弾、左腕と右腕の操作を間違えてシールドのない右腕でヒートホークを受けたりと、ミオ曰く「教え甲斐がある」とのことだ。
「敵を倒したら次の敵をロックする!」「操縦は頭じゃなくて身体で覚える!」「後ろにも目を付ける!」といったミオのスパルタ指導には拓哉も「厳しすぎる」と抗議の声を上げたが、
ミオ「フェスではガンプラウォーズが置かれるから当然ゲストによるエキシビジョンもある。それなのに下手だから戦えませんとか、すぐ落とされましたなんて情けない姿を晒すのか?」
と一蹴されてしまった。
実際、我那覇社長からも「ガンプラウォーズを使ったイベントも予定している」と言われている。開発側でもあり、ゲストに呼ばれた2人がイベントに参加しないという選択肢はなかった。
それでも、ミオの特訓の甲斐あって終盤にはだいぶ形になってきた。
ミオ「よし、最後に旧ザク10体撃破いくよ!」
奏「はい!」
奏が駆るのはD型のジェガン。本当はスタークが使いたかったが、まずは慣らしてからということでD型を使っている。ライフル、グレネード、サーベルを使い分けて敵を倒していくが、残り1体を空中で索敵している時に後方からバズーカを撃たれてスラスターが破損してしまった。
奏「なんちゅうこった~!」
と情けない断末魔を上げながら落っこちていくジェガンを見て、ミオも拓哉も乾いた笑いを上げるしかなかった。
現在 SIDE音乃瀬奏
奏「もっとうまくなる方法ないかな~?」
莉々華「プレイ動画見ればいいじゃん」
奏「え?」
莉々華「ほら、ガンプラウォーズってプレイ動画のアップロードができるようになってるでしょ?だからこういう上手い人のプレイ見て勉強すればいいんだよ。これとかどう?」
莉々華がスマホに出した動画には、『ジェガンフェスに参戦するので、練習してみた』というタイトルでサムネには白いスタークジェガンが映っている。
奏「風音高校ガンプラ部?高校生の動画が参考になるかなぁ?」
莉々華「でも評価高いよ?説明欄には全国大会高校生の部優勝って書いてるし」
奏「ふ~ん、ほな見てみるか」
戦闘パート含めるとちょっと長くなりそうだったので、次回へ持ち越します。次回はいよいよ、奏が自分の機体を決めます。そして、フェスに参戦する猛者たちも登場する…かも?